GOAL通信

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2006.10.02
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カテゴリ: 学習方法




 以前、『自分のカルテ』という記事を書いた。

 自分の弱点を一冊のノートにまとめ、反復しながら見直すことを勧めたものだ。


 このノートは、使い方によってはもの凄い効果を生む。

 10月といえば、各学年とも折り返しが過ぎて弱点がはっきりしてくる時期。

 蓄積された「失敗」と「もやもや」を、一度リスト化し、自己診断してみる。

 受験生ならば、まとめの総括として必ず取り組んで欲しい作業だ。

 カルテの作成にマニュアルはないが、一般的な方法と留意点をここで再確認しておきたい。





 そして必ず、差し替えと追加ができるルーズリーフにすること。

 インデックスをうまく使い、項目ごとにファイルを重ねていく。


 英語ならば、「単語」「連語」「発音」「文法」「会話表現」「読解」「英作文」「書き換え」のように細分化しておく。

 そこに、中間・期末・ミニテスト・塾ワーク・塾プリント・問題集・学校ドリル・塾内公開模試・北辰・校内学力テストなどの間違えた部分を転記していく。

 もちろんジャンルごとに分類記入し、弱点を累積していく。

 その時に「1期」(=1学期期末)のように、自分なりの記号を明記しておくとよい。


 問題が長い場合は、切り取って貼ってもいい。

 模試などは、切り貼りの方がかえって目に留まる効果がある。

 数行あけて解答を記しておく。工夫して色分けすると見やすいだろう。

 再確認する時のために、くれぐれも行をあけておくことだ。

 ノートはゆったりと使いたい。





 病気でいえば、気になる症状を列記したものであり、処方箋のデータベースであろう。


 このカルテは他人が作っても意味がない。

 自分で作成し、差し替えながら追加と消去を繰り返し、何度も何度も繰り返し克服し、治療していくものなのだ。


 氾濫している身の周りの教材やテストを総チェックし、その中で必要なものだけをカルテに集約していく。

 間違い以外でも、未知の知識や役立つ情報、うまくまとまっている一覧などは、切り取り貼ってしまえばいい。



 すべてをカルテに集約すればいいのだ。

 そのカルテさえ見れば、弱点のすべてが、知るべきことのすべてが収まっている。

 テキストも、テストも、保存版ではない。

 丁寧に扱う者に限って、見直しは殆どしないものだ。だから私は破壊を勧める。

 目的は注目すべき部分にどれだけ攻め込み、頭に叩き込むかなのだから。



 カルテはボロボロになるまで使い込めばいい。

 できれば愛着が湧くように、名前を付けてあげるといいだろう。

 試験会場にはその1冊があればいいという状態に持っていく。

 差し替え、書き込み、貼り付け、色を塗り、ラインを引き、命を吹き込んでいく。


 自分の頭脳の分身がどんどん迫力を増し、君はやがて手放せなくなるだろう。



 カルテを作るのは自分自身。

 自己診断に感情はいらない。

 作成の時には、失敗と未知を囲み込むドクターになりさえすればいい。

 そして自らの処方箋に沿って反復治療をしていく。

 淡々と。

 きっと君は、表れる効果に病み付きになるだろう。





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最終更新日  2006.10.03 02:19:31
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