太陽とひまわり~ポルトガルにて~

太陽とひまわり~ポルトガルにて~

PR

×

Profile

GIRAS+SOL

GIRAS+SOL

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

山本 裕典@ ロカ岬灯台の写真に関しまして 初めまして。番組制作を行っています、山…
さちです。 @ お元気ですか? 今日、ふとカンナちゃんのこと思いだし・…
ピパーナ@ Re[1]:BOAS FESTAS !!(12/22) タイトルと自分の名前を間違えて ↑ のコ…
ご無沙汰しております!@ Re:BOAS FESTAS !!(12/22) 最近ブログは更新されていないようですが…
チャンプ@ Re:THE BERARDO COLLECTION ~ポルトガル人現代アートコレクター~(11/15) 始めまして僕はピカソやかまちに出会って…
2006.06.30
XML
カテゴリ: outras~その他~

妊娠も 後期 に入ると、お産する為の診察を、お産をする病院に行かなくてはいけなかった。

かかりつけの先生は、CASCAISの病院に勤務しているのだが、遠いのと、自分の居住区以外で産むのは、文句言われそうだったので、リスボン市内の 居住区の病院 に決めた。

私立のお産クリニックなどは、幾らかかかるのか不明だし、一般庶民の私には、病院で産む事しか考えなかった。

病院は、結局何回か行ったけれど、毎回待たされること3~4時間は当たり前!!待合室には人が溢れ、全員座る所もない。これには閉口した。ついでに、先生たちも、なんか怖かった

いつも夫に連れて行ってもらっていたが、仕事もある夫はいつも気が気ではなかったようだ。

毎月の婦人科の診療といい、エコーなどの検査といい、病院といい、自分一人で行けないもどかしさよ・・・。夫と夫の同僚に感謝です。

妊娠中期は、 新居探し という大仕事もしなくてはならなかった。

なかなか納得のいく家がなくて、やっと、夫の友達の勧めで現在の家を見つけることができた。

それからは、 家の登録 やら、 銀行の融資 やら、 家具・電化製品選び ・・・と身重な私には、楽しいながらも重労働な日々。

そして、最終月には、「 お引越し! 」身重にもかかわらず、重い荷物を運び、家を磨き、新しい家族を迎える準備をした。私の母もその頃には、ポルトガルに来てくれていた。

夫も休みを取って、母も日本から来て、新居の整い、準備万端なのに、40週を迎えても、いっこうに出てくる気配のない娘。よっぽど居心地がいいのか・・・。ひたすら私のお腹を蹴るのみ。

結局、病院の先生と話し合って、41週目にあたる11月3日に、入院して出産する予定ことになった。

当日、夫、両方の母と共に、病院に出向く。前日の夜からは何も食べていない。(陣痛促進剤を打つため。)

診察室に一人入り、問診を受ける。先生は、妊娠週を数え始めた。

   「 あら。まだ40週じゃない。一週間たりないわ。ねぇ。ちょっとあなた、見てみて。

と、側にいた他の先生に確認する。

   「 あら、ホント、足りないわ・・・。これじゃあ、入院出産できないわよ。

ええぇーーーーーーーっ!

そんな馬鹿な!絶対に妊娠週間違えてるなんて事はない!!!そんなの本人が一番よく知っている!青くなる私。一生懸命説明するが、何度数えても、彼女達には40週らしい。慌てて夫を呼んでもらう。

そこで、みんなで、もう一度数える。「 1週~2週~・・・・。41週!あら、あってるわ。

当たり前じゃー!!!!

何はともあれ、めでたく(?)出産準備に取りかかる私。

割烹着みたいな物に着替えさせられて、一連の処置をして、陣痛促進剤を打つ場所へ・・・。

隣のベッドには、私よりも少し若い人が、既に点滴を受けていた。

点滴が始まり、別に痛くも痒くもなくしばらく過ごす。そのうち夫も現れる。

何時間か経った頃か、だんだんとお腹が痛くなってきた。

「お。これが陣痛かな??」

・・・はっきり言って 陣痛をなめていた

看護婦さんが、 脊髄麻酔 をするのか、しないのかを確認しに来た。

ここでは、当然のように、みんなするらしい。

陣痛をなめていた 私は、「 麻酔怖いから、しません 」と答える。

看護婦さんは、怪訝な顔。「 しないの????本当に???

私: 「 日本は、殆どしませんよ。

看護婦: 「 なんですって~!こんないいモノしないなんて!!背中にブスっとするだけよ。あとは、痛くないんだから、楽なのに・・・!!!

背中に針刺すなんて、考えただけでも恐ろしい。絶対嫌だ! 1時間はそう思っていた

先生は、時々回診にやって来る。何回目かの回診のとき、 パチン! と音がして、 ジャー っと液体が流れ出た。

先生!何すんですかーーー!!??

破水 させたらしい・・・ひょえー!!する前に言ってくれ!!

なんだか、もうわけがわからない。痛みはそのあたりからどんどん加速していく。

隣の女性は、背中に針さして、麻酔しているので、だんだんと苦痛が和らいでいく様子。

女性: 「 した方がラクよ。全然痛くないもの。 」・・・と、とっても穏やかな表情

陣痛をなめきっていた 私は、あまりの痛さに夫に看護婦さんを呼んでもらった。

す・・・すみません・・・注射・・・してください・・・!!お願いします・・・・

ほらね。最初からしておけばいいのに・・・!

麻酔は、背中を丸めて、動かないように看護婦さんに押さえられて、背中に針を刺す。

電気が走る感じよ。でも動かないでね。 」と言われたが、陣痛の痛さで、それどころではない。

もうヤケクソだ。普通の状態だったら、背中に針なんて、考えただけでも怖い。

でも、陣痛は、それを受け入れてしまう痛さがあった。

針が刺さったままなので、そのまま仰向けになって、動かないように言われた。

今考えると、いつ、針を抜いたのかも覚えていない・・・。

「ああ。これで、このわけのわからない痛みから解放される・・・!」

そう思っていた私。

でも、人生、そう甘くないのだ!麻酔する時間が手遅れだったのか、陣痛っていうものは、こんなに痛いものなのか、陣痛の痛みは、和らぐどころかますます加速していく・・・。

何度も看護婦さんを呼びつけて、「 麻酔効いてないんですけど・・・痛いんですけど・・・

と訴えても、「 そんなことはない 」の一点張り・・・。

あれで、麻酔が効いていたとしたら、麻酔してなかったらどうなってたんだろう???と恐怖にひたる。もっとも、麻酔打つのを渋っていたから、こうなったのだ。自業自得。

麻酔を打って、1時間も経ったか経たないか・・・先生が、分娩台に移る様指示をする。

もう、どうやって、移されたのか、覚えていない。頭は痛みで真っ白だ。

分娩台は2つ並んでいた。夫は立ち会う予定だった。

でも、ほんのちょっとの差で、隣の分娩台も使われることになり、夫はあえなく外で待機。

先生の指示に従って、一生懸命力をこめる。

その時には、不思議と痛みはなかった気がする。でも、空腹で(前日から約24時間何も食べていない・・・)力が入らない。

隣の分娩台では、「 ジェジューシュ!アイ!!ジェジューシュ!!!(注:キリスト様!と叫んでいる) 」と叫んでいる。怖い。

3回くらい力んだろうか・・・分娩台に乗って15分程。

あれ???こんなもん??アッサリと娘はこの世に現れた。

時計を見たら夜の10時50分だった。          

                               →「産後」へ続く






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.06.30 19:50:24 コメント(20) | コメントを書く
[outras~その他~] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: