カツラの葉っぱ 大好き!

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文学賞あれこれR2

<文学賞あれこれR2>
“文学賞にチャレンジ”という秘めたる野望を持つ大使なんですが・・・
この際、文学賞についてあれこれ集めてみました(アホやで)

・文芸春秋(2021年9月特別号)
・『いしいしんじの本』
・『極夜行』
・『五色の虹』
・大特集『作家と文学賞』
・作家の履歴書
・新人賞へチャレンジ
・書評サイト

R2:『文芸春秋(2021年9月特別号)』を追記


<『文芸春秋(2021年9月特別号)』7>
本屋の店頭で『文芸春秋(2021年9月特別号)』を、手にしたのです。
ウーム 今月号は読みどころがたくさん載っていて、芥川賞受賞作(二作)と台湾・蔡英文総統インタビューが決め手になって・・・8月号に続いて買い求めたのです。


【文芸春秋(2021年9月特別号)】


雑誌、文芸春秋、2021年刊

<出版社>より
〇台湾・蔡英文総統 単独インタビュー
「香港、ウイグルへの弾圧を北京当局がやめるよう呼びかける。
聞き手・船橋洋一

〇第165回 芥川賞発表
・貝に続く場所にて 
東日本大震災で生き残った者の罪悪感を 文学として昇華させた
石沢麻依(いしざわまい)
・彼岸花が咲く島 
台湾出身の作家が描く 女性が統治する島の秘められた過去とは
李琴峰(りことみ)

<読む前の大使寸評>
今月号は読みどころがたくさん載っていて、芥川賞受賞作(二作)と台湾・蔡英文総統インタビューが決め手になって・・・8月号に続いて買い求めたのです。

bunshun 文芸春秋(2021年9月特別号)


『文芸春秋(2021年9月特別号)』6 :芥川賞選評・吉田修一、小川洋子
『文芸春秋(2021年9月特別号)』5 :芥川賞受賞者・李琴峰とのインタビュー
『文芸春秋(2021年9月特別号)』4 :芥川賞受賞者・石沢麻依とのインタビュー

<『いしいしんじの本』>
図書館で『いしいしんじの本』という本を、手にしたのです。
巻末の著者略歴を見ると、京大仏文科卒で、織田作之助賞を受賞しているということで、変り者なんでしょう・・・ということで借りたのです。

図書館が正月休みに入るので、年越し本として追加して借りたのです。

【いしいしんじの本】


いしいしんじ著、白水社、2013年刊

<商品の説明>より
小説家いしいしんじは読む。とにかく読む。青年時代に没入した漱石や宮沢賢治、ブラッドベリから、小川洋子、小島信夫、辻原登、莫言、グレアム・スウィフト、ゼーバルト、マンガレリといった古今東西の作家たちまで。ジャンルの分け隔てなく読むのも、いしい流読書の魅力。写真家鬼海弘雄や絵本作家荒井良二、現代美術家大竹伸朗、漫画家ほしよりこなど、著者が語る本は、どれもみななんと面白そうであることか。なにより読んでいる本人が心の底から、身体の底から、本の時間を味わい、楽しみ、生きている。

<読む前の大使寸評>
巻末の著者略歴を見ると、京大仏文科卒で、織田作之助賞を受賞しているということで、変り者なんでしょう・・・ということで借りたのです。

amazon いしいしんじの本

『いしいしんじの本』5 :シンジさんの読書遍歴
『いしいしんじの本』4 :吉幾三と太宰治のつながり
『いしいしんじの本』3 :いしいさんの読書歴
『いしいしんじの本』2 :中国という感覚
『いしいしんじの本』1 :韓国のひとたちへ



このたび角幡唯介著『極夜行』が大仏次郎賞を受賞し、本屋大賞と合わせて2冠達成となったのです。とにかく『極夜行』には角幡さんのサバイバル感覚が余すことなく描かれているようで、すごい♪

<ETV特集『極夜 記憶の彼方へ~角幡唯介の旅~』>
先日(12/01)のETV特集『極夜 記憶の彼方へ~角幡唯介の旅~』を観たのだが、壮絶な内容であった。


2018.12.01 極夜 記憶の彼方へ~角幡唯介の旅~ より


 厳冬の北極圏で何か月も太陽が昇らない「極夜」。探検家・角幡唯介は、この暗闇と極寒の世界をたった一人で旅をした。自撮りカメラの映像と肉声でつづる壮絶な旅の記録!
 厳冬の北極圏で何か月も太陽が昇らない「極夜」。探検家・角幡唯介は、この暗闇と極寒の世界をたった一人で旅をした。猛烈な吹雪に襲われて方角を知るすべを失い、食料が底を尽き生死の境をさまよう。

 壮絶なサバイバルが繰り広げられた「極夜」の世界で、角幡は何を見たのか? 自撮りカメラには、極限の状態に置かれた人間の生々しい姿と肉声、そして人類のはるかな記憶に回帰していく探検家の思索の跡が収められていた。


 出発早々に六分儀を失ったので、角幡さんは北極星と月と移動時間だけをたよりに備品デポ地点を目指すのですが、この自撮りレポートはほぼ全篇が暗い地底のような光景が続くのです。
それだけに、冬至を過ぎて、地平線上に太陽が顔を出したときの感激がよく伝わったのです。

相棒のソリ犬は精神安定剤の役目をはたす存在でもあったが、最悪状況では殺して食べることも考えていたと、サラっと語っていました。

しかしまあ、角幡唯介の辞書には絶望という言葉は存在しないのか?
あるいは危機に対してある種の鈍感モードに切り替わるのか? まあ、凄いわ。
(孤独なサバイバルを耐える鈍感さがあり、自分の危機を客観視できる)

・・・ということで、早速『極夜行』という本を図書館に借出し予約したのです。イラチな大使でおます。
予約状況を見ると、入手できるのは半年後というところでしょうか。

【極夜行】


角幡唯介著、文藝春秋、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
ひとり極夜を旅して、四ヵ月ぶりに太陽を見た。まったく、すべてが想定外だったー。太陽が昇らない冬の北極を、一頭の犬とともに命懸けで体感した探検家の記録。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(12/02予約、副本7、予約93)>

rakuten 極夜行




<『五色の虹』>
第13回開高健ノンフィクション賞受賞作品は、三浦英之の『五色の虹』とのこと。
満州建国大学卒業生たちの戦後に着目して、彼らの半生を追った著者のジャーナリスト魂がいいではないか♪

・・・ということで、「五族協和」にこだわる大使は、出版社のサイトを覗いてみました。


第13回開高健ノンフィクション賞受賞作品『五色の虹』 より
三浦三浦英之

 日中戦争の最中、日本の傀儡国家となった満州で、日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシアの五民族から選抜された優秀な若者たちが六年間、共同生活を送った場所がある。
 幻の大学と呼ばれる最高学府「満州建国大学」。

 そこでは満州国の国是「五族協和」を実践すべく、特殊な教育が施されていた。学生たちは二十数人単位の寮に振り分けられ、授業はもちろん、食事も、睡眠も、運動も、生活のすべてを異民族と共同で実施するよう強制されていたのだ。一方、学生たちには「言論の自由」が等しく与えられ、五民族の学生たちはそれぞれの立場から、日本や満州の政策をめぐって日夜激しい議論を戦わせていた。

 1945年、満州国が崩壊すると、建国大学は開学わずか八年足らずで歴史の闇へと姿を消す。それぞれの母国へと戻った学生たちは「日本帝国主義への協力者」として弾圧され、過酷な生活を余儀なくされた。日本人学生の多くはシベリアに送られ、中国やロシア、モンゴルの学生たちは長年、それぞれの権力の監視下に置かれた。

 そんな彼らが半世紀以上、密かに編み続けてきた記録がある。極秘の同窓会名簿である。卒業生1500人の氏名と住所、戦後に就いた職業などが記されている。


かつてのニッポンが目指した「五族協和」と、現在の中国共産党の進める「少数民族同化政策」とが、どう違うのか?・・・ついナショナリズムに傾く大使でんがな。



<大特集『作家と文学賞』>
本屋でIN★POCKET 2014年10月号を見かけたが・・・
大特集『作家と文学賞』となっているので、即買いでした。超お買い得やで♪


