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五日の木曜日、京都のある地方の農家を訪問して回った。店の人の軽トラックの助手席に乗って。農業機械販売のための同行訪問。訪問先の農家の方々みんなお年よりばっかり。もう70を過ぎたというような方々がとても多い。田んぼの面積にしても二、三反。多くても五、六反。そういう人達に何十万、何百万の機械の購入を勧めても、それは無理な話だ。後継者がいるのならともかく、ほとんどの農家に後継者はいない。息子はいても都市に行って戻ってこないか、仮に家にいたとしても農業をする気はない。それも当然。だって農業だけでは食っていけないのだから。一部の大規模農家や営農集団は別にして、小さな個人の農家は高齢化と後継者がいないことで仕方なしにやめていく。とても新しい機械を買えるような元気はない。これまではご先祖様から引き継いだ土地を荒らすわけにはいかないと、赤字も仕方なし兼業でなんとかやってきたけれど、それももう限界。体が動かない。そして去年は苗が植わっていた田んぼが今年は耕されもせずに荒れたまま。そうやって年々農地は荒れてゆく。地域の担手といわれる人達が代わりに引き継いでくれるところはいいが、そうでないところの方が圧倒的に多いように思える。年々減少の一途をたどる農家に支えられてきたのが、農業機械メーカーや農器具屋だ。展示会が暇なのも当然のことだ。農家戸数は減る一方なのだから。またこの十年、特に中山間地域ではこの季節の田園風景が変わった。いたるところにイノシシ防止の電気柵や鹿防止のためのネットが張り巡らされている。鳥獣被害が深刻化して田畑の風景が変わってしまったのだ。さすがに関西では熊の出没はほとんど聞かないが、イノシシ、鹿、猿、アライグマ、カラス、狸等。年々姿を現す獣の種類も増えているように思える。アライグマはペットして飼われていたのが飼い主の無責任で捨てられ急速に繁殖した。ラスカルのように可愛らしい顔をしているが爪は鋭く、食欲旺盛で作物を食い荒らす。でも農家の話では、一番たちが悪いのは猿なのだとか。猿さえ何とかしてくれたら機械買ってもいいよという人がいたくらいだ。猿は学習能力が高く、しかも集団で行動でき、おまけに高いところに簡単に登れるので、対処のしようがないらしい。彼らは時に人間を攻撃する。柿の木に登って柿を食ってる猿を棒で追い払おうとしたら、柿を投げつけられたとか。女、子供は完全に馬鹿にされる。お婆さんがビニールハウスの中でトマトを収穫してたら猿がガラガラと戸を開けて入ってきて堂々とトマトを食べだした。びっくりしたお婆さん大声で「コラァ!」と言ったら、猿の方は怯むどころか「ギャオー!」と叫びかえして睨みつけられたとか・・。獣達が里に降りてきた原因はもちろん人間にある。人間が彼等の棲みかと餌さを奪ってしまったのだから。自業自得だ。ただその自業自得のツケが農家だけに回ってきている。農家が代表になってツケを払わされている。何とかしないと。
2007.07.08
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朝早くカラスの叫び声で目を覚ました。近くだと結構うるさい。さて、今日は兵庫県の南の方、明石の近くにいる。休めない日々が続き、疲れが溜ってきている。暇な展示会・・・・。今日はどうやって過ごそうか。昨日大阪の茨木市の展示会中、店の裏の川に大きな鯉がいるのを発見した。それも十匹以上は確認できた。店の人に聞いたところ鯉が二十数匹、ナマズが二匹店の裏に住み着いているという。緑亀の大きくなったのも三匹いた。ちょうど付近の住宅地からの排水が流れ込むところなので栄養が豊富だからではないかとのこと。だれも餌さなどはやってないらしかったが、みんなまるまると太って満ちたりているように見えた。汚い川の中を悠然と泳ぐ鯉を見ていて飽きなかった。石を投げても慌てて逃げたりしない。のんびりしている。野鯉らしい厳しさと迫力が足りないような気もした。ただ僕が近くに寄るとやはり逃げる。ためしにカステラをむしって投げてみたら、なかなか食わない。用心深く食べそうで食べない。でも辛抱して見てたらそのうちパクパク食べだした。たぶん美味しかったのだろう、最後の方は取り合いになっていた。それにしても、あれだけのんびりした鯉達なら簡単に捕まえられるだろうに。僕がまだ少年だったとしたら、すぐに釣竿と網を取りに行っただろう。しかし鯉達が住み着いて何年にもなるらしいのだけど、悪たれどもは現れないようである。夏の土曜日の午後、川に子供は一人もいない。鯉達は悠然と泳ぎ、川は平和だった。
2007.07.08
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