クリスタルのかけらに眠る勇者の心

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かけらに眠る

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Dec 25, 2006
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「世界でいちばん淋しい遊園地」西田俊也



『当遊園地は今年末をもち、78年の歴史に幕を下ろします』初めてのデートも将来の夢もプロポーズも、家族の喜びも哀しみも、すべてを包み込むように存在していた遊園地が、閉園する―。懐かしい思い出に導かれて再び集まってきた、恋人、元恋人、友人、親子、そして夫婦たち。世界でいちばん淋しい遊園地で逢いましょう。きっと、大好きな誰かが待っているはずだから。『love history』の西田俊也が描き出した、いとしい記憶のかけらたち。ノスタルジックなきらめきを放つ、9+1ストーリーズ。

 長い歴史に終止符をうち、閉園してしまう遊園地を訪れた人の物語。それぞれのストーリーで完結する連作短編の形態だが、あるストーリーで主人公の想い出の中に登場する人物が、他のストーリーでは主人公として語る、というように、ストーリーの登場人物が連鎖している。
 どちらかというと、ノスタルジックな話が多いが、ジャック・フィニイのような懐古主義までには至っていない。最終話は、まるでブラッドベリのような味わいのファンタジーになっている。
 個人的には、第一話が一番好きだ。できすぎだけど、彼女の一言が実によい。






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最終更新日  Dec 25, 2006 10:09:45 AM
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