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2008年08月09日
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カテゴリ: 光明遍照
 それでも、物覚えの良い駿河麻呂は瞬く間に仏像造りの技術を学び取り、生来の器用さもあって、すぐに他の弟子たちの技量を追い抜いてしまった。

 だが、それは他の弟子たちにとって面白かろうはずもない。師匠が自分の見込んだ駿河麻呂の腕前に満足して褒めれば褒めるほど、他の弟子たちの嫉妬もますます激しくなった。駿河麻呂はいつも弟子たちの嘲笑や中傷に曝され、せっかく作り上げた仏像を傷つけられたり壊されたりしたことも一度や二度ではない。

 そして、元々無口で無愛想な方だった駿河麻呂は、ますます自分の殻に閉じ篭るようになり、やがてすっかり心を閉ざして誰とも口を利かなくなってしまったのである。

 せめて師匠だけでも頼りになれば良かったのだが、仏像造りの腕前こそそこそこだったものの、師匠は駿河麻呂が必死になって考えた仏像の工夫を、自分の思い付きだといって横取りするような人物だった。

 駿河麻呂はだんだん仏師というものに失望していった。

 だが、駿河麻呂にはもはや仏師になる以外の道もない。それで、師匠が駿河の寺での仕事を終えて奈良の都に帰る時にも、結局一緒に付いていくしかなかったのである。


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最終更新日  2008年08月09日 10時07分12秒
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