GOAL通信

GOAL通信

2006.10.03
XML
カテゴリ: 生徒たち



 今日もひとこと言わせてもらいたい。


 私の社会の授業は、複数の中学の生徒が混ざった状態でユニットを組んでいる。

 ここ暫くは地理・歴史を中心に進めてきたので、大きな問題はなかったが、今日、中間に向けた公民を手がけて愕然とした。

 中学3年の10月といえば、普通の進度ならば公民の「経済」の単元を学んでいる頃。

 恐らく地方自治が終わり、消費のメカニズム、流通と生産などを手がけている頃のはずだ。

 その後11月までに市場経済・公定歩合・需要と供給・税・福祉などを学び、12月に地球環境・国際社会・世界平和と進み、年明けに時事問題や資料解説、総ざらいなどを行えばちょうど入試に間に合う。


 ところがだ、その中学の社会はついこのあいだ歴史がやっと終わり、先週から公民に入ったという。



 当然まだ「核家族」あたりをやっているわけで、「憲法」はおろか、「基本的人権」「社会権」「新しい人権」「選挙」「政治」「三権分立」「地方自治」などにはまったく手を付けていないことになる。


 終わるのか?

 いや、終わるわけがないだろう。


 生徒たちの不信も高まり、先生に聞いているそうだが、どうやら先生は己のペースを変えずに突っ走るらしい。

 埼玉には私立の合否に係わる「北辰テスト」というものがあるが、その範囲にも大幅な遅れを取っている。

 だがこの先生、何と、北辰に合わせるつもりはないと豪語しているらしい。

 前回の校内実力テストにも習っていない範囲が出たというが、当たり前だ。

 公民をやってないんだから、当然だろう。

 今月の実力テスト、来月初旬の北辰では、その開きはもっと顕著になるだろう。


 生徒たちのブーイングを総括すると、この先生、無駄な話が多いという。

 伝聞なので一概には言えないが、ワンテーマで1時間が終わることもざらだという。



 視点はいいとして、肝心な進度が眼中にあるのかと疑ってしまう。

 授業の工夫の前に、まず「公民」全範囲を完成させることが先決ではないのか。

 それが生徒へのプレゼントであり、教師の義務であり、生徒たちもそれを望んでいるはずだ。

 中1ではないのだ。尻に火がついた期限付きの中3生なのだ。


 また、「高度経済成長」などに触れる第1章は軽く飛ばしたらしいが、どうなっているのだろうか。




 いずれにしても、教科書はあと120ページ以上残っている。

 12月までに終わらせるらしいが、到底無理だろう。

 せいぜい選挙か地方自治まで。あとは見ておけとなることは容易に予想が付く。

 仮に超特急で終わらせたとしても、そんなのは表面を流しただけで授業じゃない。

 考えさせたり、課題を抽出させたり、調べ学習をさせたりするのが本来の姿。

 一気にやれば用語の嵐で手に負えない生徒が多発する。

 下手すると期末の範囲が100ページなどという、前代未聞劇が起こるかも知れない。


 だから塾では防禦策を敷くことにした。

 来週から毎週補習を実施する。

 入試の7%を占め、前期試験にも絡んでくる公民は侮れない。

 総理も代わり、国内世界ともに時事ネタが豊富な年だけに注意したい。


 ああ、それにしてもどうなっているのか。

 「サザエさん」に時間掛けるんなら、安倍新内閣や選挙、国会の話でもして欲しいと思うのは、私だけだろうか。

 遅れているのは知っていたが、さすがに9月はピッチ上げてくると思っていたのに、相変わらずとは。

 そんなんなら、夏休みにでも補習授業しろよと思ってしまった。


 また批判だらけになってしまったが、実際のところかなりヤバイ。

 うーん・・・・とにかく何とかしよう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.10.04 02:51:13
[生徒たち] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄

img2c074974zik6zj.jpg
GOAL通信へようこそ。

プロフィール

masa/k

masa/k

カレンダー

バックナンバー

2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: