フリーマーケット奮闘記 0
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目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック1.6 サルカメ合戦 I1.7 サルカメ合戦 II1.8 サルカメ合戦 III1.6 サルカメ合戦 IV1.6 サルカメ合戦 V
2010年03月22日
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目次3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス3.29 アスワンII3.30 リノク3.31 アスワンIII3.32 マナナンガルII
2010年03月22日
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目次2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス2.25 パパイヤ2.26 マンゴー2.27 ランソネス
2010年03月22日
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正反対の特徴が同時に語られているホワイトレディー2009年06月30日18時00分 / 提供:内外タイムス ホラー作家・山口敏太郎の友人であり、人気上昇中の怪談の語り部、ファンキー中村氏が世に広めつつある都市伝説がある。それがフィリピンの怪女、ホワイトレディーだ。 ホワイトレディーは、ファンキー中村氏がフィリピンを訪れた際に情報を得た都市伝説で、山口敏太郎のブログでも話題になっている。その名の通り姿は白く靄(もや)のようで、急に姿を現す幽霊のようなものといわれ、数多くの映像が広まっている。そのほとんどは、いきなり現れた姿を捉えたものだが、呪文を唱えたらホワイトレディーが現れたことを示唆する映像もある。そこから特定の場所である呪文を唱えると、ホワイトレディーが現れるという都市伝説も広まっている。 その正体について、一般的なのは交通事故の犠牲者という説だ。恨みの念を持った女性が車を見るたび事故に誘い込むという、怨霊のようなものだが、その一方でホワイトレディーを見ると幸せになるという話もある。正反対の特徴が同時に語られる、都市伝説としては面白い存在といえるだろう。 最近、このような謎の人間型UMAが世界中に現れている。その中で最も注目すべきなのが、以前も紹介したシャドウマンだ。その姿は影のように黒い靄状で、人間の目には見えず、監視カメラや写真に映ったことでその存在が知られた怪人系UMAである。このシャドウマンはもともとアメリカの都市伝説だが、2009年に入ってから日本の浅草でもその姿が写真に写されており、オカルトファンの間ではついに日本上陸か? と大きな話題になっている。 以前は発見された国だけにとどまっていたUMAだが、最近は日本にも姿を現すケースが増えてきている。前述のシャドウマンもそうであるし、つい先日、石川県などで起こったおたまじゃくし落下事件の原因ではないか、とされているUSO(水中のUFO)も同様である。フィリピンのホワイトレディーも、同じように日本に現れる可能性はないとは言えない。「見れば幸せになれる」部分だけがクローズアップされれば、大ブームになるかもしれない。まあ、これはあくまでたわいない想像だが、不景気の真っただ中、誰もが閉塞感を感じている今の日本で、一服の清涼剤として話題になるならいいことではないだろうか。UMAやオカルトにはまる人が増えるのは不況の時期が多いといわれる。つまり、一種の現実逃避であるというのだ。しかし、それで少しでもストレスが解消され、救われる人がいるのであれば、それは一種の癒やし効果と言えるだろう。UMAやオカルトを趣味として楽しむ人が増えるのは決して悪いことではない。ホワイトレディーは現在の日本人の救世主となりえる存在かもしれない。(写真=画面右上あたりで白く浮かんでいるのがホワイトレディー。幸せを呼ぶにしては不気味だ)【他にはこんな記事も!!】NMR トルコ・ヴァン湖の巨大UMAに新たな説浮上NMR 2012年問題に関わりアリ!? 東京に多数出没した力士シールの謎女吸血鬼アスワング フィリピン上空で発見!!■内外タイムスとは当たる!!と評判の競馬から、文化、レジャー、芸能報道。野球、格闘技などのスポーツに、政・財界の内幕情報が満載の夕刊情報娯楽紙! 関連ワード: UMA フィリピン ブログ UFO アメリカ 参考3 神話上の生き物たち 3.26 ホワイトレディ
2009年07月01日
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2009年06月05日【知る】 フィリピンに現存すると言われている伝説のUMA、女吸血鬼「アスワング」 フィリピンの人々が現在も尚恐れている伝説のUMA、女吸血鬼「アスワング」は、昼間は美しい女性の姿をしているのだが、夜間は空を飛行する化け物へと変化し、人間の生き血をすするのだという。 アスワングは、昼間はおとなしく人間社会に潜伏しているが、夜になると「キキキーッ!」という奇声をあげて空を飛び回り、ターゲットになる人間を見つけると、蛇よりも長い舌を、空中に止まりながら屋根の小さなひびや割れ目から差し込み家の中にいる人間の血を吸いだすのだ。 たっぷり血を吸った後のアスワングの腹は、妊婦のように大きく膨れあがるという。またアスワングに影を舐められたものは、死亡するとも伝えられている。【女吸血鬼アスワング フィリピン上空で発見!!】 そんなアスワングがまた、フィリピン上空で目撃されたという。左側の写真がそうなのだが、青い空を優雅に飛行する物体が確認できるかと思う。アスワングは2006年にも目撃され撮影されたそうだ。その画像がこちら。こちらがスライドショーにした動画 また、2004年には、フィリピンのニュースサイトSun.Star Davao Onlineに、9月25日付けで二人の少年がアスワングに襲われたとする記事が掲載されたそうだ。【フィリピンの吸血鬼アスワングを少年がライフルで撃退?】 フィリピン南部で暮らしている16歳のタタ・ポラス少年と14歳の弟が、一家の田んぼで飼っているアヒルを守るため田んぼ脇の掘っ立て小屋に泊り込んでいたところ、アスワングの襲撃を受けたというのである。 小屋の外から「キキキー」という不気味な音が聞こえてきて、少年が異様な気配に気づいたときには、肩までの高さが1メートルはあろうかという巨大な生物が弟の首に今まさに食らいつこうとしていたのだという。タタ少年は、すかさず単発式ライフル銃!を手に取り、アスワングに向けて発砲した。アスワングは、そのまま逃げ去り闇の中に消えたっというが、この少年の話を「空想と現実を混同してしまっただけではないか」という声もあれば、自分の経験と照らし合わせて「アスワングに違いない」という意見もあったという。 フィリピンには、巨大なコウモリが生息しており、アスワングの正体はそれではないかとも言われているが、果たして真相はいかに。 参考3 神話上の生き物たち 3.2 アスワンアスワンIIアスワンIII女吸血鬼アスワング フィリピン上空で発見!!
2009年06月08日
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フィリピンの「サルカメ合戦」-「サル」の古語に関する脱線の多い考察-「この蟹や 何処の蟹?」-「蟹」の語源に関する脱線の多い考察-付録: 縄文時代における採集生活 必須単語 「貝」「ハマグリ」「カメ」などの語源について 以下では、他の水生動物、「貝」「ハマグリ」「カメ」などの語源について考察します。「貝」「カメ」は、村山説では未検討で、私の知る限りではオリジナルの考えです。「貝」の語源 各地に残された貝塚から知られるように、貝は、古代日本人の重要な食料源でした。「貝」の語源も、AN語起源であるハズなのです。「貝」はkapi (LH)です。私の知る限り、村山は「貝」の語源について論じたことはありません。本論でも何回か指摘しましたが、村山師匠は、西マラヨ・ポリネシア語群のうち、特にインドネシア諸語と日本語の関係を重きを置いたからではないかと、私は勝手に推測します。インドネシア諸語には、日本語「カヒ」(貝)に対応する語は見つからないのですが、フィリピン諸語には、以下のような興味深い語例を見出す事ができます。フィリピン諸語KALlukkobハマグリTAGkabi'bi貝・軟体動物殻ka'laカメ (タイマイ:赤ウミガメ属)< AN祖語 「殻」ku'lit頑固な < AN祖語 「皮」ILKkappi'カニ貝殻は bato で「石」の意味CHRkalo'貝の一種インドネシア諸語ACEkulet貝・肌・皮BATkora331;貝殻INDkra331;kulit kra331;2語とも貝・貝殻kulit は「皮」の意味JAVkra331;貝殻言語名KAL: Kalinga LimosTAG: TagalogILK: IlocanoCHR: ChamorroACE: AchehBAT: Toba BatakIND: Indonesia JAV: Javaまず注目されるのは、タガログ語の、 kabi'bi で、これはどー考えても日本語の「貝」(kapi ; LH)と同源でしょう。タガログ語のこの単語は「殻」の意味もあるのですが、日本語の「かひ」にも「殻」の意味がありました。古語で「かひご」と言えば「卵」の意味で、「かひ」は「殻」を意味します。(「岩波古語辞典」などによる。)語形・アクセント・意味が三位一体で良く一致します。他のフィリピン語を見ると、KAL(Limos Kalinga語)の lukkob は、後半の語形 kob が、タガログ語 kabibi ( lt; *kapi ?)と関係ありそうですが、自信はありません。イロカノ語には、明らかにタガログ語と関係ありそうな kappi があるのですが、これは意味が「カニ」です。もしかしたら、kapipi あるいは、kabibi は、元は「殻を有する水生動物」という原義だったのが、両言語で「貝」と「カニ」に意味が分離した可能性が考えられます。(語例のデータが少ないので仮説です。)脱線: 「栗」と「ハマグリ」の語源 上の例は、日本語がインドネシアよりはフィリピン諸語との関係が深いことを意味するものと考えられます。ゴチャゴチャしたのでまとめると、以下の表のようになります。AN祖語意味対応する諸語の語形意味kal.ah殻ka'laタガログ語カメ(タイマイ)kalo'チャモロ語貝の一種kl.a331;貝の一種kra331;ジャワ語など貝・貝殻kulit外皮kuletアチェ語(インドネシア)貝殻kulitインドネシア語(堅い)皮タガログ語には、ku'lit(頑固な)という、一見日本語と関係なさそうな語があるのですが、インドネシア語との比較から、デンプウォルフは、祖語 kulit (「外皮」)を再構しています。これは、日本語の「栗」(LL)と同源と考えられます。(アクセントは不一致。)「栗」は縄文時代の日本人の主食のヒトツでした。三内丸山遺跡周辺の栗の木を調べたところ、遺伝子が自然にあるものよりも均一である事から、栗が縄文人によって「栽培」されていたのではないかと推定された事は、記憶に新しいところです。この対応が正しければ、「栗」の原義は「皮」です。少なくとも私には非常にもっともらしく思えます。「栗」はAN起源の「縄文語」と推定されます。更に言うと、「浜(ハマ)」(pama; LL)は、多分、タガログ語の「川岸」(pampa'ng)と同源で(デンプウォルフは「河口」と訳している)、「ハマグリ」の原義は、「浜にいる栗に似た貝」という事になります。これも私には非常にもっともらしく思われます。「縄文語」などというと、今の日本語と全く異なったエキゾチックなものを想像するかもしれませんが、こういう語例を見ると、いくつかの音韻対応を頭に入れておけば、もしかしたら、けっこう、なんとか、縄文人と会話する事は可能なのではないかなどと空想してしまいます。「亀」の語源について 前に「フィリピンのサルカメ合戦」で書いたように、カメのAN祖語は、pn~u'h ですが、何故かこの語は日本祖語には入りませんでした。村山説では、前鼻音化形の mani が、「占い」の古語=「フトマニ」=「大亀」の中に痕跡的残っているとするのですが、ここでは「亀」(kame2)の語源がAN語で解けるかどうか検討します。「貝」に話しを戻します。kapi が日本語で「殻」の意味を持ち、フィリピン諸語で「殻を持った水棲動物」の原義だったとすると、「カメ」もまた、この語から派生したのではないかと想定するのはさほど唐突なことではありません。実際、AN祖語の「殻」という単語が、タガログ語では「カメ」に意味変化しているワケですから。「亀」も「殻を持った水棲動物」です。私は、kame2 は ka+me2 と分解され、me2 を、「トリ」の語源(スズメ、カモメ、ツバメなど)を考察した時に述べたように、「動物一般を指す接尾辞」と解釈します注)。 おそらく、kapi (殻)+ me2(動物) gt; kapime2 gt; kamime2 gt; kaNme2 (A) gt; kame2 (LL)という合成語からの音韻変化で「カメ」が生まれたのではないかと考えます。アクセントも合います。日本とフィリピンの説話で、一方が「カニ」、もう一方が「カメ」であるのは、原義に遡ると同一の語だったからと解釈することができます。注) スキューバ・ダイビングしている時にカメが泳いでいるのを見たことがありますが、鳥が飛んでいるようにも見えます。神武記「速吸の門」の章で、「亀の甲に乗りて釣りしつつ打ち羽ぶき来る人、速吸の門に遇ひき。」という一節があります。これは亀の泳ぐ様を鳥になぞらえて形容する語とも考えられます。 以上、このページで考察した語彙のまとめ。縄文時代の海辺における狩猟採取生活における必須単語。日本語アクセントAN祖語AN諸語kani蟹HHkaRang (ヤシガニ)Tag:ka'hung (?) 貝kapi貝LH?Tag: イロカノ語では「カニ」kabi'bi 貝・殻kapi-koタマゴ殻+子??Tag:kabi'bi 殻・貝kame2亀LL?kapi + me2 から? kara殻HLkalahTag:ka'la カメpama浜LLpangp'ngTag:pampa'ng 河口・岸kuri栗LLkulit (皮・殻)Tag:ku'lit 頑固なやはりタガログ語を中心とするフィリピン諸語と日本語の一致が注目される。アクセントの一致も極めて良好。学問の部屋へ
