山口小夜の不思議遊戯

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2005年11月01日
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 突然の怒号一発に豊が目を上げると、なんということか、父親が足音も猛々しくこちらに向かって近寄ってくるのが見えた。

 自分に迫ってくる不二一族の統領を眼前にして、硬直している小夜の肩をそっと押してこの場から離れさせると、豊は父の姿を見上げる姿勢でその到着を待った。

 自分を睨みつける父親の目つきがあまりに鋭かったので、思わず豊は背後にまだ小夜がいるのかと振り返ってみそうになった。

 そして、父の目は雄弁にこう言っていた。

 ──おまえも呪師であろう。このようなときに地べたに寝ている場合か!

 歩いているうちに小角さまは近くに小夜の姿があることに気づき、視線をそのほうにさっと投げて、この少女はなにか用件でもあるのだろうかといぶかっている様子だった。彼が視線を戻すと、豊は相変わらず木の根元に座り込んだままじっと父親を見上げていた。

 小角さまは手にした祭具をかるく握ってゆらしながら、墓地を横切って進み、大木の下で動かない豊との間の空間は着実に縮まっていった。
 そして、三尺ほどまで近づいて足をゆるめたとき、彼はよく通る力強い声で息子に言った。



 ──行ったが、なんも変わったことは・・・、
 と言いかけて、豊は自分の立場というものにはたと気がついた。

 休みの日だけとはいえ、集落の中で一番墓場にばかり行っているのは自分だけではないか。
 豊のこの変わった習性は、周知のとおりとなっていた。それに加えて、大人たちから見れば、豊はまだまだ子供の範疇に分類される者であることを、彼はよく理解していた。

 墓石をどかし、骨壷を軒並み動かす──こんないたずらをしてしまうくらいの。

 豊は父宮に自分が疑われてるいる確率を100%と認識した。
 そこでこんどは退散するどころか、真相究明に全力を挙げることに決めた。
 豊は父親である小角さまの叱責を謙虚な姿勢で拝聴するふりをして、まず居ずまいを正した。

 そして、そろそろと背中の後ろで手を組んでいき、四つ五つ続けて印(いん)を結ぶと、小さな声ですばやく呪(しゅ)を唱えた。

 骨壷が動いたと聞いたが・・・なにか面倒があったのならば話を聞く──。

出でよ!



 それは、豊にとってなじみのある感覚だった。



 本日の日記---------------------------------------------------------

 今日は明日に備えて軽めの話題を・・・(笑)。
 昨日の魔法(?)についての話題を引っ張ろうかな。

 【小夜子、マジックアカデミーに入寮しました】


 ゲームセンターやアミューズメントパークにある、それ専用の大掛かりなゲーム機で行なう、全国トーナメント式の遊びです。

 私はTVゲームをまったくしないのですが(ハマッたら最後なので)、この‘マジックアカデミー’は面白いと思った!

 カードを入れてエントリーすると、全国から集まった対戦者の中から予選が始まり、予選を通過すると本選が始まり、最後に三位までが決定。
 あらかじめカードを買って自分のデータを登録してあるので、順位によっては級が上がったり下がったりするのです。

 クイズの内容は、いわゆる高校生クイズのような雑学から学問、芸能界、ノンジャンルなど多岐にわたっており、形式も○×の二択と四択があります。
 これが意外とあなどれず、歴史の問題などは一般の人では解けないような出題があったりします。
 また、ただ正解すればいいというものではなく、正解に至るまでの秒数までカウントされて順位に反映されてしまうので、いわゆる早押しクイズ方式ということにもなり、しぜん対戦は熱を帯びることになります。

 これにハマッてから二週間が経ちますが、毎週日曜日に立ち寄る場所近くにこのゲーム機がある施設があって、そこに行く時は必ず寄って一勝負しています。

 これまでの対戦成績はですね──そういえば昨日、一発目で優勝しました! ぱんぱかぱーん!

 毎週日曜日の夕方ごろ、対戦ゲーム上に現れる‘さよこ’とは私のことです(笑)。

 しかも、このゲームでは対戦者が今どこにいるかが画面に出るのです。
 私の場合、「東京都コナミ●●●●センターのさよこ」という表示になるので、わかる人にはすぐにわかると思います。
 私の影分身であるキャラクターも決まっていますが、名前は忘れました。 緑色の髪の毛の、かわいい男の子です。最初にエントリーするとき、心理テストの末にゲーム機に勝手に決められたキャラが、それだったのです(笑)。

 ちなみに、おとといの日曜日は帯広のゲームセンターにいた人と、東名のどこかの高速インターのゲーム機の前に座ってた人が好敵手だったな。
 「この帯広強ぇな」
 「東名、早っ!」
 などと言いながら対戦するのが面白いのです。

 年齢を問わずに楽しめるゲームだと思いますので、見かけたらぜひ挑戦してごらんになることをおすすめいたします。

 おっと・・・ゲームなぞの話に熱が入ってしまいました。気をとりなおして──、

 明日は●守宿多さま●です。すくのおおいさま、と読みます。
 それが誰のことかは、もうおわかりでしょう。
 ちょっと切ないお話が展開します。
 タイムスリップして、豊の呪の行方を目撃しにきなんせ。


 お詫び:昨日お知らせした今日の本文の題名が変更になりました。
 本当は明日お話するところまで書く予定だったのですが、そこまで物語が進むのをなにものかに拒まれたというか──。
 というわけで、本日は急遽●墓場の少年●と題します。
 なんだかゲゲゲの鬼太郎みたい・・・。
 もっといい題名があれば、ご提案ください。








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最終更新日  2005年11月02日 09時27分10秒 コメント(13) | コメントを書く


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