GOAL通信

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2009.06.01
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カテゴリ: 生徒たち


 本番の試験では答案を埋められない。

 口頭ではずいぶん答えられる。
 一問一答も相当できるようになった。
 単語は練習して書けるようになり、
 計算もほとんどミスしなくなった。
 なのに試験の得点はいつも伸びずに低いままだ。

 実はこういう生徒は案外多い。




 「変な問題が出た」
 「問題の意味がよく分からなかった」
 というものだ。

 変な問題というのは、本当におかしな問題という訳ではない。
 その子にとって「変な」問題だったのだ。
 普段の準備学習の時と違う問われ方というか、
 思考や理解を試す問いというか、
 とにかくそういう設問を「変な」と感じたのである。

 後者の問題の意味が分からないというのも、根は同じだ。
 ベーシックな演習では理解を示せても、
 ちょっと捻りが加わった設問にはついていけない。

 「変な」問題なのである。


 こういう子には、学習の手順と仕上げを、
 じっくり時間を掛けて再構築していかなくてはならない。
 まず何よりも、実戦に近い形の問題を、
 何度も繰り返し解かせることだろう。




 「これって、例題みたいに答えればいいんですか?」
 「ある方法って、どんな方法ですか? 書いてありませんよね」
 「えーっ、いくつ、どう答えるんですか?」
 「何の理由を書けばいいの? ○○について?」
 「この時って、どれのこと?」
 「先生、この問題は、こないだの○○みたいに書けばいいの?」
 「こう答えるってことですよね?」

 疑問や引っかかることがあると、すぐ口に出して訊いてくる。
 もちろん本番では、こんな質問はできない。
 黙って自力で解かなくてはならないのだ。

 常にフォローしてあげると、そのフォローが「当然のやり取り」になっていく。
 ちょっとつまずけば、すぐ「先生」と訊いてくる。
 一見、疑問を解明し正しい理解を導くやり取りに見えるが、
 この行為は大きなリスクを背負うことになる。

 (続く)





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最終更新日  2009.06.01 11:19:01
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