2008年12月14日
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フィリピンの「サルカメ合戦」-「サル」の古語に関する脱線の多い考察-「この蟹や 何処の蟹?」-「蟹」の語源に関する脱線の多い考察-再び「蟹の歌」について 以上、「この蟹や いづくの蟹?」について考察したのですが、現在の私の結論は、「南の島(オーストロネシア)産まれ)」が答えです。「蟹の歌」を、現代語に訳して引用します。(ちょっと私流に意訳しましたが。)(語句の解釈は、武田祐吉「新訂古事記」(角川文庫)を参考にした。)この蟹は 何処の蟹だ?百伝う 角鹿の蟹だ。横歩きに歩いて 何処に行くのか。(中略)ニホ鳥のように 水に潜っては 息を継ぎササナミ道を ズンズン行くと木幡の道で 美しい乙女に出会った。櫟の木の立つ井戸のある ワニ坂の土の上・中・下の 三つの土の 真ん中の土を取って眉墨にして目も鮮やかに眉を描いた 美しい乙女に 出会った。(以下略) ここで私が面白いと思うのは、「海幸彦・山幸彦」の説話との類似です。兄の海幸彦の針を無くした山幸彦が海岸で泣いていると、塩椎の神がやってきて小船を与え、これに乗れという告げられます(書紀では目の無い籠に入れて海底に沈める)。言われた通り舟に乗って波に流されていると、道が現れ、ワタツミの神の宮殿にたどり着きます。門の近くに井戸があり、その上の木に登ってしばらく待っていると、豊玉姫の侍女(書紀では豊玉姫自身)が水を汲みにやって来て・・・と展開するワケですが、「水に潜ると、道が現れ、井戸のある、木の傍(ハタ)、で美しい乙女と出会う、」という基本ストーリーは、「蟹の歌」と完全に一致します。この類推を適用すると、「ワニ」と「ワタツミの神」が対応するワケですが、「海幸彦・山幸彦」の説話で、豊玉姫が山幸彦の子を産むときに「八尋ワニ」に姿を変えた事を思えば納得です。この歌の伝承者が、九州の海人族と関係がある事は明らかです。「蟹の歌」は海人族に伝承される「異族(山幸)との聖なる婚姻」を寿ぐ儀礼の痕跡と思われます。更に「蟹」を「亀」に置き換えると、この歌は結末は別として「浦島太郎」の説話に変換されます。また、もし「サルカニ合戦」が、一部の論者が指摘するように、カニに象徴される水の精と、サルに象徴される山の精との対立を描いたものだとすれば、この民話は、「海幸彦・山彦説話」の別バージョン(動物編)とみなす事もできます。この稿の発端は、フィリピンに「サルカニ合戦」と良く似た民話がありますという事だったのですが、前回この話しを紹介した際には、この民話の起源が古いものである証拠を示すことはできませんでした。しかし、今回の検討結果によれば、少なくともこの民話のモチーフの一部については、記紀の神話と共通する要素が認められます。だとすれば、フィリピンと日本の「サルカニ(メ)合戦」は、起源を共有する非常に古い説話に遡るのではないかと推定することは充分に可能ではないかと考えます。古代史との関係: 上で述べたように、応神天皇の伝承の箇所に現れる「蟹の歌」が古代九州海人族の婚姻儀礼の痕跡と推定される事は、応神天皇が九州の産まれであるという記紀の伝承と整合します。更に「カニ」については、村山説にあるように、日本語と韓国語で共通祖語を立てる事が可能です。このような語彙は、明らかな借用語を除くと、私の考えでは、そう数多くはありません(但し、今後考えが変わるかもしれませんが)。この事は、いわゆる「応神王朝」の成立に係わった人々は、九州を根拠地として朝鮮半島と深い関係を持った集団ではないかという推測を産みます。応神天皇の母親の神功皇后は、「新羅征伐説話」の主人公です。言語学的からの推定と、記紀の説話は微妙に交錯します。ここから具体的な歴史過程を導くことは到底ムリな算段ですが、少なくとも、神功皇后から応神天皇にかけての古事記の伝承が、なにがしかの「史実」を含んでいるという推定の補強にはなるのではないかと考えます。日本語の起源との関係: 以前から、私には安本美典氏流の、日本語には、チベット・ビルマ祖語、或いは古代南方中国語も混入しているという説に共感する所があり、現在もその可能性は真面目に考慮すべきと考えています。「カニ」の語源は、この考えを支持すると考えた時期もあったのですが、現在では、この語もAN祖語(kaRa;)起源と考えるようになりました。今後の予定 この稿で述べたような、言語学と古代史の境界のところであれこれと想像を巡らすのが楽しいワケです。今後も「神話・説話に現れるAN語の解析」をテーマにしようと思っています。今のところ持ち合わせのネタは、フィリピン神話における「ナナマタのオロチ」です。フィリピンでは「八マタ」ではなく、なぜか「七マタ」なのです。しかし、次回はその前に、本論の「基礎語彙100語比較」で述べる事が出来なっかった「数詞」について補足しておこうと思います。高句麗語で「10」を tk と言った事は良く知られています。これが日本語の「十」(to2wo)と関係があるという説がありますが、本当にそうなのか、検討しようと思います。学問の部屋へ
2008年12月13日
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フィリピンの「サルカメ合戦」-「サル」の古語に関する脱線の多い考察-「この蟹や 何処の蟹?」-「蟹」の語源に関する脱線の多い考察-今回は、「サルカニ合戦」の続きです。前稿では、フィリピン中部にこれとそっくりな話しがある事、「サル」の古語「マシラ」と同源と見られる語がフィリピンにある事を紹介し、この民話の起源が非常に古いものである可能性について触れたのですが、その根拠を示すことはできませんでした。今回は、もう一方の主人公である「カニ」に焦点を当てて、この説話の起源について論じ直してみようと思います。蟹にまつわる習俗と応神朝の起源について さて。この稿の表題、「この蟹や いづくの蟹」は、応神記にある歌、この蟹や 何処(いづく)の蟹百(もも)伝ふ 角鹿(つぬが)の蟹横さらふ 何処に至る(以下長いので略) から取りました。蟹は、「いづこへ至る」かというと、「サザナミ道」を通って、「木幡の道」で美しい娘に会います。その娘は、傍に櫟(いちい)の木が立つ井戸のある、「ワニ坂」で取れた眉墨でお化粧しています。この歌、どことなくユーモラスで、微笑ましくて、古事記の中で私が好きな歌のヒトツです。櫟(いちひ)の木というのは、岩波古語辞典によれば、ブナ科の樹木で、今のイチイとは別種だそうで、木の実は食用になるそうです。「蟹」と「食用になる木の実」の組み合せから、「サルカニ合戦」のカニが柿の木を育てた事が連想されるのですが、実は「カニ」と「木」と「井戸」は、なかなか深い関係があるようなのです。説話や神話、民族学関係の著作を見ると、脱皮を繰り返して成長していく生命力や、その奇怪な外形から、古代日本人は、「蟹」を成長を司る水の精とみなす考えを持っていたとあります。例えば、「古語拾遺」:掃守連(かもりのむらじ)の祖、天忍人命が、豊玉姫に「ウガヤフキアエズ命」が産まれた際に、産室にいた蟹を箒で追い払ったという話しが載っています。産まれた子供の成育を祈願して、新生児の体に蟹を這わせるという琉球の習俗との関係が指摘されています。「成木責め」:サルカニ合戦で、カニが「実を付けぬと木をちょん切るぞ」とおどしますが、これは、昔の小正月で行なわれる「成木責め」という、収穫を祈願する儀礼で唱えられる文言と同じなのだそうです。 サルカニ合戦で、カニが柿の木を育てるというモチーフと、蟹が木のふもとの井戸に辿りつくという応神記の歌のストーリーは、共に、蟹にまつわる古代の習俗・儀礼に遡る可能性があるのです。豊玉姫は、海の神の娘です。海人族の正嫡です。「蟹の説話」は、彼らのものでした。一方で、応神天皇は、九州の生まれとされます。「この蟹や」の歌が、他ならぬ応神天皇の伝承の部分に引用されたというのは、この天皇の特異な出自と関係があるに違いありません。即ち、「蟹の歌」と、応神天皇を「九州生まれ」とする記紀の記述は、少なくとも民俗学的には整合していると言えます。これを「記述の史実性」とまで言えるかどうかは、分りませんが。さて、本稿の目的は、「蟹」が海人族の「水の精」だったとして、その語源を比較言語学的に探る事にあります。「蟹」の語源 例によって村山説の紹介から入ります。村山は、「日本語の研究方法」(p.50-53)において、けっこう詳しく「カニ」の語源を考察してます。村山説概要: 中期韓国語は、 ki だが、各種方言形と、村山氏の近所に住んでいたピョンヤン北生まれの朝鮮人の発音(!)、 k331;i (331; は非常に弱い)から、朝鮮祖語 k331;i を立てる。これから日朝共通祖語、k331;i を再構する事ができる。一方、台湾のアタヤル、パイワン語などから、*kaRa331; が再構される。Rは、IPAで、γ(ノド奥で発音される濁音の一種)と表記される音だったと推定される。日本語では、語中の R は規則的に消失したので(音韻則 I-A 参照)、*kaRa331;|i gt; kaha331;i gt; ka:331;i gt; kani (HH)という音韻変化で「カニ」が生まれた。 アクセントは私が付記しました。Rの消失で発生した長母音が高声調 H になったとすれば、アクセントも説明できます。村山説の弱点は、彼自身も指摘しているように、台湾以外のAN諸語で *kaRa331; に対応する語形が見つからないことです。他のAN諸語を差し置いて、日本語と韓国語に対応語が見つかるというのは、比較言語学的には、イマヒトツ納得がいかないのです。「蟹」は中国産か? そこで、私は、一時期、もしかしたら「カニ」は、シナ・チベット語起源ではないかと考えていました。中国語で「蟹」は、形声字「解」から分かるように、中古音で ai です。これは中期韓国語の、 ki に類似しています。一方、Matisoff という学者が再構したチベット・ビルマ祖語では、k(y)an で、「カニ」に語形が似ているのです。しかも「蟹」の中古音声調は上声で、アクセントも合います。残念ながら、私は、美味と言われるシャンハイ蟹は食べたことないのですが、「やはり蟹は中国産か!?」と考えたのでした。チベット・ビルマ~中国~台湾~朝鮮半島~日本という長い道のりを、「蟹」が「横さらひモモ伝わって」やって来たのではないかという考えは魅力的であったのですが、「貝」「蛤」「亀」「烏賊」「魚」「鰻」や、多分「牡蠣」も、かなり明瞭にAN語起源と推定される事から(一部の語彙については後で詳述)、一人「蟹」だけが、ポツ~ンとシナ・チベット語起源というのは、いかにも辻褄が合わないと考えるようになりました。更に、Wurm/Wilson が編集した 「AN語再構形・英語検索リスト」(English Finder List of Reconstructions in AN Languages) という本に、村山が再構した *kaRa331; という語形が、フィリピン祖語の「蟹」として載っているのを見つけ、今では、「カニ」もやはりAN語と考えるようになりました。