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2006年03月28日
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カテゴリ: 露野
 何とも奇妙な経過と結末である。そして、やはりこの事件を解決に導き、罪人の処分一切を取り仕切ったのは、あの太政大臣であった。

 私は事件の経過を追いながら、父を死に追いやったあの事件のことを思い出していた。事件解決の鮮やかな手並みといい、都合のいい結末といい、あの時と全く同じではないか。

 だが、この事件のお蔭で、太政大臣の敵対勢力であった大納言一党はすべて朝廷から排除され、もはや太政大臣の行く手を阻む者は誰もいなくなった。

 そして、太政大臣はすぐに帝から、事実上帝にかわって全ての政治を行う摂政に任じられたのである。その上、その養嫡子であった姫君の兄は、一気に七人もの公卿を飛び越えて中納言になった。そして、姫君もまた、帝の正式な妻である女御として、改めて華々しく入内することが出来たのである。

 それだけではない。

 姫君は間もなく帝の御子を身篭り、翌年生まれたその御子は何と男皇子であった。養父と兄が小躍りして喜ぶさまが目に浮かぶ。これで、一族の将来は磐石だ。

 その後、帝が譲位すると共に、この皇子が新しい帝の位につかれた。太政大臣は残念ながら自分の孫が帝位につくのを見る前に死んだが、その後を継いだ姫君の兄は、甥である新帝の摂政となった。姫君も我が子が帝位につくと共に中宮の位に上り、幼い帝を補佐して宮中を一手に支配している。そして、今やその権勢は並ぶ者のないほどだ。あの切れ者の兄でさえ、今の姫君を押さえることはできないという。





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最終更新日  2006年03月28日 15時26分50秒
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