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2006年02月05日
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カテゴリ: 露野
 京の都に戻った私は、間もなく以前の官位に復され、翌年には早くも位を一つ上げ左兵衛佐の職を賜わった。その後も順調に昇進し、今は老い衰えた老人ではあるが、従四位上近衛権中将兼蔵人頭の要職にある。以前の私からは考えられなかった高い地位だ。

 私も今では、私を蔭で支えつづけてくれた人が、今は中宮の御位にあられるあの五条の姫君であることを知っている。

 もちろん、姫君からは文一つ来たことはない。

 それでも、除目があるたびにどこからか私の名は出され、身に余るような立派な官職を賜わった。また、重要な儀式や祭礼の時には真っ先に請われて、重要なお役目を割り当てられたり供を承ったりした。時めき始めた私の周りには、また以前のように多くの友人たちが集まるようになり、身分の高い方々とも深く知り合うようになった。そして、その伝手もあって、私は度々華やかな祝宴や歌会に招かれるようになり、当代一の歌詠みとして歌名を挙げることも出来たのである。

 すべては、今は帝の母中宮として宮中で権勢を誇っているあの姫君が、密かに手を廻して謀ってくれたことだと聞いた。

 なぜ、五条の姫君が私を取りたててくれるのか、私には長い間わからなかった。殺しても飽き足りないほど憎まれて当然の私を、なぜ?





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最終更新日  2006年02月05日 13時24分54秒
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