但し細かい点で疑問はあります注1,2)。注1) *kaRa331;というフィリピン祖語は、Zorcという有名学者の説なのだが、なぜか引用論文の記載がなく、どういう語形を根拠とするのかが私には不明。この語形は、タガログ語では、kaga331; になるハズ。辞書を見ると、この語は、「固い(土)」「乾ききった」を意味し、原義が例えば「固い表面」=「殻」である可能性はあるが、「蟹」にはチト遠い。タガログ語で「蟹」は katang だが、第二子音が合わない。Aklason語の、kahung (貝・貝殻)がやや期待される語形に近い(イロカノ語に「貝」が「蟹」と同じ語形を取る例がある)が、この言語でも R は g に対応するのでダメ。 チャモロ語の hagaf (soft-shelled crab)は、意味はOKだが、語末子音が合わない。いっそのこと、デンプウォルフの再構形 kl.a331;(貝の一種)が*kaRa331;と同源ではないかと考える。この語は、インドネシア語だけからの再構形なので、第二子音はRに遡る可能性がある。即ち、k[l.]a331;の代わりに、AN祖語 kR331;(貝)を立てる事は、不可能ではない。(インドネシア諸語では、Rが r に変化した。但しJave語では消失。) これがZorcの再構形 *kaRa331;と関係があるのではないか、という所までは考えたのだが、いずれにしても、フィリピン祖語で、「蟹」に*kaRa331;という祖語を立てる根拠は、私にはイマイチ不明。CANDに載っているAN祖語の再構形は実は、Zorc によるものだが、上の記述を書いた後で coconut crab (ヤシガニ) の項目に kaRa331; があるのを見つけた。成程、crab の項では見つからなかったワケだ。上に挙げた「英語検索リスト」は1975年の発行なので、20年の歳月が経ってフィリピン祖語からAN祖語に昇格したようだ。
2008年12月12日
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フィリピンの「サルカメ合戦」-「サル」の古語に関する脱線の多い考察-サルの来た道? 現代日本では「猿」は saru ですが、古語に「マシ」という語がありました。万葉集に「猿」を「まし」と訓じた多くの例が見られます。一例を挙げておきます。吾妹児(あぎもこ)に 恋ひつつあらずは 秋萩の 咲きて散るぬる花にあら猿を (#120) ここで「あら猿を」は、「あらざるを」ではなく、「あらましを」と訓みます。古今集(905-914)では「ましら」という語形が見られます。わびしさに ましらななき あしひきの 山のかひある けうへにはあらぬ (雑体1067) おそらく、「ましら」は「まし」+「ら」で、「まし」は猿の古形です。「ら」は「等」と思われます。方言にも「ましら」が残存していて、青森・岩手・秋田・山形・和歌山にサルもしくはサルの忌み言葉があるそうです。(図説琉球語辞典 中本正智 1981 金鶏社による)ここで、上に紹介したフィリピン民話の題名"How Pagong Made a Fool of Matsing" (いかにカメはサルをコケにしたか)を見て下さい。サルは、matsing で、「猿」の古語「マシ」と良く似ています。というか、上代日本語の「シ」は、tsi に近い音だったと推定されるので(森博達「古代の音韻と日本書紀の成立」p.125)、語尾の鼻音を除いて音が一致します。左の図はフィリピンの言語分布を示したものです。この民話は、フィリピン中部のパンパガン地方(左図のKpmで示した地域)に伝わるものです。フィリピンでmatsing という語形を持つ言語は他に何があるかと言うと、私の持っている資料では、タガログ語があるだけで、この語が分布するのはフィリピンでも中部に限定されています。オーストロネシア諸語全体で見てみると、「サル」を表す語は、西マラヨ・ポリネシア語群(敢えて分かりやすく言えば、マレー・インドネシア・フィリピン)にのみ存在します。これは猿が東南アジアの動・植物分布相を区分する、「ウォレス・ライン」を超える事ができなかったためです。(R. Blust "Linguistic Value of Wallce-line" 1982による。ちなみにウォレスというのはダーウィンのライバルだった有名な博物学者です。)デンプウォルフは、「猿」を表すオーストロネシア祖語として、bluk を再構していますが、上の理由により、この語の分布もあまり広くはありません。注目すべきは、グアム島、チャモロ語の macheng です。これはどう見てもタガログ語のmatsing の同源語ですが、グアムに古代から野生の猿が生息したはずはないので、おそらくタガログ語からの借用語と思われます。更に面白いのはサイパンでは「猿」は saro なのです。サイパンは戦前日本人が多く居住していたので、多分、こちらは日本語からの借用語と思われます。(私が参照した辞書には何のコメントもないけれど、多分、借用語でしょう。)面白いことに、マリアナ諸島のチャモロ語には、「マシ」と「サル」が同居しているのです。左の図は、現在考えられているAN語族の話し手の移住経路を示したものですが、台湾からフィリピンへの移住の後、フィリピン中部から移住の波が大きく東西に分かれたと推定されています。(J. Lynch "Pacific languages" p.54 Map14の一部を拡大して改変)これは、まだ想像の域を脱しない仮説にしか過ぎませんが、私は、東に分裂した集団の一派がマリアナ諸島経由で日本に移住してきた可能性があると考えています。「証拠らしきもの」は、「花」と「星」です。(なんか宝塚みたいですが。)「花」は、AN祖語では *bunga で、第一母音は u なのですが、チャモロ語では、banga で、日本語(pana)と第一母音が一致します。「星」は、AN祖語では *bi(n)tuqen で、日本の potsi (oの甲乙不明)とあまり似ていないのですが、チャモロ語では、pution で、もし日本語の第一母音が甲類のオ(O1)であれば、周知のように o1 ⇔ u の通音は上代日本語で良く見られる現象なので注)、注) 例えば、/uto・ utu/ /suko-si・ suku-nasi/ /ito・ itu/ /agora・ agura/ karu-si・karo-si/ /no・nu /など。メンドウなのでOの添字1は省略した。 チャモロ語: pution日本語: *putsi ~ potsiとなって、語形が接近してきます。(チャモロ語以外のオーストロネシア語では、すべて、 b(p)itu- と第一子音が i です。)「星」は航海術には欠かせない要素なので、海洋民族には特に重要な語彙です。ちょっと脱線しましたが、フィリピン中部とマリアナ諸島を連結する経路が存在し、そのルートの先に日本列島があった事は、「サルの来た道」フィリピン中部matsingグアム島macheng上代日本列島matsiから推測できると思われます。ちなみに"Ancient Chamorro Society"によれば、グアム・サイパンの人々は、腕輪に使う子安貝を求め遠く沖縄諸島の人々と交易をしていたそうです。チャモロ語がタガログ語の「猿」(matsing)を取り入れたのがいつの時代の事なのか全く不明ですが、上代の日本列島にmatsiという言葉があるのを見ると、少なくとも古墳時代前期か弥生時代に、フィリピン・マリアナ・沖縄諸島と日本本土の間でかなり活発な民族間の接触があった事が推定されます。「猿蟹合戦」の前半部分もまた、このようなルートに乗って日本にやって来たと考えるのはそれほど荒唐無稽なことではないと思います。民俗学と比較言語学の接点はあるか? とは言え、「猿蟹合戦」がどれくらい古い話しなのかは、正直言って全然分かりません。この話しが最終的な形態になったのは「仇討ち」や「合戦」が民衆に好まれるテーマとなった時期と考えられるので、武士の世の中になってからの事と推定されます。前半部のフィリピン版との類似が生じたのが古代における移住や接触の結果などではなく、交易によってもたらされたものと考えるなら、その時期は安土桃山時代の南蛮貿易が盛んだった頃、というのが「最も保守的な推定」でしょう。後半部分の起源についても同じ事が言えます。残念ながら、この民話の起源が古代まで遡る証拠はありませんし、それを否定する証拠も(多分)ありません。いかに類似した民話どうしでも「伝播」の可能性が常にあり、古い文献に記載がないと、それがいつの時代に生じた事なのか特定できないので、明確な結論を出すのは困難です。それに比べると「語彙」の比較は、フィリピンと日本の間に有史以前からの接触があった事を歴然と示しています。比較言語学で得られる情報が民話の分析に何か有用な情報を与えるのではないかと思ってこの稿を書き始めたのですが、どうも方法論的にムリだったみたいです。次回の予定: 今回は「猿」を取り上げたのですが、現代語の「サル」(saru)の語源は今のところ全く不明です。万葉集に一首だけですが「サル」という語が登場するので、既に上代には「マシ」と「サル」が共存していた事しか分かりません。「猿蟹合戦」で話しを始めたので、行きがかり上、次回は「蟹」を取り上げようと思っています。これが非常に悩ましい。「蟹」は、日本語の起源がとてつもなく複雑なものである事を象徴する語であると私は考えるのですが、どう料理したら良いか、実際に書いてみないとどうなるか、分かりません。追記 (2004/08/19) 「亀」の語源? "How Pagong Made a Fool of Matsing" (いかにカメはサルをコケにしたか)で分かるように、「亀」は pagon です。タガログ 語(中部)でもイロカノ語(北部)でも pagon なのですが、チャモロ語は haggan で主要フィリピン語とは異なっています。しかし、北部フィリピンに dagga という語形を示す言語がいくつかあり、チャモロ語の語頭 h は、オーストロネシア祖語の k あるいはd と対応するので、チャモロ語の haggan は *daggan に遡り、フィリピン語と関係ありそうです。AN祖語(デンプウォルフ)は *pn~u で、オーストロネシア諸語全部を見渡しても「カメ」(kame2 < *kamai )に類似した単語は見つかりません。以下は例によって村山説です。上代語に「太占:フトマニ」(putomani)という語がありますが、この語の後半、 mani が前鼻音化によって生じたと仮定すると、mani < m/pani となるワケですが、この pani が *pn~u と関係あるのではないかというものです。しかし、岩波古語辞典によれば、フトマニは 「鹿の肩の骨を焼箸のようなもので突いてできる割れ目で吉兆を占う」ということで、古代日本に亀卜が行われていたのかは疑問があります。「魏志倭人伝」には「・・・俗挙事行来に云為するところ有れば、すなわち、骨を灼きて卜し、持って吉兆を占い先ず卜する所を告ぐ。その辞は令亀の法の如く・・・」とあるので、倭人の占いは明らかに亀卜ではありません。この説は比較神話学の専門家である大林太良氏との対談をまとめた「日本語の起源」(1976)で述べられたものなのですが、大林氏が何も反論してないのは遠慮したのでしょうか?ざっとググッてみると、亀卜は奈良時代に中国から伝わったものという説ばかりで、弥生時代以前に行われていた形跡はなさそうです。音韻対応としてはいい線行っているのですが、村山説はいささか根拠に欠けるのではあるまいかと思います。ど~も本論に続きスッキリしません。学問の部屋へ更新記録1. 2004/08/16 第一稿UP2. 2004/08/19 追記UP
2008年12月11日
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綺麗になりたければココ← フィリピンの「サルカメ合戦」-「サル」の古語に関する脱線の多い考察-この稿では、古代日本語の「サル」を表す語がフィリピンのものと同じである事を述べるのですが、まずはフィリピンの民話の紹介から話しを始める事にします。 フィリピン中部に伝わる民話に、"How Pagong Made a Fool of Matsing" (いかにカメはサルをコケにしたか)というのがあって、これが日本に伝わる「サルカニ合戦」の前半部分に非常に良く似ているのです。どれくらい似ているかというと百聞は一見に如かずで、私が見た絵本に載っていたさし絵を見て下さい。日本の民話ではサルがカニに青柿を投げつけるのですが、フィリピンではサルがカメにバナナの皮を投げてます。(出典: The Carabao-Turtle Race and Other Classic Philippine Animal Folk Tales Tahanan Books for Young Readers Manila [1993] 収録) お話しはこの絵から想像される通りですが、一応、紹介しておきます。ある日、カメ(Pagong)と彼女の親友のサル(Matsing)が魚を取りにいきました。すると河からバナナの木が流れてきました。サルはカメに頼んで木を岸に引き上げさせます。カメは木を植えてバナナの実が成るのを待とういうのだけれど、サルはすぐに分け前をよこせと駄々をこねます。そこで木を半分に分けるのですが、サルは葉っぱの付いた上半分を取り、残りの根の付いた部分をカメに渡します。浅はかなサルは根っこの部分は不要と考えたのです。サルが受け取った木はすぐに枯れてしまうのですが、カメが植えた根は見事に育ってバナナが実ります。それで図のような展開になる次第です。ここから先がよく分からんのです。カメがバナナの木の根元にイバラを敷いて仕返しするのだけれど、怒ったサルがカメを捕まえると、カメが「私は水が怖いので河に投げ込むのだけはやめてくれ」と言うのでサルはカメを河に投げ込むのですね。それでカメがまんまと逃げおおせて、お話しは終わり。そもそも、サルはカメに頼んで河を流れるバナナの木を取らせたワケですよ。水が怖いというカメのウソをなぜ見抜けなかったか、私には全然分からない。さて。後半から、日本版はフィリピン版と大きく異なり、日本人が好んだ「仇討ち話し」に展開していきます。後半の仇討ち話しの方は、なんとグリム童話に良く似た話しがあるのです。グリム童話 第41話 「コルベス氏」 オンドリとメンドリが、ハツカネズミに馬車を引かせ、コルベス氏の家へと旅に出る。このコルベスという人物が何者なのかは全く説明がない。一行にネコが加わり、更に、石うす、タマゴ、カモ、留め針、縫い針が加わる。やがてコルベス氏の家に着くが、コルベス氏は不在で、全員が家のあちこちに隠れる。そこへコルベス氏が帰ってくる。コルベス氏が暖炉のそばに行って火をおこそうとするとネコがコルベス氏の顔じゅうに灰を投げつける。コルベス氏は急いで台所に行き、顔を洗おうとするとカモが水をかける。手ぬぐいで拭こうとすると、タマゴがころがってきて、つぶれ、コルベス氏の目にこびりつく。コルベス氏は一息つこうと椅子にこしかけると留め針が刺す。最後は、家を出ようとしたコルベス氏に石うすがとびおりて殺してしまう。 悪者のサルをやっつける方法が、「猿蟹合戦」とソックリです。これに似た話は27話の有名な「ブレーメンの音楽隊」にもあります。「平凡社・世界大百科事典」によると、類似した民話は広く分布(ヨーロッパ・モンゴル・インドネシア)しており、アジア起源ではないかとの事です。仲間が一緒に旅をすること、悪者が弱い者いじめをすること、数個の動物または品物がそれぞれの場所に隠れ、その習性に従って悪者を襲い、追い出しまたは殺すというストーリーが共通しています。仲間としてはロバ、イヌ、ネコ、雄鶏、雌鳥、カモ、サソリ、ハチ、留め針、縫い針、卵、栗、牛糞、石臼、しっくい、などで、悪者としては泥棒、コルベス様、宿屋の亭主、オオカミ、サルなどが現れる、そうです。(青字は日本民話の登場動物あるいは登場物。)古形の再構 おそらく、日本の「サルカニ合戦」は元は異なるフタツの話が合体して形成されたものと考えられます。ヒトツは前半部分の「手に入れた拾得物をめぐり強者が弱者を収奪する話し」ですが、日本版、フィリピン版ともに「目先の利益に捕らわれず栽培作物を辛抱強く育てた方が最後には大きな利益を得る」という「農民向け教訓話」の要素を含むのが興味深いところです。もうヒトツは後半の「悪者を弱い者が団結してこらしめる、もしくは殺す話し」で、上に述べたように、モンゴル・インドネシア・日本・ヨーロッパに分布しています。但しインドネシア版には石臼は出てこないそうです。石臼が出てくるのはモンゴル版だそうです。単純に考えれば、「猿蟹合戦」は、前半がフィリピン、後半が北ユーラシア系です。このHPでは、日本語はオーストロネシア語とアルタイ系言語が混合してできたという説を紹介かつ展開しているワケですが、この例では民話までもが北と南の混合要素で出来ているのです。柳田國男がこの民話の古形を推定する論文を書いていて、やはり前半と後半の二つの独立した話しが合体したものと結論を下しているそうです。更に柳田は、前半部について、日本各地に伝わる類話を分析し、「サルとカニが餅をめぐって争いになるという話しが古形」と考えたそうです。(後半部についてはフィンランドの学者が論文を書いているとの事。)しかしそうだとすると、日本版とフィリピン版がともに、サルは目先の利益を優先する 弱者は作物を辛抱強く育てるがサルに収奪される いう顕著な共通要素を持っている事を説明できません。私の「空想」ですが、「猿蟹合戦」は有史以前に遡る古い起源を有するのではないか?この「空想」を証明する何の助けにもならないのですが、以下に日本版とフィリピン版の民話に共通して登場する悪者、「サル」の語源について考察します。少なくとも「猿」を表す語が有史以前にフィリピンからやってきた事はかなり確かだと思われます。(この語は村山先生も取り上げてません。)
2008年12月10日
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女性は魔性を秘めている 病院の女採血係、3歳の坊やに噛みつく アメリカの病院で、採血係の女性スタッフが幼児の採血をしながら、肩に噛み付いたという話が報じられています。 本人は遊びで噛み付いただけと言っていたようですが、幼児の肩には歯型がくっきりと残っていたようで、噛み付くことで快感を感じるという性癖を持っている女性なのかも知れないですね。 女性は時に、思いもしないような神秘性を発揮することがありますから、今回の一件も本人も理解できないような衝動的なことかも知れません。 あなたをナイフで切り裂いて、血を吸いたい...... 先日の噛みつき癖?のある看護師の話に続いて、今度は自分自身のことをバンパイヤ=吸血鬼だと思っている女性が現われた、という話題が先回と同じくエキサイトで紹介されています。 麻薬を使って酒を飲んで、さらに縄で縛られてセックスをしていたという相手の男性もかなりのオバカだと思いますが、ナイフで切りつけられて、血を吸いたいと言われたら、やっぱり何もかも吹っ飛んで、正気になって逃げ出すということなのでしょうね。 欧米のことは私はあまりよく知りませんが、東南アジアの生活習慣などを知っていくと、東南アジアには女性の持つ神秘性をテーマにした、妖怪の伝説が多いことに気付きます。 例えば、フィリピンにはマナナンガルという妖怪がいると言われていて、現在でもシキホール島(心霊手術の施術者で有名)には、マナナンガルが存在するというように信じている現地の人が多いです。 シキホール島は、リゾートアイランドで有名なセブ島から高速船で数時間移動したところにあります。 マナナンガルという妖怪は、昼間は普通の姿をしている女性なんですが、夜になると上半身と下半身が分離して、背中にコウモリの羽が生えてきて妊娠している女性を探して空を自由に飛びまわります。 もしも、妊婦を見つけると家の外から長い舌を延ばして、妊婦の胎内へと挿し入れて、胎児をすすり食うと伝えられているのですよね。 ですから、シキホール島では妊婦はみんなトイレに行く時も女性器を露出しないようにオムツを当てています...というのはさすがにウソです。 が、数年に一度の割合でマナナンガルが現れて、妊婦を襲ったという話が出るのは本当のことなんですよね、真実は謎のままなんですけど...。 で、これとシチュエーションが少し似ている話で、ペナンガランという、女性の妖怪がマレーシアなどの東南アジアにいることになっています。 ペナンガランの場合も昼間は普通に生活している女性なんですが、夜には首が胴体からニュルニュルッと抜けて、内臓一式をそのままぶら下げて、空を飛ぶということらしいので、見た目はかなりグロテスクでしょうね。 ただ、この妖怪の食料は子どもの生き血を吸うという事になっているのでマナナンガルとはちょっと設定が違っていますが、昼間は普通の女性で、夜になると化身するとか、首から下とは別人格で、主に年少者や妊婦など弱者を襲うとかの共通点があり、これは現在の女性の犯罪者とも共通する部分があるというように思いませんか? マナナンガルもペナンガランも、上半身が活動中に下半身を探し出して、見つけられないところに隠してしまうか、塩を塗っておくと元の体に戻ることが出来ないとか、更に太陽が昇ると共に干からびて死んでしまうのも共通点と言えば、共通点で、このあたりの設定もなんだか女性の特性を、言い表しているような気がしないでもありません。 ちなみに、日本の妖怪ろくろ首の話も、ペナンガランやマナナンガルとの接点があるという研究者もいるみたいですが、このブログはオカルト系のブログではないので、この話はこのへんにしておきますね。 ともかく、男性は何を逆立ちしても出来ない生殖に関わる事が出来る女性はいろいろな場面で、神秘や信仰の対象として活躍しているのですね。というようなことを言いたかった記事でございました。 男性の体の部位で、信仰の対象となっているのは、女性に子種を供給するペニス(珍棒・珍宝・子授け棒など)だけというのが、なんとも...。それだけ、女性は大切な存在であるということなのでしょう。_(^^;)ゞ 無理やり纏めたような話ですが、まあお許し下さいませ。
2008年12月09日
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アスワン?チュパカブラ?フィリピンで家畜が怪死 アスワンが動物を殺すとフィリピン人恐怖http://naturalplane.blogspot.com/2008_07_01_archive.html羊やヤギを殺したのは吸血鬼アスワンか?Cielo Alonzoの三頭のヤギが腹を裂かれて死んでいるところが日曜日午後二時半ごろに発見された。伝説の生き物の襲撃によるものだと信じる人もいたが、警察は根拠が無いと退けた。Glenda Caneteはヤギの世話係だったが、今まで野犬が動物を殺したことはないと言った。「犬より、いや狼より大きい何か、超自然的な力を持った何かが背後にいるのでは」事件は5月に続いて二度目である。去年の5月にも23頭の羊の群れが同じ方法で殺された。恐らく同じ攻撃者によって。現在、州立大学が所有している猛獣が疑われている。その一方で、「アスワン」が犯人だと言う人もいる。「動物の後に襲われるのは私たちの子供や、弱者かもしれません。殺戮を止めなければならない」警察はアスワン説に組しない。「100パーセント無いと言い切れます。我々は今文明社会に生きている。アスワンは映画の中だけの存在ですよ」警察官は言った。警察署長は調査の上犯人を突き止めるつもりである。フィリピンの迷信によると、日中人間だったものが、夜、吸血生物アスワンに変身する。それは黒犬や豚、雄牛に変身できると信じられている(抄訳)(本記事)ミンダナオニュースhttp://www.mindanews.com/index.php?option=com_content&task=view&id=4659&Itemid=50東欧にもまったく同じ形態の吸血鬼の伝説がありますね。魔女のイメージにも重なる。そう読めてしまう書き方なのかもしれないけど、これが中南米の話だと「チュパカブラ」ということになる。確か日本の南のほうでもこのての伝説、あったような気がするんだよなあ。アスワンhttp://en.wikipedia.org/wiki/Aswangアスワンの写真?http://10e.org/mt2/archives/200609/120014.phpロズウェルUFOまつりが今年もやってまいりました。毎年独立記念日の連休に行われます。http://www.roswellufofestival.com/UFO出現率・重大UFO事件学術討論会の参加メンバーが明言-南京市http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000042-rcdc-cnこんなんもね。中国はUFOなんてどうでもいいからやることやらないと。。「これまでの経験上、南京市では5~10年の間に一度は典型的な未確認飛行物体(UFO)が現れる」てスパン長すぎやね~ん。まるで"光る銀河鉄道"、市上空に大型UFOが出現?-江蘇省蘇州市http://www.recordchina.co.jp/group/g10013.html銀河鉄道?地上鉄道の光が雲に反射・・・もしくは室内列灯の光がガラスに・・・夢をなくすな!3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス3.29 アスワンII3.30 リノク3.31 アスワンIII
