佐遊李葉  -さゆりば-

佐遊李葉 -さゆりば-

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

vyゆりyv

vyゆりyv

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

露野

(129)

心あひの風

(63)

孤舟

(59)

かるかや

(68)

蒼鬼

(253)

光明遍照

(53)

山吹の井戸

(52)

きりぎりす

(217)

遠き波音

(50)

羅刹

(193)

コメント新着

vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -193-(10/05) 千菊丸2151さん いつもお読みいただいて…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -193-(10/05) 是非このブログを残してください。 ゆり様…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -192-(09/14) 千菊丸2151さん だらだら更新に最後まで…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -192-(09/14) 漸く完結しましたね。 ちょっと後味が悪い…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -190-(09/08) 千菊丸2151さん 花山院皇女は惚れた弱み(…

サイド自由欄

QLOOKアクセス解析
2015年02月02日
XML
カテゴリ: 羅刹
 老尼は能季に詫(わ)びるように言った。

「あの方は、瑠璃女御の姫宮の斉子女王でございますよ。時折あのようにして、ふいに庭先からお出でになるのです。いつもここにはわたくし一人でおりますからね。知らない殿方がいらっしゃったので、きっとびっくりなさったのでしょう」

「……知らないわけではない」

「まあ、そうなのですか」

「瑠璃女御は昔、私の母と親しかったので、姉の院の上を訪ねる度にこちらへもご挨拶に。まだ子供だった頃には、宮様方ともよく一緒に遊んだものだった」

「それならば、斉子様も少しご挨拶なされば良いものを」

「いや、あの方は少し恥ずかしがりだしね。それとも、もう私のことなど忘れてしまったのかな」

「まさか。あのお方は幼馴染の方を忘れたりなさいませんよ。それはお優しくていらっしゃるのですから。わたくしのような老いて何の役にも立たぬ者でも、いつも気にかけてくださいます。時折、あのように花や菓子を持ってきてくれるし、年寄りの長話も辛抱強く聞いてくださいます。斉子様といると、まるで当子様が生き返ってきてくださったような心持ちがするのですよ。あのお美しさもお優しさも、まるで当子様に瓜二つ……」


にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
↑よろしかったら、ぽちっとお願いしますm(__)m





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年02月02日 16時04分34秒
コメントを書く
[羅刹] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: