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2020.08.08
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カテゴリ: 新たな発見
衝撃だった。

こんなにピュアで
純粋で、無垢で、汚れを知らない一冊は。
(とにかくピュアなの!)

読み終わったあと、こんなにも
心がオレンジ色になる本はあまり出会えないので、共有しなければと思い立ち、
ブログの記事にする。


韓国人のソン・ウォンピョン著書の
『アーモンド』(訳 矢島暁子)





 脳の中の扁桃体(アーモンド)が人よりも小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生ユンジュ。祖母は彼を「かわいい怪物」と呼んだ。
 15歳の誕生日に祖母と母が通り魔に襲われ、目の前で残虐に殺された。そのとき彼はただ黙って見つめているだけだった。何も、感じなかった。
 かつて母は感情がわからない息子に喜怒哀楽の感情を丸暗記させた。まるで受験勉強で英単語を覚えるように、あるいはそれより熱心に。だが母はその事件で植物状態になってしまい、ユンジュはひとりぼっちに。家族がいなくなったユンジュは彼女たちが遺した古本屋を引き継ぎ、母の見舞いに行き、毎日を淡々と過ごす。
 そんな時に現れた、もうひとりの"怪物"ゴニ。激しくも繊細な感情を持つその少年との出会いがユンジュの人生を大きく変えていく。


読み進めていく上でポイントになってくるのが彼を取り巻く周りの人たちの愛。

「母の愛」
「ユンジュを支えたシム博士の無償の愛」
「友達を想う強さ」
「母の愛が欲しかったゴニの涙」

そしてもうひとつが学校社会の閉塞感。

「人と違うことを否定する風潮」


 個人的に、家族が目の前で殺されたことに対して好奇な目で見てくるクラスメイトや
ゴニが盗みの濡れ衣を着せられた時の状況には本当に憤りを感じた。


家族がいない中でも古本屋を切り盛りし、
毎日回復の見込みがない母の見舞いに行き、嫌な噂を立てられても学校に通い続け、
いじめられても淡々と日々を過ごす。



彼に感情がなかったかもしれない。

しかし、彼は自分の知らない
"感情"とは何かについて興味を持ち、
新しい挑戦をしていく。


知らないものを知ろうとするユンジュの姿が
(小説だから見えないけど)
とても綺麗だった。


新しいことを始めようとする時、
失敗したらどうしようと
怖がってしまうことがよくある。

そんな"自分を制する気持ち"を
吹き飛ばしちゃうようなユンジュには
本当に頭が上がらない。


私は最近英語の勉強を始めた。






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最終更新日  2020.08.08 19:06:38
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