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2014年11月19日
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カテゴリ: 羅刹
「それはどういうことか」

 小中将は女が噂話をする時特有の、剥(む)き出しの好奇心を無理に押し隠すような囁き声で言った。

「大和宣旨は夜中にこっそり逃げてきたのですよ」

「逃げてきた? どこから?」

「自分の屋敷から。その頃、大和宣旨は道雅殿の妻として、何不自由なく里で過ごしていたのだそうです。父上の平惟仲殿はもう亡くなっておられましたが、道雅殿は夜離れすることもなく時々通って来ていたし、子供たちも生まれていました。ですから、本来なら気苦労ばかりが多い宮仕えなどしなくても良いはず。ところがある夜、大和宣旨は伝手(つて)を頼って妍子様の御所へ駆け込み、どうしてもこちらの御所へお仕えしたいと言って聞かなかったそうでございます。そして、誰が迎えにきても、決して自分を引き渡してくれるなと」

「それは一体何故だろう」

「その女房も詳しいことは知らないと申しておりました。大和宣旨は中宮様や上臈の方々のところへ連れて行かれ、しばらく極秘に何か話をしていたそうでございます。その後は局を与えられ、しばしの間御所の奥で匿(かくま)われておりました。夫の道雅殿からはうんざりするほど文が届くし、一度は御所にまでわざわざ迎えに来られたそうですが、中宮様は大和宣旨に会わせることをきっぱりとお断りになった由」


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最終更新日  2014年11月19日 16時10分37秒
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