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鳩山は鳩山でも、由紀夫氏ではなく弟の邦夫氏にちょっと話しを聞いてみた本題に入る前に一言 楽天ブログは他のブログと違って、管理者が設定する事のできない最終更新履歴が表示され、また文章を書き直すたびに、日時が更新されていきます ただ、タグの方に表示される日時はタグの設定をした日時が表示されるので、日記の最終更新とタグ設定更新日時がずれる事はあるんですけどねとは言っても何はともあれ、どうあがいてもブログの管理者が日時をいじる事ができない楽天ブログなのでありましたそれを踏まえたうえで・・・このブログでは、おこがましくも、「機動戦士ガンダム」をベースに二次創作小説を書いています機動戦士ガンダムミメシスの文章の稚拙さを我慢して読んでいただければ解ると思うのですが作中に、遺伝子組み換えしてデザインしたクローン人間を作る研究者が登場しましてその参考資料にサイエンス雑誌など読んでいましたそれで、詳しい日時は調べてみないと解りませんが、話を書いたその月発売のサイエンス雑誌に、(ニュートンか日系サイエンス)欝は遺伝子が原因と言う話や、性格を決定付けるのは三分の二の確立で遺伝子的要素にあると言う話などが載っていて後述したほうを、二次創作作品の中にセルフとして書いていたのです ついでに、黒い夢世界と言う同じく楽天に持っている世間話専用のブログにはオカマ遺伝子があるのでは?なんて話も書いていたりします そしたら・・・その数日後に鳩山邦夫氏が「欝と遺伝子の因果関係」について話した事がネットのニュースで話題になりました前々から、こうした偶然がよく起こり、作為的なものを感じていますそんなわけで、そういう話を公共の場でしたくなるように誰かに、話題を吹き込まれたんじゃないのか?と感じたりしたわけです なので本人に直接聞いてみたのですが、あんまり相手にされませんでした候補者の応援でマイクをもって歩いていたんですけど マイクを独り占め・・・後ろに引っ付いている本当の候補者がかすんで見える・・・「自分が候補者です」と必死のアピールしても空気のような存在で一緒に歩いているというそんな中、本当の候補者にマイク渡してちょっと私と話せや!とヤクザ風に思って話しかけたものの・・・まあ無駄でしたあと、他にも鳩山と言うと今度は、由紀夫氏の方も気になる事がありますこちらも機動戦士ガンダムミメシスに関わることなのですが私が、この小説を書く前に出来るだけ話が重ならないように検索エンジンで検索して確認していましたそれで、小説を書き始めた当初、機動戦士ガンダムをベースに金星を舞台に書いている話があるのか?検索して調べてみたところ素人小説一個が出てきてました それで、この素人作品を読んでみると・・・ガンダムなのに、なぜか金星人vs火星人と言う内容の話で何で、こんなガンダム?「宇宙人の話みたいじゃん」と強く感じたのですなので同じ金星を舞台にするでも、この人の話と、自分のコンセプトとは違うから金星を舞台に書こうと書き始めたのです それで機動戦士ガンダムミメシスを書き出して、少ししたら鳩山夫人が金星人という話題がテレビで報じられ、なぜいまどき宇宙人?金星?と自分の体験と繋がる部分が多すぎて気味悪く感じたのですしかもその後、金星を中心にした話がポツポツと出てきている様子・・・まあ、今年に入って日本で、金星に探査機を飛ばしたりしてますから時代の流行なのかもしれないですけれど、これって、ただの偶然なんですかね?(金星の探査機の開発をはじめたのが 私がブログに書いた後だったら笑える)ネットの噂だと、ボウ宗教団体が、素人作品をあさって自分たちの作品として儲けようとしているまた「始めてそれを手がけた」と言う風にして業績を手中に収めているなんて話もありますから、気になるところですたとえば、素人作品が書いた話の内容をそのままパクルのはもちろん私の場合のように作品に書いた内容を影響のある人間に話を持ちかけて流行らせ、流行っている事だから、誰もが、似たような作品を書いて当然だろうと言うように話を持っていき、素人作品のアイディアを使いまわすと言うような事もしているようですだから、鳩山氏のこと以外にも、あまり使われてなかった言葉をブログに書いたあといかにもって感じで使っている人を見かけるようになったりもしてます 「感性」や「探究心」なんて言葉、10年ぐらい前にそんなに使っている人はいなかったですよね?あと、機動戦士ガンダムミメシスの話の中に、コロニーがスペーデブリ(宇宙ゴミ)で破壊され補修が追いつかないと書けば、その後に、「サイエンスZERO」という番組で、スペースデブリとコロニー開発について放送してましたし(再放送じゃないですよ、もちろん)なんか、いかにも意図的って感じがしてたまらないんですけどね・・・そんなわけで、素人作家さんたちはチェックしたほうがいいと思いますなんていっても、東京ディズニーランドでのエピソードを集めた本「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(サンクチュアリ・ パブリッシング発行、中村克著)の盗用疑惑の事とかありますから・・・あと、素人作品を食い物にしているだけでなく、企業間でもそんな事が横行しているらしくて・・・ウォルトディズニーカンパニージャパンに、そのボウ宗教団体が運営する大学のOBが社長に就任した事は有名ですが、他にも、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドはボウ宗教企業として有名で (何でもこの宗教団体は オリエンタルランドの株10%を所有しているらしい)つい最近でも、オリエンタルランドの系列のホテルの「ディズニー アンバサダーホテル」の広告に、スクウェア・エニックスの人気ゲーム「ファイナルファンタジー11」から盗用した地図のデザインを使っていたらしいですそんなわけで、ボウ宗教団体は、他人(他企業)のいい所どりをして貶めるという噂がありますが・・・自分の実体験と比べても、まことしやかのように聞こえてなりませんがどうでしょう?それに、鳩山一家が、話題つくりで、ていよく使われていたって言う政治家も、実のところ、操り人形なんじゃないのか?と思ってしまう今日この頃ですのせられて踊らされたほうも馬鹿みたいと思ってしまいます
2010/07/11
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-機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー- -序章39-ナイアはひたすらに走り続けて、いくつものエレベーターを乗り継いだそして気がつくと外のジャングルが望める ガラス張りの通路に出てきていた そこに、今、ドアのセキュリティー認証にカードをかざして中に入ろうとする研究者が立っている ナイアはそれを目ざとく見つけるとドアが開いた瞬間を見計らって走りより研究者を押し倒して、そのまま一緒にドアの中に入り込んだ 「あいたたた・・・」倒された研究者が起き上がろうと身をあげると、銃を構えて前にはばかるナイアを見て硬直した 「大人しく私を奥へ連れて行ってくれる?」研究者はナイアのいう事をおとなしく聞いて、通路を進みはじめた、いくつかあるゲートをくぐると、通路が何段にも行きかっている巨大なホールに出た ナイアは銃を突きつけながら研究者の様子に目を配りつつも ホールの下へと目をやった すると何人もの女性が横に並べられ寝かされているのが見える「この中にテレスがいるんだわ」それを見てナイアは囁いたその一言を聞いて研究者は話しかける「それは君の知り合いかい?」「ええ、そうよ、私は友人を探しに来たの ここに居る事が解ったから連れて帰るわ」「もし、下にいる中にいたとしたら、それは無理だね」「どうして」「もう長い事、被験者として使われている 体調が万全でない者を、この、施設から連れて外に出る と言うのは不可能に近いと思うけどね」「そんなのやってみないとわからいじゃない」「それに、仮にここから出られて連れて帰ったとしても、 君の望むような状態になるかどうかは保証できない事だよ」「そんなの連れて帰ってみないとどうなるものでもないわ それに、そんな風になるのを解っていたのに こんな研究をして何様のつもりよ」少し感情的になったナイアは研究者に銃を突きつけた研究者は横目で、それを見ると、通路の策に前かがみになって下を眺めた 「さあ、何故、こんな研究をしているのかな・・・」ナイアは研究員の腕を取って壁に突き当てた「こんな所で貴方とのんびりはなしている暇はないの、 外と通信出来る場所を知っているわよね?案内して頂戴」「ああ」研究員の背中に銃を突きつけならが案内させた部屋にはいると、ナイアは外の船と連絡を取りはじめた「今から友人を探し出して一緒に脱出したいの」「そっちの領域は行った事がないからね・・・ モビルスーツの実践しているんだろう?」「ええ、そうだけど」「出来れば金星の回転軌道上までは、そこから 出てきてほしいところだよ」「ええ~余裕がないから できれば迎えに来てほしいなぁ」「こんな時に甘えんなよ~難しいなぁ・・・ じゃあ、そっちの研究のデーターの資料か何かないかい?」「あるっていえば・・・あるけど」「事が進まなかった時の最終手段に使えそうかな?」「ちょっとは使えそうだけど それじゃあ今からデーターを送るわ」「ああ、しかし、何で、そこに行く前に一言相談とか してくれなかったのかなぁ・・・ 手に負えないって事もあるんだぞ・・・ ちょっと今回の事は、あんまり期待しないでくれ」「ええっ逃げ出したら一生、祟ってやるんだから」「俺は、そういうの信じない性質だけど、 もし君が、そうなっちまったら、 ふがいなかった俺の枕元にも出てきてくれ そしたらいくらでも謝ってやる、それで酒のいっぱいでも交わそう・・・ 俺がおごってやる」「肉体がなくて何が酒よ、 冗談じゃないわ絶対に生きて帰るんだから」「おおっ、その意気だ、がんばってくれ、待ってるからな」 それじゃあ」「ちょっ」そうして通信先のあいては、データーを受け取ると通信を切ってしまった 「薄情なやつめ・・・見てらっしゃい」その様子を横から見ていて研究者はほくそえみながらナイアに話しかけた「君の仲間は大丈夫なのかな? そんな調子じゃ君一人でだって、ここから出られやしないよ」「うるさいわね」「第一、君が、向こうの棟から、 ここに逃げて来るまでの間にだって、 相当な警戒線が張られているはずだからね 今、外部と連絡が取れたのだって奇跡的なものだよ」「わざと通信させたって事?」「相手の正体を掴む為の手段って事は考えられるだろ?」「でも、まだ諦めないわ」「諦めるしかない時もあるんじゃないのかな? 君が諦めれば外で待っている仲間たちは余計な事に 巻き込まれなくてすむんだよ そうだろう? 君と一人の友人の為に、 他の仲間さえもも犠牲にするつもりかい? 例え、どれだけ一生懸命がんばっていても 世の中には、どうしてもそうならない事があるだけどね」「解ったように言わないで頂戴 これでも、何度も修羅場を潜り抜けてきた口なのよ 例え、そうだとしても私はまだ捕まっていないわ 最後まで自分のやるべき事をやるだけ」「君は強いね」「強いかどうかじゃないわ 自身の考えを、ただ一途にやっているだけよ 出来ないのは弱いんじゃないわ 一途に思っていないだけなのよ」「解っていないな・・・本当にそうだと言えるのかい?」「何故、本当かどうかを聞くの? 解っていないのは貴方のほうだわ 嘘でも本当でも そういう気持ちでいないとやっていけないじゃない」「そう・・・そうかもしれないな・・・ けど、もうゲームオーバーだよ」「何故?」「君、眠くないかい? 私はさっきから眠くて、だるくてしょうがなくてね・・・」「ガス?」「ああ、私もろとも、 寝かしつけてしまおうと言う考えらしい・・・ 君は気が張っていて気がつかなかったんだろう? 元気なのもいいけど、 そういう事に疎いんじゃスパイもあてにならないな・・・ これで、お遊びは終わりだよ」「くそっ」ナイアは研究者に拳銃を構えたが、事のならましを認識させられた体は、それまで何ともなかったのが嘘のように、重く云う事をきかなくなり、そのまま意識を失って倒れたそして気がつくと、ナイアの目の前にはいくつもの照明が映りこみ、まぶしさで、顔を覆おうとした両手はベットに縛られている事に気がついた「なによこれ・・・」身をよじって、どうにか、抜け出そうとするが、抜け出せないすると先ほどの研究者とはまた別の研究者が横に立ってナイアを覗き込んだ 「ああ、眼が覚めるのが予定より早かったようだな 無駄だぞ貴方も今日から、ここの被験者だ」「私は、そんな事何もきいていないわよ」「研究の手伝いをする事にサインしているね」「研究の手伝いは手伝いでも、こんな事は御免こうむるわ」「御免こうむると言ってもね・・・ もうここに居るんだしょうがないだろ」「自分の意思があるのに、それに反する事はしたくないの あなた人の体を何だと思っているのよ」「君・・・君に、それは言えないだろ?」「どういう意味よ」「君をはじめ、ここにいる被験者はね 少なくともレジスタンスの活動に関わる事をしているんだ どんな小さい事であったとしてもな・・・」「それが何よ」「紛争に巻き込まれて犠牲になった一般人は それを自分の意思で選択できたと思うのかい? 答えはノーだよ 君が今、自分の意思では何も出来ない状態と同じように 活動で犠牲になった人達も同じなのさ・・・ 君は活動における紛争で死ぬ覚悟を持って 自分の意思で選択して来たのだろう? なのに体を実験として使われる事に批判的になるのは おかしいじゃないか・・・」「犠牲になった人には悪いわね、 でもね自分自身が戦争で一気に死ぬのと こんな所に閉じ込められてジワジワ死んでいくのとは わけが違うのよ」「死ぬとは決まっていないだろ? もしかしたら、ここで、実験体として丁重に扱われ 長生きをするかもしれない・・・そうだろう?」「こんな所で長生きをしたって何とも嬉しくないわ」「そう・・・自分の意思があるうちは誰もがそう思うのさ・・・ だから、ここの女性たちはロボトミー手術(洗脳手術) を施されていてね・・・ あそこにいる女性は幸せそうな顔をしているだろう? 彼女も最初君と同じだったんだよ・・・ けれど、ここの状況を知らないで他の人が見たら 反抗的な態度を取っていた彼女の姿を 誰も思いやしないんだろうな」「ロボトミー手術?」「ああ、君の眼球の側面の隙間から細い管を通して 脳の一部器官を切り取ってしまうのさ」「するとどうなるの?」「君は自身で感情のコントロールがきかなくなり 彼女のように今の状況を判断できなくなって ただ目の前の 己の好奇心による喜びだけを感じようになっていくはずだ」 ナイアは遠くで微笑みながら自分の子供を抱えている女性を寂しそうに見た「私は嫌よ」「君も、この手術を受ければ何の苦しみも悲しみもなく、 目の前にある幸福感だけを感じて生きていけるようになる」「嫌だわ!目の前の幸福感ですって? 擬似的に作られた幸福なんていらないわ」「擬似的でも慣れれば自身にとって良いモノであれば、 それで良いじゃないか・・・」「私は自分の意志で生き方を決めたいの」そう言って抵抗するナイアを再び寝かせようと、研究者は睡眠薬の入った点滴をうった続きを読む>> <<戻る にほんブログ村
2010/07/06
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-機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー- -序章38-画面に映される友人のデーターを見て気がはやるのを抑えながら、パソコンを操作しようとするナイアがいた(これを使って外と連絡が取れないかしら・・・)ナイアが外部の仲間へと通信を送ろうと試みていると画面に映し出される防犯カメラの映像にこの部屋へと近づいてくる人間の姿が映りこむ(まずいな・・・ここに入ってくるかな・・・ ひとまず自室に戻ったほうが無難かもしれないわね)仕方なくナイアはパソコンの電源を切り、また狭い換気口をつたって自分の部屋がある棟へと戻っていく 再び元の場所につくと換気口隙間から人の有無を確認しその場所に降り立った 規定時間以外には人がいない調理場は静まり返っている 調理場をでて何事もなかったかのように通路を歩いていると、二人のボディーガードをつれた女性監視官がナイアに近づいてきて行く手を阻む「あら、どちらに行っていたのかしら?」「何の事?」「とぼけないで頂戴、服のここ・・・油よね・・・」「ああ、これ・・・ここへきて一度も洗ってないのよ 乗ってきたジープのでもついていたのかしら?」「これ、どう見ても、機械油じゃないわよ、 調理場で何やってたの?」「あんたの目がおかしいんじゃないの? 機械油よ」「そうかしら?科学分析すれば、どの油なのか、 すぐにわかるのよ」「へぇ・・・じゃあ、やってみればいいわ」「この期に及んで強情ね・・・ まあ・・・いいわ・・・とぼけている振りをして、 何を探っているのかわからないけど・・・ 丁度、いい知らせが来たの もう、そんな事しなくてもいいように貴方も、 ここの仲間になってもらう事になったの」「嫌だって言ったら?」「嫌でも、ここの施設から抜け出すのは至難のわざよ? やってみる?」「そうね・・・私、こう見えて結構勝気なのよ」そういうと、ナイアは女性を羽交い絞めにしてブーツのファスナーの脇から丈と同じ長さの棒を取り出し、ボディーガードに二人につきたてると、そのまま女の首に押し当てた「これ・・・特殊な透明樹脂で出来ててね 金属探知機やボディースキャナーには引っかからないのよ でも切れ味は、その辺の果物ナイフより抜群にいいの 貴方も試してみる?」「そんなところに、調理道具?いい趣味してるのね あなた」「よく言われるわ、レディーのたしなみを整えてあるってね」「何がレディーよ・・・貴方に似合うのは原始料理じゃない」「あら、だったら、あなた、ブッシュミートそのものね そっちこそ、お似合いだわ、 おとなしく言う事聞かないと、この二人のように料理するわよ」「どうせ、そんな事しても、ここから抜け出せないわよ 今頃、監視カメラで異変に気がついてるはず」「やってみなきゃわからないでしょ さっさと進んで」女性監視官を人質にとってナイアは監視室へと向かった 「どきなさい、この女が刺されてもいいの? 貴方、これで、そこにいる人達縛って」そう言って首筋にナイフを当てている女に 複数人いた監視官を縛り上げさせるとパソコンの前に座らせ持っていた拳銃を取り上げた「外に連絡取りたいの」「ここからのパソコンじゃ無理よ」「どこからなら連絡つくの?」「隣の棟の、監視室からなら」「そう・・・」ナイアが監視室を占領したところで、別の塔の監視室から連絡が入った「何かあったのか?」ナイアは小声で、女に命令する(何もないって言いなさい)「いえ・・・別に何も・・・」「そちらの監視室から、 被験者の一人が暴動を起こしたという話だったが 大丈夫か?」「ええ・・・女一人ですから、なんとか・・・」「女一人といえど油断するなよ 中には別の場所で訓練されているのもいるみたいだからな」「ええ」(気がつくのが遅いわよ・・・ これから、被験者の一人をそちらに誘導するっていいなさい)「騒ぎが収まったので、 これから被験者をそちらに誘導したいのですが」「ああ、構わないよ 連れて来てくれ」「それでは」そういって通信を切ると、ナイアは女性監視官に銃を突きつけ脅した「この銃、貴方の事いつでも見張っているわ 変な事をしたら覚えときなさい」「わかったわ」ナイアは、女性監視官の背中に銃を突きつけ隣の棟へと移動した棟の入り口のドアが開くと、数人のspが銃を構えて待ち構えていた「へぇ・・・なによこれ」「だから言ったでしょ、動きはお見通しなのよ」「ふん、そう」そういうと、ナイアは女性を思い切り突き飛ばし、spがひるんだ隙に白煙弾に火をつけてぶちまけた先ほどの監視室の中を、いつの間にかに、あさって、見つけて持ってきていた物だった 「クソッ!目が!」「煙で前が見えない」spが煙で右往左往している、その隙に、ナイアは口を押さえ白煙の中を通り過ぎ必死で走って逃げた 続きを読む>> <<戻る
2010/07/03
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-機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー- -序章37-「どう?彼女の検査の結果は?」「ええ年齢の高さ意外は申し分ないですね 肉体年齢が実年齢よりも下をいってますから・・・ その辺を考慮してクリアでしょうね」「そう・・・」「で・・・いつにするんです?」「もう少し、様子を見てからにするわ」「そうですか」「ところで彼女は?」「ああ、さっき、その辺のジョギングしてましたけど」「そう・・・変わった様子は?」「今のところないですね・・・ 時々、洗面所に物を落としては カメラのレンズを使えなくする以外は・・・」「今?彼女は?」「あれ?さっきまでその辺にいたんですけど いないなぁ・・・どこへ行ったんだろう?」「探して」「そんなに神経質にならなくても、施設の外には 出れませんよ」「何かいやな予感がするのよ」「そこまでいうのなら探しますけど、 たいしたことはないと思いますよ」監視員は再びカメラの映像に目をやったそのころナイアは、ここ2日あまりで見つけた人が入れそうな喚起口の中にもぐっていた (狭いわね・・・当然か・・・ この配管の辺りは・・・普通の見取り図には載っていない 部屋の上ね・・・この辺りから下りれるかしら?)ナイアは換気口の蓋の隙間から防犯カメラの位置を確認すると小型の電磁波送受信機をカメラへと飛ばし、しばらく様子を見ていた カメラについた機械からナイアの持っている受信機に映像が送られ、録画されていく、そして今度は録画されたデーターがカメラについた機械へと送信されていった (これで、防犯カメラは大丈夫ね・・・)ナイアは辺りを確認すると部屋の中に下りたった薄暗い部屋の中には大量の資料とモバイル機器が置かれている(ここからなら、自室で傍受できなかった データーも読み取れそうね・・・)ナイアはテーブルに置かれているパソコンへテンペストの機器をつなぐと取り付けた機器はかってに解読を始めた 今使われているパソコンの認証を解読し、そのまま、この部屋のパソコンにデーター移行して使えるようになったナイアは、それを使って研究所のデーターを見始めるそして、そこからいくつかの資料がナイアの目に留まった 「強化人間プロジェクト 過去の対戦において、いみじくもジオンダイクン氏が述べられた ニュータイプ能力保有者と見られる新鋭が新出し、 その画期的な能力を人工的に更に飛躍させ、 軍事的側面に対してのみ管理運用できる人材の育成と養成 を目的として作られた研究チームは、 今や既存する人間の能力開発にとどまらず、 遺伝子操作によって、その生までもをコントロールし、 有意義に、かつ効果的に、その人選を自由に操る事にまで成功した これは、今後の人類の・・・」(なによ・・・ここの研究所・・・ 生物培養の研究は研究でも人間も培養しているじゃない)「過去の強化人間プロジェクトにおいての成果から 更に、手を加え、 人間が誕生するまでの時期を自由に設定でき、 その産出を計算する事が出来るようになれば、 軍事的側面から、それを見たとき、 今、既存する人類の犠牲を格段に減らし また遺伝子のデザインから最大限の戦果を期待できる ものと考える しかし、ここまでの研究にいたっては、難解を極め 依然として進まず 過去のデーターにさかのぼって、一からの研究の見直しを 余儀なくされた 今現在、遺伝子操作した胚を数十人の女性の体内に宿させ 自然な営みの元での産出を行っているが、 これでは、最終的な結果、 つまりは、ここから産出された人間が、 それだけの能力を持っているかどうかの見極めにいたるまでに、 時間と経費を大きく費やし、 軍事的に使うにはあまりにも効率的ではない方法と言える・・・」その資料とともに女性の顔写真が載った数十人分のデーターが掲示された その中にナイアが探していた女性 テルスも存在していた 続きを読む>> <<戻る
2010/06/23
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-機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー- -序章36-ナイアは用立てられた部屋に通されて、そこでしばらくベットの上でくつろいでいた すると駅の警備隊に預けていた荷物が運ばれて、ナイアは、すぐさまトランクを開けてみた 一瞬、手を止めたナイアだったが、何事もなかったかのように黙々と荷物を取り出し、、洗面所に、生活用品を並べはじめた「きゃあ、手が滑っちゃった!」なれない部屋で落ち着かないのだろうか壁に向かってヘアースプレーを落としてしまったらしい 一面には、白い泡が覆い、それを拭い取ったものの、一部分は、乾いてそのまま白く残ってしまっていた 「何やってるのよ、 あの女・・・真っ白になって見えなくなったじゃない」「何か整髪料でも落としたんでしょう?」「面倒な事をしてくれるわ」ナイアの部屋からずいぶん離れた場所にある監視室で数人の監視員が部屋の状況を確認し報告していた 「あの女が外に出たら誰か掃除の者行かせて」「ええ」ナイアは、トイレの蓋を閉めると、そこに座り込んだ(これで、とりあえず、ここは大丈夫そうね 荷物を確認されたみたいだから、 もしかして・・・とは思ったけれど、 まさか洗面所にまで監視カメラがついているなんてね・・・)おもむろに靴底をいじり通信機をとりだした何かあった時の為に入れておいた物だった(弱ったなぁ・・・ 通信を遮断する特別な仕掛けがしてあるみたいね)もう片方の靴底から、また別の機器を取り出すとコンセントに接続し、電気回線を解読し始めた(メインコンピューターが電気回線と繋がっているのなら これで情報が取れるはず テンペスト(電磁波盗聴)は大丈夫のようね・・・)機器の動作を確認にコンセントにつないだままで洗面所をでると着替えもせずにそのまま、ベットの上に横たわった「なんか慣れない所に来たから疲れちゃった・・・」そう言いながら、備え付けられたランプに手を掛けると、電気を消し全身が隠れるように布団をかぶった 布団の中でナイアは洋服の布の間に挟めていたディスプレイシートを取り出し、先ほど、つなげた機器から送られてくる信号を受信していた (さて・・・どうかな・・・とりあえず、 電気回線を伝って流れてくるディスプレイ画面を 傍受して見るだけだから・・・検知はされないでしょ とりあえず、ここの認識をどうにかしないと)更に、コンセントにつなげた機器は、タッチパネルに触れた時の人間の体からわずかに出る電磁波が、をも傍受しキーボードを解読した(これを使ってみるか・・・)傍受した画面に読み取った暗証番号を入力してみると、レベル5と言われる一般向け情報が表示されて出てきた (傍受されても差し支えない情報部分なのね・・・ まあ、いいわ・・・とりあえず見取り図を入手しないと・・・)そうやって表示された画面を保存した ディスプレイシートをしまうと、ナイアは突然お腹を押さえて苦しみだした「あいたた・・・なれないところに来たから お腹いたい」そう言って洗面所に向かうと先ほどつけていた機器を取り外した(寝ている間に家捜しされて、 こんなの見つかったら何されるかわからないわね)そしてナイアは取り外した機器を靴のかかとにしまいこんだ続きを読む>> <<戻る
2010/06/21
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-機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー- 序章35部屋の奥にはアンティーク調の机と、その後ろに巨大な水槽が備え付けられていた男は椅子に座り水槽を眺めていたが、ナイアが部屋に入ってきた事が気配でわかったのだろう 正面を向いて話しかけた 「そこへ座りたまえ」そう言って脇にある椅子を指差した「はい失礼します」ナイアが座ると話だした「君は、モビルスーツの損傷が激しいようなのでね このコロニーでの自身のあり方についてどう思っているのかな?」「申し訳ありません」「君は向いていると思うかね?」「私は元々モビルスーツよりも戦闘機の方が専門でしたので・・・」「そうか」 「はい、しかし今後、今以上に、 モビルスーツの操縦の訓練に精進したいと思っています」「ふむ・・・今以上に・・・か・・・ これは、私の個人的な意見なのだがね もし、君が、ここでの訓練についていけそうにないのならば、 別の部署をお願いしたいと思ったんだがね・・・」「別の部署?」「この領域には、もう一つイナンナという コロニーがあるのは君も知っているだろう?」「はい」「そこでの研究をぜひとも手伝ってもらいたいのだがね」「研究ですか?」「君が今ここで返事を出すのなら この場で、そっちの入出許可とコードを交付し 今すぐにでも行ける状態にするのだが・・・どうかね?」ナイアは考えた、ここで働き出して暇を見つけては一年間コロニー内部を探索したが、自分の探している友人は見つからなかったもし、今の状況のように、このコロニーではない場所に移動させられていたら・・・「どうしたかね?まあ、突然の話だ・・・ 考えといてくれたまえ」「いえ・・・行きます、 私のお役に立てる事があるのならぜひとも」「了解してくれるかな」「はい」「そうか・・・それでは、これがコードと認証許可になる チップの使い方は、ここと同じだから解っているね?」「はい」「シャトルの準備はすぐに出来そうだから、 できるだけ早く用意を済ませて2番デッキに向かってくれ」「解りました」「ああ、そのタブレットは椅子の上において置いていてくれてかまわんよ」「はい、それでは失礼します」そう言ってナイアは部屋を出ると、自室に戻り30分ほどで荷支度をすませ、言われた場所まで向かったシャトルの搭乗口に待ち構えている案内人に誘導され席に着くと、天井を見て大きなため息をついた(コロニーイナンナか・・・ここにテレスが、いればいいのだけれど・・・)そんな心持ちを抱えたナイアを乗せてシャトルはコロニーイナンナへ飛び立ったイナンナにつくと宇宙港に併設してあるリニアに乗り込みその終点まで向かったリニアが駅につき建物の窓に目をやると、他のコロニーには類を見ない自然に溢れた情景に息をのみ案内人に話しかけた「大きな湖ですね」「湖ではないよ、海だよ」「海?」「ああ、そうさ地球には塩分を多く含んだ水が溢れているんだ それをコロニー内部に模したのさ」「聞いたことはありますが実際には・・・」「変わっているだろう? 土で出来ている湖岸の湖と違って岩石を削って作った砂が しかれているんだよ 迎えがまだ来ていないみたいだから、ちょっと、外を歩いてみるかい?」そう言って駅の改札口の横にある警備室に荷物を預け外へでた「へぇ・・・なんか歩きにくいですね」「そう・・・慣れないとそうだろうね・・・ 粒子が細かいから足が沈んでいくんだ」「何かで固めるとか、もっと粒子の粗い砂利とかじゃ 駄目だったんですか?」「うん博士が、どうしても、地球に近い状態で・・・といってね 他のところでは砂が壁面に入り込んで、 コロニーを痛める事を懸念してしてやってないんだけど、 ここの博士は物好きだろう?」「その物好きな博士って一体、どんな人なんですか?」「ああ、タムンズ・ドイル氏だよ 聞いたことはないかい?」「自分は、そういう事に疎いんで・・・」「そうか・・・培養研究で有名な人でね・・・ 向こう岸から、こっちは、その人の研究施設となっているんだ」「へぇ・・・」ナイアは対岸の方へ目を向けた「コロニーの半分以上が研究施設として使えるなんて 相当にすごい人なんですね」 「ああ、で、そのすごい人というのが、 ”海は我々人類をはじめとする生命の起源” と、おっしゃって、 ここに海を作ったというわけなのさ・・・」「そうなんですか・・・」にこやかに話をする案内人の後ろをついてナイアは、この話に一抹の疑心を覚えた(なぜ培養研究の、そんな偉い研究者が、 連邦に隠れて軍事養成している領域にコロニーを作った? この案内人、へらへらして話しているが何か知っているな・・・)「どうしたい?」「え・・・いや、こんな砂浜に兵士が居るんで・・・」「ああ密漁が絶えなくてね」砂浜からから森林に繋がる継ぎ目の部分で案内人はナイアを呼び止めた「もう迎えが来てもいいことなんだけどなぁ」そういって案内人は森林の方を見た「この森林の中に入るんですか?」「ああ、森林というより、うっそうとしている ジャングルといった方がいいかもしれないね・・・ 猛毒の蛇や蜘蛛が平気で、うじゃうじゃしている クラフト機器がないと、とてもじゃないけど研究所まではいけなくてね ジープ型のミノフスキー・クラフト機が来るから もうちょっと待ってて・・・」「それも博士の趣味ですか?」「それ?」「ええ、毒蛇とか毒蜘蛛とか」「趣味というより研究材料と言った感じじゃないのかな・・・ 君は、そういう趣味なの?」「私には、そんな趣味はないですけど、 自身が毒を持っているって言われます」「そんなものと違って、そうグロテスクには 見えないけどねぇ ここで、 そんなを言っていると君自身が研究材料にされちゃうかもしれないぞ? はははっ」「勘弁してください、それは、ちょっと願い下げですよ」「うん、まあ、飼えない人間って言うのもいるからね」そんな事をさらりと話す案内人の顔は、どこか、冷たく笑っているようだった(なんか、こいつの言葉、引っかかるな)ナイアは案内人の後姿をいぶかしげに見た「あっ、来たみたいだ また向こうまで荷物を取りに行くのは大変だから 荷物は後から送ってもらうようことにして このまま乗っていこうか」「いや・・・それは・・・」「何か大切なものでもあるかい? だったら、ここでジープに乗って一旦、 駅のほうまで、戻らないといけないなぁ」「いえ・・・そんな大切なものは入ってないんで・・・」「じゃあ、このまま乗っていこうか」「はい」そういってナイアはジープに乗り込んだ続きを読む>> <<戻る
2010/06/19
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー 序章34一方、金星のコロニーバルカンでは、カドミロスから送られてくる情報を元に、MSA-0120モビルスーツをベースに更なる開発が進められていた製造ラインで組み立てられたボディは、一度、試験的に何度かの操縦テストを行い、また再び分解されて、また別のどこかへと運ばれていっていた 先ほども操縦テストを行ったモビルスーツが一基帰、還してきていた作業員が一人の女性に話しかけた「もういい加減にしてくださいよ、ナイアさん また、モビルスーツ壊してきたんですか」「ごめん、ごめん、またシステムが新しくなったでしょ? 中々うまく操縦できなくて・・・」「あっ腕が取れてる」「さっきコロニーと接触しちゃってね その時かしら?ふふっ」「笑い事じゃないですよ、 ここではモビルスーツの製造に重点置かれていて、 部分パーツだけを調達するってのも大変なんですよ また、一部分だけを用立ててくれなんていったら、 製造ラインから何言われるか、わかりゃしない 気をつけてくださいよ ほんとに」「部品があれば、大丈夫なの?」「大丈夫って事もないけど、 部品があれば、こちらの作業で、つなげることはできますからね でも腕が、もげちゃってないじゃないですか」「コロニーの側面での事だから、 もしかしたら、まだその辺を漂っているかもしれないわ」「そうだといいんですけどね」「じゃあ 小型機に乗って探してくるって、どう?」「それも危なっかしいなぁ」「モビルスーツは、どうしても慣れなくてねぇ・・・ 飛行船タイプの物なら大丈夫よ 行ってくるわ」「そう・・・そうですか?じゃあ・・・お願いしますよ あまり期待してませんけどね」「じゃあ、そこにあるの使っていい?」「それ、金星探索専用船ですよ」「いいじゃない、 金星探索できる装置があれば宇宙に漂う (モビルスーツの)腕も見つけやすそうじゃない それに、ちゃんとアームもついているみたいだし」「まあ、確かに・・・それじゃあ、今、飛行許可取ってきますね」「だったら私、その間、乗り込んでスタンばっているわ」「わかりました許可の連絡は直接、 それに(金星探査機に)送ります」「了解」ナイアは飛行船に乗り込むと、ベルトを締め飛行許可の連絡を待っていた(もう・・・ここへきて1年の月日がたつ・・・ 5年前、このコロニーで友人と別れてすぐに連絡が取れなくなった ここではモビルスーツの改造のほかに一体何があるのだろうか? いま、どこにいる?テルス)物思いにふけっていると連絡の合図のベルが鳴ったナイアはスイッチを入れ相手と交信する「飛行許可がおりました いつでもいいです」「ありがとう、それじゃ今すぐに出発するわ」「3番カタパルトへと移動してください」「オッケー]「飛行船まで壊さないでくださいね・・・」「わかっているわよ・・・・・・まったく余計な事いうわね」「何か言いましたか?」「いいえぇ準備できたわ、 3番カタパルトからコードナンバー1155ナイア発進します」「了解」カタパルトの勢いに乗ってナイアの乗った飛行船は宇宙へと飛び立ち眼下にコロニーバルカンの姿が映し出された 「金属探知機は、このボタンね しばらく探知機器を使用するから通信は使えなくなるけどいい?」「はい、わかりました それじゃあ、見つかること願ってますよ これで見つからなかったら減俸らしいですから」「何言っているのよ減俸なんて、ごめんよ」「ははっがんばってください、それじゃあ幸運を」「ありがとう」そうして通信を切るとコロニーから少し離れたばしょまで飛び、ナイアはポシェットの中から小型の通信機器を取り出すと探査船に接続し通信を始めた「こちらナイア、どう?そっちの様子は」「こちらアルゴン・・・コロニー・アフロディアから出て のんびり飛行しているよ それにしても、その回線、大丈夫かい?」「ええ探知機機を積んだ船で 他の余計な信号などを遮断するシステムがついているから、 モビルスーツで交信するより、幾分かは安心よ それで何か解った事ある??」「解りはしないけどね・・・ ちょっと気になる話を入手したよ」「どんな話?」「神隠しのはなしさ」「神隠し?」 「ああ、ちょうど君の友人がいなくなったという時期辺りから、 こっちのコロニー郡にある、いくつかの居住コロニーで、 女性が神隠しにあっているって言う噂が広まってね」「ただの噂じゃないの?」「いや・・・実際に捜索願を出しているところもあってね 噂にしては・・・という感じだよ」「警察は?」 「こんな話・・・ 家出じゃないのかっていって動かないらしくてね まあ、もちろん家族のほうは納得してないらしいけれどな・・ それにしても、この事についてマスコミも騒がないのが不気味だよ まるで何かの圧力がかかっているみたいでさ」「それで、女性はどこに行ったか・・・なんて もちろん・・・わからないわよね・・・」「ああ、今の段階ではね・・・ まあ・・・その噂が本当なら、 君の友人がいなくなったってのは、 その一件と絡んでいるという事になりそうだな・・・ 君も一応、女性だから気をつけろよ 男の好みってのはわからないから」「なによ、それ、「一応」は必要ないでしょ? ちょっと失礼じゃないのよ 私の気も知らないで」「ああ、ごめんごめん、 君の気を害するつもりじゃなかったんだ こうした場で冗談言うのは、いつもの癖なのわかっているだろ? 勘弁してくれよ 心配しているつもりで言ったんだ」「もうっ」「とにもかくにも、 君の体の中に位置送信カプセル埋め込んでいてよかったよ 君が女性という限りは、そういうのに 巻き込まれなくもない状態ってのは確かのようだからさ」「女性という限りはねぇ・・・ そんなに女性的じゃないかしら・・・ もう少し、お化粧すれば(神隠しの) お誘い来るのかしらねぇ・・・」「相手の趣向にもよるだろうけれどな」「相手は、どんな趣味なんでしょうかね・・・」「まあ、とりあえず、 仮に君がそうなっても簡単に連れて行かれないように、 交代で一日中ちゃんと見張っているから安心しろ 何かあったら、すぐに駆けつけられるようにしてあるからな」「なんか、もっと不安になってきたわ・・・」「不安になるもなにも、君、軍隊の特訓受けているから、 普通の男よりかは強いだろ? 大丈夫だ、俺が保障するよ」「結局、自分の身は自分で守れか・・・ よく、わかったわ・・・」「ああ、安心してくれていていい」「そうね、私強いから大丈夫よね」「まあ、そういう事でもある」「そういう事にしておくわ・・・ ああ、もうこんな時間・・・ あまり、向こうとの通信を長く切っていると怪しまれるから、 もう切るわ」「ああ、でも、さっきの話は冗談ではなく 本当に気をつけろよ」「ええ、ありがと ああ、そうだった こっちのコロニー郡って、小規模でも、 モビルスーツの訓練とかよくやっているのよ それで正体不明機を発見したらすぐさま撃っているわ・・・ 何でも事故処理できるとかで・・・」「ああ、それでかな・・・ こっちでは、よく化学工場コロニーでの事故の巻き添えとか言って ニュースやっているよ」「そう・・・航海中くれぐれも気をつけてね」「ああ解った、そっちのコロニー郡に近づかなきゃいいんだろ?」「ええ、そうだけれど」「無理はしないさ・・・もうまずいんだろ?また連絡待ってるよ」「ええ、また連絡するわね・・・」そういってナイアは通信を切り機械をポシェットの中にいれると、コロニーの側面をしばらく旋回しはじめた「ああ、あった あった こんなところに隠してたっけ・・・探しちゃったじゃない」ナイアは通信をいれ、コロニーの管制室へと連絡をいれる「こちらコードナンバー1155ナイアよ、どうぞ」「コード1155ナイア?今確認する・・・」「あっ僕の知り合いです、代わりに出ます」「そうか?」「今代わりましたナイアさん、僕です それにしても遅かったですね見つかりましたか?」「それが・・・」「やっぱり見つかりませんでしたか・・・」「結構、遠くまで飛ばされていたみたい」「見つかったんですか?」「ええ、腕を発見したわ、今、持って帰っている途中」「よかったですね」「おかげさまでね、これで減俸にならなくてすむわ」「いやー本当に、でも報告書いてもらう事になりましたから」「ええっ!いいじゃない、そんなの・・・ さっき、そんな話なかったのに」「今回だけじゃないんでしょ? 報告したら長官にレポートを要求されたんです 用意して待ってますよ 長官もまっているようなので、早く帰ってきてくださいね」「ますます帰りたくなくなってきたわ」「帰ってこなくてもいいですけど・・・ メンテナンスしないで出て行ったから 数時間で酸素切れちゃいますよ」「本当だ・・・あまりないわね・・・」「怒られるのも遅いより早い方がいいと思うんですけどね・・・」「しょうがないわね・・・ じゃあコードナンバー1155ナイア、帰還するわ」「了解しました 1番ゲート、そちらから着陸してください」「オッケー」コロニーに帰還するとすぐさまに、先ほどの作業員がやってきて、探査船から降りたナイアにタブレットボードを手渡した 「それじゃあ、これ、長官から預かったタブレットボードです 簡単でいいから、これに事の成り行きと今後の対策とサインを書いて、 長官室に持ってくるように言付かっています 腕の方は直しておきますから、 そっちは、よろしく頼みますよ」「代わりに書いてよ」「僕の仕事じゃないんで、それじゃあ」そういうと作業員は振り返りもせずに、ナイアが壊したモビルスーツの方へと走っていった「まいったな・・・ こんな事なら、わざわざ壊さずに 別の手段を使えばよかった・・・」タブレットを持って部屋に帰ったナイアはタブレットを前に頭を抱えた・・・(まさか・・・金星探査機に乗るためにモビルスーツを わざと壊したなんて書けないしなぁ・・・)「さて・・・なんて書こう・・・ まず、腕を折った経緯・・・ 今後の対策として・・・コロニー側面に近づきすぎない・・・ 他にも・・・ ううん・・・微妙だな・・・ とりあえず・・・これだけ書いて、サインをして持って行くか」そう言って、ナイアは長官室に赴いた長官室のドアの前に立つと機械音が話しかけた「今、人物識別をします、暫く、そのままでお待ちください」 センサーから筋状の光が出るとナイアの体を上から下まで一通りなぞらえられたそれが終わると光が消えイヤホンから男性の声が聞こえてくる「入りたまえ」「失礼します」ドアが開きナイアは緊張な面持ちで部屋に入った 続きを読む>> <<戻る
2010/06/17
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミューー 序章33部屋を出て戦闘機が格納されたデッキまでの道のりの間に、何人かの作業員とすれ違ったものの、何事もなく事が過ぎ、いよいよモビルスーツに乗り込もうとしたところで、たまたま偶然、その場にいた作業員からの横槍が入ってしまった「このモビルスーツの本日のメインテストとメンテナンスは、 もう終了していますが、何か不具合でも?」「いや、先ほどの状況を見てね・・・ システムの一部を変更してテスト飛行をしてみたいのだけど、 だめかい?」「それは、さすがの貴方の頼みでも無理ですよ」「そこを何とかお願いしたいのだけど」 「この工場がアナハイムの物であるのならいくらでも、 お手伝いしますよ けれど、ここは連邦軍の監視下の元ですからね・・・ それこそ規約に反するような事が 一度でもあると信用をなくす事につながりかねませんから・・・ そうなると・・・」「ああ君の心配もわかるけれど、そこを何とかできないかい?」「絶対、駄目です」こうした押し問答は、しばらくの間続き、やきもきしたプリクソスは拳銃を構えて強硬手段に出た 「おい、こいつが殺されたくなかったら さっさと、そこをどくんだ!」「これはマネージャーどういうことです?」「いや・・・どういう事も何も、 こういう事でね・・・」突然の展開に驚きあわてた作業員が逃げ出そうとすると、ヘレーが男の腕をつかんで銃を突きつけ、モビルスーツの乗り込み口の開錠を強要した「こんな事をして、ただじゃすまなくなりますよ・・・」「へっ、俺たちは、もうただ事じゃなくなっているんだ 悪いな」つぶやきながら開錠する作業員にプリクソスは言葉を返した モビルスーツのドアが開かれると、二人はカドミロスと作業員を振り放し、それぞれにモビルスーツに乗り込んだ 開放された作業員はあわてて管制室のほうに走りカドミロスもまたモビルスーツの様子を眺めながら、その後について走ったモビルスーツの電源が入ったのだろう、今まで黒かった顔のカメラアイがオレンジ色に光ると、少し離れたあたりで作業をしていた人々もただ事でないことに気がついてデッキから退避していく「なにがあった?」管制室の一人が、カドミロスより先に非難した作業員に話を聞いている「私ではなくマネージャーが」管制室の人間がカドミロスの方をみた「何があったというのです?」「産業スパイですよ それが社の重役にばれたそうで、 捕まる前に、あれに乗って 私を人質にして逃げようという魂胆だったようです」「産業スパイ? あのモビルスーツには最新の機能が備わっている じゃないか」「どうする?この事態を、このまま見過ごしては、 軍から厳しい懲罰が下されるぞ? 再開した研究も、また振り出しに戻るかもしれない」「ここは早急に軍のほうに連絡して、 事にしだいを報告しなくては・・・ 状況によってはモビルスーツの破壊もやむ終えないだろう」管制室の輩が慌てふためいている中で、2機のモビルスーツは問答無用に銃を放ち入り口を破壊して脱出していった カドミロスは、その姿を見届けると、あわただしく走り回る管制官らに後を頼み、一人、倉庫として使われている奥まった部屋に入っていった そこにはモニターが並べられ、数人のスタッフが机に座り、その状況を見守っている 「どうだい?送られてきているか?」「ええ脳波、心拍数をはじめとした 二人のバイオ情報は問題なく送られてきています」「ミームコンピューターの反応の方はどうだい?」「今のところまだありません」「そうか・・・」「心拍数が上がりましたね・・・ 戦闘機が近づいてきているようです」「ああ、さっき管制室で連邦の協力を要請するようなことを 話していたから、それだろう・・・」「相当に数が多いようですね かなりの緊張状態になっています」「ミームはまだかい?」「ええ、全く反応がありまん」「あっ」「どうした?」「一機、生命反応が無くなりました」「打ち落とされたか それで、その最後までにミームの反応は何か?」「いいえなかったようです」「そんな馬鹿な ちゃんとデーターは送られてきていたのか?」「はい、送られてきていたはずです」「まさかそんな」「マネージャー・・・ 言いたくはありませんが、ここまでの極限状態で ミームコンピューターが作動しないとは このコンピューターそのものに欠陥がある事に 疑問を抱かざる終えません」「まだ、あと一機残っているだろう?」「後一機も・・・ 操縦者の脳波のレベルも下がって、 集中力も落ちているようです・・・ このままでは、もう一人も時間の問題かと・・・」この時、生き残っていたのはプリクソスだったヘレーが討ち果たされたことで、勝機を失ったプリクソスはただ、今を生き残ることだけを漠然と考えていたただ闇雲に道のない道を歩いているような感覚が覆ったときに、その道の先を照らすかのように、何かまた別の感覚が、自分の肉体に支配されているような錯覚を受けた「へへっ、こんな状態になるなんて、 俺もここで終わりか・・・」そう思った瞬間に、自分の意思とは関係なく、目の前の敵のモビルスーツを撃ち負かしている情景が目に入ったプリクソスは、ただ何も考えず、ただ、もうひとつの感覚に息を合わせるようにただひたすらにモビルスーツを操縦していた 一方、カドミロスは、一体のモビルスーツが敵に討ち取られる瞬間までミームコンピューターが作動しなかった事に、落胆の色を隠せなかった・・・そんな中で、数人のスタッフから歓声が上がった「マネージャー! ミームコンピューター反応あります」「どうして?戦闘状況には、そんなに大差はないだろう?」「操縦者の意識が変わった事によって反応したようです」「ミームコンピューターが送る 戦闘時の脳波図形と操縦者との脳波がシンクロしています」「どういうことになっているというのか?」「憶測ではありますが・・・ 多分、今操縦者はミームに取り込まれた操縦者の 戦闘データーと同調し その操縦者に成りすましている と言っても過言ではないかと・・・」「今いる操縦者が ミームコンピューターの操縦者に擬態できる ということか?」「ええ、簡単に言えばそういうことであろうと思います」「しかし、なぜ、二人いるうちの一人だけがそうなったのか・・・ 実用化にまでは、まだまだ遠いようだな・・・」「このままデーターの採取行いますか?」「ああ、 あと、このデーターを安全な回線を使って 研このまま研究室にリアルタイムで送れないかな? これと平行して検証と今後の開発に向けてのディスカッションを 行いたいんだ」「ええ、やってみます」「よろしく頼むよ」そう言ってカドミロスは、その倉庫からでると、以前カドミロスに話しかけてきた男性が声をかけた「ミームコンピューターの調子は順調だったかね?」「貴方ですか・・・なんだこの部屋の存在を ご存知でしたか・・・」「ああ、とっくに知っていたとも・・・ 連邦軍との規約から反した研究をしていたことはね・・・」「それで私をどうするおつもりです?」「私は君を、どうこうする気はないし、 これを内部告発する気もない 私だって、アナハイム社の一員であるし その研究が今後の社の命運が掛かっていることは わかっているつもりだ しかしね・・・以前にも私は君に忠告したろう? 忘れてしまったのかと思ってね」「それを確認しに来たのですか?」「確認しにきてはいけなかったかね?」「そんなに見くびられていたとは思いもよらなかったですよ」「見くびってなどいないさ・・・ただ人は、 こうした事に盲進しやすい生き物だろう? 現に君はどうなんだい?」「盲進ですか・・・ そう見えるのですか・・・」「ああ、とてつもなく、それ(研究開発)以外を みていないと感じることがあってね 何を、そうさせるものなのか・・・とね」「貴方は運命を信じますか・・・」「運命?」「ええ、 私は、貴方の忠告、耳に痛かった・・・ 正直、悩みましたよ」「へぇ・・・君も悩むことがあるとはな・・・」「私だって人間ですよ・・・ けれど・・・ そんな時に、先ほどの騒動が起こりましてね」「それで?」「彼らが私の部屋に来た時に・・・ ふと、使える・・・と そう思ったんです なんで、そう思ったのか私にもわかりません・・・ ただ、 この二人を使って未知数なミームコンピューターの 何かがわかるのではないか? と・・・」カドミロスの話を聞いている男はただ黙っていた「私は神とか信じませんけどね・・・ コンピューター開発を生業にしている私が・・・ 科学では数値として出せない何かに答えを求めてしまったんですよ」そう言って、カドミロスは男のほうをみた「貴方の忠告を忘れたわけでは決してないのですがね・・・ あの二人が部屋に入ってきた瞬間・・・ 運命と思ってしまったんです ミームコンピューターの更なる発展のための 運命とね・・・」男は、静かにうつむきながら答えた「そういう事は研究、開発している人間の 誰もが時として感じることだ・・・ しかしね・・・ それが、人類に対するまやかしである事も 多々あることなのだ 気をつけたまえよ 以前にも言ったが、 それが脅威となって身を滅ぼしかねないということを・・・」「ええ、でも、そうなってしまっても、 私は、それを恨んだりはしませんよ」「恨まれる事もないといいがね・・・」それを言うと男はカドミロスの前から去っていった続きを読む>> <<戻る
2010/06/16
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本棚に「ヒトラーの秘密図書館」を飾ったその脇に、新聞の切り抜きと思われる河合香織という人が評価した文面が張られていました それによると、読書が独裁者に与えた影響について丹念に書かれた書物としてこの書物を上げ、読書が必ずしも「善」でない事を綴っていたのですが私は読書がヒトラーに与えた影響があったにしても、そこまで結論付けるのは、ちょっと早すぎるではないのか?と考えてしまいましたというわけで、哲学的に私の意見をここで書いてみますティモシー・ライバック氏が手がけた「ヒトラーの秘密図書館」の言葉から、読書という行為が、独裁者というものを生み出すという考えは安直過ぎる意見なのだと考える その理由の一つに、、独裁者を生み出すプロセスの中で、その背景を総合的に判断した時に、書物からの影響力というのは小さな問題でしかないと思うからだ何故なら、読書という行為は独裁者を生み出した要因の一つではあるが、それだけでは決して生まれ得ない存在だからである何故、あの時代、ヒトラーという一人の独裁者を生み出したのか?という問題について考えたときに、独裁者も、現代、通例となっている民主主義の選抜と同じように、国民の民意も影響して現われ出てくるものであるのがわかるまた他にも、「独裁者」という存在を危険という視点から「殺意を持った人間」と例え「研がれた包丁」を「読書からの影響」として例えて説明すると、殺意のある人間(独裁者)が研いだ刃物(読書によって培われた知恵)を持っていたからといって、必ずしも殺人(ユダヤの大量虐殺)という行為には及ばないのは周知の事実である その刃物を使い殺人という行為におよぶまでには、必ず刃物を使う人間同士のやり取りからくるいくつもの感情論が関わり決定的な瞬間があるのもである だから、こそ独裁者を総体的視野で見たときに、一つの要因だけでは、生まれ得ない存在であるということを念頭においておかなくてはいけないと考えるのだ と、ちょっと哲学者っぽく私の意見を書いてみましたが、さて、どうでしょう?もっと書きた事はあるけど、文章力のない私が、長く書き出すと単純にくどくなるだけなのでサックリ短文でしめました~
2010/05/03
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君は僕に 人を理解するようにとがめ続けていたけれど君は僕の事を 何一つ理解しようとはしなかったんだ どれだけの数 どれだけの人言葉を交わしてきたのだろう だけど 言葉は何も僕に真実を語る事はなかったんだ 皆ほんの些細な出来事に何も気にとめずに生きていて それが今を生きる道だけど僕には それが苦しかったんだだからアネモネの花が咲くころに花咲き誇る丘の上でただひっそりと ただ一人きりこの世界を捨てて死んでしまおう人もただ この惑星で、繰り返される生命の生業のひと時の ただ一瞬と 風にそよぐ アネモネの花は 死んでいく僕に囁きかけたんだ月日が流れこの世界で 汚れた僕の体と魂はやがて朽ち果て 土に還って 命が まだ そこにあるのだと 赤く美しい花が咲くだろうこうした暗い詩を書いてみましたが いかがでしょう?
2010/04/27
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これから起こる可能性の戦争を予想して、戦争の話を書こうとひらめいて、自分の頭の中で、こうしたシュチエーションで・・・こういう人物がいて・・・という漠然な舞台設定は考え付くものの、やっぱり、細かい部分になると・・・過去の歴史や戦争にいたるまでの外交についての知識が必要で・・・資料になる書物を読み、勉強するのがめんどくさく、活字が嫌な自分にとって、非常に敬遠したくなる事でありますそんなわけで・・・実際に戦争は何かを書こうとした時に、最初から舞台設定を作り上げて、書いていくのよりも、今ある作品の二次創作で書いた方が、はるかに楽と考えまして、機動戦士ガンダムの二次創作で書いてますまあ、文章書きたくないので・・・台詞を適当に・・・それでも、戦争に至る上でのナショナリズムや経済変化について、(知識がないので)直感で、あまりに適当に書きすぎても・・・と、やっぱり戦争と経済にまつわる本を読んだほうがいいのかなぁ・・・なんて思ってしまいましたでもやっぱりメンドクサイ・・・他にも、人vs機械遺伝子vs意伝子が複雑に絡みあう内容にしたいと思いつつ・・・やっぱりここでも、科学的知識が乏しく・・・直感で思った事を、これ書いてどうなんだろう?という事があり、それ系の難しい専門書を読まないとだめかなぁと感じていますでもやっぱりメンドクサイ・・・
2010/04/18
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章32カドミロスが地球に降り立って5年の歳月が流れていた 金星に集まりレジスタンスの活動を開始してから、かれこれ10年は経っている連邦政府から使用許可のおりた嘗てのニュータイプ研究所で研究を始めて、カドミロスが提案した、ミームコンピューターは最終調整に入り、試験的に旧型のモビルスーツへと搭載され、その試運転が行われていた ミームコンピューターのデーターの中には、サナリィで研究されていたモビルスーツと同じく、過去における有能なパイロットの戦闘データーと脳波図形がインプットされている「順調に進んでいるようだな」一人の年配の男が話しかけてきた 「いえ、まだまだですよ、 このコンピューターの性能は実戦させてみないと、 本当のその姿を証明する事になりませんから」「そうか・・・詳しくは解らないがね 連邦政府に掛け合ってまで手に入れたデーターだが それを使って サナリィの真似事をするべき事だったのか疑問でね」「サナリィと比べないでください サナリィのはあくまで、擬似人格です モビルスーツの中にある人格が 操縦者の意に反して、その人格が判断した動きをするのです 私達のはミームですよ パイロットに、その擬似人格が伝染するのです 全く違いますよ」「サイコミュと変わらんではないのか・・・ しかも、それが操縦者の脳波に 与える影響は計り知れるものではない 私は、そう考えるのだが」「ここまできて・・・ この開発を中止しろとおつしゃるのですか?」「そうではないが・・・ 特殊なモビルスーツを用いた戦闘で、 その人間性までも失ったパイロットがいると聞いてね・・・ マフティーの動乱以降、公になる戦闘は起こってない中で 誰もが今の平和を望んでいる その時代に操縦者の負担になるようなものを、 わざわざ開発する必要性があったのかと思うのだよ それに 私はね、このモビルスーツを見ると、君の個人的関心から なっているものとしか映らないのだよ そうではないのかね?」「そうだとしたら、どうするおつもりです」「君に一つ忠告しておくよ いいかね、兵器はおもちゃとは違うのだ 個人的関心や探究心から、 必要以上の開発を進めることは非常に危険なのものだ 必ず、そこに、想定しなかった事態がおこる そして必要以上の犠牲も生まれるものだ・・・ それを、君も知っているではないのかね」「それは、親族が関わった事故の事をおっしゃっているのですか?」「それもあるがね・・・」「私も言わせていただきましょう 想定以上の犠牲を生むか否か以前に ここで開発しているのは、 もうすでに人を殺すための道具にしか過ぎないのです それを何を今更、おっしゃるのですか・・・ 開発部長、私には貴方のおっしゃる事が よくわかりませんね」「そう・・・そうだったな、 君の開発に関するかたくなな気持ちはわからなくもないがね しかし、覚えておきたまえよ ほんの少しのプライドや見栄が、 取り返しのつかない事態を招く事があるということもな コンピューターをたやすく、人の思い通りに出来ると思ったら 大間違いなのだ その事を今一度、君に知っておいて貰いたくてね」「それだけを言いにここまでいらしたのですか?」「ああ・・・」「それは、わざわざ私のために」「君は、私の意見を疎んじるが・・・ こうした技術は・・・ いずれ自分の身に降りかかる脅威に変わるものだ 君が、その脅威を自らの身に味わうようにならなければいいがな・・・」「ご忠告感謝します そうならない為に、全力をつくすつもりですが・・・」「運が君に味方をする事を願っているよ」この言葉を聞いてカドミロスは閉口した そして、その言葉を残して、背中を向けて立ち去っていく開発部長の背中を物憂いな表情で見送った今日の開発、研究分は無事に終わり、部屋にかえったカドミロスは仕事机に両手をついて、開発部長の言葉を思い出しながら 祖父の遺品のからくり人形のゼンマイネジを眺めている カドミロスの本意ではないが部長の言葉は的を得ていることは十分に承知していたしかし、そこには、その言葉を簡単には決して受け入れられない現状があり、またそこから、その先を追い求めていく興味は 抑えようもなく、自問自答を繰り返していた 空調の音だけが響く部屋の中で、ただ何もなく、ゼンマイネジを眺め続けていた どれだけの時間が経ったか解らないが、おもむろにドアの外に何かがぶつかる音がし、我に返ったカドミロスは、モニターで外を確認した 「なんだ・・・あの二人か・・・」カドミロスは、少し微笑んで、ドアを開けたが、その二人が入ってきて表情が一変する 「どうしたんだい?何の騒ぎかな?」「すいませんマネージャー」「まあいいさ、怪我をしているようだ・・・ そこに座って、飲み物でも・・・・」「いえ、私達・・・」「何をしたかはわからないが、 状況から何かに追われているのはわかっているさ」「とにかく傷口だけでも何か巻いておいた方がいいだろう?」「ええ・・・すいません」「それで、どうして、そうなったのかな?」「ゆっくりしていられないんです」「それでも、ここまで私を頼ってきたんだ 私にも聞く権利があると思うけどね」そう言っている最中に男がカドミロスのこめかみに銃口をつきたてた「私を撃とうというのかい?」今にも撃ちそうな男を、女が静止した「やめてプリクソス」「物騒は嫌いでね・・・ 君たちは、てっきり金星から来た私の仲間と思って いたんだが・・・ そうじゃなかったようだね」「ああ、全部見せ掛けさ」「じゃあ、連邦の駒かと言うと・・・ そうでもない様みたいだが? 理由は教えてくれないのかい? これだけの事を連邦管轄の研究内でしでかしたんだ 駄々じゃすまないのは解っているだろう? 今までの中だ、話によっては協力しなくもないさ」「騙されないぞ」「騙すも何も・・・」その言葉に女が男に声をかけた「どけて、その銃」「ヘレー・・・」「もう何年も、レジスタンスの動員 として一緒にやってきたのよ・・・大丈夫よ・・・この人なら、 自分も危ない道を渡っているんですもの 変な事は出来ないわ・・・」「おっしゃるとおりだ」「ちっ」そういってプリクソスは銃を降ろしたそれと同時に女が話し出す「私達二重工作員だったんです」「へぇ、でも、ここは連邦の管轄だ、 連邦の工作員が連邦に追われるわけがないからね 連邦ではないんだろ?」「ええ」「自分のところと、あとの、もう一つは何処なんだい?」「それは・・・名前はいえませんが・・・」「軍事情報をほしがる連中が五万といるんですよ」プリクソスが割って入ってきた 「一部の貧困コロニーではね、 さまざまな技術情報を売って、 それを資金にしている所もあってね それで金星で大規模な開発が行われているっていうんで、 情報をつかもうともぐりこんだら、 まさか、ここでレジスタンスの活動が行われているなんて 思ってもよらなかた事でね」「それで、活動に参加したわけか?」「ああ、入れば、他にも金になる情報が出てくるかもしれないからな まさか、そのおかげで、 過去の有能な操縦者のデーターが手に入るとは 思っても見なかったですがね」「へぇ・・・それで、何でこんなめんどうな事になったんだい? その情報を盗もうと思って、 連邦の警備隊にでも見つかったのかな?」「違うんです」「あんたらの仲間に追われているのさ」「どういう事だい?」「あんたらの仲間のイーノーが、 俺達が別の工作員だって気づいたのさ」「僕はあった事ない人だけどね」「なあ・・・頼むよ あんたらだって、 もしかしたら俺達の情報の恩恵になっているかもしれないんだ だから・・・なぁ ここ・・・逃してくれよ・・・頼む あんたの仲間なんだろ」 「そんな事は言ってもね・・・ 私も自分の身というのが大切だからね」「何を!」男はまた拳銃を構えた「やめてプリクソス それじゃあ、私達はこのままこの部屋を出るわ・・・」「ヘレーいいのか?」「いいのよ、さっきも言ったでしょ」「まあ、少しは落ち着いたらどうだい? 私は面倒は嫌いな性質でね それが目の前に裏切り者がいようともね・・・ しかも、こうした事は、 大抵が周りの人間がやってくれていたから余計だよ」 「仲間に連絡するんじゃ」「連絡する気があるならとっくにしてるさ・・・」「じゃあ、何故?」「君らはバイオコンピューターの情報がほしくないか?」「ああ、金になるならほしいね」「今、ミームを搭載したモビルスーツが三機あるだろ? これを君たちに一機ずつあげようというんだ」「でたらめ言っているんじゃないだろうな!」「ああ、でたらめじゃないさ・・・ その代わり条件がある」「それは何?」「僕は、この試作機が本当の戦闘になった時、 どんな状態になるのか、調べたくてね しかし、今の状況で、それが出来ない 例え、コンペテションとして操縦しても、 本当の力を出せるかどうかは解らない だから、君達を逃がす代わりに この時のデーターを送ってきてほしいんだ」「それだけでいいのか?」「それだけと簡単なもんじゃないさ まだ、動作を保証するものがなくてね・・・ もしかしたら、それで命を落とす事になるかもしれないが・・・ 運がよければ機種ごとデーターを手に入れる事が出来る さあ、どうする?」「どうする、ヘレー」「君たちの残された道は、これしかないと思うけれどね」カドミロスは腹を探るように二人の目を見つめた 「ヘレー」「やるわ・・・私たち」「そうか・・・」「で、どうやって持っていくの?」「まず私を人質にとってもらおうか」「人質?」「ああ、そうさ、私の独断で、 モビルスーツを簡単に渡せるわけがないだろ? 連邦も納得した説明をしないといけない」「くそっ」「今なら・・・ まだこの部屋を出て行くだけでよくなるが? その先は、変わらないだろう?」「そうね、しょうがないわ・・・いいわ・・・ プリクソス・・・彼を・・・」そういって二人は、カドミロスを人質にとって部屋をでた続きを読む>> <<戻る
2010/04/13
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章31電話を切ったカドミロスは、早速、まとめた荷物を持ち、数人の研究チームと一緒に、会社の専用機に乗って手始めにオーガスタへと向かった オーガスタは、北アメリカ大陸の、ジョージア州とサウスカロライナ州の境界にあり、地球時代に作られた人工の湖であるクラークスヒル湖の湖畔には、その景観に似つかわしくない巨大な軍事施設がそびえている ここは、かつて人類が宇宙に移住してして初めて起こった大戦から残る古い施設の中の一つで、それに併設してオーガスタ研究所が存在している基地の北から西に掛けて周囲を覆い囲むように、標高標高2037mの山脈が連なり、モビルスーツですらそれのみのゲリラ戦略では中々難しそうな場所であるまたミノフスキー粒子の散布によって、観測機器と誘導ミサイルが使えなくなった戦闘機は地上からの短距離ミサイルの標的になるのはこの上ないはずであるそうした事から最初の大戦で、 その大半を相手軍に制圧された北アメリカを奪還する為に、海洋から送られてくる要員をまとめ体制を立て直すための拠点として、ここは要の場所であったに違いないそしてだからこそ優秀なパイロット育成のための研究施設も必要不可欠だったのだろうオーガスタにつくと用兵につれられ、すぐに、その研究所内部に通される運びとなった施設のところどころは長年閉鎖されていたとあって、ひどく錆びれていたが研究の深部となっていただろう巨大なホールは、そこかしこに並ぶ機材の上に白い布が掛けられ、きれいに保護されていたここで、これから先、アナハイムは、連邦軍の監視の下、施設を利用することが出来るようになったが、研究者の動向を監視するために、その場を離れない用兵の姿にはうんざりさせられそうだった 研究チームの何人かは、ほこりかかぶった布を取り興味心身に、それらの機械に目をやっていたが、そこに並ぶ機材は誰の目から見ても時代遅れと解るものばかりだったそしてここから一体、どれだけの情報が手に入るのか全くの未知数だった続きを読む>> <<戻る 余談検索しても、宇宙暦110以降ののオーガスタ研究所をはじめとするニュータイプ研究所の話がでてこないのでずいぶん違っているかもしれないです 二次創作なので勝手に考えて書いちゃいましたがさて、どうでしょう?
2010/04/06
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章30連邦軍の管理下にある研究所の使用についての許可が下りた頃、月面都市のフォンブラウンに一本の電話が入った「おめでとうカドミロス、貴方の思惑通りになって」電話にでたのはアイトナだった「ええ、おかげさまで、 貴方のお膳立てがなければ到底通りませんでしたよ この提案書」「あら違うわ、それを望んでいた人間が他にもいたと言うことよ」「いつになく謙遜するなんて何か起こりそうで怖いですよ・・・」「そう、何か不安なの?」「うまくいき過ぎなんですよ 何もかもが、計算づくのようで・・・」「それは、貴方の思い込みよ カドミロス 人間時にはそういう時期もあるわ・・・ それに、今回の事はなるようになった、という事でもあるのよ」「なるようになった?」「ええ、あれらの施設はね閉鎖後にも、 アナハイムが莫大な資金を投じて運営に協力していたの 秘密裏にね けれど、動乱の一件で政府の監視が厳しくなったでしょ 手放さざる終えなかった施設を、 政府御用達で堂々と使えるようになったんですもの よくやったわ 取締役会でも悪くはいっていないようよ 連邦よりの会長以外はね・・・ 貴方の働きの評価が上がるかも」「へぇ、それはうれしいですね ところで、人脈が広いとはいえ、 サナリィの事業情報なんて、どこから手に入れたんです? この情報がなければ、 こちらの開発顧問や代表取締役なんて説き伏せられませんでしたよ さすがに誰もが、 バイオコンピューターの開発があそこまで進んでいるとは 思ってもいなかったようですから」「女性には秘密があるものなのよ」「ケチですね情報の出所は誰にも教えない・・・と」「それが女の魅力じゃないの」「ああ、わかりましたよ 聞いた僕が馬鹿でした」「それで何でかけてきたの?」「ひどいなぁ貴方に一言お礼をするのにかけたんですよ サナリィ情報の・・・」「ああ、わざわざそんな事でかけてきたの」「ええ・・・もういいです」「冗談よ ありがとうカドミロス地球の方なれた?」「コロニーとは違う太陽の熱線に、まだ体がなれてませんが いたって健康ですよ」「ふふ、じゃあ、これからも遠慮なくお仕事に依頼お願いするから」「ああっやっぱり具合悪くなってきましたよ もう、そろそろ、お暇します」「あら、やだ、そんな事じゃ労災でないから覚悟しなさい」「またまたぁ」「ふふっ、冗談よ」「わかってますよ」「それじゃあ元気でね」「貴方も」アイトナが電話を切ると、遠くから年配の男性が声をかけた「終わったかね?」「ええ」「またなにやら楽しそうだったが」「私、年下の男を虐めるのがすきなんです」「まったく、君らしいな」「で、電話の相手は例の男だろう?」「ええ」 「うまく使えそうかね」「今のところは何事もなく」「競争相手が出来てからというもの、 アナハイムはいかんな・・・」「ええ、何もかもが後手です まさか、サナリィがバイオコンピューターに 嘗てのニュータイプの戦闘データーをインプットした 擬似人格コンピューターをもうすでに モビルスーツに搭載しているなんて予想だにしなかったことです アナハイムは、もう、何十年も開発研究の遅れを取ってしまっています 開発担当の誰もが、動乱の施設放棄が大きな痛手だったと・・・」「うむ、軍の機関であるサナリィが優位なのはわかっている、 だが、まさかゴミのジャンク屋までも軍需の一大企業となって、 市場に幅を利かせだしているとは、 強い懸念を抱かざるおえないな・・・」「どうする」「アナハイムがここまで大きくなったのは戦争の恩恵です」「戦争を起こそうというのか?」「手っ取り早く新たな巨大マーケットを生み出すには この手段しかないかと・・・」「考えさせられるが・・・ しかし、死の商人とも呼ばれる我々が、 生き残るには やはり、第三者の死を持って出しかないのかも知れんな・・・」「そのための手はずはある程度組んでいますが 今はまだ・・・」「時代がそうなっていないと?」「ええ」「そうか」「アナハイムの生き残りのためにも、ここが正念場となってくる」そういって高齢の紳士は窓から見える人工的に作られた高原を遠く眺めた続きを読む>> <<戻る
2010/04/05
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章29同じ頃、地球に降り立ったカドミロスは、嘗て、アナハイムエレクトロニクス社の本拠地だった北米大陸アナハイムの支社にしばらくの間、籍を置く事となっていた宇宙世紀、人類の生活拠点が宇宙へと移行した事で、新たな人類の進化が始まるとしたニュータイプ思想は、地球居住者から虐げられてきた宇宙居住者にとって、自己の存在意義を伝える為の希望の道しるべとして崇拝され、その言葉を裏付けるように、宇宙での一つの世紀が終わりに近づいた頃には、他には類をみない特殊な能力を持つ人間が登場するようになる当初、こうした能力者に対する研究は、軍事的側面でのアプローチが試みられ、そのための研究機関が次々と発足し、特化したモビルスーツパイロットとして養成されていたが、やがて、その存在を人類の脅威として見るようになり、誰もが、その存在に危機感を抱くようになっていった こうした事から、ニュータイプ能力開発に携わってきた全ての研究施設を閉鎖へと追い込む事態となっていたが、軍事事業の要として存在していた、それらの研究について、アナハイムエレクトロニクス社は手放すはずがなかった北アメリカ大西洋側に存在するオーガスタ研究所では、パイロット能力についての研究が主立ってされており、過去の、パイロットの戦闘データー、CEWIR(シーイーダブルアイアールcombat electronic warfare intelligence RAM)は連邦政府の監視下の元、厳重に保管されていたこれらの持ち出しはもちろん、観覧する事でさえも、連邦政府下の特定の人間がパスワードを所持し、アナハイムの関係者でも、それに触れる事は中々難しい事であった カドミロスは、乗り気ではなかった開発顧問に働きかけをし、ニュータイプ能力と関連性はないとしながらも、人間の脳波を読み取り、モビルスーツ操縦を補うバイオコンピューターの開発、研究に着手しているサナリィの事業を口実にして、バイオコンピューターそのものに、過去の、パイロットデータを記憶させる開発を連邦軍に持ちかけた「わが社では、連邦政府専用モビルスーツ需要企業として、 稀に見る特異な能力に見合ったモビルスーツ開発に、 いそしんできました それを今になって、それら(ニュータイプ)の存在自体を危険視し、 有益な部分までもを失う事に、 なんともやりきれない気持ちであります どうか、こうした研究データーの一切の管理をわが社にも 共有する事は出来ないのでしょうか?」「しかし、この決定は連邦政府内で決定付けられた事だ それを、我々軍が勝手な判断をしては、 政府に申し開きがないではないか それにだ・・・我々にはサナリィという独自の研究機関を 持っている」「つまりは、我々、アナハイム社は連邦軍には必要ないと?」「そうは言っていないがね」「そういうことに聞こえました」「そう聞こえてしまったのならしょうがないな・・・ 事実・・・数年前の、試作機のコンベティションで、 君たちの軍用機はサナリィの、それに敗北をきしているのだ これになんと言う」「試作機の競技に負けたからといって、 我が社における、これまでの連邦軍に対する 貢献を忘れてもらっては困りますよ それに今でも、我が社はサナリィが追いつかない生産分を 補っているのです それは紛れもなく連邦軍のためになのです 軍事の安定のために滞りない供給を求めるのであれば 我々の研究、開発にぜひとも協力して頂きたい」 「しかし、何故そこまで研究所のデーターをほしがるのだ 必要か?」「ええ必要ですとも 我々の情報によると、サナリィではバイオコンピューター 搭載の新型モビルスーツの開発に着手しているとか?」「そのようだが?」「しかし、ガンダムに搭載するバイオコンピューターについて 我々、アナハイムは古く手がけてきました それこそ後から入ってきた、 サナリィなどとは比べ物にならないくらいです 我々は、さらに、そのバイオコンピューターに、 生き物のような意思伝達機能を持たせ、 モビルスーツの更なる俊敏性能の向上に向けて 研究したいのです」「意思伝達機能?」「資料をごらんいただければ多少のことはわかると思いますが・・・ 私達はこれをミームコンピューターを名づけました」「ふむ・・・君たちの熱意には感極まるものがあるがね・・・ だが・・・秘密裏にでも、 ニュータイプ研究所が民間の軍需産業で継続されている という事が民間に知れた場合に、 今、政府が推し進めているニュータイプからなる、 優性思想の根絶の動きが難しくなる 軍事が、それの足枷となっては本末転倒ではないかね」「人の能力の優越を、 嘗ての、ジオン・ズム・ダイクン氏が唱えられた、 ニュータイプ思想という一つの概念に定義して その言葉だけがもてはやされているからいけないのです 能力保持者は、ニュータイプという言葉が定着する以前から、 いや、人類が宇宙へ進出する前より、 時折現れては消えてきた過去があります たまたま、宇宙移民者の中に、 多数の能力者が出現したからといって、 それがニュータイプ、および、人類の革新などと謡い、 それを恐れる事が何よりの間違いなのです 第一、能力者の、その特殊な力が、 ニュータイプとも人類の革新などとも ダイクン氏は触れられていないのです ただ、特殊な力を持ち合わせた人々が、 自身をニュータイプと呼ばせているだけに過ぎないのです いちいちを気にしていたら、研究開発など出来ませんよ」「しかし・・・そうは言ってもね・・・君・・・ 未だに、その言葉に強く共感し、それを望んでいる 宇宙移民者がいることは間違いないのだよ 研究施設を継続するとなれば、 それを政府が認めてしまう事になるではないか」「それは我々の強みですよ? よく考えてみてください、完全に連邦軍の機関の一つとして 存在しているサナリィとは違うのです サナリィとは」「それでも」「それでは、 施設運営に際して ニュータイプという言葉を使うのはやめましょう あくまで、パイロット養成と戦闘機の研究、開発を、 民間企業として存在する アナハイムエレクトロニクス社が行っている という事にすればいいのです」「それで、連邦政府が納得するかどうか・・・」「我々は、ただ単純に、一つの企業として、 そこに利益を生むか否かだけを望んでいます また、このことは長い目で見て、政府にも、 限りなく利点になることなのです」 「わかった、政府関係者に掛け合ってみよう しかし・・・期待はしないでくれたまえよ」「はい、わかりました でも、忘れないでください アナハイムは、今まで連邦軍に貢献して来ました そして、そこに多大な勝利があったという事。 そして、我々は、これからも、それを保証するという事です」「忘れないでおこう・・・」アナハイムから出されたこの提案書に、軍および政府関係者の中からニュータイプ研究の延長になる事を危惧した意見があがったが、高コストの機能を備える事無く軍用機の俊敏性向上に強い関心が高まり、CEWIRの観覧許可が下りた 続きを読む>> <<戻る
2010/04/04
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3月31日、鹿児島県指宿市の池田湖湖畔に、生物と思われる5mほどの肉質の物体が打ちあげられていた この辺りでは30年ほど前から、イッシーと呼ばれる巨大生物の目撃があり、詳しい調査を行っている もしこれが、イッシーとなれば、全滅したと思われている古代恐竜が、この湖で生息している事となり、進化論に新たな課題を突きつけることとなる (今日はエイプリールフールだよ~ん)
2010/04/01
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機動戦士ガンダムミメシスを久しぶりに書いてみました楽天は他のブログと違い投稿すると、最終更新履歴が表示され、書き直すたびに日時が新しくなるので、出来るだけ、日時が更新されないように、事前に、続き>>と<<戻るのリンクだけ張って下書き保存していましたなので、去年の10月に、下書き保存していたのを今投稿したので、かなり日時がずれてわかりにくいです自分で見ても、一瞬、投稿した記事の場所がわからなくなって惑ったりしました 興味ある人はカテゴリーガンダムから見てください~
2010/03/24
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章28丁度その頃、木星船団から分岐した一部の船が、金星テラフォーミング(住環境設備)事業の視察の為に金星領域コロニーに訪れていた地球から6億キロメートル、金星とは比べ物にならないぐらい遠く離れている木星である 内部から採取されるエネルギー資源は広大であっても、人がその肉体を維持するために必要な資源は想像以上に乏しい場所であった植物と、それをはじめとするプランクトンなどの培養に名をはせるタムンズが開発員の一人として金星に研究所を構えている事を聞きつけそれに肖ろうという魂胆のようだが、どうも、それだけではなかったようだ金星領域の主要コロニーが存在するサイドと正反対のポイントには、金星開発の更なる発展のための、開発途中のサイドが存在しているそのうちバルカンと呼ばれるコロニーでは、コロニー建造のための巨大な建材が組み立てられていたが、開発途中の駐留地域に存在するコロニーのため連邦政府の監視がない事を幸いして、深部では軍事用モビルスーツの製造が行われ、秘密裏にパイロット養成の訓練も行われていたモビルスーツ収納デッキの脇にある休憩所で、訓練を終えて宇宙から帰還した一人の女性パイロットが休んでいた彼女の名前はダマー・テルスといった両親は地球の貧困コロニーの出身であったが、金星開発の為の労働者として集団で移住してきたうちの一家族で 両親ともに宇宙空間で働いていたが、まだ、不安定な開発途上コロニーで起こった事故で帰らぬ人となってしまったテルス以外にも、同じように両親をなくし孤児となってしまったものが多いそうして身寄りのなくなった子供を引き取り、物心つかない頃から、軍事パイロットとして英才教育を受けていた 長時間、コックピットの中で無重力空間に晒された彼女は、重力ブロック地域の重力が肉体に重くのしかかり、すこし疲れた表情を浮かべて、ソファーに座りながら、飲みのもを口に運んでいたそんな彼女へ言葉をかける女性の声がした 「まだ生きていたのねテルス」テルすがその声に目をむけると、含み笑いをして言葉を返した「あら、ずいぶんな言い方ね、あなたの方こそじゃない」そういってテルスは、女性の方にかけると、うれしそうに肩を抱き合った 「本当に久しぶりよ、ナイア それにしても、 木星船団の一員として宇宙を飛び回っていた貴方が、 どうしてここに?」「ふふっ、いい男を探しにきたのよ」「あら、こんなところにいい男なんていないわよ」そういってテレスは、笑いながら、ナイアの肩を軽く叩いて椅子に招いた、「何もないところだけれど、とりあえず座ってゆっくり話しましょ」「疲れているようだったけれど大丈夫なの?」「ええ、ちょっと重力があたっただけよ 貴方の顔を見たら元気になったわ、 で、さっきの話は何?貴方だけ色気づいちゃって」「そう見える?」「そう見えなくもないわ」「何よそれ、 私の戦いに付き合ってくれそうな彼氏 見つけにきたの 沢山出来ているんでしょ?」「彼氏?」「そう私を優しく守ってくれる彼氏・・・まだわからないの? モビルスーツの事よ」「モビルスーツを男に例えるなんて、いい趣味しているわね だから、そっちの方は、これっきしなんじゃない」「あら・・・貴方に言われたくないわよ 貴方だって、相手はモビルスーツしかいないじゃないの」「失礼ね」「あら、いるの?」「いないけど」「ふふっ、お互い様じゃない」「もうっ」テレスはちょっとひねた顔をしてナイアから顔を背けた「もう、それぐらいで、ひねないでよ」「ひねてないわ」「そう?だといいけど ところで、貴方の彼氏・・・通りすがりに、 ちょっと見せてもらったわ、いい体しているわね 強そうだで」「あら、でも彼、奥手よ~中々手ごわいんだから」テレスは意地悪くナイアに言った「そう手こずっているの、私だったらいちころよ」「もうっ相変わらず自信過剰なのね 乗ったこともないのに」「これから乗るの、で発注していくわ」「木星の方なんて別に戦闘用モビルスーツなんて いらないでしょ?」「それが入用に、なりそうなのよ」「なんで?軍事クーデター?」「教えなーい」「ケチなんだからっ」「私事なら教えてあげてもいいんだけれどね」「でも、そこまで言ったら 大抵の事は血なまぐさい事だってわかっちゃうわよ?」「だったら、ただの趣味かも・・・ 彼が来たら、どんなステッカー張ろうかしら・・・」「趣味じゃ、買えないでしょ、あんなの」「ふふっそうね」「ピーピー」「この音なに?」二人が楽しそうに話をしていると、テレスが持っている携帯に呼び出しがかかった「呼ばれちゃったみたい」「忙しいわね」「いつもは、そんなでもないんだけれどなぁ 今度休みだから、遊び来て、 携帯持っているでしょ?「ええ」「連絡先はここよ」そういって、携帯のボタンを押すと、ナイアの携帯が音を立てて反応した 「ありがとう、後で連絡するわ」「ええ、お願いね」そういってテルスはあわただしく休憩室から出て行ったこの出会いが、今後の二人の運命を大きく左右することになるとは思いも知らずに・・続きを読む>> <<戻る
2010/03/23
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ずいぶん前のことであるし、固有名詞を覚えるのが苦手な私であるので、誰が言ったか、名前をすっかり忘れてしまってしまっている、どこぞの国の白人の中年の音楽家が、テレビで、「音楽にはヒューマニズムが必要だ」という事を話していたのだけを覚えていますヒューマニズム私は、この言葉が大嫌いなのですヒューマニズムを調べてみると(白人側から見た)「理性中心主義」というのが本当で、世間一般で広く認知されている人道主義・博愛主義 戦争反対、弱者救済等の意味とは区別されているらしいのですが・・・ヒューマニズムというとやっぱり、人類愛という意味を強く思いうかべる多いと思うのでそちらの意味として考えてみますが・・・やっぱり、私は、この言葉が嫌いであります 芸術作品には劇場的な憎悪とか欲とか入っている作品を見かける事がありますが音楽だってそういう作品があるだろうと思うのです 人間が嫌う人間を演出する事で話が面白くなったりもします 人類愛といっておきながら、人間が嫌悪する人間の心理描写もよくわかっているのです本当は作者は人間が嫌いで、作品の中に出てくる悪役に、それをやらせているのではないか? と思うときがありますけれど、率直に言うと社会から批判されるだから、結局、作品では悪が負けるこうずになるけれど、実は現実はとても理不尽である事も熟知してかいているのだろうと思う事がありますよく、「嫌い嫌いも好きのうち」なんていう言葉がありますけれど「嫌いなものは嫌い」なのですけれど、自分も人間として生まれてきてしまった以上、しょうがないから、人間として生きているという思いもあるのではないか?と思うのですまた、あてつけで作ったのではないか?と思うときもあるのです そこに、ヒューマニズムが果たしてあるのか?と考えてしまいます作品の全てがヒューマニズムからではないと思うのですそういう考えから、自分は楽器が弾けないので音楽ではなく、暗い詩を書いてみました私は人間を嫌っています 読んだ人はどう感じたでしょうか?
2010/03/06
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浮世の跡へAfter the world空は高く 幾億の星が流れ落ちてくる深く沈む地表には 幾億もの命落ちていく 今 この星の全てが暗い闇に覆われて歩み行く その先には 何が見えるのだろう 空には黒い雲がかかり 稲妻は天空を走りぬけ人の世の この世界で神々の贈る啓示には どんな意味があるのというのだろう青くたなびいた草原は枯れはてて空を舞う鳥達の歌声はやがて消えていく
2010/03/04
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滑空夜空の流れ落ちて消えてしまうかのように悲しみの雫が砕け散るように街のネオンの灯りが消えた夜の帳の中で命の灯火も そっと 消してしまおうさあ おやすみなさい貴方は 重荷から解き放たれて悩みも苦しみもない安らかな世界へその両手を広げて 摩天楼のビルから飛び立てばいい
2010/03/02
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1月29日のミュージックステーションで、バービーボーイズが「女狐on the run」を歌っていましたバービーボーイズは20年ぶりの出演だそうですが、何で、今更バービーボーイズ?と思ったし、他に沢山の曲があるのに、何故、この曲を選んできたのが不思議でたまりませんと言うのも、このブログの内容がテレビで話題になる事があるからです このブログでは、二次創作として「機動戦士ガンダムミメシス」という作品を書いているのですが、その中に登場する男女2人のオリジナルキャラクターが、、「女狐」について話すやり取りがあり、補足で書いていましたhttp://plaza.rakuten.co.jp/gokutyounoyakata/diary/200909090000/楽天は他のブログと違い、管理者が設定できない、最終更新履歴が表示されて、文章を書き直すたびに更新される仕組みなので、後書きではない事がわかっていただけると思います(このガンダムミメシスは 文章を続かせるために、 前後のリンクのみを書いて下書き保存してあるので、 本文の続きになっておらず、独立したものとなって しまってますが)そうした事から、この話を見たスタッフが面白がって、偶然を装った嫌がらせをしたのではないか?と感じるしだいです自分は業界関係者じゃないので、詳しくはわかりませんが、アーティストにコンタクトをとって、スケジュールを合わせる時間を考えたら、私が丁度書き込んだ後ぐらいになるのではないか?と思います バービーボーイズはテレビで出ている事なんて最近、全くといっていいほど見ないので、今人気のアーティストより、簡単に出演予定日が取れるのではないのか?と思いましたところで、ネットの噂で、創価学会が脱会者や、疎んじている人間をターゲットにして、集団ストーカーを行っていて、それに政治、司法、警察のみならずテレビ業界関係者も例外ではなく協力していて、ターゲット情報をテレビで放送していると言う噂があります私の場合今回のこと以外にも、家で会話した事や、行動した事に関係する話題を芸能人もしだしたり、また、アニメで、書いた台詞、そのまま使われたりもしていますガンダムミメシスでは、人の展望にを語る台詞があるのですが、アニメで、人と、悪魔を入れ替えただけの台詞がありましたこうした事を、あまり言うと自意識過剰と言われてしまいますが、素人作品をチェックして、使えるところだけ持っていこうとする態度が伺えられます(こうした事をされているのはブログを書いているいる人の中に いくらでもいそうだけれど)さて・・・どうでしょうか?
2010/01/30
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明けましておめでとうございます今年もよろしくお願いします
2010/01/01
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イラストを描いていると、必ずどこか気に入らない部分が出てくるだからと言って、いつまでも、そんな事を直していたら何年かかっても完成しなくなる パソコンならいつまでも手直しできるけれど・・・これが、画用紙だったら、あっという間に、紙が痛んで破けて描けなくなる あるところで、妥協して止めないといけないのだけれど・・・止められなくなった!うーんそれが、この絵自分の直感でかいた最初の作品はこれどことなし、顔と体の角度の不一致と、顔つきが劇画調なので、もうちょっと実物っぽく描こうと描きすぎたら動きが固くなってみずみずしさがなくなり可愛くなくなった・・・それで、最終的に落ち着いたのがこれきりがないのでここで止めておこう・・・あと、もう一つ天使の作品足が固くて動きが感じられないのであった・・・どうしても駄目・・・しかも、ほんの数ミリで雰囲気が変わるからどの角度がいいのか本当に悩む・・・もうあきらめた・・・まあいっか・・・
2009/11/20
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イラストって気分が乗っている時に描かないとはっきり言って苦痛だけになる で、いつも気分が乗らないからあまり描かないイラストだけれど、気分が乗っている時なので立て続けに描いてみる 前作、アンドロイドの女の子を描いたので、(これ)ストーリー的に違う絵も描いてみたら・・・あらら・・・顔が似ない・・・なんか・・・80年代のアニメのキャラクター見たいな顔になってしまった・・・これはこれで、しっとり感があるとは思うのだけれど・・・前回描いたアンドロイドと余りにも顔が違うので訂正してみる何となくにて入るけれど・・・まだちょっとなぁ・・・そうなのです・・・自分には・・・・一度、描いたキャラクターの顔を二度目描くと一致しないという致命的な欠点があるのです!!!他にも天使作品を2つ・・・学生時代から注意されてたけれど、どうも癖で、軸が斜めになってしまうのだったこういう癖ッて多分治らないよね?随分描いていなかったし、たまにしか描かないからなのかなぁ?なおるのか?そういうのって?
2009/11/19
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最近描いたイラストこれ、アンドロイドの女の子こっち、出来るだけリアルに描こうと挑戦したちびっ子天使うーんどっちも、何となくデッサンが狂っている様な気がするけど・・・描いたばかりだと、どこが悪いのか解らないので、数日置いて、また書き直してみるか・・・
2009/11/18
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『黒い夢世界』というブログの方で、テレビ放送で個人情報漏洩という事書いていますネットで検索すると創価学会が脱会者や意見のあわない人等に対し、集団ストーカーを行ない警察、マスコミ、ネット等等、あらゆる機関を使って嫌がらせするという噂がありますこうした嫌がらせの手法に「囁き攻撃」通りすがりに小さな声で誹謗中傷を囁いてくる「仄めかし攻撃」本人に関連する物をわざと置いていたり、遠回しに、家で話した会話の内容とかあんたの事は何でも知っているのよのごとく、世間話風に話しだしたり、変なジェスチャーしたりするなどなど、あるようですこういう事を掲示板で書くと大抵が「自意識過剰」とかネットでの単なる噂とか書き込まれていて、自分も随分前に書いていた事あるけれど、全く話しにならず、まず信用しないので書いても無駄と痛感したでもこれって自意識過剰?たんなる噂?現実と思うんですけれど?って感じ うちの父親脱会者で、ブログに、そうした事とか3、4週間ぐらい前にちょこっと書いたのさそしたら、関根勤と関根麻里親子が、「昆虫ジジイと外ヅラ良子(よしこ)」というトークライブを行うらしく、その制作記者会見のニュースが話題になっているあらら・・・いかにもって感じ もう自分の名前されしちゃっているから本名で書いてもいいかもと思ってしまう・・・多分、これが相手の狙いなんだろうなぁ 私が気になるようにテレビで名前を出すすると、集団ストーカーの被害と言って自らネットに名前を晒す・・・すると何かあった時に、「あんたの名前が使われるのは 自分で名前を晒したからでしょ わざわざ自分で標的になるようにしたんじゃない」と・・・こういう風に話しを持っていけるわけです だから、本格的に自分で自分の事を晒さない以上は本当は、住所から何から知っているくせに、何もしては来ないとは思うけれどさ これが、創価学会の集団ストーカーの手段なのですまあ、ここで、名前を晒してももう、少なくともサリン事件以降色々とやってきてくる人いたしサリン事件の、その前からも、ちょくちょくテレビで、心当たりのある事がネタになったりする事が多かった 「ボキャブラ天国」の頃から・・・その頃は集団ストーカーと意識してなかったけれど、今思うと、色々と話しのネタになっていたなぁと感じる事がいくつもあるテレビで、こう言う事をするから、集団ストーカーの嫌がらせを行なっている人には全て情報として知り渡っているから、通りすがりに変なジェスチャーしてきたり、わざとらしく咳払いしてきたりする他にもよしもとタレントと知り合いはいないのに、渋谷の無限大ホールが出来て初めて行った時に既に私の顔を見て両手会わせるタレントしたし・・・それで、「お前、私に対しての誹謗中傷とか知ってるだろ?」と思ったけれど聞いても多分、知らないと言うのは目に見えているから聞かないけれど、本当に、掲示板とかで書いてある集団ストーカーって、ここまでやれるんだ・・・と思ったところで、この拝む仕草ッてのは何か?というと2002年にその当時の仕事場とカルチャースクールの玄関口近くに両手を合わせて拝むイタズラ書きをされてから、取りすがりの一般人に拝まれる事が多くなり、芸能人でもする人が多くなった ジャニーズ、ヨシモトは全てだよあと他にもドキュメンタリーなんかで仮名でつけられた名前が、自分の名前とメールの名前とか立て続けに使われたり、yahooニュースで、6、7年前にひめゆりの学生の話題担っていた時があってその学生の名前が「淑子さん」だったんだけれど『貞子』って名前になっていてどう検索してもヨシコが貞子になるわけないのにこうした間違いがあったりして色々と、間違いのように見せかけて個人情報だったり、ただの地名や言葉と思わせて遠巻きに住所を言っていたりそんな事があってか、パソコンに不正アクセスを試みるのが多くて、(一応ブロックしているのだけれど 不具合が起こるので入られている時もあるかも)サポートセンターに行ったら、「もう、 ここまでひどいのはどこかで情報が漏れている としか言いようないですね」と言われたりして、便利なはずのパソコンが安心して使えません メールのやり取りする人間いないのにどこで漏れるのよ?引っ越してすぐに変な営業電話がかかってくるしどこでどう調べるのか?ッて思っちゃう で前日浜田ブリトニーの生活を追跡した番組やっていたけれど、張り込みとかして、24時間交代してずっと見張っているのあと、だいぶ前に、何かのテレビ番組で矢口と言う人が、スタッフに勝手に鍵を持ち出されて(マネージャーがOKしたのだろうけれど)テレビで放送されて怖がっていたのだけれどその放送後にまた別の番組で、鍵の救急隊の特殊で本当に鍵の写真だけで合鍵作れるのを放送していてそう言う人達とも知り合い多いから、本当にマスコミ関係の創価学会信者はなにしてくるか解らないと思った 好きとか嫌いとかの問題じゃなくて本当に実害が出るように仕組まれているって感じ 相棒ッてドラマの「悪意の行方」より質が悪いでしょもう「嫌いな奴の事は考えるの止めよう」とか「苛め問題」とか、そう言うの逸脱していると思うんだけれどいまいち解ってもらえない ついでに、ちょっと名前が出たぐらいで他にも同じ名前の人が沢山いるでしょ自意識過剰とか言われるからたまらない・・・だから、名前の前後とかに住所とかメールとか、パスワードとか関連つけて放送されているんだって!!!と声を大きくして言いたいところ うざいし、やり返したいけれど、実態が見えないからやり返す事も出来ない・・・しんでほしいわほんと、豚インフルで、こいつらの家族死んでしまえばいいのにと本当に切に願うし
2009/11/17
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人の心の闇についての作品を書きたいと思いますが、どうも、他の作品とかさなる気配を感じるSNSを使った悪意については「相棒」というドラマに「悪意の行方」として存在するし・・・悩みどころ人の噂とかそうした心理的な要素だけを使ってマッドに、「ひぐらしの鳴く頃に」よりもダークに殺人は起きないけれど(自殺者は出すけれど)恐怖を感じる様なそう言う作品をかけたら面白いと思った けれど、メジャーなドラマでも人の心理戦を描いた、(恐ろしく恐怖感は感じない物の)その類いのがあるから、沢山の小説作品があふれている、このご時世に、もしかしたら、とっくのとうにそんな、作品があるんじゃないか?と、今調べてみてる
2009/11/13
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もう、何週間か、こっちの管理画面にログインしていなかったのでした・・・もう・・・億劫でなその理由は、もう一つ同じ名前で持っている趣味、愚痴専用のよろずブログの『MACアダプターを直してみる』という題の日記のとおり・・・それでなぁ、そっちのブログ、政治、社会の不平不満の愚痴は書いても、電波、ストーカー系の愚痴を書く予定ではなかったのだけれど、つい書いちゃった・・・そしたら、変なアクセスが増加して、10分おきぐらいにアクセスしてる・・・94.102と74.14何がしたいんだか・・・しかもパソコン自体にも不正アクセス試みているのがいて、調子が良くないし、本当、鬱になりそう・・・それで、早いところ序章をおこわせたかったのだけれど、そんななので、話しの続きは大体出来ているのだけれど気が乗らないから書いてない「機動戦士ガンダムミメシス」まあプロじゃないからね書いたところで、何があるわけでもないしね ところでhideって人もネットで言われている集団ストーカー、電波系ストーカーの嫌がらせに遭っていたような歌詞を書いているけれどまあ、まかりなりにも自分の作品が完成したとして盗用とかする奴はいないとは思うけれど、そんな事された日には、それこそ、hideって人のDOUBTという歌の詩にあった「ヘノヘノモヘジの貴様らの面にゃ 食い残しの音符がぶら下がっているだろうよ」って歌のとおりっぽい プロも素人も関係なく利用できる物をネットで見つけて利用して私服を肥やす様な人間がいて それらの人達の憂き目に遭っているのは泣き寝入りしているのを考えると、なんだか、ますます書く事が無駄に思えてきてしまったしかも、パソコン本体への不正アクセスの試みもひどくて、調子が悪いし・・・こういうのって警察に相談してもあまり解決にならないみたいだね 本当はハロウィンとかでgif使ってゾンビとか飛び出す様な物を作ろうと思っていたけれど、そういう自己満足の楽しみも何だが最近億劫で仕方ない・・・やな奴ら死ねばいいのになぁ
2009/11/12
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ニーチェの格言の中に『自殺を想うことは強い慰謝剤である。 これによって数々の悪夜が楽に過ごせる』という言葉がありました 私は、一番最初に、これを読んだ時に、「悪夜」という言葉の対象を社会に映して読んでいたので、『人を殺さないで自殺してくれた方がよっぽどまし』「自殺をしてくれた方が人を殺した時に 悪夜を過ごす人が少なくなる」という意味でとらえました しかし、何度か読みかえしていくうちに、『悪夜』の対象が、自殺を想っている人の事なのだろうか?とも感じてしまい 「自殺」と言う事を想う事で、身体的に「死」を見つめ精神的に楽になるって事だろうか?と考えてしまいました それで、ガンダムミメシスー序章26 の台詞を書く時に、後述の意味で書いてしまったのですが、やっぱり前述の方が意味的に合っているかな?
2009/10/13
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章27金星領域のコロニーイナンナにある研究所では、前回の失敗点を考慮し、新しくクローンが生み出されていたが、遺伝子構造のデリケートな部分に手を加え、その人格一切の操作と、その成長を人為的に著しく早めるという行為は、クローンに致命的な障害を与え、その大半を死に貶めていた ここの研究員として招かれたレピオスは、おもに、これからさき軍事兵器として戦場に赴くクローンをいかに長く生かすか?という課題に取り組み、遺伝子ドラックの研究に励んでいるしかし何人ものクローンに与えられた試薬は、その効果を振るうことなく今ひとつの結果に終わっていた薬品の研究の為に与えたれた研究室のなかで、難しい顔をして資料に目を通していたレピオスに、タムンズがやってきておもむろに彼に話しかけた 「また、駄目だったかね?」「ええ、こう寿命が短くては、 戦場に送る以前の問題ですね・・・」「成長を止める方法はないのかね?」レピオスは資料を見る手を止めてちらりとタムンズを見た「培養カプセルから出る前は、 成長促進遺伝子に手を加えて強制的に成長させておいて、 カプセルから出たら成長を意図的に抑えるなんて、 全く忙しい事ですよ 人間の体の中で夏と冬が一緒に来るようなもんだ、 これだけの事をすれば、 肉体も精神も悲鳴を上げて当然です」「それは皮肉かね?」「本当の事ですよドイル博士・・・」そういってレピオスは大きなため息をついた 「私も色々とやってみてはいますが・・・ これは難しいですね・・・ どうでしょう? いったん原点に立ち返るという事をしてみては?」「原点に立ち返るか・・・しかし・・・それでは・・・」「時間がかかる事は十分承知です・・・ しかし今のままの研究をそのまま続けていても 多分、埒が明かないと思われます・・・ 原点に戻って観てみるというのも、 何かの発見を見つけるには、いい手段と思われますが、 いかがでしょう?ドイル博士?」タムンズは、この言葉に考え込んだ・・・コロニー運営の資金繰りの事等一切知らないレピオスは、それを熟知し焦っているタムンズに比べて冷静に状況を見て判断していた そして、その事はタムンズ自身がよくわかっている事だったしかし、本来、この研究の行き詰まりを早急に解決するために招かれた彼である出来れば原点に戻る事などせずに、そのまま先に進んでもらいたいというのが彼の本心であった レピオスが言葉をつく「ここにも何人もの女性はいるでしょう?」「その女性にデザイナーベビーを 生ませようというのかね」「もとより、連邦政府に事がバレたらただではない事を 知っていて協力している人達だ それぐらいの事に手を貸すだけの意思はあると思いますがね?」「まあ、それもそうだが・・・」 「それにです・・・もともとの形に似た状態からの方が、 操作を行った遺伝子が、 どの部分に影響するのか、 わかりやすいと思われますしね・・・ どうです?ドイル博士」「君の言う事も一理ある・・・ カプセル培養と平行して、 そちらの方も進めてみよう・・・」「ええ、私もそうして頂けるとありがたいです」そうして、代理母として何人かの女性が選ばれた・・・その中には、コロニーバルカンで優秀な成績を収めていた女性パイロットの名前もあった続きを読む>> <<戻る
2009/10/12
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『機動戦士ガンダム』をモチーフに二次創作書いていますこの話しの設定自体が失敗といわれると元も子もないのですが、まあ素人作品なので・・・(素人で何でも 設定のアイディアは知的財産に関わるのだ! 素人の知的財産は軽んじられるのだろうか?)『機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)』と言いますが、名前から、ガンダムシリーズに出てくるネメシスという組織と一文字違いだったり、『μガンダム』と被ったりして、微妙であります・・・しかも、さっさと序章を終わらせたいと、途中、軽く、「ニュータイプ研究所」とか「ダイクンのご子息の遺伝子が残っているかも」等の話しを出してしまった!!!本当なら序章では隠しておいて、本編中盤まで引っ張って持って行くはずだったのに、序章で出したもんだから、タネがバレバレのマジックみたいになっている・・・ 今、読み直しても、安っぽいなぁ・・・と感じてしまう やっちまった!!!それに、文章を書いていても、台詞だけならともかく、その情景を言葉に出すと言うのが難しく・・・全ての情景や人物の動きを省いて・・・ほとんど台詞オンリーとなってしまっている・・・早く序章を終わらせなくては・・・でも面倒くさくなってきたぞ!科学的な部分もいくつか間違えている 例えばスペースデブリ、宇宙ゴミが宇宙に飛んでいる時のスピードを、『秒速』のところを『時速』と書いていたり、また、『葉緑体の一部の器官』なんて文章まで・・・正しくは『葉緑体の分子』だったりする 他にも誤字脱字も多いけれど、日時が更新されてしまうので、書き直す時はコメントの方に書いていたりしているけれど、読んでいる人はいなそう・・・とにもかくにも、グダグダなのだったあと、もう、いくつか持っているブログで出した言葉が、「機動戦士ガンダム00」の24話で使われ・・・どうやら、素人作品を誰かが他で盗用している気配感じる・・・スタッフとつるんでいる人間が見てチェックされているのかな?誰だ一体?2ちゃんねるに書かれているとか?(でも2ちゃんでは見つからなかったんだけれど もしかして、SNS系の掲示板かな? とにもかくにも証拠がない)ネットで、TBSのスタッフがチェックしてたなんて話しがあったっけ・・・あと、ディズニーの盗用事件もあったし・・・バレなきゃ何やってもいいって世の中なんだよね(楽天は最終更新日時が表示されるので、 その言葉を使ったのは、私の方が先なのは 証明できるけれど、 文章でなきゃ、著作権には引っかからないし)そんなわけで、書く時に余計に気が焦っていたり、また、様子見て書かないようにしていたり、そんな、無駄な気まで回してしまったりしております 本編まで無事にたどり着く事はできるんだろうか?
2009/10/09
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章26カドミロスが地球へたって暫く立った頃だった アイトナの元に一本の電話がかかってきた 「直接会って話しがしたい・・・」電話の相手はプルトスだった アナハイムが所有するフォンブラウン工場内に連なる事務室の一室に招き入れられ、アイトナと久しぶりに顔を会わせたプルトスは、浮かない表情をしていた「議員先生がいいのかしら?個人と落ち合おうなんて、 それこそ、マスコミの餌食になるんじゃなくて?」「私にとって問題なのはマスコミじゃない!」プルトスが声を張り上げアイトナに言いよった プルトスが彼女に対して怒っているのは、レピオスの事だった 少し前の事になる 世界規模で行なわれる論文発表の席で、彼の研究が世界で認められ表彰されるはずだった その論文に突然、不正の疑惑が取りざたされたのだ もちろん彼の研究には、そのような対象となる事はみじんもなかったのだが、マスコミの情報に学会も、彼の論文の棄却を認めざる終えない状況になった この事が更に疑惑を進め、今まで彼が培ってきた研究も、彼の地位もこの日で全て崩れさってしまった以前より連邦政府は、先の大戦で行なわれていた、優生思想にもとづく遺伝子研究の結果からその存在に強い懸念を表明し、民間企業による遺伝子研究に対しても危機感を抱いていた そうした背景があって、この不正事件について政府による偽証の可能性を示唆する噂もあったが、学会関係者全てが、この事に閉口し、事実関係がなさず、うやむやのまま、レピオスが担当していた研究チームは解散し、その研究の全てが連邦政府に押収される事となってしまっていたレピオスの落胆ぶりは相当なものだったアイトナは、そんな彼にレジスタンスの活動へと参加するように促したのだった いつになく厳しい口調で言いよるプルトスにアイトナは冷ややかな言葉で返した「そんなに気に入らなかったのかしら?彼の事」「ああ、おおいに気に入らないね 何故、彼を巻き込んだ?あれには妻子がいる 君も知ってた事だ あの家族を養う位の仕事は、 他に、いくらでもあったはずだ」「貴方・・・彼に取って仕事の内容が重要だと思っているの?」「どういう事だ」「自殺を想って慰謝剤としていた彼に、 復讐を誓って奮起させたのよ 貴方、これ、どういう意味が解る? 論文の表彰式での彼に対する 侮辱がどれほどの事だったのか? 落ち込んでいた彼に、貴方の言葉は届いて? 周りの同情や声援なんて全く意味のなさない事だったのよ 彼は自問自答していたわ、 そんな、ひた向きに生きていた彼が正しいと自らで納得させるには、 これしか方法がなかったのよ その時の悪夜を、私は・・・復讐という言葉で彼に活力を与えたのよ」「そんな事は・・・」「それでは、貴方は何故、活動に参加しているの? この活動に参加している大半が何かしら、 傷を負って生きてきているのよ 貴方だって、そうだったのでしょう」「私は腐敗した政府の為に苦しんでいた 民衆が見るに耐えなかったからだ」「ここまできて、そんな偽善を説こうというの? 貴方の本心は、それだけではないでしょう?」「そんな事はない」「だったら、貴方もオルフェオのように、 自らの理念を旗に掲げて、 非暴力で政府に抗議をすればよかったのよ 貴方は、それをしなかったわ・・・ 貴方は計算したのよ・・・ 民衆の犠牲と改革の行方を どちらが、決定的であるかを・・・ それを今更・・・何を言おうというの? 貴方はずるわ・・・そして欲張りよ・・・プルトス その犠牲の中に自分の親近者を入れなかったなんて、 そんな事・・・」プルトスは、ぐうの音も出なかった そして、寂しい目をしてアイトナを見た「私は、確かに、ずるかったかもしれない しかし、私は民衆の為に考え、やってきたつもりだ その功績を、 私と共にあった人々へ健やかな生活と言う モノとして送る事ができればいいと願っていた それは、誰もが想う事だろう・・・ それでも、私は、欲が深いと言うのか?」「私たちが犠牲者を生むと解ってしている行動に、 その犠牲になった人々に、それは通じないのよ プルトス・・・」アイトナは煙草に火をつけ、ため息をつきながら煙を吐き出した、揺らめく煙は上にゆらゆらと揺らめいて上に立ち上げると虚しく消えていった 「私も悪かったわ・・・プルトス・・・ 貴方にも彼の事を相談するべきだったのに・・・ でも・・・あの時の彼の様子を見ていると・・・ とても、そんな状況じゃないように感じたのよ・・・」「ああ、私も彼を君に頼んでおいて・・・ こういう事を言うのは、お門違いだったよ・・・ 私が、もっと彼と政府の動きを見ておくべきだったんだ・・・ すまなかったな」やるせない気持ちを抱え部屋から出て行こうとするプルトスにアイトナは声をかけた「彼の事聞かないの?」「私が今レピオスの事を知ってどうなるという 事でもないだろう どんな顔をして会えばいいのか解らないのさ 元気にしているかい?」「ええ・・・元気にしているわ・・・ 地球領域では彼の事を知っている人が多いいから、 金星の方へ行かせたわ・・・」「ドイル博士の元へかい?」「ええ・・・こっちにいるよりは、多分ましなはずよ・・・」「そうか、手間をかけさせて悪かったな・・・」「いつか会いに行ってあげて」「ああ、ありがとう」プルトスはアイトナの方へ顔を向ける事なく部屋を出た続きを読む>> <<戻る
2009/10/08
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↑こうみえてA型O型かと思うキャラだよなもう一つ持っているブログに警察ネタを書いたので、真選組を使って絵を描いて載せてみたのはいいけれど、にてないなぁついでに、もう一つのブログで載せた方の絵は、土方さんの目を犯人のように隠して、 「警察官をなめんじゃねーぞ!」と叫んでいる姿でございます微妙に似ないんです;んで、もういっちょ載せた後に目がよっているように見えたので、ちょっと書き直しました ついでにこっちも
2009/10/02
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章25シノーレスは、それぞれの席で雑談を交わす同士らの姿を見渡しフォウヌスに話しかけた 「互いに、よい時間を過ごしているようだな・・・」「はいパーン様・・・」「こうした機会でもないと 言葉を交わす事もない者達だからな」「ええ」すると、そこに、若く凛とした少年が、暗がりの中から現れシノーレスに話しかけた「パーン先生」「お前か・・・先に帰っていろと言ったろう」「先生、僕は、もう子供じゃないですよ 自分の行動は自分の意思で決めたいんです」「ちょこざいな奴だ・・・ 自らの意思で、その決定を下すには、 それ相応の責任というのがついてくるのだ・・・ お前は、まだ未熟だ」「そんな事はないですよ先生」「お前は責任の重さを知らなすぎる・・・ フォウヌス、彼を連れていってくれたまえ」「それはひどい、ここまで来て、のけ者なんて」そこへ、不意にベネチアマスクをつけた男が、話しに割って入ってきた「いいではないですか パーン先生 もう、ここまで来てしまったのですから・・・」「その声は・・・ 他人の私情に口出し出来るようになる程に 随分と偉くなったものだな・・・プルトス君」男がマスクを外し老人の前に膝をついて挨拶をした 「ええ、お久しぶりです、お元気そうで何よりです」「元気といえるものかね?この姿で」「これは失礼を・・・」「先生誰です?この人」「お前には関係ない事だ帰りなさい・・・ フォウヌス何をしている?」「はい・・・さぁ坊ちゃん、こちらへ・・・」「ちぇえぇ」「なんだか、可哀想ですよ」「これが可哀想というのかね? 私も他のパーティーなら目をつむろう しかし、ここは遊びではないのだよ」「それはそうですが、 内情を知っているとおっしゃるなら、 それは彼の意志ではありませんか?」「もし、あの扉の向こうから、情報を嗅ぎ付けた輩が、 銃を向けて入ってきたらどうするのか? 君は、その時、どう責任を取るというのか? そうなってしまってからでは遅いのだよ その時に後悔しても時間は戻りはしないのだ 慎重に事を運ばねばいかん・・・ 彼はまだ若い、そして実り多き者でもあるのだ 今はまだ巻き込むわけにいかん・・・ 若気の至りという言葉では済まされんのだ」「しかしパーン先生 どんなに慎重を要していても害悪というのは 自ずとやってくるものでもあるではありませんか・・・ この場で、それを呼び寄せたなら、 彼も私たちも、そう言うものでしかなかったのでは ないのですか? 違いますか?」「君もか・・・」プルトスの後に、やってきてたアイトナが横から口を挟んだ そして、シノーレスの前まで歩み寄ると片膝をついて挨拶をする「お久しぶりですパーン先生 この間の演劇はすばらしかったです」「私の創作ではないがね」「誰の作品にせよ、私には演劇として成り立たせる事すら 出来ない事でありますから・・・」「君は、あれが誰の作品だったか知っているのかね」「はい、リヒャルト・ワーグナーの作と聞い及んでいます」「地球時代にも同じように、あの作品を好んでいた人間がいた 名前を、アドルフ・ヒトラーという 聞いた事があるだろう?」「地球時代の独裁者であったとか・・・」「正確には独裁者になる損ねた男だ・・・ 体調をくずしてな」アイトナが、この話しに、訝し気な顔をすると、この男にやいして互いの人物像が重なりあわない事を察して、シノーレスは話しだした「今でも、彼を悪く言うものがおるが・・・ 彼は基本的に、 聡明で記憶力も非常にすぐれ社交的だったという 資料が残っている そうした人間がどこで、どう変わってしまったのか・・・ 健康を害した事で気性が荒くなり、 配下の者達は離れていったそうだ・・・ ドイツ敗走には、そうした一因が少なくとも 関係していると私は思っておる 私の体を見たまえ、 命は助体の半分はしびれ、 二つの足は不自由で、 ただついているだけの代物になってしまった・・ 体が自由であれば・・・ 数ヶ月、数年、もっと早くかもしれん 計画が実行に移される時期を早められたはずなのだ 口惜しくてならんよ だからこそ、私は慎重を要するのだ 君たちは、まだ、そうした体験をした事がないだろう 解ってほしいのだ 活動が満足にできるのは、その肉体が健康であっての 事でもあるのだからな」「私は、そうなりませんわ」アイトナは強い口調で言い切った「言い過ぎだぞ、生意気にも、そう言う言葉は慎んだ方がいい」「いや・・・いい、誰もが、そう思っている事だ」「”人生を危険にさらせ”という格言があります」「ニーチェか・・・ 逆に私に説教とは・・・それは時と場所を選ぶ事だ いいかね、アイトナ・・・私は君の、そうした、 裏表のないはっきりとしたものの言い方が気に入っている しかし、年寄りの知恵を軽んじる者は、 いつか、その言葉に復讐される・・・ この事は、よく覚えておきたまえよ」「ええ、覚えておきますわ、パーン先生」「プルトス君、君もだ・・・」「はい、先生」シノーレスが、ふと別の人の気配に気がついて、2人の後ろを見ると、カドミロスが立っていた「君も来ていたのか・・・」「ええ、お久しぶりです先生・・・」「金星の方へ行っていると聞いてきていないかと 思っていたよ」「地球圏に、ちょっとした用ができて、 戻ってきたんです」「そうか・・・ドイル博士はどうかね?」「元気にはしていますが・・・」「そうか・・・彼も連れてくる事は出来なかったのか?」「ええ、とても、そうした雰囲気ではありませんでしたので」「そうか・・・研究がうまくいっていないのだな・・・」「はい・・・」「先ほど君も聞いていたろう? 連邦政府の軋轢もあるが・・・ 民衆の大半は政府に不満があっても、 戦争を望んんでいるかは定かではない・・・ また、これまでの戦闘を経験した過去を持つ者は、 自らの親族を戦闘に巻き込む事に抵抗感のあるのもいるだろう・・・ そこから軍人を排出する事は中々難しいと考えられる 短期間でのクローンの生成は、 残酷であるが、 戦争で犠牲になる民衆の負担を減らす事にかかっているのだ 是非とも成功して頂きたい その為に、いくらでも力になろう・・・」「ええ、お願いします、パーン先生 その為に、地球での情報がほしいのです・・・」「閉鎖されたニュータイプ研究所へ行くつもり?」「ええ、アナハイム支社から、それほど遠くない場所に、 一つ研究施設があったかと・・・ しかし、宇宙育ちであるので、 地球の情報はいかんせん、もし地球での 情報が何かしらあるのでしたら、是非とも・・・」「ああ、地球にはいくつか伝がある・・・ 君に協力するように連絡しておこう・・・」「ありがとうございますパーン先生」「ドイル博士によろしく行っておいてくれたまえ 会って話しをしたいものだ・・・」「ええ、伝えておきます・・・」「よろしく頼むよ」続きを読む>> <<戻る
2009/09/29
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章24「このたびは忙しいところ遠路はるばる ご参加いただいて感謝します あまり窮屈な話しばかりでは、場の雰囲気から、 不穏な空気を悟られかねません この場では 現在の状況の報告等を簡単にさせて頂き、 後は各人との自由とさせて頂きたく予定です こうした機会でもなければ、お互いの情報交換の場も、 ままらない現状が続いております 皆さま、どうか有意義な、お時間をどうぞお送りください」 それではパーン様どうぞ」車椅子に乗った一人の老人も壁際から現れでた「我々劇団員がコロニーを渡り歩き得られた 些細な情報であるが、何かの参考になればと思うしだいだ それではファウヌスお願いするよ」その老人の言葉と一緒に壁一面に、コロニーの場所を明記した宇宙の見取り図の映像が浮き出しファウヌスが説明を始めた「今現在、地球領域では塵尻になったレジスタンス組織を 一括しようとする活動が試みられていますが、 連邦から出される報酬金の値が上がり、 それを目当てとした情報漏洩が起によって 協力者の何人かが犠牲となってます」「ここまでの情報は知られていないのか?」前の方の席に座っている男性が質問した「拘束される直前に自殺を図っているので、 大丈夫とは思いますが・・・ いつ自分たちにも降り掛かってくるか解らない 危険な状態です」年増の女性が脇から切り返す「こうした活動をしていれば常に危険は付き物でしょ まあ、自分の身を守る手段は自分で見つけろって事なのね」ファウヌスは、まだ話しを続けた「こうした状況下の元、地球領域では、 活動そのものを中々安定できない状態が 続いています」ファウススが、ここまで話して老人が口を開いた「地球領域から他惑星へ向けた動きを説明してくれたまえ」「はい・・・ いくつかレジスタンス組織は存在していますが、 組織としての、まとまりが薄いので・・・ 火星の方では、連邦との交戦を試みたグループもありますが 戦力の差ではいかんせん、かないようがなかったようです」「そうか・・・金星の方は・・・」「活動家を募るなどの動きはあるみたいですが、 連邦管轄の省庁から遠ざける為に、 移転したコロニーから数基を建造し、 精鋭を募集し人員を募って入るようですが、 とても軍といえる代物じゃありません」この話しを聞いてカドミロスは肝を冷やした 隣のアイトナに小さな声で話しかける「なんで金星の方まで情報を知っているんですか?」「私が情報として提示したのよ」カドミロスは呆れたという表情をして、フォウヌスの方を見た「連邦の方も数基のコロニーで何が出来るかと たかをくくっている様子 今のところ、 この領域は連邦の手から逃れ安心のようです」「以上が、私たちが入手した、 レジスタンス活動の主たるところだ 今の活動について何か質問、具体的な案等が あるものがいれば、ここで意見を聞こう」年増の女性が手を上げた「なにも、こんなところで、 コソコソ集会なんてしなくはいいのではないの? 隣でパーティーやっている要人達を、さっさと 片付けてしまえばいいだけの話し・・・」これに賛同する人間が何人か現れた 「俺も、同感だね」プルトスが手を挙げ、それに異を唱えた「殺すのは簡単な事さ、 しかし数人の要人を殺したところで、 何も変わりはしないだろう? マフティーの動乱を思い出してみるといい いい例だ しかも、相手は巨大なネットワークも持っている 情報操作で事実が曲げられてしまっては、 こちら側に一方的に非があるとされてしまう スペースノイド側からも批判者が出てくるかもしれない」年増の女性が鼻で笑って、それに応戦するそしてこの2人の攻防が暫く続いた「はっ連邦政府からスペースノイドが、 これだけ苦しめられているというのに、 政府にたてつく組織を批判する人がいるのかしら? ありえないわねぇ」「それは、あなたの住んでいたコロニーが貧しかったから そう感じる事だ 無数にあるコロニーのうち半数近くは、 たとえ贅沢は出来なくても、なんとか生きていける 生活レベルのコロニーだ・・・ そこに住んでいる住民の大半は、 何は、なくても今の生活が 一定して送れる事を願っている そうした人間を武力行使という強固な手段に 賛同させるという事は、とても難しい事だ 事実、あの動乱の首謀者に対する反応は、 スペースノイドですら 賞賛するものは少なかったのだから・・・ 連邦の情報操作の影響があったにせよね」「皆、卑怯な傍観者なのよ・・・」「卑怯な傍観者と揶揄されても、 人の大切な事は、そこにかかってきている 今を暮らせてしまえる人々は、 多少の不平不満があっても 自らの意思で決して動こうとはしない それは、人の心情さ・・・ だからこそ、 この人間層にいかに取り込み理解を生むかが、 今後の最初の課題となると私は思っているのだが? いかがかな?」一人の男性が横から口を挟んできた「おい、おい、おい、 そんな、めんどくさい事をしていたら、 何年経っても進まないぞ そんな奴らを相手にしなくても、 俺たちと同じ意思を持った人間だけを集めれば いいじゃねーか」アイトナもたまらず手を挙げ意見を言う「そう?落ち着いて考えてみなさいよ 今の状態で、すでに密告者がいるのよ? これから先が、思いやらせるわ・・・ 私たちそのものが危うくなっているの その為に、密告者のでない、絶対的な環境を作る事 これが大事なのよ」年配の女性が割って話へ入ってきた「それと、これとは、話しが通らないわ」「そうかしら? 連邦が金銭で密告者を募るというのなら、 私たちは民衆の心に働きかけるしかないわ お金で買う事の出来ない人の期待や希望というものをね そうして民衆の中に協力者が増えれば、 何もなくても、民衆が自主的に密告者を見つけて 私達に報告してくれるはずよ・・・ そうすれば裏切り者は出なくなるわ」前の方の席に座っている男性がこれに賛同した「面白い考えだ・・・」「おいおい、こうした活動をするのは 元々リスクを持ってやっているんだろう? なんでわざわざ、そんな事までする必要があるんだ?」話しに納得しない別の男がアイトナに噛み付いたがプルトスが割って入って男に反論する「リスクは低い方がいい、そして確実にしていく必要性がある・・・ 君のような荒くれ者が、 その辺の惑星で連邦と小競り合いを起こしているが、 結果満足いくものになっているのかどうか?」「それは、そうだが」一度、火がついた話しは中々収まりがつかないそれを危惧してパーンは二回手を叩いた それまで、激論が続いていた会場は一瞬に静まり返り、パーンは静かに話しだした 「我々の最終的な目標な何なのか? それは、連邦政府のおよび軍施設の完全な破壊だ その為には、サイド自体を動かす必要がある 嘗てのジオン公国のように・・・ いや・・・それ以上にだ そうでなければ、結局のところ、これまでと同じ、 敗北か相打ちで終わってしまう 今度こそは、そうなってはいけない そうは思わないかね?諸君」全席に座っている男が口を開いた「そう、そうだ」アイトナは手を挙げて話した「けれど、今が時期ではないわね どう考えても足下にも及ばないわ」パーンは会場の人間に問いかけた 「だったら、どうすればいいと思うかね?諸君」この質問に誰も具体的な返事を返せずにいると、パーンは再び話しだした「今が時期ではないというのなら何年かけても、 その時期、待とうでは無いか? そうであろう?諸君、 そして、私は、我々の世代で、 この目的を達成できずとも、 この意思を後世に伝え育んでいこうと思っている どうかな?」男が口を開いた「気の遠くなりそうな話しだな」全席に座っている別の男性が話しを切り出した「我々は自身の心血を、この活動に注ぐ事を誓っている 只の犬死とは本末顛倒だろう? パーン氏の言う通りかもしれない」「そうね、それしか方法はないわね」年増の女性もしょうがないという表情を浮かべてこの意見に賛同したパーンは言う「私は、いずれ赤く熟したワインのように、 連邦に鮮血が流れることを強く願っているのだ それが、人類が宇宙に移民させられ 苦しめられてきたものの意思、 そう思っている」会場がまた静かになった、そこにプルトスが手を挙げて話しだす「私たちは、まさにワインで陶酔する サテュロスそのものようですよ ミスター・パーン ワインの戒めをご存知ですか?」「どんな事かね?」「ワインも一杯目は健康の為にいいが、 大く取りすぎると刃傷沙汰になるという戒めですよ 7杯目は、丁度、貴方の語る鮮血がそのものだ」「ほう・・・7杯目に・・・ そうか・・・7杯目か・・・ ファウヌス・・・皆に赤ワインを振る舞ってくれ・・・」「パーン様?」「今すぐにだ」「かしこまりました」「今日集まり頂いた皆さん 私は本日参加された一人の紳士によって、 一つの祝杯の儀を考えた・・・ どうか、今配っている 赤ワインの入ったグラスをお持ちになってください 7杯目のワイン このワインに連邦政府の打開へと向けた強い意志を ここに込めようと思う そして、今の現状で答えの出せない最中、 模索し喘いでいる同胞達へ向けて、 これを送ろうと思っている どうか、共に、このワインに祝杯を上げてくれては 暮れまいだろうか?フォウヌス・・・」「それでは皆様グラスは持ち頂けたでしょうか?」「ええ」「ああ」「どうか諸君、これからの活動と、 連邦が潰えるその日を願って、 7杯目のワインに祝杯を!」「7杯目のワインに祝杯を!」続きを読む>> <<戻る
2009/09/28
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今、流行っている”NARUTO”ですが、人気が出ればBLのネタにもされやすくなる・・・「サスケはお前のもんじゃねー」という台詞で、一部ネットで、ナルトってホモなの?説、まで浮上し、ナルト×サスケはカップルとして王道のようです まあ、で、試しにサスケの絡みを描いてみようかと思ったのだけれど、前回、大蛇丸との絡みを描いたので・・・(フォトアルバムのアングラーに入れてますが)また、エロ?みたいな感じ・・・誰に文句を言われたわけじゃないけれど、エロばかリっ・・・ってのも、どうかと思われ、ふつーに描いてしまった・・・っていうか、何となく構図が思い浮かばなかったって言うのもあるんだけれどさ・・・ナルト・・・似ないなぁ・・・もうちょっと猫目のはずなのに・・・童顔にすりゃいいだろという勢いで描いたら別キャラだ・・・
2009/09/24
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章23「お客様、招待状をお持ちですか?」「ああ?招待状?持ってないよ、そんなの」「こちらのパーティーは会員制となっております 申し訳ございませんが、 招待状をお持ちでない方はお断りさせて頂いております」「なんでぃ、別にいいだろ?パーティなんて、みんな同じだろう?」「主催者様の強い意向でございますので、 御思慮くださいませ」「主催者って誰なんだよ? 何様のパーティーだ一体?もったいぶりやがって」「はい・・・宇宙で著名活動等を行われている方々を 招いて開かれるシレーノス・パーン様主催の、 仮想パーティーでございます」「シレーノス?パーン?珍しい名前だな? 何やってる人なの?その人?」「はい・・・劇団サティロスの創設者でございます」「劇団サティロス? 知らないなぁ・・・俺は地球から昨日来たばかりなんだ けどよぉ・・・宇宙で話題になっている話しは、 地球にもちょくちょく入ってくるぜぇ・・・ 情報通の俺様が知らないんじゃ・・・ どうせ、大した事ないんだろう?なぁ?」「はぁ・・・」「まあ、スペースノイドの演劇なんざ 俺には全く興味ないことだしなぁ・・・」「全くでございます、お客様・・・ 大宴会場でのパーティーは、今がたけなわ・・・ こんな、つまらない場所で、お時間をさいて頂いては、 お客様には非情にもったいなく存じ上げます」「そうだ・・・そうだよな・・・おれは、まだ飲むぞ」「大丈夫ですか?お客様 君・・・こちらの方を、 あちらの会場までお連れしてさしあげて」「はい、さ・・・お客様・・・ご一緒に・・・」「何かあったのか?」「いえ・・・酔っぱらいが一人、 あっちの会場から流れてきただけです」「そうか・・・他にも酔い覚めで、表に出てくる くるかもしれないな・・・ このコテージ周辺には 出来るだけ人を近づけないでくれ・・・」「解りました」今、パーティーが開かれている大広間の建物から表へ出て湖の方へと少し下った場所にあるコテージを思わせる小さな宴会場では、仮想パーティーと偽ったレジスタンスの密会が行なわれようとしていた 薄暗い部屋の中には、ろうそくを模した照明がならび、妖艶な雰囲気を醸し出している 小さなテーブルと椅子が奥の壁へと向かって囲むように並べられ、その半ばあたりにアイトナとカドミロスが座っていた「やあ、料理の方はどうだった?」ベネチアマスクをつけたプルトスが2人に話しかけた 「ああ、驚いた・・・貴方ね・・・」カドミロスが軽快に切り返した「ええ高い料金を取っているだけに料理の方は よかったですよ」「それで・・・彼は?」「ああ、彼?ちゃんと連絡先交換したわよ あと、貴方にって、メモ書き渡されたの 今夜はホテルに泊まるそうよ これ終わったら行ってあげれば? 色々と話したい事があったみたいだし」「そうか・・・ありがとう・・・」「なんて事はないわよ・・・隣、座る?」「ああ、そうするよ ところで、まだ、全員集まってないのかな?」「そうみたいね」プルトスは周りを見渡してため息をついた 「それにしても、この演出は、いかにもって感じだな」「表向きは劇団が催すパーティーという事ですもの・・・ それらしく演出しているんじゃないの?」「怪しい雰囲気で別の意味で興奮しますね どんな演劇なのか興味わいてきましたよ」「そう言うのが好きだったの?貴方・・・」少し驚いたというような声を上げ、アイトナはカドミロスの方を見た「いけないんですか?」「いけなくはないけれど・・・サティロスの由来知ってる?」「知らないですけれど・・・そんなに怪しいですか?」「怪しいってどころじゃないわよ」「怪しいも何も人の事はいえないだろ?」「あら、私達は狂信者とは違うわ」「けれど、一歩間違えば同じになるよな事なのさ ここにいるだけでね」「貴方、そのマスクつけて、それ言っても 説得力ないわよ・・・」「仮装パーティだからな・・・ それに 何かあったら折角の地位も台無しになるだろ?」「そんなに顔がバレるのを気にするなら 参加しなきゃいいのに・・・」「乗りかかった船さ、そうはいかないさ」「そうだろう?君も」「ええ、そうですね」そんな話しをしているともういい加減人が集まったのか、奥の壁際にスポットライトが当てられ、そこから現れた若く優美な男性が会場に集まった人々に語りだした続きを読む>> <<戻る
2009/09/20
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章22「紹介しよう彼は高校からの友人なんだ」「レピオス・アスクです よろしく」「カドミロス・ヘパイストイです こちらこそ」「彼は大手製薬メーカーの研究チームの主任を まかされていてね 今度、彼が手がけていた論文が認められて 表彰される事になった それで、その場に、 お祝いに参加させてもらうつもりなんだ」「それはすごいですね おめでとうございます」「ああ、ありがとう、 なんだか・・・恥ずかしいな 初めて会った人の前で自慢しているみたいで・・・」「いえ、そんな事はないですよ とてもすばらしい事だと思います「そうかい?」「安心したよ、 これで君の研究も軌道に乗って、 これからは、ある程度の自由がきくようになるんだろう?」「いや・・・それが、そうでもないんだ・・・ ここ数年で、 L.E.C.(生命倫理委員会)からのお達しが、 うるさくなって・・・ スポンサーも離れていく始末で開発資金の やり繰りが苦しいらしい・・・ 転職を考えないといけなくなるかもしれないよ・・・」「それは・・・大変だな・・・ しかし君のところは薬剤専門だろう? 何で、L.E.Cがしゃしゃり出てくる必要があるんだ・・・」「うちでは民間企業には珍しく ナノ・マシンを使った 体細胞の進化培養の研究も行っているからね そうした遺伝子研究を民間企業が行なう事に 政府はえらく警戒しだしたみたいでね・・・ 十数年前には、 数カ所存在していたニュータイプ研究所が 全て閉鎖したろう? そいうい事から関係しているのかなぁ・・・」「過去の幻影への恐れが原因というわけか?」「まあ・・・他にも倫理的観点から見た時に 生命の造り、そのものを危ぶむような事だから 色々とあるんだろうけれどね・・・ しかし薬学という視点から遺伝子疾患の治療を 試行するというのは・・・ 生を受けた人間の一つの権利でもあると私は思うんだよ・・・」「ああ誰もが、そう願って生まれてきたのではないのなら、 そう願った通りに補整してやる事も 我々人間のつとめであると・・・そう考えるよ」「君もそう思ってくれるかい? しかし、 どうにも上の連中は数少ない特殊な病状の患者の事よりも その研究から現れる危険性の方に 重きを置いてしまっているようでね・・・ そう考えると・・・君の言う通りかもしれないな・・・ つまるところ、 人間の視点から築き上げられた法に、 そぐわない生命を生じる可能性がある事に 非情に強い嫌悪感を抱いているという事なのかもしれないなぁ それにしても、たまらないよ・・・ 自分の培ってきた技術が、 ”危険” という可能性だけで、 こうも、あっさりと、不要と見なされると言う事が 何とも寂しい限りでねぇ・・・」「まだ、研究を廃止されたわけじゃないだろう?」「ああ・・・しかし・・・厳しい現状なのは確かさ・・・ そうなってしまっては、 私は、今まで研究一筋でやってきたからね 他の事に転身するといっても 中々難しいよ・・・ 今後の身の振り方に常に不安が付きまとっているんだ」「大丈夫だ、 何かあったら、私も協力する・・・ いくらでも身の振り方はあるさ・・・ 彼の上司から聞いた話しだが、 ニュータイプ研究所から アナハイムへ移った研究員がいるそうだ・・・」そう言うとプルトスはカドミロスの方を見た「何かあったら彼を助けてあげてくれ」「僕は人事ではありませんから・・・ 一概に補償は出来ないことですが・・・ でも出来る事があれば及ばずながら力になります 気を落とさないで下さいね」「はは・・・力強いな」「ああ、応援している・・・がんばってくれ」そう言うとプルトスはレピオスの肩を叩いた「いやーなんだが久しぶりに会ったのに、 つまらない話しをしてしまったね・・・ 申し訳なく思うよ それで君は、これからどうするんだい?」「ああ、私はこれから挨拶回りをしようと思ってね・・・」「彼は?」「彼は私の知り合いの上司と食事の予定さ・・・」「そうか・・・」「うるさい上司と同席でもかまわないというのなら、 一緒にいかがですか?」「ふふ・・・いいのかい?そんな事言って・・・」「彼女なら何でもありだからな・・・」「へぇ上司ってのは女なのかい?」「ええ」「ああ」「君たちに悪いんじゃないのかな?」「彼女の方が喜びますから・・・」「ふふ・・・君もよく言うねぇ・・・ 後で怒られるぞ」プルトスはニヤッと笑ってカドミロスを見た カドミロスの方も含み笑いをしながら、それに返える 「変な意味で取らないでくださいよ・・・」「変な意味は含んでいなかったのかい?」「アナハイムの人事について、 彼女は専売特許ですからね 拙宅ここで話しが出ても、 また、今度というと、いつになるか解りませんから・・・ そう言う意味ですよ」「それもそうだな・・・ どうだい?レピオス、 彼についていっては・・・」「お邪魔じゃないのかい?」「彼がいいと言っているのだから いいじゃないか・・・ なあ?君」「ええ」「それに挨拶だけでもかわしておけば、 顔も知れるし、 次にあった時に私たちを伝にする必要がなくなるだろう?」「そうだな・・・それでは、お言葉に甘えさせてもらおうか」「それでは、 僕はバイキングで、ちょっと食事取ってきますね 彼女に頼まれているデザートもありますし」「ああ、じゃあ、私も一緒についていくよ 私も目当ての物があったんだ」「それじゃあ私は用があるから、 ここで失礼させてもらうよ ヘパイストイ君・・・彼を頼むよ」「ええ」「レピオス、また、後で連絡する」「ああ、待っているよ」そうしてプルトスはパーティ会場の中に一人消えていった 「いやー緊張するなぁ・・・ ところで初対面の君と、 こんな話しをするのもなんだけれど、 彼女は、どんな人なんだい?」「少し癖がありますけれど、 その癖が一部の人に受けているんですよ 心が寛容な人ならなんとか付き合えますから」「なんか・・・そんなに怖い人なのかい?」「冗談ですよ」意地悪く笑ってレピオスを見た「きみぃ・・・そういうところプルトスに似ているなぁ 長いのかい?プルトスと?」「今日あったばかりです」「えっ?今日あったばかり? そう思えないぐらい位、息がぴったりだったよ」「多分・・・彼女の影響でしょうかね 会えば似てくるかもしれないですよ・・・ レ・・・アスピさんも・・・」「レピオスでいいよ」「彼女と会ってもらいのがが楽しみです」「そんな実験台のように言わないでくれよ」苦笑いをするレピオスと一緒に、カドミロスはアイトナの待つテーブルへと戻っていった 続きを読む>> <<戻る あと、機動戦士ガンダムミメシスー序章21ーで追記します >「まあ、それでも、これだけの人数だ関心の高さが>伺えられるよ >どれだけの人がコロニー再建へ向けて>期待をしているのかが、よくわかる・・・」の後に、それにフロンティアコロニー建設は今のところ順調に進んでいるみたいだしな
2009/09/19
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最近、忍者が流行なんですかね~カムイが映画化されました 平成、忍者漫画、NARUTOが、スランスでは、日本の漫画の中で一番の人気とか・・・まあ、カムイ関係ないですが、とりあえず忍者って事で・・・で、水谷豊主演の”だましえ歌麿”を宣伝しているので、とりあえず浮世絵の枕絵にちなんでって事で・・・何となくNARUTOに出てくる、サスケと大蛇丸の絡み描いてみた・・・(だからどーしたんだ;)
2009/09/12
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ガンダムの二次創作を書いていますが、今回、機動戦士ガンダムミメシス 序章20を書いた時に、お金の単位をだしました自分はガンダム世界での通過の単位を知らなかったので、とりあえず円で書いていましたが、ガンダムの世界ではドルと同じ通貨価値で、セント=クール ドル=ハイト となっていたようですなので、パーティ会費を6万円と書いていましたが600ハイトの間違いですすいません他にも、宇宙世界であるのに、日本でしか通用しない慣用句が出てきていたので、文章を少し追加します 機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章20追記文章「まさに、連邦の上層の中年連中は 狸親父なのよねぇ・・・」「タヌキ・・・オヤジ? 聞いた事がないなぁ・・・ なんだい?その言葉?」「日本って言う国の言葉なんだけれどね・・・ アナグマやアライグマに似た生き物がいて、 その習性の、ずる賢いさまを例えて、 腹黒い中年男性を、 ”狸親父”って呼んでいるんですって」「へぇ、初めて聞いたよ そんな言葉」「貴方根っからの欧州人ですものね 今度、画像送るわ、 それにしても、まさに、それなり、よねぇ・・・ 連邦のミスター・タヌキ」「フフッ 連邦の上層部の人間と一緒にされるんじゃ、 その狸って生き物は形無しだな 同じ生態系に共生は出来ないだろ? ミスター・タヌキとじゃ」「料理すると、おいしいらしいわよ その狸って・・・ 生態系保護の為に ミスター・タヌキも捕獲して、 いっぺん、料理してやったら? 狸の肉より、おいしいかもよ?」「いや遠慮しておくよ 僕はベジタリアンなんだ いくら、おいしくても、それで、 体を壊しちゃ、たまらないからね とてもじゃないが、食べる気にはなれないよ」「そうね、それが懸命かも、 ”マフティーの動乱”では、 その後処理にMr.タヌキーズの暗躍が、 色々とあったらしいし・・・」アイトナは煙草の煙を横に吐き捨てながらプルトスをチラリと見た「軍需産業様々は色々と物知りでいらっしゃる・・・ 狸より狐の方が怖いかもしれないな」「あら、なに?それ、何かの嫌み?」「そんな事は、ありませんとも、 少なくとも欧州では狐に例えるのは、 いい事の例えの一つとして言われておりますから、 フォックス・レディー」「なんか、やな感じね 日本じゃ、フォックス・レディーだって、 女狐って言われて ずる賢い女を意味しているんだから・・・ 話しの流れからして、 言っている事は、まさに、それじゃない 意地悪ね」ちょっと機嫌を損ねたアイトナに男は笑いながら、まあ、まあといった様子で、「賢いに、こした事はないさ、そうだろう? いい事さ フォクシィ・・・ それにしても君は、その日本という国に詳しいんだな」「ニュータイプ研究所って知っているでしょ? 今は閉鎖されているけれど・・・ そこから、 こっち(アナハイム)に流れてきた職員の中に、 その国の出身が多いのよ」「ふぅん、またニュータイプなんて、今時、 死語になりつつある研究者を雇い入れているのかい?」「連邦が勝手に死語にしたいだけよ、その言葉」「そう言うもんかね・・・ 私は自分の体験した事しか信じない口でね、 いまいち信用できない存在だが?」「私も、この目で確認したわけじゃないから 何とも言えないけれど・・・ ミスター・タヌキらが必至で、 過去の記録そのものを消そうとしているのだから、 事実、その存在が現れたという事だと思うわ そして、その出現が連邦にとって命取りになるから、 必至なのよ それこそ、狸の腹鼓みたいね」「狸の腹鼓?」「ええ、猟師に捕まったタヌキはね 風船のように膨らませた、お腹を、 太鼓を叩くのと同じように叩いて見せて 命乞いをするんですって、 それでその様子を見ていた 猟師が油断した隙をついて 逃げるって民話があるの・・・ 似ていると思わない? タヌキがお腹を叩いて出る音と ミスター・タヌキらの抗弁と・・・」「さあ・・・似ているかな・・・ そのタヌキ・ドラムとミスター・タヌキの抗弁と・・・」「一緒よ 今回の、このパーティも、 連邦のMr.タヌキが自分達の資金繰りの命乞いを 抗弁っていう腹鼓の音をだして、 民衆からお金を巻き上げる芸をしているだけにしか 見えないわ」「そう言われれば、そうとも思わなくもないがね・・・ フフ・・・ それにしても、君の例え話もさることながら、 日本人の発想には驚かされるね・・・ アナグマに似た動物を見て、 膨らました自分の腹を太鼓のように叩くなんて発想は、 欧州の方ではなかったよ 実際には、そんな事は出来ないんだろう? そのタヌキってのは」「でも、そんな例え話が出る位、 狸は、ずる賢くて腹の中では何を考えているのか 解らない生き物って事でしょうね だから本来、膨らまないお腹も、 いざとなると、 余計に膨らんでるように見えてくるんじゃない?」「ふーん、なるほどね 君と話しをしていると、こっちまで、 痛くもない腹まで探られそうな気分になってきたよ ハハッ」
2009/09/09
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章21授与式も終わり、賑わいでいるパーティ会場内には、ごちそうが振る舞われ、ホール中央では吹奏楽団の演奏にあわせて、おもいおもいに踊る人々が集まり埋め尽くされていたパーティ会場の片隅にはテーブルが並び、その一角で、振る舞われるディナーを口に運ぶ アイトナとプルトスの姿があったそのアイトナに近づきいてきて、彼女の肩をそっと叩く男性が一人、驚いて後ろを振り返った彼女は、その姿を見てつまらない という顔をして男に言葉を投げかけた「あら、今来たの?遅かったじゃない」男はカドミロスだった「もう、とっくに来てましたよ 授与式の時も会場内を探していたんですから」その言葉に同席していたプルトスが独り言を呟いた「あんな所にいたら見つからないだろうな・・・」「なによ、それ」アイトナと同席している男性に気づき、カドミロスは小さな声で彼女に質問する「こちらの方は?」「ああ、そうだったわ・・・ 貴方と会うのは初めてだったわよね こちら、下院議員のプリトス・エウブレス議員よ・・・ プルトス・・・彼が私の部下だった カドミロス・ヘパイストイ」プルトスは布で口を拭うと席を立って、カドミロスに近づき手を差し出した「君の話しはアイトナからよく聞いているよ プルトス・エウブレスだ まだまだ出かけの議員だがよろしく頼むよ」カドミロスも、それに答えるように 手を握り返した「こちらこそ、プルトス・エウブレス議員・・・ 金星の営業をまかされている カドミロス・ヘパイストイです 青二才の営業主任ですが、よろしく頼みます」握手をしているカドミロスの腕を軽く叩いて、アイトナは横に開いていた席に座るように、彼を促した 「で、会場内はどうだった?」「中々人が多くて 舞台下で会長の姿はみましたが、 連邦政府の方々と挨拶を交わしていて 忙しそうで・・・ とても声をかけるなんて出来ませんよ あと、 僕はあまり詳しくないから、 はっきりした事は言えませんけれど、 その袖についていたのは、 ルオ商会の面々かもしれないですね」「中国マフィアまで連邦のご機嫌伺いしているなんて、 糞も味噌も一緒、汚水も聖水も一緒ね」「連邦政府に、こびていなきゃ、 地球領域での商売なんて出来やしないからな・・・ それにしても中国マフィアって・・・ ルオ商会の事かい?」「それ以外に何かあるの?」プルトスは飽きれた表情で笑いカドミロスに話しかけた「君も大変だろう、 こんな口の悪いのを相手にしてちゃ・・・」「あら、私、ちゃんと使い分けているわよ ね・・・ヘパイストイ」「いやーそうですかね・・・ 時折、予想だにしない事をいいますから、 ヒヤヒヤして見ていましたよ おかげで鍛えられましたけれどね」「なによ、それ」「そうだろう?一歩、間違ったら、 相手の癇に障るどころじゃ済まないからな・・・ ルオ商会の前で言うなよ、中国マフィアなんて」「言わないわよ、そんな事」「でもカターニアさんだったら、 それを言った事で向こうから 逆にスカウトされるかもしれないですね」「フフフ・・・そうかも知れないな・・・ 君のその度胸と手腕だったら・・・なくもないかもな ははは」「何よ二人して」「今度の選挙で私と一緒に出てみるか? ミスター・タヌキ(連邦政府の狸親父) も肝を潰すかもしてないぞ?」「馬鹿言わないでよ、いくらかかると思っているのよ」「お飲物はいかがですか」少し離れた場所で飲み物を勧めている ウェイターの声が聞こえアイトナは声をかけた「お飲物は何になさいますか?」「ソフトドリンク頂くわ」「へぇ・・お酒じゃないのかい?」プルトスはニヤつきながら意地悪そうに言ってみせた「この後、予定が入っているの知っているでしょ」プルトスは、その予定が何なのか目で訴えるようにカドミロスの方を向いて声をかけた 「じゃあ、君もソフトドリンクでいいね」「ええ」「それにしても金星から帰ってすぐ、 パーティとは君も大変だろ?」「そうですね、大変といっちゃ大変ですけれど、 それを言うと怒られますから、 そっちの方が大変で・・・」カドミロスはアイトナの方を横目でチラッと見て、笑いながら話した「そうか・・・ははっ」「だから、よかったのよ、別に来なくても・・・ 別の男はちゃんといるんですからね」アイトナはニコッと笑ってプルトスの方を見たが、少し困惑した表情を浮かべ目を背けた この反応に意地の悪い目線をプルトスに向ける アイトナであったが、その様子を眺めて少し飽きれた表情になったカドミロスは話しだした「なんかお二人の邪魔をしちゃ悪いなぁ・・・ わざわざ僕が帰ってきたのを確認して、 電話してきたからには、 何か用があるのかと思ったんですが・・・ 本当に男がいるなんて思いもよりませんでしたよ」「あら、初対面の人がいるのに、 そんな口よく聞けるわね 失礼じゃないの?」「貴方のおかげで鍛えられましたからね 貴方と同席する人は無礼講が通じる事を 前提でお話していますし」「ふふ・・・君も随分な事を言うじゃないか・・・ 酒もなくても無礼講とは・・・ これも彼女の恩恵かな?」プルトスから意地の悪い目線をアイトナは憮然な顔して言った「あら、そんな恩恵ばかりじゃないでしょ こうやって人脈を拡げる為に、 こんなに貢献しているじゃない だいたい、誘われないと来ないでしょ こういう場所へは」「当たり前ですよ・・・ よほど興味があるのならともかく、 わざわざ、お金払ってこんな場所に・・・ しかも今回の、この金額、 ちょっと取り過ぎじゃないですかね コロニー間の航空運賃とそれほど変わらないんですから 今月、赤字ですよ これ領収書で落ちないですかね・・・」「あっそれは無理ね 人脈を拡げるための授業料として 自分で払うのね」「ふふっ大変な事だな」「笑い事じゃないわよ・・・まったく それにしても、ここだけの話し・・・ 連邦の奴ら、 フォン・ブラウンが高所得者が多い事を見越して、 コロニー再建なんて庶民の気を引くようなネーミイング すれば それだけで、ボランティア感覚で払う人間が パーティに参加するのを計算して金額つけてんのよ これ」その言葉にプルトスは横を向きパーティ会場の遠くを眺めた「まあ、それでも、これだけの人数だ関心の高さが 伺えられるよ どれだけの人がコロニー再建へ向けて 期待をしているのかが、よくわかる・・・」「どうせ裏切られるのよ 宇宙移民化構想と同じようにね」「そうなった時は、そうなった時さ その為にも私たちは、そうした活動をしているのだろ?」カドミロスは表情を硬くしチラッとアイトナの方を見たが、彼女は何も聞かなかったようにディナーを口に運んでいる、一瞬、テーブルを取り囲む3人の中に膠着したような静寂な時が流れたが、それをかき消すかのように、アイトナが口を開いた、「それで、もうそろそろ、集まっているのかしら?」「まだ、後少しかかるだろう・・・ そうだ・・・私は先に行っているよ、 途中、何人か挨拶をしていおきたい人がいるもんでね もういい加減手が空いた頃だろうし・・・」「そう・・・ じゃあ、私はもう少し、ここで、ゆっくりしているわ ヘパイストイ貴方、食事は?」「いや、まだですけれど」「じゃあ、自分のを、ついでらっしゃいよ このソテー美味しかったわよ」「ふふ・・・なんだかんだと言いながらも、 十分楽しんでいるじゃないか・・・」「当たり前でしょ、お酒呑めない変わりに、 できるだけ、こっちで元を取るのよ」「まあ、ドレスが破けない程度にしておいてくれよ」「そんなに入るわけないでしょ!失礼なんだから」「はははっ」プルトスは笑いながら席を立ち、カドミロスに声をかけた「途中まで一緒にいくかい?」「ええ、じゃあ、お供させて頂きます」「ああっヘパイストイ、デザートあったら、 私の分もお願いね」「自分で取ってくればいいだろ」プルトスは少し訝し気にアイトナに切り返した「ケチくさい事は言わないの」プルトスは歩きながらカドミロスに話しかけた「あんな上司と一緒にいたんだったら、 君も大変だったろ」「はは、慣れましたよ次第に・・・」「寛大だな君は」「僕が寛大ではなくて、 あの人だから、あの程度は許せる範囲なんです 憎めない人柄ですよ 貴方も、そう思っているんじゃないんですか?」「ふふ・・・また痛いところをつくな・・・君も」プルトスがふと目を上げると顔がほころびカドミロスを見た「ちょっと失礼するよ」プルトスは突然数人の人をかき分けて、一人の人物に声をかけ嬉しそうな顔をして話しだしたあっけにとられ、その場に立ち尽くし、彼の様子をみているカドミロスであったが、その場を離れるわけにもいかず 暫く待っていると、手を振って呼んでいるプルトスに気がつき彼の元へと歩いていった 続きを読む>> <<戻る 突然ですが、プルトス・エリュニス をプルトス・エウブレスに名前を変える事にしました・・・名前を変えるとかって、あまりいい事ではないんですが、プロでないので・・・(おい;)
2009/09/07
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ガンダムの2次創作ばかりなので、ただ、何となく描いただけ
2009/09/07
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精 聖 政権交代企画 (企画って;)神話に登場するプロメテウスをモチーフに、一枚ボーイズラブの絵を描いてみました 雁字搦め?
