「明けたねぇ」
「明けましたねぇ。 1週間以上前に」
「ここに来てようやくの出番ね」
「あれ? 今日は紅狐いないの?」
「教習所じゃない?」
「そう言えば…高速道路の教習って言ってました」
「へぇ。 そんなことするんだ」
「じゃあ今日はロー君中心に進めましょうか」
「ロー君?」
「えぇと、今日の話題は何ですか?」
「えっ!? 俺が決めるの!?」
「はい、頑張って」
「あぁ、えぇと…年末年始って事故とか事件とか多いよね」
「任せておいて言うのもアレだけど…いきなり縁起悪い話題で来たわね…」
「でも、確かにそうです。 ウィルスバスターズのお仕事も沢山ありましたもん」
「そうそう。 紅狐たちがのんびり過ごしてる間にも俺らはデジタルワールドのあちこち行かされてたんだからなぁ」
「最近はあっちの世界も治安が悪いです」
「そうなんだ」
「でも、ローク先輩の…いえ、『英雄ローク』の戦闘を間近で見れたのは嬉しかったです!」
「その呼び方やめて~」
「あれ? ロー君ってレイちゃん同じ管轄だっけ?」
「人手不足なんで、中の移動も多いんですよ」
「へぇ。 レイちゃんはこの近辺の担当よね」
「はい。 ローク先輩は別サーバからの応援で来てくれたんです」
「最近はこっちにいることも多いからね」
「VBの中も色々複雑ね」
「それにしてもレイちゃん、強くなったね」
「ホントですか!? わぁ、褒められちゃいました!」
「いつだったか特訓に付き合った時に比べてますます上達した感じだったなぁ。 このままだと追い抜かれそうだ」
「いえいえ、まだまだ英雄の足元にも及びませんよ!」
「だから英雄やめい!」
「良いじゃない。 そう呼ばれるだけの実績があるんだから」
「だってアレもコレも俺一人でやったわけじゃないし…」
「まぁ、謙遜しちゃって」
「そ、そんなことより、そろそろ紅狐も帰ってくるんじゃないですか?」
「その前に本部から召集かかってきちゃったみたいですよ」
「あら、今日もお仕事?」
「最初言ったように最近は事件とか多いから緊急出動が増えてるんですよ」
「ローク先輩、戦闘支援要請です。 行きましょう」
「行ってらっしゃ~い」
「只今戻りました~」
「あら、狐ちゃん。 今さっきロー君たちお仕事行っちゃったわよ?」
「あらら、忙しいですね」
「狐ちゃんもそろそろ忙しくなるんじゃない?」
「そうなんですよね。 早く風邪治さないと…」
「まだ治ってなかったの…」
「何か長いんですよねぇ」
「はぁ…少しはロー君たちの体力を見習いなさいよ」