GOAL通信

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2012.07.29
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カテゴリ: 教育全般



 このブログ内で検索すると、

 今までの「親」に関する記事が600ほどリストアップされる。


 子への接し方に悩んでいる親御さんは、一度開いてみてはいかがだろう。

 以下も、そこからの引用である。



・・・・・・・・


 『親の期待と、子の意識』

 先日、



 そこで真島先生の日記を引用させていただいたが、

 先週の後半、見事にその日記を絵に描いたようなやり取りが起きた。


 7か月ほど一緒に頑張ってきた生徒だが、

 今回の中間が伸びなかったので退塾しますということだった。

 お父さんが直接来られて、もういきなり手続きである。

 何でも試験の前から不振のときは退塾させると、本人と約束していたらしく、

 当の本人も納得した状態での夜間面談であった。


 こちらとしては、急に話を聞き、

 ではどうやってサポートを強化していこうかと考える余地もなく、

 極めて残念な結果になった。



 塾にしがみついて指示を受け、圧力を感じながら今がある。



 と、言うか、何をすべきと捉え、何をやろうとしているのだろう。


 少なくとも自学である以上、

 今以上に時間と密度を高めていかなくてはならない。

 君にその強い自己管理が出来るのか。

 今も家では自分に投資する習慣が出来ていない。




 一方的な結論提示となってしまった。


 もう、これをやれとも、これを来週までに覚えてこいとも言えない。

 お前はここが苦手だからと、指示も出来ない。

 今となっては、頑張れよとしか言えない。



 このあいだの記事から、

 もう一度真島先生の言葉を紹介しておきたい。


 他人事と思っている方も多いと思うが、

 これは決して他人事なんかではない。

 子どもの人生や将来をも変えてしまうほど、

 塾と係わる上での大事な見方を示している。



 途中、「そんな親子をたくさん見てきた」とあるが、

 私も同じようにたくさん見てきた。


 親として何を我慢し、見守り、何を指示してあげるのか。

 何を一緒に考え、何をどのようにしてあげるべきなのか。


 ヒントを探して欲しいと思う。



(先生の日記)