2008年12月08日
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綺麗になりたければココ← リノク >>関連項目一覧 フィリピン神話に出てくる大地の神。 ある時、竹から誕生した最初の二人の人間である男のシララクが女のシカバイに子供を増やそうと言った。 しかし、シカバイは同じ竹から生まれた兄妹のようなものだから、そんなことをしたら神の罰があるだろうと断った。 シララクは最初は魚に、次に鳥に聞くと自分達も肉親同士で子供を産んでいるから大丈夫だといった。 最後にシカバイが大地の神リノクに聞くと承諾が得られたので、シカバイは安心し二人はたくさんの子供をつくった。 関連項目一覧 フィリピン 【文化地域項目】●この元ページのトップへ● 3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス3.29 アスワンII3.30 リノク
2008年12月07日
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◆フィリピンの伝説の人食い獣のAswangを撮影か?! [Mystery] フィリピンの伝説の人食い獣のAswangを撮影か?!どこ!どこ!どこから来るのか黄金ばぁーっと!コウモリだけが知っているー!フハァハァハァハァ・・・。(注:エルエルはこの時代の人ではないです。公園で紙芝居も見たことないっす。それすら何を言ってるのかわからなかったらゴメンナサイ。)話戻って、これはフィリピンで撮影されたそうなんですが、何でもフィリピンには「Aswang」って言う人食い獣の伝説が昔っからあるそうで、この巨大なイキモノはそれなんじゃない?ってウワサが出てきたらしい。しかーし、やっぱりこれはどうみても巨大なコウモリっすネ。写真から正確な大きさを判断するのは難しいんですけど、それでもかなり巨大ってことはわかると思いますよ。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス3.29 アスワンII
2008年12月06日
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綺麗になりたければココ← チャナック チャナック(Tiyanak)またはインパクト(Impakto) は洗礼式に与る前に死亡した赤子である。 死後、彼らは未受洗の死者が赴く地獄の一室であるリンボとして知られる場所に行き、邪悪な霊に変身する。 こうした幽霊は生者を食べるためにゴブリンの姿で人間の世界に戻る。 チャナックは悪魔と人の子供であることもある。 また、その母親に復讐するためにやってきた中絶された胎児であることもある。 多くのチャナックは森に住むといられる。 チャナックが人間を見つけると、ふつうの赤子のように見える姿に変身する。 人がそれに気づきよく見ようと近づくと、チャナックはその本来の姿に戻り、犠牲者を餌食にする。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年12月05日
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貴女の綺麗に... ティクバラン ティクバラン(Tikbalang)またはティグバラン(Tigbalalng)は半人半馬の悪魔的な馬である。彼は馬の頭に人の胴体、そして馬の足を持つ。 人間の女をレイプするために夜に徘徊する。 被害に遭った女性は更にティクバランを産むことになる。 彼らはまた特に山地や森で旅人を迷わせるとも信じられている。 ティクバランは人々に対し悪戯をするのも好きで、ふつうは人間に本当ではないことを想像させる。 また時に人間を発狂させることもある。 言い伝えによれば、お天気雨が降っているときはティクバランが結婚式を挙げていると考えられる。 馬がフィリピン諸島に到来したのはスペインの進出時であるため(よってフィリピンで「馬」を表す言葉はスペイン語からの借用語kabayoである)、半人半馬の生き物のイメージは原住民に夜を恐れさせるためにコンキスタドーレスによって広められたという説がある。 ティクバランは実は日本の天狗のような半人半鳥の生き物であると主張する物語もある。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年12月04日
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貴女の綺麗に... ショコイ ショコイ(Siyokoy)はマーマンで、人間の形と鱗に覆われた体を持つ海の生き物である。 男性のシレーナに相当する。 このフィリピンのマーマンの下肢は魚の尾であることも、鱗に覆われた脚と水かきのある足であることもある。 彼らは長く緑色の触手を持っていることもある。 彼らは人間を食料とするために海に引きずり込む。 ショコイはえらを持ち、茶色か緑色で、魚のそれのような鱗を持つ。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年12月03日
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貴女の綺麗に... シレーナ フィリピンの海岸風景(ミンドロ島) シレーナ(Sirena)はマーメイドで、人間の上半身と、下肢のかわりに魚の尾を持つ海の生き物である。 彼女たちは漁師や旅人を引きつける。 報告によれば、シレーナは漁師たちによって陸からしばしば目撃されており、特に太平洋岸の町で多い。 目次2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス2.25 パパイヤ2.26 マンゴー2.27 ランソネス3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年12月02日
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260貴女の綺麗に... ランソネス ランソネスはフィリピンではポピュラーな果物です。 フィリピンの伝説。 昔、ある村にブラハンという名の美しい娘がいました。 ある夜、ブラハンが山の麓の川岸にあるダキトの木を眺めていると、口笛の音が聞こえてきました。 ブラハンが音のする方に行くと一人の若者が現れました。 ブラハンとその若者は、挨拶を交わすと、一緒に大きな石の上に座っておしゃべりしたり、川で泳いだりして楽しい時間を過ごしました。 しかし、一番鶏が鳴くと若者は「行かなくては。」と言って、去っていきました。 ブラハンは若者に会いたくて夜を待ちわびましたが、夜になっても若者は現れませんでした。 次の夜も、その次の夜も、若者は現れませんでした。 ブラハンは毎夜毎夜若者が現れるのを待ちましたが、若者は現れず、ブラハンは恋の痛みでやせ衰えて死んでしまいました。 川に浮いていたブラハンの遺体はダキトの木の近くに埋葬されました。 何年か経ち、ブラハンのお墓に1本の木が生えてきました。 その木には、ブラハンの両手を組み合わせたような、海綿のように柔らかい実がなりました。 人々は、この木をブラハンにちなんでブワハンと呼びました。 現在では、この木は果実の名前であるランソネスとして知られるようになりました。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス2.25 パパイヤ2.26 マンゴー2.27 ランソネス
2008年12月01日
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サリマノック貴女の綺麗に... サリマノック サリマノック(Sarimanok)は神話上の魔法の鳥で、それを捕まえた人に幸運をもたらすといわれている。 マガウル(Magaul)として知られるサリマノックはマラカスとマガンダの伝説に結びつけられている。 マガウルはマラカスとマガンダの生まれた竹をつっついたサリマノックである。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年12月01日
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282 マンゴー フィリピンの民話「螢(ほたる)」無漂白! 最上級ピュアドライマンゴー 500gダイエットにマンゴーフラッピー貴女の綺麗に... 昔、フィリピンの小さな村に美しい娘がいました。 娘には愛する若者がいて、二人はいつも川のそばに生えているマンゴーの木の下で語り合っていました。 若者の親達は娘が貧乏だったので嫌っていましたが、若者は毎日マンゴーの木の下で娘と会いました。 しかし若者の親達が、娘に知らせないようにして若者を遠い国の親戚のところへ行かせてしまったので、娘は毎日マンゴーの木の下で若者を待ち続けました。 娘は若者を捜しに飛んでいきたいと思い、神様にお願いして螢の姿に変えてもらいました。 だから螢は今も若者を捜し続けているのだそうです。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス2.25 パパイヤ2.26 マンゴー
2008年11月30日
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貴女の綺麗に...サンテルモ サンテルモ(Santelmo)またはサント・エルモ(Santo Elmo)は多くのフィリピン人に目撃されている火の玉で、特にシエラマドレ山脈での目撃が多い。シエラマドレ山脈での目撃が多い。シエラマドレ山脈での目撃が多い。シエラマドレ山脈での目撃が多い。シエラマドレ山脈での目撃が多い。 科学的には電線から放出された電場だと説明される。 しかし、その目撃例はスペイン時代(1500s-1800s)から報告されている。 また、アルプス山脈やヒマラヤ山脈でも目撃されている(セントエルモの火及びウィルオウィスプも参照)。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月30日
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280 パパイヤ フィリピンの民話「パパイヤの始まりの伝説」【沖縄県産とれたてパパイヤを使う!オキナワンおばぁ~ちゃんが伝授するパパイヤちゃんぷる~...ビタミンやカロテンたっぷり!【石垣島産】無農薬!甘みたっぷりの完熟フルーツパパイヤ 2kg(... 昔、ある所に若い夫婦が住んでいました。 夫は怠け者で寝てばかりいましたが、妻のブガナは働き者でした。 ある年のこと、村中が米の刈入れで忙しい時期に、ブガナは出産直後で田に出かけることができなかったので、夫に刈入れの手伝いに行くように何度も頼みましたが、夫は返事をしませんでした。 ブガナは、「私の最後のお願いです。明日は必ず田に出かけてください。そうしないと神様のばちがあたりますよ。」と言いましたが、翌朝も夫は寝転がっているだけでした。 ブガナは仕方なく赤ん坊を家に残したまま田で働き続けました。 日が暮れて他の人達が帰ってからもブガナはまだ働いていました。 でも、それっきりブガナは帰ってきませんでした。 ブガナがいなくなって人々が大騒ぎをしているのに夫は寝ていました。 夫は夢を見ました。 田に見たこともない木が1本生えていました。 木が言いました。 「私はブガナです。神様は怠け者のあなたにお怒りで、私はこんな木になりました。」 夫が目を覚まして田に行くと夢で見た木が生えていました。 木が言いました。 「私が実をつけたら赤ん坊に食べさせて下さい。放っておいても実は次々になります。実を食べてあの子は元気に大きく育つでしょう。」 ところで、フィリピンではパパイヤには性別があるって聞いたことがありますか? 大きくて縦長のがオスで、小さくて丸いのがメス、木に花だけ咲いて実がならないのがオカマというとか…。 本当でしょうか? なぞなぞでありますね。 「お父さんが嫌いな果物は?」 「パパイヤ!」 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス2.25 パパイヤ
2008年11月29日
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貴女の綺麗に...パサトサト パサトサト(Pasatsat)は「刺す(to stab)」を意味するパンガシナン語のsatsatを語源としている。パンガシナン語のsatsatを語源としている。パンガシナン語のsatsatを語源としている。 第二次世界大戦で殺された人々の幽霊である。 当時棺はとても高価だったので、死者の家族は遺体を葦の敷物で包んだ。 そして遺体は墓地ではない場所に葬られた。 非常に貧しかった当時、墓荒らしが横行していたためである。 この幽霊はふつう寂しげな道に現れて通行人の邪魔をする。 これから逃れるためには、葦の敷物を刺して(ここからpasatsatと名づけられた)それを広げる必要がある。 腐肉のような不快な臭いがするが、中には遺体は入っていない。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月29日
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237ハイビスカス フィリピンの民話「グマメラ」入手困難!!魅惑のハイビスカスマダムペレ☆高さ鉢底から50cm内外、直径10cmポット食べるだけで美肌に!ローズヒップ&ハイビスカスジャム155g貴女の綺麗に... グマオン山の麓の村に、母親と二人の娘が住んでいました。 二人の娘はとても美しく、特に妹のメラは「グマオンの娘メラ」として遠くの村の人にまで知られているほどでした。 姉は働き者で、優しく親切でしたが、妹のメラは働くより遊ぶ方が好きで、姉が働いている間も美しく着飾って出歩きました。 ある年、日照が続いたため、村人達は広場で雨乞いの準備をし、夜になると雨乞いの踊りを踊りました。 途中でメラと母親がやってきましたが、メラは真っ赤な服を着ていました。 大多数の村人達は、メラの服が真剣な祈りの場所にふさわしくないと思いましたが、若者達はメラをかこんでお酒を飲んでふざけて騒いでいました。 いつしか雨が降り出しました。母親はメラがいないのに気付いて、村人と一緒に捜しましたが見つかりませんでした。 翌日も母親と村人はメラを捜しに広場へ行きましたが、やはりメラの姿はありませんでした。 そのかわりに広場の中央には見たこともない木が生えていました。 木の枝についている大きな花の色は、メラの服と同じ鮮やかな赤い色をしていました。 メラは神様の罰を受けて花に変わってしまったのでした。 その花は、グマオン村のメラ、「グマメラ」と呼ばれるようになりました。 「グマメラ」とは、タガログ語でハイビスカスのことです。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.1 カリガラ湾の伝説 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル2.24 ハイビスカス
2008年11月28日
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ヌーノ・サ・プンソ ヌーノ・サ・プンソ(Nuno sa punso, 直訳すると「塚のゴブリン」)は不可思議な土の塊(蟻塚)に住むゴブリンまたはエルフである。 彼らはその住居に足を踏み入れる人間に幸運も不運も与えることができる。 迷信深いフィリピン人は塚を通り過ぎるとき、「Tabi-tabi po」(意味:横を通らせていただきます)といってそこに住むヌーノの許可を求める。 人のかかる奇妙で突発的な病が時にヌーノに原因があると考えられることがある。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月28日
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216 パイナップル フィリピンの民話「百個の目を持つパイナップル」口の中がイガイガしない!?完熟してると甘いだけじゃないんです!◆野菜ソムリエ厳選◆甘いパイ...2ケース以上【送料無料】■キリン トロピカーナ100% パインアップル 160g缶 30本入〔パイナ...オーガニックドライフルーツ パイナップル 【有機JAS認定】 100g 昔、ピニャンという女の子が母親と二人で住んでいました。 母親はピニャンを可愛がり、家の仕事を全くさせませんでした。 母親が働いている間、ピニャンは庭で楽しそうに遊んでいました。 ピニャンの遊ぶ庭には夜になると光が見えるので、人々はピニャンが妖精と遊んでいる、と思いました。 ある日、母親は具合が悪くなり、ピニャンに食事の支度を頼みました。 ピニャンは働き始めましたが、「お鍋はどこ?」、「お米はどこ?」、「しゃもじはどこ?」と母親に聞いてばかりいました。 頭痛がひどかった母親はいらいらして言いました。 「お前は本当に役立たずだ。お前には百個の目が必要だね」 すると不思議な声が聞こえてきました。 「望みをかなえてあげましょう。」 驚いた母親はピニャンを呼びましたが、返事はありませんでした。 ピニャンの姿を捜して庭を見ると、大きな実をつけた見なれない植物がありました。 母親は急いでそこへ行きました。 たくさんの目がついているような変わった形の実がついていました。 母親は自分が言った言葉を思いだし、後悔して実を抱きしめて泣きました。 母親は娘の思い出に、この果物をピニャンと名付けました。 フィリピンの人々は、この果物をピーニャと呼びました。 フィリピンの人達はパイナップルの模様を「目」と呼んでいるそうです。 パインアップルは、松笠に似た林檎を意味しています。花言葉は、あなたは完璧・完全無欠2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III2.23 パイナップル
2008年11月27日
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ムルト ムルト(Multo)は幽霊を表すタガログ語で、スペイン語で「死者」を意味するmuertoに由来する。 迷信深いフィリピン人は、しばしば彼らの亡くなった親族の霊魂である、ある種のムルトは定期的に彼らのもとを訪れると信じている。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月27日
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195 フィリピンの民話「ナラの樹液が赤いわけ」 昔、タヌダン峡谷を見下ろすパトカン山の頂上に1本の大きなナラの木があり、その木陰は人々の憩いの場でした。 峡谷には、イドンサン(「とても美しい」の意)という名の本当にとても美しい村長の娘が住んでいました。 イドンサンは多くの若者に好かれていましたが、誰にもなびかなかったので、若者達はナラの木陰でよく失恋話をしていました。 ナラの木はイドンサンの噂を聞いているうちに彼女の心が欲しくなり、人間に変身してイドンサンの家へ行きました。 ナラの木はウグヤオ(「とてもハンサムな」の意)と名乗り、イドンサンに気に入られて結婚することが出来ました。 二人に子供が生まれて2ヶ月たった頃、イドンサンは当時の習慣通りに夫の両親に会いに行きたいと言いました。 ウグヤオは自分がナラの木だと打ち明ける勇気がなかったので、イドンサンの言葉を無視して畑仕事を続けていましたが、イドンサンがしつこくせがんだので、とうとうナラの木に戻ってしまいました。 山に来た人々は、ナラの木が戻ってきたので喜びました。 でも、白かったナラの樹液は、人間になって暮らしていたために血と同じ赤い色に変わってしまっていました。 Michael Vescoli著、豊田治美訳「ケルト木の占い」(NTT出版)より引用。 "8世紀のヨーロッパのほぼ半分はナラの森に覆われていました。この時代にゲルマニアを宣教した聖ボニファティウスは、キリスト教を宗教としない異教徒たちに、彼らの神は何の価値も無いことを示そうとして、彼らにとって神聖であったナラの木を切り倒してしまいました。神が宿っているはずの木を守れなかった神には効力がないという理由で、それからナラの木は、悪魔の木になりました。以来、魔女だけがこの木を大切に扱うようになりました。彼女たちは、自分の身の安全をこの木に祈願し、この木を守りました。長い間、5月1日の前夜すなわちヴァルプルギス前夜(民間伝承では、聖ヴァルプルギスの祝日の前夜に魔女達が集まり、酒宴を開くといわれています)に、魔女たちは木の根元に集まったと考えられています。だから、のちに彼女たちは、ナラの薪木で火あぶりにされたのです。"ナラ(木)の花言葉は、独立・歓待ナラ(葉)の花言葉は、剛勇 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II2.22 楢III
2008年11月26日
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マリア・マキリン マリア・マキリン(Maria Makiling)またはマリアン・マキリン(Mariang Makiling)はラグナ州の休火山マキリン山の頂上に住む妖精である。 口頭伝承はマキリン山がかつて城で、マリア・マキリンは人間の男と恋に落ちた王女だったと述べている。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月26日
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229 フィリピンの民話「双子の木」 フィリピンの山奥では子供が生まれると、記念に木を植えることになっています。 人々は、この木のことを、子供と同じ魂を持つ「双子の木」と呼んでいます。 可愛い女の子のブガンが生まれると、両親はみんなと同じように双子の木を植えました。 両親はブガンが美しく強くなることを望み、ボンドックの森に茂る丈夫で美しいナラの木を選びました。 ブガンは自分の双子の木を大切に育てていましたが、病気になってからは木を見に行くことができませんでした。 そして、ブガンの小さな命の火が消えると木はすっかり弱ってしまい、地震の時に倒れてしまいました。 双子の木もブガンの所へ行ってしまったのでした。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢2.21 楢II3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月25日
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マンククーラム マンククーラム(Mangkukulam)またはブルッハ(bruha, スペイン語のbrujaから。 「魔女」を意味する)は魔女あるいは呪術師で、人々に邪悪な呪いをかける。 男の呪術師の場合は特にブルッホ(bruho, スペイン語のbrujoから。brujaの男性形)という。 彼らはマンガガワイ(Manggagaway)とも呼ばれる。 彼らは黒魔術を使う。 マンババランとマンククーラムとの違いは、マンババランはその犠牲者に危害を加えるために呪術の虫を使うという点にある。 これらの虫は呪文に続いて解き放たれ、標的を探してその皮膚に潜り込む。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月25日
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211 楢(なら) ナラはフィリピンの木工芸に欠かせない木です。 フィリピンの民話「ナラ」人気の木、ドングリの木コナラ 苗木 樹高1.0m前後山中漆器 日本の銘木 漆の器 汁椀 『楢 なら』 【汁椀】 昔、ビコール地方の海辺にとても豊かな村がありました。 ある年、村に疫病が流行り、多くの人が死にました。 村長は村人を集めて、他の土地へ移ることを提案しましたが、村人は豊かな村を捨てたくなかったので誰も返事をしませんでした。 その時、他所の村から来たナラという若者が言いました。 「私はこの病気によく効く薬を知っています。作り方を間違えると恐ろしい毒になりますが、この村を救うために作ってみましょう。」 ナラのつくった薬で病人は回復しました。 村人はナラに感謝し、彼を尊敬しました。 しかし村長はナラの人望を妬みました。 ナラに薬の作り方を丁寧に教えてもらうと、できあがった黄色い薬を皮袋にしまい、ナラを切り殺しました。 その場面を村人が見られたのを知ると、村長は逃げていきました。 村人達はナラを小高い丘に埋めました。 何日かすると、ナラを埋めた所から見慣れない木が生えてきました。 木には黄色いふわふわした花が咲きました。 その年からは疫病にかかるものがいなくなりました。 人々は若者の名にちなんで、この木をナラと名付けました。 一方、ナラを殺した村長は逃げ隠れしているうちに身体が縮み、醜いカニになってしまいました。 ナラの花の咲く頃に、岩の下やどろ土の中に隠れているカニを掘り出してみると、おなかに黄色いふわふわしたものをかかえています。 それが、村長が持って逃げた皮袋だそうです。2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑2.20 楢
