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July 5, 2025
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カテゴリ: カテゴリ未分類
朝起きるとクルーズ船はサントリーニ島に着いていた。
と言うか僕は寝坊助なので、普通の人は朝食時に島に着くところをみたかもしれない。
サントリーニ島は「アトランティスの伝説」のある島である。

アトランティス(古代ギリシア語: Ατλαντίς)は、
古代ギリシアの哲学者プラトンの著書「ティマイオス」及び「クリティアス」の中で記述された
伝説上の広大な大陸、及びそこに繁栄したとされる帝国である。
プラトンの時代の9000年前に海中に没したと記述されている。
著書の中では、ジブラルタル海峡のすぐ外側、大西洋に巨大なアトランティス島があった。
資源の宝庫で、そこにある帝国は豊かであり、強い軍事力を持ち、


16-17世紀の西洋世界では、
南北アメリカ大陸というキリスト教の世界観に収まらない新天地の発見により、
その先住民の起源と大陸が生まれた経緯を説明するためにさまざまな理論が考案され、
アトランティスもその説明に用いられた。
つまり当時発見されたアメリカこそ、伝説のアトランティスのことだとされていたのである。

その候補と言えるインカやマヤ等の祖先のアンデス文明は紀元前7500年頃に始まったとされるが、
彼等は現在「プーナ」と呼ばれているペルーの高原地方を根拠に遊牧民族として暮らしていたと
思われており、
プラトンの著書に描かれた世界とはかけ離れている。
なので、プラトンの著書に描かれたように、
ギリシャの勢力(伝説ではあるがゼウス達)が戦ったとすれば、

大陸ではなく島ではあるが、
火山島で歴史の中で火山の噴火により津波が発生したり、島ができたりした記録の有る、
ここサントリーニ島が候補に挙がっているのである。
プラトンの著書に描かれた伝説の元はエジプトの神官によりもたらされたようであるが、
そのことを考えてもエジプトやギリシャに近いこの島が怪しいのである。

 この辺は津波と思われる伝説が非常に多い。)

サントリーニ島が火山島で、過去に噴火により島ができたりした様子は下の地図を見ると分かる。


サントリーニ島は九州の阿蘇山や箱根山のようにカルデラなのである。
火山湖とカルデラ湖はよく混同されるが、箱根山の芦ノ湖はカルデラ湖であって火山湖ではない。
芦ノ湖は時々火口湖と紹介されることがある。
火口湖はマグマの噴出した穴、つまり火口に水がたまって生じた湖をさす。
カルデラは火山に生じた穴であるが、
火山体が陥没、大爆発、侵食などで消失して生じた大型鍋状の凹地を指す。
芦ノ湖は環状断層によって陥没したカルデラ内に、
神山の蒸気爆発の山崩れ堆積物で生じた堰止め湖である。
したがってカルデラ湖であって火口湖ではない。
このサントリーニ島は同様に陥没したカルデラ内に海水が侵入して上のような形状になったもので、
島全体がカルデラなのである。
つまり逆に言えば、陥没したカルデラに海水が侵入する際の様子は、
まさに伝説のアトランティスやノアの洪水のような様子だったと思われるのである。

面白いのでWindowsのCopilotに絵を描かせてみた。


最近のAI技術は本当にすごいと思う。また面白い。

まぁ妄想(真実かも?)はそのくらいにして、
クルーズ船は大きくて港には入れないので、
テンダーボート(小型船)に乗り換えてサントリーニ島に上陸する。
まずは港からバスでイアに行く。

イアはサントリーニ島の北の方にある古い町。
駐車場で降りてトイレに寄って「広場のある教会」まで歩く。
そうそう、ギリシャで気を付けなければいけないのはトイレのこと。
ヨーロッパのトイレはたいてい有料なのだが、
トルコの場合はTL(トルコリラ)が安いので心配ないのだけれども、
ギリシャはユーロである。と言うことは最低の1ユーロでも173円。
トイレに行くだけで173円とられるのである。
ユーロにも補助貨幣(ユーロの下の値段のお金)はあるのだが、
観光客はまず持っていないので、地元の人もそれをいいことに何でも最低1ユーロなんである。
仕方ない。

で、広場のある教会の前で軽く説明を聞く。


正式な名前は「パナギア教会」と言うらしいのだけれども、通称は広場のある教会。
付近には大きな広場が他に無いので、だいたいここが集合場所になる。
ここからイア一番の名所 に行く。


イアと言う地名を知らなくても、この青いドームの教会は絵葉書等で知っていると思う。
この付近は地中海でも最も美しい所である。
青い海に白い建物が立ち並び、その中に青いドームが有って目立つ。確かに綺麗だと思う。
青いドームの教会にも入って見たかったが、時間も無かったし観光客が多くて無理だった。
また、もう少し先に行くと「イア要塞」があってその付近に風車が3つあるらしいのだが、
そこまで行くと集合時間に遅れそうだったので諦めた。

バスに戻って、次はフィラの街に行く。
フィラは島の中心地ティアのそばで、一番古い町。
ここもイア同様に綺麗な所。女性の方なら喜ぶだろうと思う。
駐車場から最初に向かったのは、フィラの大聖堂。


ギリシャ正教の寺院で真っ白。
フィラの街も海の青を意識してか、あるいは暑い日差しを避ける為か建物はみんな真っ白。
フィラの大聖堂の前からサントリーニ島全体を見渡せる。


確かに島はカルデラだなぁと思った。丸く海を囲っている。
そして中心にパレア・カメニ島が見える。九州の阿蘇山で言えば阿蘇中岳。

フィラの街を歩いてみる。狭い街なのですぐにまわれるのだが道が狭く迷いやすい。
歩いていると偶然島の中で一番高いセントジョン・バプテスト教会についた。


日本人にとってはみんなキリスト教だけれども、キリスト教には沢山の宗派が有る。
フィラで最初に見たギリシャ正教会の大聖堂と、バプテスト教会は考え方が全く違う。

キリスト教はローマが東西に分かれた時に、同時に東方教会と西方教会に分かれたが、
ギリシャ正教会は東方教会の一派。
西方教会はカトリックとプロテスタントに分かれたが、バプテストはプロテスタントの一派。
一番急進的なプロテスタントである。(もっと激しいプロテスタントの一派もあるけれど略)
他の宗派と違い、赤ん坊の洗礼を否定する。赤ん坊はまだ自覚がなく信仰告白ができないから。
またギリシャ正教会やカトリックのように「司祭」や「司教」等のような地位を認めない。
神のもとで人間は皆平等だから「牧師」と呼んで、一般の人と同列である。
なので、バプテスト教会はアメリカに信者が多い。自由と平等の国だから。
カトリックやギリシャ正教会が「偉い人」の下に職階が有るのと大違いである。
まぁ、元々がローマの国教だったのだから、位が発生する=王様に都合が良いのは仕方ない。

フィラの街を見学したら港から船に乗ってクルーズ船に帰るのだが、ケーブルカーに乗る。
いや別に階段を降りても良いのだが、険しくて700段も有るらしい。


スキーで滑降する時もそうだけれども、
下から見るとたいしたことが無くても上から見ると絶壁である。
サントリーニ島はカルデラ(陥没した地形)なので絶壁が多い。

クルーズ船に戻ると、船はミコノス島に向かって出港する。
ミコノス島までは約6時間かかり、日没時に到着する。
ミコノス島は日没時が一番きれいだからである。


日が完全に落ちる前にカミトリの風車を目指す。
途中にはリトルベニスが有る。


リトルベニスは簡単に一言でいうと、海辺の飲み屋街である。
もう上の写真のようなお店が延々と続き、その中を歩いて遠方に見える風車まで行く。
遠方に見える風車がカミトリの風車。


昼間に見るよりも絶対にこの時間に見た方が良い。
昼間に見たら単なるみすぼらしいガタガタの風車。
でもこの時間に見るとロマンチックな風車。お客さん達はみんな満足して写真を撮っている。
多分、女性にはうけると思う。
地元の小学生がアコーデオンを弾いていたので、
おじーちゃんの僕はうれしくなってお小遣いをあげた。
お母さんには内緒だよと日本語で言った。きっとお母さんに取られるんだろうなぁ。

帰り道で旅行ガイドブックに無い遺跡を見つけた。
(しっかりとしたガイドブックには有る?)

前に有るのはミコノス教会で、この遺跡は古い教会の一部なのかもしれない。
教会の上にお月様が見えて神秘的だった。
また、ここからリトルベニスに向かう途中にはマント・マヴロジェナスの碑が有った。


彼女(最初は男だと思っていた)はミコノス島のジャンヌダルクのような人だったらしい。
1822年10月、オスマントルコ軍がミコノス島に上陸して攻撃した際、
財力が有った(貴族の娘だったらしい)彼女が尽力してミコノスを救ったそう。
なので、その前の広場はマント広場と言うそうだ。

こうしてギリシャの島巡りクルーズは終了して、トルコに向かう。
目的地はまたクシャダス。





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最終更新日  July 19, 2025 05:07:03 AM
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