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2008年04月18日
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カテゴリ: 蒼鬼
 文徳帝は吐き捨てるようにそう言うと、しばらく黙ってしまった。だが、明子が自分をじっと見つめているのに気づくと、優しく視線を戻して、明子を慰めるように言った。

「それで、そなたには出来るだけ逢わないよう決めた。逢えば逢うほど、そなたが恋しくなるのがわかっていたから。どうしても逢わなければならない時は、出来るだけそなたに無関心でいるよう努めた。だが、それがどれほど苦しかったか。あまりにも苦しいので、もう良房につまらぬ意地を張るのなど止そうと、何度も思ったものだ。特に、側でそなたが伏しているときなど、つい想いが募ってそなたを抱きしめたりせぬよう、自分を抑えるのに必死だった。いつも背を向けて、そなたの方を見ないようにしていたのは、そなたに心を奪われてしまうのが怖かったからなのだよ。それなのに、まさかそなたが他の男に奪われてしまうとは……」

 文徳帝は胸に手を当てて低くうめいた。

「あの葛城上人という男に、そなたの祈祷を命じさせたのはこの私だ。そなたが物怪にひどく苦しめられ、もはやどのような祈祷も効かないと聞いて、私はいても立ってもいられなかった。それで、藁にも縋るつもりであの男を連れてくるよう良房に命じたのだが、それが仇になるとは。当麻鴨継にそなたとあの男のことを聞いた時、私はもう目の前が真っ暗になって、怒りのあまり卒倒しそうだった。殺しても飽き足りぬと本気で思った。だが、それと共に、私は自分の馬鹿さ加減にも気づいたのだ」


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最終更新日  2008年04月18日 11時46分24秒
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Re:蒼鬼 -196-   
nonmama-ns  さん
美しく生まれてしまったばかりに受ける苦労や悲しみってありますよね。

私は現在は精神科のナースですが、美人故に周囲の人の視線が気になって、ついには引きこもりから鬱病になった方がおりました。

人生って、難しい!

何でも程々が良いですね^^; 普通がいい(笑)

(2008年04月18日 18時30分37秒)

Re:Re:蒼鬼 -196-(04/18)  
nonmama-nsさん

前述の友達もそうですが、美人って世間の人が思うほどもてないんですよ~(←友よ、ごめん^^;)
「告白してもどうせ断られるだろうな~」と思われるせいか、彼氏がなかなかできない!
やっと現れたかと思ったら、ストーカーっぽい変な人だったりして…(T_T)
いつも彼氏がいて、一番に結婚していったのは、普通よりちょっと可愛い♪って感じの子ばかりでした。。。
(2008年04月22日 15時13分26秒)

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