2008年11月24日
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マナウル マナウル(Manaul)は鳥になった神話上の王である。 彼は海と空との戦いを引き起こしたと信じられている。 その海と空との衝突がフィリピン諸島を形づくったといわれる。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月24日
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夏蜜柑(なつみかん) フィリピンのルクバンの地名伝説。夏みかんの中から甘い品種を選抜甘夏(川野夏橙)(あまなつ(かわのなつだいだい)・みかん類)全国菓子博覧会にて大臣賞受賞!萩で取れた大きな夏みかんの中をくり貫いて、皮の中に特製のよ... 昔、3人の猟師の男達がラグナ州のマハイハイからやってきました。 彼らは近くの密林で動物や鳥を狩りをしながら森の中を歩き、定住するのによさそうな場所を探していました。 眺めのよい場所を見つけて大きな木の下で休んでいるとカラスの声が響き渡りました。 カラスは凶兆なのでカラスの鳴く場所は避けて、あちこち見て回りました。 そしてとうとう定住するのにふさわしい場所を見つけました。 そこでは、三色の羽のカワセミがつがいでさえずっていたので、素晴らしい吉兆だとして3人はそこに住むことに決めました。 そして小さな村ができました。その村の真ん中にルクバン(夏みかん)の木が育っていたので、地名をルクバンと名付けました。 夏みかんの始まり。 18世紀初頭に、山口県長門市の青海島(おうみじま)の海岸で西本於長(にしもとちょう)さんという女の子が、漂着した大きなミカンのような実を拾いました。 彼女はその実を持ち帰って種をまき、大きな美しい実を実らせました。 これが夏みかんのはじまり(原樹)です。 大日比(おおひび)の海岸に近い西本家邸内に1本だけ残る夏みかんの原樹は、天然記念物に指定されています。 夏みかんの出荷の最盛期は3~5月頃だそうです。春の果物なのに「夏みかん」と呼ばれているわけです。もともと夏みかんが実をつけるのは秋でした。でも、その頃はすっぱすぎて食べることが出来ないので、木につけたまま酸味がやわらぐのを待って、夏に食べていたわけです。最近では品種改良が進み、かなり甘くなり、春先に出荷出来るようになったのですが、名称だけは「夏みかん」のまま残りました。 夏みかんと聞いて、あまんきみこさんの「白いぼうし」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。タクシーの運転手の松井さんが主人公の『車のいろは空のいろ』という短編シリーズの中のお話で、小学4年生の教科書にも採用されています。 タクシー運転手の松井さんは、田舎のお母さんが届けてくれた夏みかんを車にのせて運転していました。松井さんは、子供用の白い帽子に気付き、忘れ物だと思って持ち上げた途端、中から蝶が舞いあがりました。子供がつかまえておいた蝶を逃がしてしまったことに気付いた松井さんは、子供ががっかりしないように、かわりに夏みかんを入れておきました。 ちなみに、あまんきみこさんは対談の中で、松井さんが乗せた少女がその時の蝶だったのか、夢だったのかは、読んだ人の思う通りでいいと言っていました。主人公は、教科書では「松井さん」としか出ていませんが、「松井五郎」という名前です。2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン2.19 夏蜜柑
2008年11月23日
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マナナンガル マナナンガル(Manananggal)はアスワンの一種で、その上半身を下半身から切り離して飛ぶことができる。 彼女は赤子や母親の子宮の中の胎児を食べる。 長い舌を家の屋根の小さな穴から通して伸ばすという方法で子供たちを餌食にする。 細く鋭い舌の先端を妊婦のへそに接触させて胎児の血を吸う。 この生き物の名前はフィリピンの言葉で「別れる(to separate)」を意味するtanggalに由来する。 下半身から上半身を分離する能力があるからである。 マナナンガルは村や町を訪れる女呪術師であることもある。 この体を分離する怪物は、夜の狩りの間に下半身を残しておくための人気のない場所を選ぶ。 彼女は下半身から分離したときに飛行する能力を得る。 それから彼女は妊婦の住んでいる家を探しにいく。 ちょうどいい犠牲者を選ぶと、その家に降り立ち舌を屋根から挿入する。 その舌は細長くとても柔らかい。 彼女はそれを眠っている女性の子宮に穴を開け、胎児を吸い出すために使う。 別の機会には、彼女はその美貌によって男を誘惑し、彼を人気のない場所に誘い込んで生きたまま食べる。 彼女はふつう心臓や胃、肝臓といった内臓を好んで食べる。 彼女が怪物の姿をしているときは日光が致命的な弱点となる。 夜明けの到来時にまだ半分に分かれたままでいると彼女は滅ぼされる。 言い伝えられているところでは、マナナンガルを滅ぼすためには彼女が夜の狩りにあたって残しておいた下半身を捜すべきだとされる。 塩と灰とニンニクをそのむき出しの肉につけることで、上半身が再結合するのを防ぎ、日光に弱いままにしておくことができるという。 また、塩と灰と生の米の小さな入れ物とゴムの燃える臭いが、マナナンガルが家に近づくのを防ぐといわれている。3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月23日
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177 ドリアン フィリピン(ミンダナオ島)の民話「愛の果物、ドリヤン」タイ産ドリアン1玉 約2.5kg 【航空便】ドリアンチップス(75g) トムヤム 昔、バギオ国の王様は、バゴボ族の老酋長のバガニでした。 バガニは若い頃は女性を愛したことがありませんでしたが、173歳になって、海上生活者達の国王クデラートの末娘のマダヤオ・バイホンという美しい娘に一目惚れしました。 クデラートはマダヤオ・バイホンを権勢のあるバガニの嫁にやりました。 しかしマダヤオ・バイホンは十回以上も家出して父親の国に戻ってしまい、その度にクデラートは平身低頭して娘をバガニのもとへ帰しました。 マダヤオ・バイホンがまた家出してしまったので、妻に愛してもらいたい一心でバガニは、アポ山の麓の洞穴に住む仙人のマティガンを訪ねました。 マティガンはバガニに、黒いタボンという鳥の卵と白水牛の乳と見せかけの木の花蜜を私の所に持ってくれば願いはかなう、と言いました。 バガニは苦労して3つの品物を集めてマティガンの所へ行きました。 マティガンは、お妃の心を射とめて祝宴を開く時に自分を招待してほしいと言い、バガニも承知しました。 マティガンは卵に穴をあけて乳と蜜を流し込み、魔法の杖でかき混ぜて、ふたをしました。 マティガンはその卵をバガニに渡し、庭の真ん中に植えるように言いました。 翌日、卵を植えた場所には果物の木が生えて、実をたくさんつけていました。 実が1個落ちて割れて、美味しそうな甘い香りを漂わせていたのでバガニは半分食べてみました。 するとバガニは若返ってハンサムな王子になりました。 バガニがマダヤオ・バイホンに残りの半分を食べさせると、彼女はバガニと恋に落ちました。 盛大な祝宴が催されましたが、バガニはマティガンを招待するのを忘れていました。 怒ったマティガンは、果物の皮をとげで覆い、甘い香りをいやなにおいに変えてしまいました。 でも、味だけは「ゆで卵のような舌触り、クリームのような甘さ、独特の蜜の味」のままにしておきました。 その果物は、マレー語で「とげの多い」という意味で「ドリアン」と呼ばれるようになりました。 目次2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ2.18 ドリアン
2008年11月22日
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マンババラン マンババラン(Mambabarang, 「呼び寄せる人」を意味する)は魔女で、彼女の憎む人の体に侵入させるために虫と悪霊を使う。 マンククーラム(フィリピンの魔女。後述する)の一種に当たる。 彼女は通常の人間であるが、犠牲者の体に虫をはびこらせて苦しめ、やがて死に至らせることのできる黒魔術を使う。 マンククーラムは痛みと病をもたらすことができるのみなので、この点でマンババランとは異なる。 マンババランは彼女の選んだ犠牲者の髪の毛の房を霊媒となる虫に結びつける。 彼女がその虫を刺すと、その犠牲者もすぐに苦痛を受ける。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月22日
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180 ダマデノーチェ フィリピンの民話「ダマデノーチェ」 昔、ある所に大金持ちの男がいました。 彼は大勢の友達に囲まれて、毎日ご馳走を食べてお酒を飲み、歌ったり踊ったりしてにぎやかに暮らしていました。 何年かすると彼は、騒いだり着飾ったりする生活に飽きてきました。 そして落ち着いた家庭生活を望み、理想通りのお嫁さんをもらいました。 お嫁さんの名前はダマといい、美しく清らかな娘でした。 ダマは夫を愛し、家をきれいにして、心のこもった料理をつくって夫の帰りを待ちました。 ところが夫は、今度は静かな生活に飽きて、元の仲間の所へ出かけるようになり、帰りはいつも明け方になりました。 ダマは涙を流すばかりでした。 ダマは神様に、夫を引き止めておける力を授けてください、と祈りました。 夫は家に帰るとダマの姿を捜しましたが、ダマはどこにもいませんでした。 不機嫌になった夫が寝室の扉を開けると、窓から甘い香りが漂ってきました。 外には見たこともない木が生えており、星屑のような小さな花がたくさん咲いていました。 夫は、その花がダマだと気付いてダマを放っておいたことを後悔しましたが、ダマは花に変わったままでした。 ダマデノーチェはフィリピンでよく知られている花です。 昼間は香りもなく目立たない花ですが、夜になるとすばらしい香りを撒き散らします。 「ダマデノーチェ」は「夜の貴婦人」の意味だそうです。 フィリピンの民話の本に載っているお話ですが、この花を確認できませんでした。 もし、この花に関する情報をお持ちの方がおりましたら、是非、掲示板に書き込んで頂きたいと思います。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹2.17 ダマデノーチェ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月21日
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マラカスとマガンダ マラカスとマガンダ マラカスとマガンダ(Malakas and Maganda, 「強さと美」を意味する)はフィリピンにおけるアダムとイヴである。 彼らはマガウルというサリマノック(幸運をもたらすという魔法の鳥。後述する)のつっついた大きな竹から生まれたといわれている。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月21日
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150 竹(たけ) フィリピンの民話「マラカスとマガンダ」ご贈答・御祝・ギフトにも最適。縁起のよい開運竹。 ミリオンバンブー(ドラセナ・サンデリアー...空気・水を綺麗にする浄化作用をもつ竹 小町竹(Lサイズ)陶器鉢 昔、神は世界をつくりました。そして地球をつくりました。 ある日、鳥の王が世界を旅する途中で、羽を休めるために竹にとまりました。 すると竹の中から竹を叩く音が聞こえ、「鳥の王様、どうかこの竹をつついて私を自由にして下さい。」という声がしました。 王が罠かもしれないと考えていると、小さなトカゲが竹を登り始めました。 おなかが空いていた鳥の王は、トカゲめがけて竹をつつきました。 すると竹が割れて、中から褐色の肌をした若者が出てきました。 若者は、マラカスと名乗り、自分の友達も自由にしてくれるように頼みました。 鳥の王が若者の示した竹を割ると、美しい娘が出てきました。 娘は、マガンダと名乗りました。 マラカスとマガンダは最初の人間でした。 彼らは、美しい地上に出してくれた鳥の王に、一緒に暮らしてもらおうとしましたが、鳥の王は、鳥の家は空だからできない、と断りました。 そして、そのかわりに、人間が幸せになるようにいつも歌を歌ってやろう、と言いました。 鳥の王は、二人を背中に乗せて、彼らの国を見せてあげました。 青い海の中に緑の島がたくさんありました。 それがフィリピンでした。 タガログ語で「マラカス」は「たくましい」、「マガンダ」は「美しい」を意味するそうです。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ2.16 竹
