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2004年04月29日
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国連の安保理に、ブラヒミ特別顧問のイラク統治案が報告されました。
米国は、イラク統治に関して国連決議案を準備中のようですが、米次期イラク大使の
考えは、ブラヒミ案と相当かけ離れたものに見えます。

7月1日以降は、CPAのブレマー民政総監に代わり、米イラク大使が、米国を代表して、
イラク民政に関わる事になりますが、CPA、イラク、国連安保理、ブラヒミ特別顧問、
米国イラク大使、米国国務省/国防省、てんでバラバラ、まとめようが無きが如くに
見えます。

ブラヒミ特別顧問は、アフガニスタンの復興に貢献をした方ですが、アフガニスタンでは、国連が機能していました。イラクでは、米国が侵攻する前から国連が機能していない状況下で、手腕を発揮しにくい環境です。

安保理の議長国は、現在ドイツ、日本も来年は理事国(非常任)入り予定、米国と仏独の間を取り持ち、国連主導のイラク復興支援へ外交努力をする時期ではではないでしょうか。

Lakdhar Brahimi

Brahimi 氏の資格は、The special adviser to the Secretary-Genaral、国連における根拠は、2004年3月24日、安保理議長声明(安保理理事国全員一致で支持)にて、イラクへサポートチームを送るととの事務総長決定を支持する行為と言えます。

このアナン事務総長決断には、米国の国連関与要請も影響力を与えて居ます。

4月27日、ブラヒミ特別顧問は安保理にイラク支援基本計画を報告しました。この報告を読むと、ブラヒミ氏は The special adviser の資格で実に沢山の各国の外交責任者と会談をしています。日本の首相特使とも会談していると言いますから、日本の考えも聞いていることになります。

一番の特徴は、ブラヒミ特別顧問は、5月中にイラク統治権受け皿を構成すると言う点です。既定方針として7月1日には、イラク統治権をイラクへ返還、2005年1月末までにイラク直接選挙による国会議員選挙を実施というマスタープランをフォローしようとしています。これに対して、ブラヒミ氏が主張する如く5月中に、受け皿機構の構築可能でしょうか。

EUとイラク再建支援

フランスのシラク大統領は、5月1日EU拡大を控えて、4月29日の記者会見で、世界平和の構築に貢献する「強力な欧州」を志向する姿勢を強調し、米英占領当局からイラク側への主権移譲について、迅速かつ完全な権限移譲による占領統治終結の必要性を訴えた。
シラク大統領はEUの25カ国体制移行について「歴史的な瞬間」と位置付け、米国主導による昨年のイラク戦争等と対置、「欧州は国際社会で平和、対話、寛容のメッセージを表明し、文化的な多様性を尊重する」と述べました。

イラク暫定政権づくりに向けたブラヒミ特別顧問の提案を「欧州は承認するだろう」としながらも、「国連安保理新決議で国際社会の決定となり、イラク再建の土台となるかどうかは定かではない」と仏大統領は指摘し、6月30日のイラク主権移譲が「迅速、実質的、完全かつ目に見える形で」着実に実施されることを強く期待しています。

仏大統領は、完全な主権移譲を求めこの条件のみがイラク国民の支持を確保出来るものとしています。この条件を満たさないと、フランスは新たな国連決議に賛成しそうも無いですね。





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最終更新日  2004年04月30日 12時51分32秒
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