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2011.06.08
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カテゴリ: D&D 邪悪寺院再び


注意!
このプレイレポートは市販シナリオ、「邪悪寺院、再び」の内容をばらすものとなっています。嫌な方は読まないようにしてください。



ずいぶんと長く坑道を歩いたはずですが、それもとうとう終わりました。
線路と共に洞窟を通り抜けると、鉱山の 運搬車が複数置かれた建物 がありました。そこは丁度坑道の反対側にあった様なプラットフォームがあり、未だに使用していた形跡もあったのです。
少し調べましたが、特に何もなく…敵の姿もありませんでした。
一番奥には大きな扉があり、クラリカが 聞き耳 を立てても何も聞こえず静かでした。
「何がいるとも限らないから、そうっと開けるしか無いわね」
「(ごそごそ)…罠が仕掛けられている形跡はありませんな」
バルサミコが扉を開き、警戒して侵入を果たします。中に入ると、倉庫らしい部屋。幾つかの箱や雑多な日用品の様なものが比較的整頓して置かれている様子でした。この部屋には誰もいません。
天井も壁もきちんと平たい面で覆われており、洞窟内部とはいえそれまでの自然洞窟も終了した様子です。そして奥にある扉からは何者かの声が幾つか聞こえてきました。
「どうやら敵以外にはいないと思うのですが…」
おずおずとリリアが発言しますが、まぁこれまでの状況を考えれば無理のない事です。いずれ先に進む以外の選択肢は無さそうですし、となると先にいる連中と遭遇する事になる訳ですが…。

「どうせなら変装していきませんか?」

「…?」
「そろそろ我々の存在も敵には気付かれている筈です。そんな時に、麗しの女性エルフと、華麗な女性ドワーフと、可愛らしい女性ハーフリングと…後男2人の冒険者グループだとバレたら上手くないのではないでしょうか」
バルサミコが魔法棒を取り出して、全員が魔法的に変装できる事をアピールしましたが、クラリカの返答は簡単でした。
「却下」
交渉して何になる、そんな気持ちがクラリカにはあったかもしれません。偉大な女ドワーフ騎士を奪い、ホムレットの街を大混乱に貶め入れようとする敵には生温い対応はしたくないのかもしれません。風の神殿での交渉場面もありましたが、あれも相当に不信感と緊迫感のある内容でした。
「ま、バルサミコ独りでやりたいなら良いんじゃないか?」
バルサミコは魔法棒を振るい ノールに外見を変え てみました。ついでに敵から奪取した聖職者の黄土色の法衣らしいものを纏い、聖印らしきものを手にします。これでノールの聖職者を名乗ってみるつもりのようですが、他の人々が全く普通の連中なので、恐らく交渉は失敗するだろうとバルサミコは思っていました(笑)

クラリカが扉を開けると、 比較的明かりの洩れる建造物の廊下 に当たる部分でした。
先には十字路らしい大きな人口の通路が見えます。そして数匹のノール兵士が控えていました。こちらに気付いて甲高い声で叫んできます。
「何ダ?貴様タチハ」
その時、一番奥にいたバルサミコが前に出て大きな声で(妙に自信満々に)宣言します。
「吾輩は神殿からやってきた聖職者である」
ノール達は不審そうにひそひそ話をしています。その言葉はノール独自の物ではなく共通語でしたし、ノールが聖職者というのはあまりなさそうです。もっといえば敵種族を野放しで連れているのは妙に見えるはずです。
「…どわーふヤえるふト…一緒ナノ…カ」
「ああ、こ奴らか。吾輩が偉大なる呪詛で魅了してやったのだ、問題ない。さぁ、貴様達は此処を通すのだ。吾輩はマスターの元に急がねばならぬ!!」
怒ったふりをして、バルサミコは相手に急かすよう演技します。マスターというのも、敵文書に出てきた上層部の者の位らしいので、いざとなったら固有名も出すつもりでいました。
「魅了シタンナラ…我々ニえるふヲ殴ラセテクレ」

そう言って何とか誤魔化してみましたが、ノール達は何となく不審そうです。どうやらロープの色や、持っている聖印が合っていないかもしれない…クラリカは冷や汗を流しながらそう思いましたが、ノール達は幸いその話をしてはきませんでした。

「…マァ、玄関カラ外に行クナラ…見送ルゼ」
ここが 正門 だった様子です。バルサミコは続けて 、いやいや奥に行きたいのだ、マスターに面会せねばならぬ と強引に言い張ると、 地ノ神殿ニカ? と物凄く不思議そうに尋ねてきました。
どうやら交渉もこれ以上は時間の無駄かもしれませんなぁ…通路先に地の神殿がある事が判っただけ上出来かもしれない とバルサミコも感じていました。そこで、十字路上部に用意されている大きな鐘楼に対して、仲間達に目配せをすると同時に 静寂呪文 を掛け始めました。以前風の神殿で鐘楼を鳴らされて敵の大群に遭遇した事を警戒しての事でした。
「ならば…貴様達…これを見るが良い…静寂!!」
魔法の鎧 の保護があり敵には命中しませんでした。これと同時に戦闘がはじまります。
鐘楼は音がしなくなりましたが、それでも敵は大声を挙げてしまっており敵が殺到するのは時間の問題でしょう。

「だから叩きのめせば良かったと最初から思っていたぜ」
ワスパリオは最初から戦う気満々でした。魔法の盾を呪文で浮かせてから、長剣を振り回して一歩前進して敵集団前に突入します。以前外したまま残っていた 電撃の手呪文 がそのままダメージに加わり、閃光を挙げて19ダメージを与えてノールを斃します。ただちに ≪薙ぎ払い≫ で横にいたノールをも斬り付けて…あっという間に敵を斃します。

こうして正面門付近での戦闘が開始されました。

続く

どうもこれが正面門に当たる部分らしい、そういう話でした。
通常のゲームですと、正面門から裏門を通過していくという事で、我々は逆に通ってきたのです。じゃあ裏門の神殿で戦って苦戦したのは、我々のレベルが低かったからかもしれない…のかなぁ。

今回はバルサミコが交渉してみようと言っていますが、卓の雰囲気自体交渉馬鹿か?という雰囲気でしたね。それも無理からぬ話で、ゲーム的には遭遇するだけで戦闘に至って交渉の余地など無い相手でもあります。また、多少交渉の余地があるかもしれない場所でも、戦闘で解決する事が多くなっていて、兎に角出逢ったら戦え(あるいは逃げろ)感があるのは確かです。だからこそ、ゴーレムのいるモラディン神殿にて安心感を感じてみたり(笑)する描写を入れたりしたのですが。
実際の所、話し合いの接点が全くない相手という印象があり、キャラクターから観ると、クラリカら異種族系から見ると不倶戴天の敵だったり、宗教上の敵だったり、仲間を殺された敵だったりと仕方ないのでしょう。
バルサミコの場合には、ビガイラーとして交渉関係で敵を翻弄してみたいという事がある訳で今後ももしかして出しゃばるかも(笑)。ま、ビガイラーですから。






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Last updated  2011.06.08 07:01:59
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