2008年11月20日
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カプレ カプレ(Kapre)は不潔な黒い巨人で、巨大な葉巻を好んで吸う。 彼らはガジュマルや古いアカシアやマンゴーなどの大木の陰に隠れているか、その上に座っている。 フィリピンにおけるビッグフットで、夜に遊んでいる子供たちを怖がらせる存在である。 もしあなたが一箇所に足止めされてぐるぐる回っているようになったら、その状態はカプレに弄ばれているといわれる。 彼の支配から逃れるためにはTシャツを脱いで裏返しに着るとよい。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月20日
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175羊歯(しだ) フィリピンの民話。ワレモコウと黄金しだの石付けしだ・こけ ブガンは美しい娘でした。 彼女の両親は農民で、畑仕事の間はブガンを家で待たせ、お昼になると畑で捕まえた子供達の好物のカラカルという虫を持って帰ってやりました。 ある日、魔物がブガンの家にやって来て、ブガンを気に入って連れて行ってしまいました。 父親は魔物を追いかけましたが、キアンガンの森の小高い場所にある二つの岩のうちのひとつが開き、魔物はブガンを連れてその中に入っていってしまいました。 すると岩は閉じてしまい、隙間に引っかかったブガンの髪だけが残りました。 その後、魔物はブガンの両親に結納としてたくさんの豚を贈りました。 ブガンがどうなったかはわかりませんが、ブガンの髪は、岩の割れ目から生える美しいシダに変わりました。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II2.15 しだ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月19日
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フアン・タマッド フアン・タマッド(Juan Tamad, 怠け者のフアン)は怠け者の男で、猿たちによって土の下に埋葬された。 彼の怠け者ぶりに、猿たちが彼はもう死んでいると思ったためである。 彼は世界で一番怠け者の男だといわれている。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月19日
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164 さとうきび IIフィリピンの別の民話。激安:楽園さとうきびの販売:約30cm×6本:高品質のサトウキビ沖縄特産、さとうきび100%使用。手造り黒糖。子供達に不足がちなカルシウムがこれで簡単に美味... あるお金持ちが、自分の大きなサトウキビ畑のサトウキビが毎晩盗まれて減っていくのに気付きました。 彼はサトウキビ畑を見張ってサトウキビ泥棒を捕まえようとしましたが、泥棒は3人いて、そのうちの1人しか捕まえられませんでした。 その1人は彼の手の中で星になってしまいました。 彼が星を家に持ちかえると、星が美しい女になったので二人は結婚しました。 二人の間には4人の子供達が生まれました。 しかし妻は羽を縫いあげて、上の子供2人とともに空に飛び立ってしまいました。 母親と上の2人の子供達は空から地上を見下ろし、父親と下の2人の子供達は地上でサトウキビを食べ、それぞれの生活を楽しむようになりました。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび2.14 さとうきび II3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月18日
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エクエク エクエク(Ekek)は鳥のような人間である。 彼らは夜に獲物を探す翼のある人間で、血と肉に飢えている。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月18日
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147砂糖黍(さとうきび) フィリピンの民話。激安:楽園さとうきびの販売:約30cm×6本:高品質のサトウキビスプーン印 さとうきび一番糖 750g ある日、イカワヤンという娘が田に行く途中で蛇が現れて、「結婚しろ。しないとお前を食べるぞ。」と言いました。 父親は斧で叩ききろうとしましたが、蛇が「もし俺を殺したら、仲間がお前を殺すぞ。」と言ったのであきらめました。 イカワヤンは蛇を無視しましたが、妹のキワダは蛇をやさしくもてなしてやりました。 蛇が皮を脱ぐとハンサムな若者が出てきました。 若者はドゥリヤウと名乗り、キワダと結婚しました。 イカワヤンは悔しく思い、妹の出産を手伝うふりをして妹の男の赤ん坊をを森へ捨て、妹が子猫を生んだことにしました。 イカワヤンはそれを3回繰り返したので、ドゥリヤウとキワダの手元には3人の男の子のかわりに3匹の子猫がいました。 男の子達は皆、イカワヤンが赤ん坊を捨てるのを見ていたマグサリパに拾われて大切に育てられました。 男の子達はサトウキビが大好きで、毎晩サトウキビを盗みに大きな畑に行きました。 その畑はドゥリヤウのものでした。 ドゥリヤウがサトウキビ泥棒達を捕まえてなぐろうとすると、マグサリパが現れて「サトウキビを分けてやりたくないから自分の子を捨てたのね。」と非難しました。 驚いたドゥリヤウはマグサリパから話を聞いて、サトウキビ泥棒が自分の子供たちであることを知り、家につれて帰りました。 キワダは喜んで、3人に子猫を1匹ずつ与えました。 イカワヤンはまた悔しい思いをすることになりました。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ2.13 さとうきび3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月17日
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ドゥエンデ ドゥエンデ(Duwende)はゴブリンやホブゴブリン、エルフ、ドワーフに当たる。 スペイン語でゴブリンやエルフを意味するduendeに由来する。 この語はもともとduen de casaすなわち家の主人を語源としている。 彼らは人間に幸運も不運も与えることができる小さな生き物である。 フィリピンでは彼らはしばしば家の中や木、地下、山や丘のような蟻塚そして田舎の地域に住んでいる。 彼らは人々はどう扱うかによって善良にもなり、有害にもなると考えられている。 彼らはふつう正午に一時間か、或いは夜の間に現れる。 フィリピン人はいつも、彼らに迷惑をかけていることを許してもらうように頼むため「Tabi-tabi po」或いは「Bari-bari apo ma ka ilabas kami apo」とつぶやく。 フィリピン人はその家に住んでいる(または守っている)ドゥエンデが彼らに怒りを抱かないようにするため、よく床に食べ物を置く。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月17日
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133グァバ フィリピンの民話「ユージェニオとカタリナと子供達の物語」ストロベリーグァバ不規則な生活になりがち…糖が気になる方へ果汁100% グァバジュース 1,000ml 昔、タボゴンの町にユージェニオとカタリナという貧しい夫婦が、子供のアルフォンソとアルフレドと一緒に住んでいました。 ある時、虫の大群が襲ってきて穀物を食い荒らしたために飢饉がやってきたので、一家はカタリナの親戚のいるバンタヤンに引っ越すことにしました。 バンタヤンに行く船に乗せてもらうことになりましたが、船長はカタリナの美貌に目をつけ、彼女だけ乗せて出港してしまいました。 その後、カタリナを乗せた船の船長は航行中に事故で死んでしまいました。 乗組員達があわててセブ島に上陸したのでカタリナは隙をみて逃げ出しました。 一方、ユージェニオは、おなかをすかせた子供達のために、子供達を待たせてグァバの実を取りに行きました。 グァバの実を食べさせたらみんなでカタリナを捜しに行くつもりでした。 しかし、ユージェニオがグァバの実を持って戻った時には、子供達はいませんでした。 2頭のゴリラが東と西へ子供を一人ずつ連れ去ってしまったのでした。 一人ぼっちになったユージェニオは誘われるままに軍隊に入隊し、活躍しました。 隊長になったユージェニオはスパイ容疑で牢獄に入れられた女を二人の若い兵士に見張るように言いつけました。 二人の兵士は、お互い名乗りあい、グァバの実を待っている間にゴリラに連れ去られた兄弟達だとわかりました。 すると話を聞いていた牢獄のスパイ容疑の女は彼らの母親だと名乗りました。 それを聞いていたユージェニオも父親だと名乗りました。 一家は軍隊を去り、新しい土地で幸せに暮らしました。 花言葉は、強健 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ2.12 グァバ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月16日
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ディワータ ディワータ(Diwata)、エンカンターダ(engkantada, スペイン語のencantadaから。 この場合、「魅惑的な女性」を意味する)またはエンカント(engkanto, スペイン語のencantoから。 「魅力」を意味する)は妖精、ニンフ、女神または、森、海、山、大地や大気といった自然の創造物を守護すると信じられている魅惑的な存在である[1]。 ディワータはアカシアやガジュマルのような大きな木に住んでいるといわれている。 彼女たちは自然の守護精霊で、森や山に良いことをする者には恵みをもたらし、悪いことをする者には呪いをかける。 有名なディワータの一つは、ラグナ州のマキリン山の守護者マリア・マキリン(Maria Makiling)である。 エンカントは大抵の超自然的存在に対する包括的名称である。 共通の意味は彼女たちが主に森や海に住む妖精だということになる。 男性の場合はエンカンタード、女性の場合はエンカンターダと呼ばれることもある。 目次1 昔話 1.1 カリガラ湾の伝説 1.2 マンニャン族の起源1.3 ワニの贈り物1.4 やまのおかしら1.5 おばけのオンロック2 植物にまつわる民話 2.1 バナナのはじまり 2.2 バナナの追加情報 2.3 サンパギータの伝説2.4 椰子2.5 アカシア2.6 アボカド2.7 イランイラン2.8 おじぎ草 2.9 カカオ2.10 カシューナッツ2.11 カボチャ3 神話上の生き物たち 3.1 アマランヒグ 3.2 アスワン 3.3 バタラ 3.4 ベルナルド・カルピオ 3.5 ブギスギス 3.6 ディワータ3.7 ドゥエンデ3.8 エクエク3.9 フアン・タマッド3.10 カプレ3.11 マラカスとマガンダ3.12 マンババラン3.13 マナナンガル3.14 マナウル3.15 マンククーラム3.16 マリア・マキリン3.17 ムルト3.18 ヌーノ・サ・プンソ3.19 パサトサト3.20 サンテルモ3.21 サリマノック3.22 シレーナ3.23 シヨコイ3.24 ティクバラン3.25 ティヤナック3.26 ホワイトレディ3.27 バクナワ3.28 シエテ・フローレス
2008年11月16日
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