時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

PR

×

Profile

風竜胆

風竜胆

Favorite Blog

映画 夜勤事件 /ホ… New! じらーるぺるごーさん

そうか・・世の中お… New! ブラジョンさん

気まぐれんな旅行屋… 富士家のぱこさん
マークス・ストーリー マークス5406さん
パパだって見たいん… 大希・大我のパパさん

Archives

August , 2026
July , 2026
June , 2026
May , 2026

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

December 29, 2007
XML
カテゴリ: 映画(日本映画)
 12月27日の木曜日の夜は、TBS系列で 「半落ち」

 あらすじの方も、当然のことに、小説やドラマ版と比べて、細かいところは変えてあるものの大筋は同じである。ざっとおさらいしておこう。県警捜査一課の強行犯指導官・志木和正(柴田恭兵)は、アルツハイマーの妻(原田美枝子)を殺したとして自首してきた梶聡一郎警部(寺尾聰)を取り調べる。梶は、自分が壊れていくことに耐えられなくなった妻に頼まれて、その首を絞めたのである。しかし、梶が妻を殺してから自首するまでの空白の2日間があった。梶の服のポケットに、新宿歌舞伎町のティッシュが入っていたため、それが色々な憶測を呼ぶ。果たして梶は、何のために歌舞伎町を訪れたのか。

 ドラマ版の方は、主人公役を梶から志木に移して、アルツハイマー患者を家族に抱える者たちの悩みを前面に出していたようなつくりであった。しかし、この映画版の方は、梶を中心にして、その周りに、担当刑事、担当検察官、新聞記者、担当弁護士、担当判事といった関係者の思いを絡ませており、構成は原作に近いものになっている。寺尾聰は、梶の悲壮な感じがよく出ており、キャラとしてはぴったりであろう。一方、柴田恭兵の方は、たたき上げの強行犯指導官の警視役をやるには、ちょっと線が細いような気がするのだが。

 原作やドラマとの一番の相違点は、裁判で、この空白の2日間の真相が明らかにされるということである。梶は、否定したものの、状況証拠で、ほぼ明らかな状態となる。そして、検察官までも、梶に有利になるような尋問を行う。この流れからは、当然執行猶予がつくだろうと思うのだが、まさかの実刑判決が下される。意表をつくのもいいのだが、見るからにお子様お子様した裁判官が、場の空気も読めずに、私情たっぷりの判決を出したようなつくりにされているのは、残念なことである。

 また、原作ではもう一人助けたい、ドラマ版でも、再発の恐れのある青年をもう一回助けたいといったことで、梶があと1年生きようとしたことに、大きな意味があったと思うのだが、映画版では、そのあたりをあまり前面に出さず、アルツハイマーを患った妻に対する愛情の方が前面に出ていたような感があったのもちょっと気になるところである。


○ドラマ版「犯落ち」の記事は こちら

○原作「犯落ち」の記事は こちら

(原作)


(監督)
・佐々部清

(出演)
・柴田恭兵(志木和正)
・寺尾聰(梶 聡一郎)
・原田美枝子(梶 啓子)ほか


○応援クリックお願いします。 人気ブログランキング にほんブログ村 本ブログへ

「半落ち」(横山秀夫:集英社)&DVD



風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)は こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 11, 2009 09:40:15 PM コメント(12) | コメントを書く
[映画(日本映画)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: