幻泉館日録@楽天

PR

Calendar

Profile

幻泉館 主人

幻泉館 主人

Archives

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09

Comments

katori@ Re:The Philosophy of Modern Song(03/11) お元気ですか? いつも6月になるとwish…
sonohanasakumade@ Re:訪問診療(04/2) クロ現で 沢木耕太郎さんのインタビュー…
幻泉館 主人 @ Re[1]:ギターというモノ/ギタリストというヒト(12/26) chappi-chappiさん、こんばんは♪ 漣さの…
chappi-chappi@ Re:ギターというモノ/ギタリストというヒト(12/26) おこんばんは。 新しいプロバイダーさん…
幻泉館 主人 @ Re[1]:訪問診療(04/20) sonohanasakuadeさん、こんにちは♪ 母は…

Favorite Blog

NHK「映像の世紀」ル… New! まいか。さん

「全国アホ・バカ分… New! Mドングリさん

梅雨本番(あるいは末… 穴沢ジョージさん

楽天ブログも終わっ… Dr.悠々さん

じゆうたく考【お風… シェフ・オオシマさん

でろれん日乗 でろりさん
夜間飛行へ・・・ 夜間飛行さん
remi's room remi10さん
デパ地下グルメ @キララさん
Now Wait For Last Y… コブラクローさん
2007.01.21
XML
カテゴリ: 反戦歌史抄



きれいな戦争?
そんなものあるはずがない。
殺され、傷つき、苦しみながら死んでいく人の姿を隠すのに、テレビは大きな役割を果たしていた。

抽象化された無関係な死を、どこまで生身の人間の手元に取り戻すことができるのか。

「9.11」はニューヨーク市民の眼前で行われた大量殺戮だった。
イラク侵略には説得力があるように思わせてしまった。
ところが、戦地から帰ってきた遺体に、ベトナム戦争の記憶がよみがえる。
なぜ合州国の市民が海外で戦死しなければならないのか。
生身の人間の戦死によって、やっと具体的な死が身近に帰ってきたのだ。

「世界人類が平和でありますように」

自分とは無関係なところで、いくらでも祈ることができる。
それではこの戦争は止められない。
名指しでブッシュを罵倒し、コケにして、笑いとばすことによって、戦争を止めるのだ。
誰かに語りかけるのではない、君に言ってるんだ。

私が中学生の時に買ったドノバンのベスト盤に「ユニバーサル・ソルジャー(Universal Soldier)」という曲が入っていた。
ずっとドノバンが作った歌だと思いこんでいたが、これは「サークル・ゲーム(The Circle Game)」をヒットさせたバフィー・セントメリーが作った曲である。
そういえば、アグネス・チャンのデビュー曲は「サークル・ゲーム」ではなかっただろうか。

固有名詞が並ぶ。
中学生の僕は、「Japan」が出てきて嬉しかったのだ。
万国の兵士たちは、自分たちがそうすれば戦争が終わるのだと思って、戦う。

 ♪ And he's fighting for Canada,
 ♪ he's fighting for France,
 ♪ he's fighting for the USA,
 ♪ and he's fighting for the Russians
 ♪ and he's fighting for Japan,
 ♪ and he thinks we'll put an end to war this way

具体的にいろいろな宗教の名前を挙げているのだと思いこんでいたが、意外なことにイスラム教徒は出てこない。

 ♪ He's a Catholic, a Hindu, an atheist, a Jain,
 ♪ a Buddhist and a Baptist and a Jew
 ♪ and he knows he shouldn't kill
 ♪ and he knows he always will
 ♪ kill you for me my friend and me for you

 → UNIVERSAL SOLDIER



I wrote "Universal Soldier" in the basement of The Purple Onion coffee house in Toronto in the early sixties. It's about individual responsibility for war and how the old feudal thinking kills us all. Donovan had a hit with it in 1965.

「ユニバーサル・ソルジャー」は60年代初めに、トロントにあるコーヒーハウス、パープル・オニオンの地下で書きました。戦争に対する個人の責任と、古くさい封建的な考え方が私たちみんなをどうやって殺すかということに関する歌です。1965年にドノバンがヒットさせました。



 → Buffy Sainte-Marie sings "Universal Soldier" (Live, 1970)

 → Donovan- Universal soldier


 ♪ He's the universal soldier and he
 ♪ really is to blame
 ♪ His orders come from far away no more
 ♪ They come from him, and you, and me
 ♪ and brothers can't you see
 ♪ this is not the way we put an end to war.

どんな英雄も、兵士たちがいなければ戦争を続けることができない。
兵士よ、銃を捨てて逃げろ。
それが本当に戦争を止める方法なのだ。

僕がドノバンの歌うこの曲を繰り返し聴いたのは、1971年のことだったろう。
それはとても自然な言葉だと思った。


Universal Soldier

BlogPet9条を殺すな!

www.iraqbodycount.org
www.iraqbodycount.org
www.iraqbodycount.org

幻泉館 リンク用バナー





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.21 00:46:46
コメント(6) | コメントを書く
[反戦歌史抄] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: