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2014.07.13
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   第二章 オリバーの伝記

 自分がクロムウェルの言を集めて整理してみると、次のことが次第に明らかになったように思われる。すなわちクロムウェルはピューリタン革命の中心人物であって、彼がいなかったならばピューリタン革命は世界史に一期を画する大事件にはならなかったであろうということ。もう一つは世間の人の考えと正反対であるが、クロムウェルは虚偽悪逆の人間ではなくて、真実の人間であり、その言は大いに意味があるということ。この二つのことである。実にその言によって見れば、彼は立派な大人物であるとしか思えない。
 善人か悪人かは別問題としても、とにかくオリバーの人格、その事業の性質は、その書簡・演説によって知ることができる。これらの言によって、彼は自分のうちにあるもの、自分の外にあるものを言いあらわそうと努めた。それゆえその言葉を知ることは彼の事件の精神を知るゆえんである。願わくはこの書が数人の真面目な読者に迎えられんことを。かのピューリタン事件がこの書によって少しなりとも明瞭になれば、後の著述家によってますます明瞭になることであろう。
 在来のクロムウェル伝について言うのはあまり利益がない。その多くは、偉人伝中において、その馬鹿馬鹿しさ加減において群を抜いているという代物(しろもの)である。忘れさってよい書物である。葬ってしまうのがむしろ慈善である。
マーク・ノーブルは「最初のクロムウェル伝記」を六つばかり挙げたが、その六つの伝はいずれも読む価値のないものである。クロムウェルを批難する伝はたくさんあるが、その拠り所はジェームズ・ヒースの「叛臣クロムウェルの生涯と死」という書である。これはつまらない書物である。このヒースという男はただ小冊子ばかり著していた憐れな文士であった。彼はまた「内乱の歴史」というものを著しているが、やはりくだらない書物である。
近世の伝記でマーク・ノーブルのものは独創的といえばいえようか。クロムウェルに関するいろいろの材料をごたごた集めてあり、くだらない考証のような所もだいぶあるが、少しは価値のあるものもあろう。しかし、ノーブルは判断力と洞察力に乏しく、多くの誤謬に陥っている。この書は伝記ではなくて、むしろクロムウェル事典である。何でもかんでも、ごたごた集めたものである。しかし、その後のクロムウェルに関する著述は、皆材料をここから引き出したのである。ノーブルはまた「レジサイズの伝」〔訳者注、レジサイズRegicidesとは弑逆者の義でチャールズ一世に死刑の宣告を与えた人々をいう〕を著しているが、これはますます拙劣な書物である。ノーブルの意見は中立であり、前後矛盾の所も多いが、まあクロムウェルをやや良く見たものといわれる。ノーブルの書は一七八七年の出版であるが、これを一六六三年のヒースの書に比べると面白い。クロムウェルの真相が、次第、次第に一般人士に明らかになり来ったことがわかる。
一六九八年、ある無名の人が初めてクロムウェルを良く見る意見を発表し、その後バンクスという人が、さらに良く見る意見を発表した。しかしいずれも良い書物ではない。
クロムウェルの朝廷に仕えたジョン・メードソンの人に送った手紙はクロムウェルを知る材料になる。これは一六五九年の日付であって、一七四二年に印刷されたもの、この人は善人でクロムウェルに忠実であった。この手紙はかの十七世紀の事件に光を投じ、またクロムウェルの人物をよく描き出してある。また官内官吏のハーヴェーは一六五九年に小冊子を著したが、これはメードソンのよりも確実で趣きがある。右の二は断片ながらかえって堂々たる伝記に勝る。

 オリバー・クロムウェルを知るには従来の文書はすべて役に立たない。そこで私は彼の書簡と演説とを集めて、その人物を知ろうと企てる。その残っている最初の書簡の年代より以前の彼の生涯を少し記しておこう。

CHAPTER II

OF THE BIOGRAPHIES OF OLIVER

OURS is a very small enterprise, but seemingly a useful one ; preparatory perhaps to greater and more useful, on this same matter : The collecting of the Letters and Speeches of Oliver Cromwell, and presenting them in natural sequence, with the still possible elucidation, to ingenuous readers. This is a thing that can be done ; and after some reflection, it has appeared worth doing. No great thing : one other dull Book added to the thousand, dull everyone of them, which have been issued on
this subject ! But situated as we are, new Dulness is unhappily inevitable ; readers do not reascend out of deep confusions with- out some trouble as they climb.
These authentic utterances of the man Oliver himself I have gathered them from far and near ; fished them up from the foul Lethean quagmires where they lay buried ; I have washed, or endeavoured to wash them clean from foreign stupidities (such a job of buck washing as I do not long to repeat) ; and the world shall now see them in their own shape.
Working for long years in those unspeakable Historic Provinces, of which the reader has already had account, it becomes more and more apparent to one, That this man Oliver Cromwell was, as the popular fancy represents him, the soul of the Puritan Revolt, without whom it had never been a revolt transcendently memorable, and an Epoch in the World's History ; that in fact he, more than is common in such cases, does deserve to give his name to the Period in question, and have the Puritan Revolt considered as a Cromwelliad, which issue is already very visible






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最終更新日  2014.07.13 11:16:43


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