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KY(空気読めない)と言う言葉が流行することは、まあ、わからんでもないです。安倍さんのあの妙な自身に溢れた突き進み方を見ていると、私も「安倍さんってKY?」と、非難してみたくなる気持ちになります。
空気を読めないこと、読まないことは、罪である場合も確かにあると思います。
子供たちの中にも困った「KY傾向」は、広がりつつあります。クラスのムード、グループのムードをぶち壊すKY発言には、よくうんざりさせられることがあります。例えば、学級会で、クラスでお楽しみ会をしようという意見が挙がっていると言うのに、「エエー」「はあぁ?」と、平気で個人的感情を表に出してしまう子供。例えば、級友がけんかや怪我をするなどのトラブルがあり、クラスが沈んでいるときに、「ニャハハハ」と、全然関係のないところで笑ってしまう子供。
子供たちの「KY度」 は確実に増えているし、それが 人間関係を壊していることは確か です。「おいおい、空気読めよ!」と、言いたくなることはしばしばです。
と、同時に、「KY過敏性」もまた、困った問題です。
(KY過敏症1)空気を読むことに必死になり過ぎる
人の顔色を見て、空気を読むことばかりを優先し、自分らしさを出せなくなってしまう。そのせいで、お互いが空気を読みあうように牽制するムードが生まれ、気遣い・気苦労が増えてしまう。
(KY過敏症2)空気を読まない人、読めない人をはじこうとする
「子供らしさを残したストレートな子供」や「個性が強すぎる子供」は空気を読む力が乏しいことが多く、「KY」と非難されてしまうことが多いです。そうして、空気が読めないことが原因でいじめられているために余計にコミュニケーションが阻害され、さらに空気が読めなくなる悪循環に陥りやすいです。
そして、この「KY」は、アスペルガーといわれる発達障害を持つ子供に多く見られる傾向です。「KY」が「悪」とみなされる最近の雰囲気はアスペルガー傾向を持つ子供(大人も)にとってまさに、アゲインストなのです。
KYであることに、そう過敏になることもないのではないか・・・というような気がしています。
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