【IN★POCKET 2014年10月号】
ポケット

雑誌、講談社、2014年刊

<出版社サイト>より
【大特集:作家と文学賞】
いつ、どこで、どの作品で、賞を受けたのか。
驚いた。喜んだ。はたまた、悔しかった。
文学賞に対する思いは、作家の数だけ違う。
けれど、ひとつだけ共通すること。
どんな賞にも受賞者しか知らない秘密と思い出がある。
作家がこっそり教えてくれる、ここだけの「文学賞」、うちあけ話。

<大使寸評>
ピンポイントで大使のツボを突いています。
これで200円なら、超お買い得でおま♪
文学賞カレンダー(p53)なんてのもあるので、だめもと応募に役立ちそうです。(アホやで)

kodansha IN★POCKET 2014年10月号




<作家の履歴書>
『作家の履歴書』という本は適当につまみ読みしても、文学賞デビュー方法が学べる内容になっています。
つまるところ、読んで楽しいハウツー本として評価できるのではないでしょうか♪
(デビューできるかどうかは、読者の素質次第なんでしょうけど)


【作家の履歴書】
作家

阿川佐和子、他著、KADOKAWA、2014年刊

<商品説明>より
当代きっての人気作家が、志望動機や実際に応募した文学賞、デビューのきっかけなど、作家になるための方法を赤裸々に語るノンフィクション。作家志望者必読の、様々なデビュー方法が具体的に学べる決定版!

<読む前の大使寸評>
作家志望の大使にとって、作家デビューのヒントが満載の1冊でおま♪

rakuten 作家の履歴書
作家の履歴書 byドングリ




<新人賞へチャレンジ>
『日本語文章がわかる』という本のなかで、某誌編集者の松成氏が新人賞へ勧誘していました。
某誌および出版業界の宣伝も兼ねているんでしょうけど。


<新人賞へチャレンジ:松成武治> よりp101~102
 『生きる』で今期(2002年下期)の直木賞を受賞した乙川優三郎氏は、「何の下地もなしに小説らしいものを書きはじめてから十余年」と自らの歩みを回想しています。
 乙川氏が、小説の世界に入ったのは、「気まぐれ」からだったといいます。
 ある夜、酒を飲みながらテレビで退屈な時代劇を見ていた。これなら自分にも、短篇なら書けるかなとワープロに向かいます。

 10秒前までは、その気もなかったのに、書き始めてみると、結局、2週間ぐらいかかりますが、最後まで書くことができた。で、小説雑誌の新人賞に応募する。落選。以来、年に2篇、新人賞にチャレンジして、5年目に「藪燕」でオール読物新人賞にゴールイン。
 『霧の橋』で第7回時代小説大賞、『五年の梅』で第14回山本周五郎賞授賞、と乙川氏は、一作、一作、階段を上がるように作品世界を充実させて、今回の直木賞受賞を迎えます。乙川氏の場合、何の準備もない、ずぶの素人からここにいたるまでに十余年の歳月が必用だったというわけです。

 第109回の直木賞を授賞し、乙川さんの先輩にあたる高村薫氏もよく似たコースを辿りました。
 日本経済が右肩上がりの好調を続けた80年代のなかば、高村氏は、当時はまだまだ高価、70万円ほどもしたパソコンを入手。
 買ってはみたものの、さほどの用途もなく、暇つぶしの気分で文章を作ってみた。それが高村氏にとって、小説世界への入り口でした。
 書き上げてみると、だれかに読んでもらいたく、といって親や友達に見せるのは恥ずかしく、と、新人賞に応募したのが今日の高村氏に接続します。

 高村、乙川氏ばかりではなく、新人賞にチャレンジする人々は増加の一途です。
 発行部数よりも、新人賞への応募数のほうが多いと悲鳴を上げる雑誌まであらわれるほどの活況ぶりですが、この現象は、次の世代の文壇隆盛のために大変に喜ばしいことだと受け止められます。

 偶然、出来ごころ、好奇心、動機はさまざまで結構です。続々と小説世界への参加を期待しています。大変に魅力に満ちた世界であると確信しています。




<書評サイト>
ネット上には、いろんな書評サイトがあり、大使もフォローしているのだが・・・
この中に文学賞受賞作も含まれているので、励みになるのでは。

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