GOAL通信

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2008.02.17
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カテゴリ: 教育全般




 立場により賛否それぞれだが、その議論の趣旨は、

 「公教育における学ぶ機会の均等性」 という部分に集約されるようだ。



 否定的な意見の大半は、公立学校の平等な学びの提供に反するとしている。

 一部特定な学校での取り組みは、国が定めた指導要領に基づく一律教育にそぐわない。

 他校との平等性という課題。

 国の支援で運営している公教育に、学校としての裁量をどこまで認めるか。

 私立とは違う制度のカベ。





 指導教育という無形の財産は、その価値の線引きが難しい。


 学校の先生の質が問われて久しいが、

 その議論の大半は、質の低い部分をクローズアップして語っている。


 高いレベルの指導を維持している教師も、現実には多数いるはずだ。

 私はむしろそういう指導者に光を当て、

 改革の試金石にしていくべきだと思っている。

 民間からの採用も、経営や特定の能力を活かせる役職ならば、

 斬新な発想が生きてきて有用だ。



 「夜スペ」 はそういう意味からも、改革の匂いがする。


 地域における塾との関係、あるいは学力が上がるのかという二次的な問題。

 システムの質的な向上を、学校という枠組みでどう計画実践していくのか。



 課題は多々あるだろうが、

 どうクリアされていくのか、静観したい。




 私は以前、藤原氏にお会いしたことがある。


 「よのなか科」を始める前なので、随分古い話になる。




 立ち話程度だったが、

 今のビジョンのような改革に向けての姿勢が、言葉から感じられた。


 意識して動いている、熱い人だと思った。

 当時は、数年後にこうなっているなどと考えもしなかったが、

 今思えば、なるほどと頷ける部分が、あのころ既にあったのだろうと思う。



 藤原校長は、今春、後任の代田氏に職責を譲る。

 氏の五年間の改革は、生徒の学力を区内トップに押し上げる画期的なものだった。



 「夜スペ」の細部について議論する前に、

 まず、在り方について議論すべきだろう。

 目的は、都立の進学重点校や私立上位校を狙うこと。

 選抜があり、結局上位者しか参加できないという批判も多い。


 なぜこのような発想が生まれたのか。

 校内関係者にとっての需要はどうなのか。

 ゆとりに始まる学力崩壊への危機感。

 私立中学との学習環境の格差。


 こういった土壌が飽和を迎え、より高度な学びを模索する時、

 ニーズに向けて、放課後を活用するというこのようなスタイルが打ち出された。



 それは自然であり、別にいいと思う。

 専任の進学塾「S」についても、細かく議論される対象ではない。

 金銭契約の債務を実行するのであれば、仮に私立進学校の先生であっても可能だろう。



 改革か、保守か。

 和田中は、求められている動向に学校が取り組み、

 試験的な仕組みを打ち出した。

 制度や踏襲された決まりを守るだけの公教育に、ある意味楔を打ち込んだのである。


 下位層や低所得層の救済など、次のステップはすでに明白だ。

 他校や関係者、あるいは地域が評価し、

 意義のあるシステムへどう補完していくか。

 より期待の高まる次の動きが大事に思える。



 粗くても改革の匂いが立ち込めている学校には、展望がある。

 何もせず保守するだけの学校よりも、

 未来に向けた強いエネルギーが溢れている。


 課題が生じれば改善していけばいい。

 とにかく動くことで変化が生まれる。



 それは学校の空気を経由し、生徒の活力に繋がる、

 大切なものだろうと思う。





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最終更新日  2008.02.17 15:26:41


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