気ままにいろいろ
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(画像拡大可)姨捨山は深澤七郎作「楢山節考」の舞台とも言われるが実話にしろ伝説にしろ姨捨駅は今も実在する。駅は標高551mの冠着山の中腹に位置し、全国でも数少ないスイッチバック方式を取り入れたJR東日本、篠ノ井線の駅名である。 特急しなのは、姨捨駅には入線しないで通過してしまうが姨捨駅のホームや車窓から見下ろす善光寺平は日本三大車窓の一つとして知られている。手前から湾曲して見える川が千曲川で、長野冬季オリンピックで景観もかなり様変わりしたが眺望は四季折々変化が楽しめ、昼も夜景も見事だ。スイッチバックの電車を期待していたわけではないがタイミングよく上下線の松本行きと長野行きが併走して入ってきた。当然ながら松本行きはバックで、長野行きは前進で併走している。今は無人駅なので駅舎を管理する人がいるだけで、構内には自由に入れる。駅舎は昭和初期に建てられたもので、今は改装されて綺麗だ。姨捨駅から5分の所に天台宗の寺院「長楽寺」があり山号は姨捨山。境内にある「姨石(姨岩)」は、高さ約15m、幅約25m、奥行約25mある。姨捨山は長楽寺境内の姨岩のこととして語られている説も!この姨石をよじ登っての眺望は格別だ。姨捨山の棚田は「田毎(たごと)の月」として知られているが、田んぼに映る月が美しく見られる場所だからだ。しかし、田毎の月とはそれぞれの田んぼに月が映り込む?ことではない!また、芭蕉をはじめ眼下に眺望の広がる境内には多くの歌碑や句碑が残されている。次は鏡池に会いに行く!
2014/11/15
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