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2014年10月22日
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カテゴリ: 羅刹
 兵藤太が戻ってきたのを見ると、能季は怒りを爆発させて言った。

「兵藤太、今すぐ行綱を探し出し、ここへ引っ張って参れ。思い知らせてやる」

 行綱がまだ戻っていないことを知ると、兵藤太も少し驚いたようだった。

 だが、兵藤太はどんな時にも滅多に動揺したりしない。すっと一礼すると、部屋を去っていったが、行ったかと思う間もなく戻ってきた。

 後ろには、真砂が誰かを引き連れている。

 それは行綱だった。

 能季は行綱を見るやいなや怒鳴りつけた。

「何をしていたのだ。連絡も寄越さず、今まで一体どこにいた!」

 普段は穏やかな能季の剣幕に、行綱は思わず仰天したようだった。すぐにその場に跪(ひざまず)き、頭を擦り付けるようにして平伏している。



「わたくしが行綱殿をあちこち引き回していたのです。どうぞお叱りくださいますな」


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最終更新日  2014年10月22日 16時08分59秒
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