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2015年04月22日
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カテゴリ: 羅刹
 頼通も鷹揚(おうよう)に頷(うなず)きながら言った。

「来月の中秋に宮中で行われる観月会で、竜笛を披露することになっているのだが、高陽院にある笛とは最近今一つ相性が悪くてな。どれを吹いても満足な音色にならぬ。それで、こちらにある雲龍ならばと思って、一度お借りしてみようと思ったのだ」

 それを聞いて、能季は内心少しむっとした。

 頼通はこともなげに言うが、雲龍は頼宗がまだ子供の頃、その音曲の才を父の道長に特別に愛でられ手ずから下賜(かし)されて以来、ずっと手元で秘蔵してきたものなのだ。

 能季に貸し与えたのも、雲龍を軽んじたからではなく、むしろ可愛い末子の能季にできる限り立派な宝物を伝えてやりたいという親心から出たものだろう。

 それを簡単に借り受けるだけでなく、もし頼通の気に入れば、おそらくそのまま頼通のものになってしまうはず。

 能季が少し顔色を変えたのに気づいたのか、頼通は穏やかな声で付け加えた。

「無論、気が進まぬなら無理にとは言わぬが。どうかな」


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最終更新日  2015年04月22日 11時44分21秒
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