クリスタルのかけらに眠る勇者の心

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かけらに眠る

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Jun 16, 2007
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「光の帝国」恩田 陸

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。


恩田陸には、まず裏切られたことがない。
ひっそりと在野にの中に暮らしている特殊な能力=超能力を有する一族を、連作という形で描いた短編集だ。
SFファンにとっては、「ピープルシリーズ」「スラン」などが想像されるが、さりげなくかつ残酷に一つ一つの物語が語られていく。
表題作の「光の帝国」は、インパクトはあるけど、正直、つらい話なので気分は晴れない。
他の作品は安心モードで読み進むことができる。
この作品を読んだ人なら絶対に「ツル先生」のイメージが頭の中に形成されてしまうに違いない。

是非とも読んでおくべき話である。





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最終更新日  Jun 16, 2007 11:36:19 PM
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