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2014年11月10日
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カテゴリ: 羅刹
 能季は師実の一件についてどこまでこの小中将が知っているのか少し不安だったのだが、行綱はどうやら小中将に肝心な話はまるでしていないらしい。

 安堵する能季に、小中将はにじり寄るように膝を進めてきた。その色っぽい身ごなしにもかかわらず、小中将の話し方はてきぱきして要領が良い。

「わたくしは大和宣旨のことはそれほど良くは存じません。もちろん、名前くらいは知っておりますよ。名の知れた歌詠みだということも。でも、もうずいぶんお年なので、わたくしどものような若い者とはさほど付き合いがないのです。それで、歌詠みのことは歌詠みに聞くのが一番良いと、下野(しもつけ)の局にいろいろ訊ねてまいりました」


 下野という名を聞いて、能季の胸はどきりと鳴った。

 下野というのは、小中将と同じく四条宮に仕える女房である。下野も歌の上手として知られ、世間で持て囃(はや)されている女房の一人だ。

 だが、能季の胸を高鳴らせたのは、もちろん既に中年女の下野本人ではない。能季は自分の心の動揺を隠して、小中将に訊ねた。

「そうか。それで、下野は何と言った」

「大和宣旨は今、今上の皇后であられる章子内親王様の御所におられるそうです」


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最終更新日  2014年11月10日 16時39分26秒
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