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2006年07月27日
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カテゴリ: 健康的に生きる

◆健康のレベルとホメオスタシス(恒常性維持機能)

 『 「健康とは」をもう一度考えてみませんか? 』という見出で今までにずっと文章を書いてきました。なぜこんなにしつこく書いているのでしょうか?

 それは、自分は健康だ、自分だけは大丈夫だと、言い方は悪いですが変な確信を持っている方が非常に多いからです。

 体の中では様々な異常が進行していても、それを自覚できない場合もあれば、自覚症状があってもあまり深刻に考えずに放置してしまうことが非常に多いのです。

 その理由は、忙しいからとか面倒くさいからですが、本当はすぐにでも調べてもらうべきなのです。もちろん、前に健康診断のところで書いたように、調べても異常が見つからない可能性もありますが(実際は異常があっても)、しかし見つかる可能性も高いのです。

 実際、ガン・心疾患・脳血管疾患を合わせれば、かなりの高率になります。以下に 平成16年度の厚生労働省統計 からこれら3つの疾病による死亡割合をご紹介しましょう。年齢が高くなるにつれて割合がぐっと高まり、60歳代後半はほぼ40%近くになっていますね。

40歳~44歳   2.9%
45歳~49歳   5.5%
50歳~54歳  12.3%
55歳~59歳  20.2%
60歳~64歳  29.1%
65歳~69歳  39.0%

 統計的に見て、以上は紛れもない事実です。また 寝たきりの原因の約4割が脳血管疾患である ことも付け加えておきましょう。この数字は上の数字には含まれていません。さあ、これらの数字を見ても、あなたは自分が例外だとお考えですか?

メタボリック症候群 に該当する人、現在 高血圧・高脂血症・糖尿病 を持っている人はこの割合がさらに高まるわけです。それなのに、あなたはそのまま何もせずにしていてよいのですか?

 私が今入院している「 網膜剥離 」という病気はいわゆる生活習慣病ではありませんが、それにならないための注意は同じです。実際、ここ数年 飛蚊症 があるということは自覚していましたが、忙しいというのを理由に放置していました。また、ここ数ヶ月はときどき 目が霞む

 実際には、飛蚊症の段階で目を検査してもらっていれば今のように入院まで行かずに済んだかも知れません。また、目が霞むようになってからでも遅くはなかったのではないかと思います。

 まさか自らがそうした例になるとは思っていなかったのですが、とても良い例だと思います。私の場合は、加齢による硝子体の萎縮に生まれつきの網膜との癒着が原因になっていたようです。

 そういう意味では、いわゆる生活習慣病ではありません。肌がみずみずしさを失うのと同じように加齢による避けられない現象と言えるでしょう。ただ、それを病気という状態に持っていかない方法があったのにそれを逃したということです。

 ところで、入院してからすでに2週間近く経ちましたが、その間に気がついたことがあります。それは、大多数の入院患者が生活習慣病を患っているということです。 透析 をしている人も複数います。 糖尿病 の方はもっと多く、 血糖値の検査 食事前のインスリン注射 をやっています。 パナルジン・ワーファリン・低濃度アスピリン を飲んでいるという話も漏れ聞こえてきます。ということは、 脳梗塞や心筋梗塞 などを煩っている人も多いということです。 ガン で手術したという人もいるようです。

 私がいる病棟は眼科ですが、それでもこれだけ生活習慣病の方が多いのです。多くの方々に自分だけが例外になれると考えることが非常に危険であること、こうした 病気の芽は全く自覚書状のないずっと以前から始まっている のだということを知っていただきたいのです。

 そして、きちんとした対策を立てていれば、生活習慣病になる危険はかなり回避できるということも確かです。この点を理解していただきたい。それがこの見出しでの文章が続いている理由です。

 具体的な対策については、今後少しずつご紹介していきます。

 今日はここまでとします。



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最終更新日  2006年07月27日 12時26分34秒 コメントを書く
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