RUN!ラン!走る映画王と懸賞ゲッターへの道(映画&懸賞編)

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2006年04月16日
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寝ずの番

 こんばんわ!
 昨日、本命視していた『連理の枝』までの時間調整の為にたまたま観た映画『寝ずの番』。
あんまり期待してなかったのですが、これが本命よりもスンゴク良かった・・・
No.10 『寝ずの番』
<監督>マキノ雅彦
<原作>中島ラモ
<出演>中井貴一、木村佳乃、富司純子、岸部一徳 他

 ”マキノ雅彦”と聞いてピンときた人もきていない人も・・・そうですこの映画の監督”マキノ雅彦”さんは俳優の津川雅彦さんです。
 その祖父は日本で初めて映画を撮ったと言われてるマキノ省三氏で叔父さんが日本で一番に映画を撮ったと言われているマキノ雅弘氏、本当にスゴイ血筋を持った人だったんですね。
 改めて脱帽!

 お話は稀代の上方落語家・笑満亭橋鶴が臨終の間際の病室で弟子たちが”思い残したことはないですか?”聞くところから話は始まる。
 師匠・橋鶴は”そそが観たい”と弟子に言う。
 迷った弟子たちはある行動に出るのだが・・・しかし、まもなく師匠は亡くなる。
それからが本番の”寝ずの番”、通夜の夜を迎える・・・

 いやぁ良かった!
 映画としての満足度と完成度以前に日本人として忘れてしまった文化とか”粋”ってものを教えてくれてます。

 まず文化。
 ”通夜の晩”と一言で言っても、その本来あるべき姿はどう過ごすべきなのか知っている人たちは今、スゴク減っているではないのだろうか?

 僕もたまたま周りに死ぬ人が結構いただけで知っているのではあるが、亡くなった人が死んでしまったことを悲しむ席でもあるのだが。
 僕的には何回か経験する中で亡くなった人の懐かしい昔話をして労をねぎらうという本当に特別な夜なのではないかと思う様になった。
 これは実父が長い闘病の末に亡くなったという個人的な事情もあるんでしょうけど。

 まあ身近な人が死んでいなくて、”お通夜”の晩を過ごしたことが無い人はこの映画観てもらえば何をすればいいのかが解ります。


 それともうひとつは日本文化が持つ”粋””奥ゆかしさ”をこの映画を観て僕は本当に理解出来ました。
 実はこの映画は以外と”下ネタ”連発なんですけど全然イヤらしさがない。女性が聞いたとしても笑って済ませてくれそうなスマートさ。
 ”粋”ってことは自分の気持ちをストレートに伝えるんじゃなくって、おぼろげに相手に気持ちを伝えて相手に理解していくもんなんだなぁってことを・・・
 富司純子さんが元芸者さんっていう設定なので、そこら辺は旨く話の中で教えてくれます。
 富司さんは直接絡まないのだけど、終盤の堺マチャアキ先生と中井貴一の唄合戦は圧巻。
昔の芸者さん遊びが何で粋って言われてたのか教えてくれました。
(このシーンは本当にスゴイ!本当にその通夜の席にいるのではないかと思えそうな、ライブな臨場感を感じさせてくれました。その映画づくりに拍手!)

 そんな訳で
<評価>は今年初の ☆☆☆☆☆ でした。

 まあ、観に行って下さい!

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Last updated  2006年04月17日 00時07分56秒
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