時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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October 1, 2007
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 今なお、その人気は根強く、現在「週刊コミックバンチ」に、続編とも言える(時代的には、北斗の拳よりだいぶ前の話になるが)「蒼天の拳」を原哲夫の絵で連載している他、ラオウやレイなどの物語も絵師を変えて、掲載されている。パチンコやパチスロ機にも北斗の拳のものがあるようだ。

 今日紹介するのは、やはり、北斗の拳の重要な登場人物の一人で南斗六聖拳最後の将、慈母星ユリアを描いた、 「慈母の星」 (笠井晶水、武論尊/原哲夫:小学館)である。「北斗の拳」の本編は、核戦争後の世界が舞台だが、この話の舞台は、まだ核戦争前の時代であり、「北斗の拳」のプロローグのような形になっている。

 内容は、大きく二つに分けられ、前半は、ユリアの世話係でユリアを慕う少女サヤに関する悲しい話である。後半は、ユリアと南斗孤鷲拳のシン、そしてユリアを守護する五車星の一人雲のジュウザの縁(えにし)に関する話だ。

 表紙が、非常にいい感じなので、思わず買ってしまった。絵を描いている笠井晶水(あきみ)という名前は初めて聞くので、ちょっと調べてみた。普段は、笠井あゆみとしての名で活躍している人気イラストレーター兼ギャグ漫画家らしい。「えー?ギャグ漫画家?」と思ったのだが、ご本人が自分のホームページでそう紹介しているので間違いはないはずだ。もっとも、ご本人によれば、年に1~2本しか書いてないらしいが。

 どうしても、北斗の兼の登場人物は、原哲夫の描く強烈なキャラクターが頭から離れない。しかし、この作品で描かれる、ケンシロウ、シン、ジュウザといった男たちは、少女漫画に出てくるような感じで拳法家としては迫力に欠ける。シンの南斗聖拳は、切れがもうひとつだし、ケンシロウは、はっきり言ってしょぼい。しかし,男たちはどうせ脇役だからこれでいいのかもしれない。肝心のユリアに関しては、はかなげな感じが非常にいい。ユリアファンの人にはお勧めである。


○笠井あゆみさんの公式HPは こちら


「慈母の星」(笠井晶水、武論尊/原哲夫:小学館)



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Last updated  March 21, 2008 07:38:30 AM コメント(6) | コメントを書く
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