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2004年12月08日
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カテゴリ: 医療かわらばん



 カキのたんぱく質から抽出した化合物ペプチドに、高血圧抑制効果があることが東北大の佐藤実教授(水産化学)と県内の健康食品メーカーなど2社の共同研究で分かった。ラットのエサにペプチドを混ぜて与えたところ、血圧上昇が抑えられた。両社は、生活習慣病予防などに効果のある機能性食品として1~2年の間に事業化を目指す。
 佐藤教授らは8~9月、自然に血圧が上昇する特殊なラット18匹(生後7週間)を使って実験。ラットを3グループに分け、カキペプチドをエサ1キロ当たり(1)100ミリグラム(2)1000ミリグラム(3)0ミリグラム――混ぜてそれぞれ与えたところ、3週目から違いが出始めた。4週目には(3)のラットの血圧が平均228ミリメートルHgまで上昇したのに対し、(1)は同213ミリメートルHg、(2)では同207ミリメートルHgに抑えられた。
 佐藤教授は97年、県から「滋養にいいと言われるカキの効果を調べてほしい」と要請され、カキの研究に着手。カキのたんぱく質に酵素を加えてペプチドを作り出すことに成功した。水産物のペプチドには、血管を収縮させる酵素「ACE」の働きを抑える働きがあることが分かっていたが、佐藤教授の研究により、カキでも同様の効果が確認され、02年にカキぺプチド生成に特許が認められた。
 その後、産学連携を進める東北経済連合会の引き合わせで、佐藤教授と工業薬品メーカー「三丸化学」(村田町)、健康食品メーカー「サンケーヘルス」(大郷町)両社がタイアップ。機能性食品としての製品化を目指し、今年度から血圧抑制との関係について研究を始めていた。今後は適正な摂取量や効率的な抽出方法、飲みやすい形状などの研究を行う。
 佐藤教授は「カキには他の栄養素と組み合わせることで(健康への)相乗効果が見込まれる。科学的データに基づく地場の特産品になりうる」と話している。【小平百恵】

(毎日新聞)





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最終更新日  2004年12月11日 11時21分55秒


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