時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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February 24, 2009
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 このムアコックの多元世界では、主人公はエレコーゼ、ホークムーンなど様々な名前で呼ばれる。これらの一連のシリーズの中で、私が一番好きなのがメルニボニのエルリックを主人公とするシリーズである。今日紹介する 「メルニボネの皇子」 (マイケル・ムアコック/井辻朱美:早川書房)は、そのエルリックシリーズの第1巻にあたる。

○「メルニボネの皇子」(マイケル・ムアコック/井辻朱美:早川書房)


 メルニボネというのは、人類とは別の種族でかって世界を支配していた。現在は、その勢力は減退し、メルニボネ皇国の領土は「竜の島」のみにとどまっていが、その力は、なお人類にとって、畏怖の対象である。エルリックは、メルニボネの皇帝であるが、アルビノとして生れ、虚弱体質なため、常に体力を向上させる薬に頼る必要がある。しかし、剣技に優れ、魔力は強大な地獄の神であるアリオッホを呼び出せる程である。

 この巻に収められている物語は次の2話。

○メルニボネの皇子
 エルリックが、従兄のイイルクーンの反乱を鎮め、愛するサイモリル(イイルクーンの妹に当たる)を取り戻したかの物語。そして、いかにして、神をも殺せる最強の黒の剣である「ストームブリンガー」を手にするようになったかの物語である。ストームブリンガーは、敵の魂を喰らい、エルリックに、活力を与えるのである。この世界には、「ストームブリンガー」と双子の黒の剣「モーンブレード」があり、2つの剣を手にしたものは、世界の半分を破壊できると言われている。エルリックは、ストームブリンガーで、モーンブレードを手にしたイイルクーンと戦う。

○真珠の砦


 剣と魔法の織りなす世界。そして、エルリックに絡んでくる美女たち。まさにヒロイックファンタジーの王道を行く傑作と言っても良い作品であろう。


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Last updated  March 6, 2009 08:35:10 PM コメント(12) | コメントを書く


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