 目の前で我が子のやる気がない様子を見ると、

 「もう辞めなさい」と声をかけたくなる。


 大人であれば、嫌々やっても意味がないことを知っている。

 自覚のない行動は向上をもたらさないことも知っている。

 だからこその言葉である。

 まして、誰よりも期待を寄せるわが子であればなおさらだ。


 でもね、

「頑張って欲しい」と思う親の気持ちと「よし!頑張るか!」と思う子どもの気持ちが、

 ぴったりと一致するタイミングなんて、

 そう多くはない。


 もちろん、これは塾に関しての話である。

 親は子どもに「勉強を頑張って欲しい」と思って塾に入れる。

 子どもを塾に入れたその瞬間から、子どもの目の色が「きらーん」と変わって、

 ガンガン勉強をするようになる。

 そんな期待が親にはある。


 しかし、子供と言うものは

 「うん、塾で勉強頑張る!」

 と口では言っても、本当にメラメラと燃えているわけではない。

 多くの場合、親が行けと言ったから行くのである。


 いろんな子どもがいる。

 今まで大抵のことに真面目に取り組んできた子は

 塾に入っても真面目に取り組む。

 だから

 授業も真面目に聞くし、宿題もこなす。

 そんな姿を見て、親は満足する。


 でも、本当にその子が燃えているかといえば、

 それは一概には言えないのだ。


 今まで多くのことを適当にやってきた子は

 塾に入っても、その適当さは継続される。

 そんな姿を見て、親はイライラする。

 「塾に入れたのに!」と。


 本当に子どもが燃えるのは

 つまり、親が見て「おお!燃えているな!」と満足するのは

 もっと別のタイミングである。

 それは

 「子ども自身が燃える必要性を感じたとき」である。


 例えば入塾後のクラス分けテスト。

 例えば学校の定期テスト。

 例えば高校入試。

 あくまでも

 「親が燃えてもらいたいと思うタイミング」ではなく、

 子ども自身にとって、

 「お、こりゃ頑張らないと」と思える瞬間なのである。


 このタイミングは

 すべて「子ども目線」で決まる。

 親の意思とは無関係のタイミングなのである。


 塾のクラス分けテストでも

 子ども自身がそのテストに対して重要性を感じていないのであれば、

 子どもは燃えない。


 こりゃー、親にとってはイライラマックスだよね。

 そんなわが子の姿を見たら、

 「塾に入った意味がないじゃない!辞めなさい!」

 と言いたくもなるよね。


 でも、それで子どもを辞めさせたら

 子どもは本当に「燃える機会」をこの先失うことになってしまう。

 そんな親子をたくさん見てきた。


 親にとって大事なのは

 「じっと我慢して待つこと」なのである。

 それ以外、ないのである。


 クラス分けテスト、定期テスト、受験、

 次から次へとやってくる「わが子が燃えるかもしれないチャンス」を、

 わくわくしながら、イライラしながら「待つ」のである。




 まず「燃え方」を考えてしまう。

 さらに

 「どのように燃えたら、一番親が納得するか」

 などと、意味不明なことを考え始める。


 結果、自分自身のなかに「燃え」はない。


 燃えることを強制されない子どもは、

 必要に迫られたときに、自ら燃える。

 その炎は自分の中から出てきたものだから、

 ものすごく燃える。

 親の目など気にせず燃える。


 親は

 そのタイミングをじっと待たなくてはならない。

 そしてそのためには、

 「燃える可能性のより高い環境」を、

 子どもに与え続けなければならない。


 よく、

 「子どもが本当に塾に通いたい」と言うまで、塾を辞めさせます。

 なんていう人もいるが、

 それは間違い。


 人は易きに流れるもの。

 塾にも行かず、家でゴロゴロしている子に

 「燃えるきっかけ」などやってこない。


 周りに燃え始める子がいて、

 先生も燃えていて、

 目標を小分けにして設定してくれる環境が大事なのだ。


 何か子どもが躓くと、

 すぐに「我がこと」のように前に出てきてしまう保護者もいる。

 「国語の点数が・・・」

 「よく分かっていないようなんですが・・・」

 子ども自身が抱くべき不安を、全て先回りして親が抱えてしまう。


 当の子どもは、

 親が不安を肩代わりしてくれたわけだから、

 しらーっとしている。

 見事に「貴重なタイミング」を子どもから奪っているわけだ。


 それに対して僕らは

 「子ども自身が・・・」という対応をする。


 親は不満きわまりないだろうね。

 当然、そのうちに退塾ということになる。


 その後は・・・。




・・・・・・・・


 『勉強好きにさせること』


 子どもを勉強好きにさせるには、

 そういう空気を親が創っていくことでもある。


 子どもが 「学び」 へ自然に溶け込んでいける環境を、

 親が意識して与えてあげることである。


 子どもというものは、興味を持ち、様々なことを学びたがるもの。

 そのエネルギーを理解し、きっかけにしてあげる。



 機械が好きなら、ファッションに興味があるのなら、

 そこから学習のスタイルを見つけ、発展させていけばいい。

 思いっきり極めさせればいい。

 学ぶという行為の深さは、そういう自らの意識によって培われていく。



 芽を摘んではいけない。


 教科書を開くことだけが勉強ではない。


 夢中になれることは、航海に出る前に船を点検し、道具を揃えるようなもの。

 自分でこだわり、準備し、第一歩に自信を込めること。

 ただ適当な船に乗せ、送り出せばいいというものではない。


 舵を取っていくのは、

 子どもなのである。



 小学校も高学年になると、

 何かやたらと詳しいものが一つはあるのではないだろうか。

 サッカー選手だ、ジャニーズだ。

 なぜ詳しいのか。

 学習したからである。


 「そんな、どうでもいいことばかり覚える暇があったら、勉強しろ」

 親はその過程を知ろうともせず、きめ台詞を吐く。

 「勉強しなさい」 と親が漠然なことを言うたびに、

 子どもは勉強しなくなる。


 大事なのは、詳しくなる過程に、何をしたのかということ。

 そしてそのヒントを、次へのステップにしていくことなのだ。




 全否定し、すべきことを指図する。

 親にとっては楽であり、安心な行為だ。

 だが、全否定された子どもはどうだろう。





 親に持っていったら、言われた。

 「何これ?」

 「あんた、もっとためになる本、一杯あるでしょ?」

 「もーっ、本もろくに選べないんだから・・・買うんなら、こっちにしなさい」


 子どもの気持ちが汲み取れるだろうか。

 親は普通に、普段の延長で語っていても、子どもはそうではない。

 自力でクリアする体験に、真剣に取り組んでいるのである。


 言ってはいけない 「セリフ」 と 「タイミング」 がある。

 この子は、

 もう二度と親の了解を得て本を買おうとは思わないだろう。



 過程にこだわるということは、この場合ならば、

 《何故この本を選んだのか》 を一緒になって考えてあげることだ。

 大人から見て改善すべき点があれば、ヒントとして与えてあげる。

 それが次へ繋がる学習になる。



 だが、絶対に“しなければならないこと”が一つある。


 子どもが選んだ本を買うということだ。


 どんな本だろうと買い、部屋に持ち帰り、読ませるということだ。

 自分が選んだ本ならばこそ、責任を持って最後まで読ませる。

 そして感想を聞けばいい。


 凄く面白くても、つまらなくても、必ず検証してあげる。

 反省が芽生えれば、次はこうしようと思うだろう。

 期待以上の面白さならば、次はもっと発展させた本を読んでみたいと思うだろう。


 自分の意思や判断で行動させ、結果を受け止めていく。

 この一連のストーリーが、学習なのである。

 親が与えた代わりの本で、何ができるか考えてみよう。




 成長させるということは、本人に力を付けさせることだ。

 勉強好きにさせるということも、その方面での能力を磨くということ。


 学習においては、環境がとても大切だ。

 学ぶという空気が、家の中にあるだろうか。

 すぐ手の届くところに、「知」 を刺激する道具があるだろうか。


 ペンやメモ用紙、字典、地図などの位置を確認してみよう。

 家のどこにあるだろう。



 親の接し方も、子どもにとっては環境の一部だ。

 普段の声掛けは、プラスに働く適切なものだろうか。

 振り返ってみる価値はあるだろう。



 家庭内にルールを作る。


 興味を育み、資質に繋げていく。


 自力でやらせ、結果を共有していく。


 大切な3点である。






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最終更新日  2012.07.29 12:16:13


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