たそがれ菜園日記
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5月16日…田植えも終わった頃ですが、お茶畑も瑞々しい萌黄色を帯びて来ました。 お茶畑も収穫を前にして最後の手入れの時期です。 展示会に出品する一部の茶園では、すでに手摘みのお茶が限定品で、作られているようです。 お茶の芽も育って来て間もなく、刈り入れの時を迎えます。 茶畑は上の写真のような平地もありますが、昔から傾斜地でも作られています。 我が家の近所でも、そろそろと機械で刈り取りが始まり娘さん夫婦が頑張り中です。 機械とは云え結構しんどいようで、二人が健康でないと出来ませんね。 刈り取られたお茶の新芽はどんな風にして、お茶に変身するのでしょうか? 親戚のお茶工場で撮影をさせて貰いました。 コンテナから蒸し工程に入りますが、これはお茶の品質を左右する、一番に重要な工程です。 コンテナで蒸し機械に運ばれて行きます。 蒸し機械ですが子湖にはボイラーから、蒸気が運ばれてれて来て、強力な蒸気で蒸し上げます。 蒸された新芽はコンペアで運ばれますが、この間に熱気が抜けて徐々に覚まされます。 蒸して覚ます…これが最初の重要な工程ですが、蒸し時間が短いお茶は浅蒸しと云って、青臭さが抜けず香りが悪くて、お茶としては好まれていません。 最近はむしろ「深蒸し茶」と云って蒸し工程に、時間を掛けたお茶が好まれているようです。 この工場では深からず浅からずの、古来からの伝統的な製法で作られています。 適当に覚まされた新芽は、コンテナで次の工程の粗揉機へ投入されます。 粗揉機は内部に揉み手があって、熱を加えながらお茶の葉を揉んで、乾燥と揉み工程を同時に行います。 粗揉機から出て来た茶の葉は、今度は揉捻機で更に揉んで、葉っぱに撚りをかけます。 このあたりであの青芽の面影は、全然見られなくなって、お茶の形になって来ています。 ここで更に水分を抜くために、再乾機というドラム状の機械で乾燥します。 この乾燥の程度が問題で、次の工程に関係して来ます。 加工も終わりに近づいて、精揉機という機械で揉み工程の仕上げに入ります。 前処理で乾燥し過ぎると、巧く加工が出来ず粉が多くなります。 水分が多いと揉みほぐれずに、塊状になって商品にならないのです。 精揉機の内部ですがカシの木で作られた、鋸歯状の揉板の上から茶の葉に、熱を加えながら 重みを掛けて、更に撚りをかけて行きます。 ここで出来上がったお茶は最終工程の、乾燥機で水分を完全に除去されます。 熱源はガスで自動的に温度調整されます。 乾燥機 乾燥機から出て来た出来上がりの荒茶ですが、ここで暫く熱を冷まします。、 熱がさめたら茶櫃や紙袋で出荷されます。 このようなビニール入り紙袋の簡便包装で、出荷される場合も多いようです。 出荷先は直接あるいはJAの入札方式で、茶問屋さんや仲買会社に流れて行きます。 お茶工場では出来上がったままの、荒茶の状態で出荷されますが、流通過程でブレンドや裁断加工などが加えられて、消費者の手元に届くようです。 一番茶は年に一度の生産ですので、高級茶を扱うお茶問屋さんは、この時期に一年分の、仕込みが必要ですので、生産者との間に熾烈な駆け引きがあるようです。 この後は番茶や2番茶などで、後2度の刈り取り作業が必要です。 お茶栽培の収益の大半はこの一番茶で占められているそうです。
June 2, 2011
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