GOAL通信

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2008.07.15
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カテゴリ: 生徒たち




 私の授業中のことだ。


 生徒は中3女子2名。

 期末が終わり、長い夏休みが迫り、

 解放感とともに集中が途切れる時期。



 プリントをやらせても、気合が感じられない。

 ボードの説明も真剣に見ようとしない。


 プリントが埋まらないので、質問を投げかけた。



 何度か解説と質問を繰り返し、様子を見たが、返事がない。


 冷静に訊いてみた。


 「なんで何も言わないんだ?」

 やはり返事もなく、詰まらなさそうにしている。

 「君は口がないのか?」

 「・・・・・・」

 「解らないなら、解りませんと言うもんじゃないのか?」


 その子は指摘されたことが気に入らなかったのか、

 ふてくされた表情で黙っていた。

 もう一人の生徒も具合悪そうにして、エネルギーが感じられない。



 一体二人して何しに来ているのか。







 後半、答え合わせと解説をしている時に、事が起きた。


 私が解答を4問ほど読み上げた時、生徒を見ると、

 二人とも○付けをするどころか、別の部分を見ている。

 やる気の失せたその視線をしっかり確認し、

 行動に出た。






 大きな音がし、他の講師の語る声がすべて一瞬止まった。


 続けざま、大きな声で怒鳴った。


 「いい加減にしろ!」

 「お前ら、何しに来てんだよ!」

 「分からないから、教わりに来てんじゃないのかよ!」

 「やる気がないんなら、やめるぞ!」



 どうするか、一人に訊いた。


 その生徒は言った。


 「いえ・・・・お願いします・・・」

 急に怒鳴られたので、少し頭が白くなっているようだった。



 いつまで甘えている。

 受験まで半年になり、意識が問われるこの時期に、

 一体何をやっているのだ。


 わざわざここまで来て、私の授業を受けに来て、

 ダラダラと2時間を過ごしていていいのかよ。

 嫌いな教科で、興味が湧かないなんてことは、とうに知っている。

 だがどんなに面倒でも、

 それを料理するためにここに来ているのだろう。



 親に当然のように車で送迎してもらい、

 解けないからと、詰まらんからと嫌々授業を受け、

 いつまでも自分中心で回ってると思うなよ。


 役に立つ知識や、成長できる何かをしっかり持って帰る。

 少なくとも受験生なら、

 自分でそのストーリーの大切さに気づいて欲しい。



 私のことを悪く言うのなら、言えばいい。

 「うざいクソオヤジ」と思うなら、思えばいい。

 だったら君らは何だ。

 そのクソオヤジと面と向かって、ダラダラと何をしている。

 うだうだと、時間とエネルギーを使い、

 最悪ではないか。



 君らは中1でも中2でもない、

 受験生なのだ。


 ここの2時間を貴重なものにするかしないかは、

 君たちの姿勢でどうにでも変わるのだよ。


 私は君らに完璧な態度や意識を求めているのではない。

 考えてみて欲しいのだ。

 この時期にどういう意識であるべきかを。

 ここで授業を受けながら、何を求めるべきかを。

 そして、何を掴んで帰るべきかを。



 私は、君たちのために叱る。

 半年後の受験を背負い、

 君たちのために、数少ない鬼になる。


 生徒の性別も、家庭の事情も、心の状態も関係ない。

 今ここで見せる行為に対し、

 君のために指摘すべき点は、直線的に語る。


 直線的に。



 楽しくあるべき塾と、厳しく悟らせる塾と。

 その両者が内在し、機能している塾こそ、

 本物だと思っている。



 終盤、それなりに感じる部分があったのか、

 少し前向きな姿勢は見られた。


 受験には試練があり、挫折がある。

 だがその数だけ 「気づき」 があるものだ。

 先輩たちも我々と一緒に歩み、叱られ、

 そうやって進歩してきた。



 また元気に来い。


 そして何か感じたのなら、次に見せてみなさい。


 君らの椅子はここにある。





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最終更新日  2008.07.16 03:03:02
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