クリスタルのかけらに眠る勇者の心

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かけらに眠る

かけらに眠る

Jun 23, 2007
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「MISSING」本多孝好



繊細な視線で描かれた物語が、心の奥底に潜むミステリアスな風景を呼び覚ます…。小説推理新人賞受賞作「眠りの海」ほか「祈灯」「蝉の証」など、4作品を収録した処女短編集。

ミステリ的感覚が入っている短編集で5編が収録。連作とかシリーズではなく、各作品はそれぞれ独立したものである。
「眠りの海」
しばらく前(随分前と言った方がよいか)に話題となったドラマ「高校教師」を思い出した。
謎解きのくだりはあえてなくても読者は判るだろう。少年の正体は、ちょっと出来過ぎの缶がある。
基本的に、悲哀、悲恋、悲しい話はいいんだけど、好きじゃないなあ。

「祈灯」
二転する種明かしは面白いけど、誰も救われない。

「蝉の証」

メインストーリーが殺人事件ではないので、2時間ドラマにはつらいかもしれないけど、いい話だ。

「瑠璃」
一番のインパクト。
ルコのイメージが強烈だ。
村上春樹の「ノルウエイの森」を思い出してしまった。
こんな女性に振り回されたいって願望は男なら誰にもあるのでは?

「彼の棲む場所」
何とも不思議な話。こりゃ現代ファンタジーなのか。語り役の私立図書館職員という特徴ある職業が全く活かされていない。この主人公、他にも登場させようと、ネタが仕込んであるのだろうか?





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最終更新日  Jun 23, 2007 11:19:05 PM
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