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2026.07.01
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プレーリージョイ
アメリカで、商用のバンを自分で改造することが若い人たちの間でブームになって、日本でもキャラバンやハイエースを田舎町のスナックみたいな内装にして乗り回す若者が増えたりしていたのだけど、アメリカではそれに目をつけたメーカーが、小さなサイズで乗用車に仕立てた「ミニバン」を発売した。やがて日本のメーカーもそれに倣って、FF2BOXの乗用車の背を高くして伸ばした三列シートのミニバンを売り始めた。最初にでてきたのが三菱のシャリオと日産のプレーリーで、通常ドアのシャリオに対してプレーリーは、センターピラーのないリヤスライドドアが売り物だった。
このプレーリーは、旧来の自動車デザインの概念からまだ抜け出せずに、低く見せるためにボディサイドにモールを入れたりプレスラインなどの小細工のために、いかにも中途半端なイメージはぬぐえなかったものの、その実用性の高さゆえにそこそこの売れ行きを示していた。やがてモデルチェンジした新型はいまいちだったデザインを大幅に刷新して、新幹線やジェット旅客機を連想させるような流線型のスタイリッシュなものになった。ところが今度は、そのデザイン優先の手法が室内空間の不足を招いて、売り上げ不振を招いてしまった。熱ものに懲りてなますを吹くというやつだ。
そこで日産は、プレーリーのホィールベースを延長して車室を前後に広げ、傾斜しすぎていたボンネットを少し持ち上げてフラットにするという大改良を行い、室内の解放感の大幅に改善された「プレーリージョイ」が完成した。行きついた先は、本場のミニバンのトラッドなスタイルというわけだ。ここにきてやっと、日本の小型ミニバンの基本的なデザインが確定したように思った。
そのプレーリージョイのとても安いやつを手に入れたのだけど、使用目的は大きな荷物を運ぶことだったので、リヤシートが邪魔になったので取り外した。ライトバンタイプの商用車には区分がふたつあって、運転席の後ろが荷台になっているものは「貨物車」で、そのスペースの半分以下に人を乗せられるものは「貨客兼用車」となって、税金が少し違った。今回はリヤシートを取り外してしまったため、貨物車登録となって、日本のとんでもない高額の乗用車の自動車税を回避することが出来た。その代わり毎年車検だ。
その後はブレーキの制動力のレポートなどのハードルが設定されて、一時はこのような車種区分の変更がむつかしくなったものの、いつのまにかまた変更されていたみたいで、大排気量のワゴンなんかは、リヤシートの撤去やリクライニングの制限などで4ナンバーや1ナンバーへの改造を行うケースが増えてきた。





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最終更新日  2026.07.01 14:36:09 コメントを書く


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