2009/08/31
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章20アナハイム・エレクトロニクス社は、かつて北アメリカのキャリフォルニア州アナハイムにその本社を構えていたが、1年戦争後、さらなる事業展開を狙って、以前から宇宙での運営の中心を担っていた、月面ビルへと、その拠点を移していた 常に地球へと、その顔を向けている月の面の、赤道部、東経23,5度付近は”静かの海”と言われ、そこにあるクレーターの内部には、地球時代に有人月探査計画に貢献した ヴェルナー・フォン・ブラウンの名に因んだ人口5000万人規模の巨大都市、フォン・ブラウン市が存在している 月からの恩恵を受ける、この都市は、経済的に豊かで住環境設備も整い、安定した生活環境を望む事が出来る また、連邦、ジオンをはじめとするレジスタンス集団に軍事協力を行なっている背景を持つ アナハイム・エレクトロニクス社がこの都市に事業参入していた事もあって、過去の度重なる戦争の中、都市機能に著しい障害をきたすような 激しい戦火には見舞われる事もなく、その為、長い間、どの組織にも依存せず連邦政府から距離を置いた独立した財政を保ち中立的な立場を保つ平穏な宇宙都市の一つになっていた フォン・ブラウン市の宇宙港1番ゲートから入りいくつかの層になっている居住空間を 下に下がり最下層までたどり着くと、光ファイバーを伝って照らされる太陽光が、人工的に作られたカルデラと、その中央にある湖畔を映し出していた その湖畔を囲むように、なだらかな斜面となっている地形には地球の欧州地方に古くからあった漆喰塗りの白い佇まいの家が軒を連ね、それらの景色を見渡せる場所に、宴会施設のある豪華なリゾートホテルが建てられているまぶしい程に太陽光の光を放出していた光ファイバーの光は次第に暗くなり、夜空を演出する小さな光と、玄関口に灯されたオレンジ色の明かりが湖面に映る頃合いになると、古城を思わせるホテルの玄関口には、連邦関係者の乗る高価な車が連なり、その車から着飾った紳士、淑女、貴婦人方が、続々と現れ、赤いカーペットの上を通って建物の中へと入っていった 「本日は連邦政府が主催しております ”コロニー再編へ向けて” をテーマに催されたパーティーへと 遠路はるばる御息路頂きまして 誠にありがとうございます ここで一つ感謝の意を述べさせて頂きます そして、本日は、もう一つ、 すばらしいゲストをお招きしております 宇宙環境と、そのエネルギー技術に携わり、 すばらしい実績と、 その偉業を成し遂げられた方々をお迎えし その栄誉をたたえ、 この場をお借りしまして、 表彰させて頂きたいと思います それでは・・・」会場中が大きな拍手にわき、その偉人達を舞台へ出迎えた その様子を尻目に、アイトナは会場の外で、一人タバコを吸っている「こんなところで、君も乗らない人間だな」パーティ会場まで一緒にやってきた男が話しかける「当たり前よ、今表彰されている人間の大半は、 連邦が仕立てた名誉勲章様達だもの、 所詮は地球聖地化論争をテーマにしただけで、 その業績を認められなかった人の研究を横取りした 物まねの方々・・・ くだらないのよ 表向きの表彰なんて・・・」「けれど、いいのかい? 人が表彰されている時に、 会場の外でタバコなんて・・・ 心証が悪くなるぞ?」「あら?だったら、いいのかしら? こんなところにいらしては、 私よりも、貴方の方が心証が悪くなるんじゃなくて? プルトス・エリニュス議員」「議員と言っても、 私は、まだまだ若輩者でね」「余計によろしくないと思われますよ」「そう突っかからなくても、いいじゃないか」「当選しており、一部の派閥の意見に呑まれて、 権限分散化政策に賛同するから、 会場に着いた早々、 連邦政府の役人に嫌み言われたわよ」「それは、申し訳ない事をしたね それにしても、それを言った奴も、 君に当たるのは筋違いって解らないのが、 また、役人らしいところだ」「役人はストレス発散できれば知った顔の人間相手なら、 誰でもいいのよ、 ほんとに・・・ 巻かれるモノは選びなさいよ じゃないと私たちが集めた票が無駄になるわ 建前と本音ってあるでしょ?」「ああ、これから十分使い分けるようにするよ・・・ それにしても、 そんな事で頭の火山が噴火しそうになったから、 ここでタバコに火をつけていたのかい?」プルトスは飽きれた表情でアイトナを見た 「タバコは働く女性を演出する道具の一つ それと、男が近づいてこない為のまじないみたいなものよ 昔、地球の東南アジアの方で使われていた、 蚊取り線香ってしってるでしょ?」「煙であぶって男を退治するなんて怖いもんだ しかし、君の体ともかく、 貴重な空気にもよくないと思うがね・・・」「今、何年だと思ってるの? 人間が宇宙へ住むようになって もう一つの世紀は終わっているのよ? こんなタバコごときで、空気に悪いなんていうんだったら、 最初からコロニーなんかに住まわせなければいいのよ よっぽど、その辺の連邦の狸オヤジの臭い息の方が 問題だわ」「息どころか、その腹そのものに問題があるのだろうけれどね」プルトスは笑いながら言った「あなた、それ、直接言ってやりなさいよ」「おいおい勘弁してくれよ、 君も、随分と、あまのじゃくな性格じゃないか・・・ さっきは、巻かれるものに巻かれろと抗弁たれていて、 急に意見を変えてくる 電話の彼じゃないけれど疲れてしまうよ」そう言われると、少し渋い顔をして、うつむき加減にタバコの煙と一緒にため息も吐き出しだ「イライラするのよ、このパーティー 表向きは、コロニー再編へ向けての資金集めなんて 看板掲げているけれど、 結局、その変で腹鼓を叩いている 狸オヤジの腹の中に入る事を考えたら、 むなしいわ・・・ 今時6万円もだして、こんなパーティ参加している 自分がキチガイに感じるわよ とは言っても、 こうした場所でしか、顔を合わせない面々も存在するから、 泣き寝入り状態ね」「さすがに6万は中々だせたものじゃないからな」「普通の政治パーティだって2万がせいぜいいいところなのに」「まあ、折角きたんだ、 そんな愚痴ばっかりじゃ、つまらないだろう? もう、ディナーが並んでいる、 狸オヤジ達が奏でる、つまらない腹鼓は聞き流して、 自分たちは舌鼓で楽しもうじゃないか」「いい事言うわね、元取るまで食べてやるわよ」「それは、無理だろう」苦笑いをするプルトスに引かれて会場へ入っていった 続きを読む>> <<戻る 月面都市、フォン・ブラウン市の情景はZガンダムで出てきたのですが、第5ゲート周辺にとどまっていたので、それ以外の部分を俺様設定で書いてしまいました・・・微妙・・・誤字脱字あったらニュアンスで読んでください
2009/08/26
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章19地球領域に所在を構える、アナハイムエレクトロニクス社の本部へと、一時的に戻ってきた男の元に一本の電話が入った 「お帰りなさいヘパイストイ 帰ってきて早々に、 こんな話しもなんなのだけれど、 今日は、連邦主催のパーティが催されるわ 情報好きな貴方にうってつけよ もちろん出るわよね? どうしたの?」電話口から暫く応答のない男の様子を気にして、電話の向こうの女性は男に言葉を求めた「ああ、すいません 電話が遠いもので」 「電話が遠い?嘘でしょ? 私にマニュアル用語使って何やっているのよ?」「ああ、貴方には嘘はつけないなぁ・・・ ちょっと他の事をしながら電話に出たもので」「失礼ね、他でやらないでよ、そんな事」「この年で、こんな事を注意されるとは 思ってなかったですよ」「ほんとよ」男は困惑していた 金星の生活ではレジスタンスでの活動が大半を占め、コードネームを使う事が多くなり、本名のカドミロス・ヘパイストイの名前は、ほとんど使わなって久しかった 2つの名前を持ち使い分けるようになった事で、電話に出る時も慎重を要するようになり、地球領域に戻っても、そうした行動が癖となって出てしまったようだ まさか、電話口はで、それらの経緯をしらせるわけも出来なく、そんなカドミロスの心情を全く気に留めない電話口の相手は、おかまいなしに話し続ける「それで、パーティの話し聞いてた?」「聞いていましたとも」「出るわよね?」電話の先から聞こえてくる女性の声はなじるようにカドミロスを誘った 「別に、かまわないですけれど、 本当に、あなたはいつも、 こっちの都合を考えないで、 突然話しを持ってくるから対応に困りますよ」「あら?嫌なの?嫌ならいいのよ? 私は別の男と行くから」「またまた、そんな意地悪を」「あら?冗談や意地悪と思って?それじゃあ電話切るわね」カドミロスは少し慌て女を呼び止めた「ちょっと!待ってくださいよ! これから口を慎みます 私ごときが出席してかまわないなら、 ぜひ行かせてもらいます」「そう?最初から素直に、そう言えばいいのに・・・ それじゃあ、迎えの人間を手配しておくわね あなたに会うの久しぶりだから、楽しみよ」「ええ、私もですよ 色々とお話ししたい事がありますから」「じゃあ、募る話しは、 その時にゆっくりと聞かせてちょうだい 2時間もあれば用意できるでしょう?」「ええ、十分な時間です」「それじゃあ、また、後でね」「ええ、後ほど」そう言って電話口の女が電話を切るとカドミロスは、ため息まじりに通信を切った 電話先の女性は男の上司で、アイトナ・カターニアと言った営業に移動したてで右も左も解らなかった彼に、そのノウハウを教え、広い人脈を与えた人物が彼女だった 電話を切ったアイトナは化粧台の上に携帯を置くと鏡に正面を向けてイヤリングをつけ始めたそしてその様子が写っている鏡の奥には、 ソファーに座っている、もう一人の男の姿があった「電話の相手は金星の?」「ええ、そうよ、今晩来るんですって」「社内では、金星に左遷された男 と悪くいう人間もいるようだが?」「何も知らない人間からみると、 そう見えるかも知れないわね」片方の耳につけ終わってもう片方の耳にかかっている髪をかきあげ、同じようにイヤリングをつけ始めた 「それにしても、貴方、部外者なのに、 そんな噂よく知っているわね」「政治的な繋がりは、 企業の中にもあると言う事さ 君と私と同じようにね 自然と耳に入ってくる事もある」 「でも、彼、そんなんじゃないわよ 本人の意思と、 他人から迫られたのでは大きく意味が違うわ」「ああ、解っているよ」「あら?会った事もないのに?」イヤリングをつけ終わり、アイトナは男が座るソファーの横にすわった 「彼は君がレジスタンスの活動に手を貸しているのは 知っているのだろう? だったら会った事はなくても、たいがい解るさ」「そう言うものかしら?」「腹の内は同じだろう?」「同じ目的意識があったとしても 貴方の腹の内と彼の腹の内が同じか なんて解らないわよ?」男は、これに答える事が出来ず苦笑いをしながら、身を寄せてアイトナの肩に手を回した「君は男に気を配るって事を知らないのかい?」「あら、十分、気を配っているじゃない」そう言うとアイトナはテーブルに置いてあるボトルに手を伸ばしグラスにウィスキーを注ぐと、男の目の前に、それを持ってきた「少し飲んでいくでしょ?」男は興ざめしたと言う様子でグラスを手に取った「ああ、もらうよ」ソファーの背もたれに、もたれかかり足を組んでグラスに一口、口を付けアイトナに話しかけた「それにしても、 金星では守備の方 うまくいっている様子か?」「あら、それは、彼にあって直接聞いてみたら いいじゃない」「連邦の主催する場で話せ、というのか?」「灯台下暗し って言葉があるでしょ まさか自分たちが主催したパーティのお膝元で、 レジスタンスの密会が開かれるなんて 誰も思いもよらないわよ」「それもそうだが・・・」そう言って男はグラスの中のものを飲み干して テーブルに置いた「連邦内部にも今の現状に強い嫌悪感を 抱いている人間はいるわ その人達が手伝ってくれるはずよ」「大丈夫なのか? 連邦の人間が信用できるとは思えないが?」「連邦か、どうかの問題じゃないわ 連邦でなくても情報をリークして仲間を売るのもざらよ 信用できるか出来ないかは その個人のアイディンティの問題 そうではなくて? それに、万が一の事があったとしても、 それは私たちのあり方が、 その程度でしかなかったって事よ 神は私たちに味方しなかった・・・ ただそれだけ」男はそれを聞いてフフっと笑った「何がおかしいの?」「君が神を信じているとは思わなかった」「あら、私も神という存在は信じていないわよ?」「じゃあ君は何故、神と口にしたのだ?」 アイトナは少し言葉を詰まらせた アイトナの返事に興味を抱いている男は、顔を眺めて期待して待っている 「タバコ一本頂いていいかしら」「どうぞ」アイトナはタバコに火をつけて煙を口に含んだ、そして、口から吐き出された煙は、不規則にゆらゆらと動きながら、天井へと立ちのぼって消えていった 少しの間その様子を眺めていたアイトナは男の方を向いて話しだした 「世の中って不思議よね」「ああ、そうだな」「科学が進んで空間の中の目に見えない事柄が 次第に数値化されて、 目の前に表現されて出てきても、 やっぱり人には考えられない事が時として 起こってしまうわ そんな現象を起こしている原因を人は ”神” と言い、 それが、今でも使われているから私も使っているだけよ」「へえ、君にとって神というのは只の言葉でしかないのかい?」「ええ、そうよ、私にとって神は言葉だけなの」「ただ、時々感じる事があるわ、 何気ない日常の中で、 数値化できない未知の領域 世界と同じ時間を平行に常に渡り歩いている世界・・・ 世界を超えた世界・・・超世界と言うべきかしら・・・ その中に貴方も私もいる時があると思う時があるわ・・・」「へぇ、面白い事を言うね 私は、そんな事は感じた事はないがね」「そうかしら? 貴方と私との出会いは一体なんなのか 考えた事がないの?」「君はアナハイムの人脈を使って 政治活動をしていた私に近づいてきた ただの、それだけじゃないのかね?」「そう、そうではあるわ でも、よく考えてみて、 この世の中に何十億の人間がいて、 そう言う繋がりを求めている人間はどれ位いるのかしら?」「さぁ考えた事はないねぇ」「貴方にコンタクトを取りたいと言う人間は沢山いるわ、 その中で、私と貴方がこうしているのは、 偶然であったかもしれないけれど、それは必然だったのよ そう、思わないかしら?」「そう言われると、何気ない偶然全てが、 超世界的に感じてしまうがね」男は笑っていったがアイトナは真剣だった 「そう、そう言う事もあるのよ 歴史は、そうした小さい偶然で劇的に変わる事があるのよ そして、その偶然は、 私たち人間が意図的に作ろうとしても、 作れない事でもある事を意識するべきだわ だからこそ、万が一にでも、 個人のアイディンティで裏切られるような事があったとしても、 それは、超世界の中で言えば、 私達が、その程度でしかないって事になるのよ」アイトナは、そう言ってタバコを消した 男はアイトナの熱弁に、少し飽きれた表情を浮かべながらも、考え深く言った「世界は超世界と共にある いわば・・・我々は運命に身を委ねて生きている と言う事か」「そう言う事になるわね」「その運命を自分の手で動かしてみたいものだよ」「そうした傲慢な態度は折角見えかけている 超世界への入り口を閉じてしまうわ 運命も」「超世界ねぇ・・・君は見えるのかい?」「私は、ただ、感じるだけ」そう言うったアイトナは壁にかかっている時計に目をやった「あら、もう、こんな時間・・・ いい頃合いね」「ああ、行くとしようか」そう言って、アイトナと男は部屋を出た 続きを読む>> <<戻る
2009/08/10
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章18「えー、もう帰っちゃうの? もっと遊ぼうよ」頬を膨らませて、だだをこねる少女に男は優しく言い聞かせた「ごめんね、お兄ちゃん達、大事な話しがあるんだ 今度は僕のお友達も連れてくるよ」「ほんとう?」「ああ、本当さ、 ドイル博・・・タムンズ先生も、ちゃんと 約束守ったろ?」少女はそれでも、男のシャツをつかんで離さず タムンズの方をチラッと見て何かをねだるような目で顔色を伺った 「ケシュティナ困った事を言うんじゃありません」そう言って、世話役のベルルがしかると、大きな口を開けて大声でなした 「いやーこれは困ったな~ このまま帰るのは後味悪いですよ どうします?ドイル博士」「君は本当に小さい子供には好かれるのだな」「ドイル博士それは答えじゃないでしょ~」「君が時間を許すのなら私は、ここにいてもいいのだが・・・ 何か話しがあったんじゃないのかね?」タムンズは、この光景に心の底ではやきもきしていた、これまでの研究を一から見直さなくては いけない状態の中で焦っていたのだ 男もタムンズの、こうした心情をよく解っていた (しょうがない、ここは、私が悪者になるしかないか・・・)「本当にごめんね、ケシュティナちゃん 今度また絶対に遊びにくるから」少女は、ますますひどく泣き出し、男のシャツを強く握りしめる様子を見て 世話役のベルルは、その手を無理矢理はずさせ、少女を抱き寄せた「もう、きりがないから行ってください お二人ともお忙しいのでしょう?」「ええ、まあ・・・」そう促されて、その場を立ち去る2人だったが、後ろから聞こえてくる泣き声に、男は何とも後ろめたい思いを感じていた 「いいのですか?ドイル博士」「いつもの事だ、子供のだだにいつまでも付き合っていると、 時間がいくらあってもたらなくなるぞ? それより、君はあんな約束をして大丈夫なのかね?」「まあガス漏れ探知の為に飼っているインコが増えすぎましてね、 それでも連れてきて試してみますよ」「そうか、鳥か」そんな話しをしながら歩いているうちに、いつのまにか間にエレベーター迄たどりつき、研究室へ戻ってきた 椅子に座っているように促され、腰をかけた男は乱雑に置かれた資料を興味深げに覗き込んだ「あまり触らないでくれたまえよ どこに何があったのか解らなくなる」「ああ、すいませんドイル博士・・・ ところで、その手に持っているのは例の人工タンパク質から 作られたコーヒーもどきですか?」「そう思うかね?」「えっ?違うんですか?」「嫌なら飲まなくていいのだが・・・」男はタムンズの顔色をうかがってカップを受けとった男が飲み始めると意地悪そうにタムンズが言う「遺伝子成長促進の実験で植えたコーヒーの苗が 初めて実ってな」「成長促進・・・」そう言って男がシブい顔をするとフフッと笑って「冗談だ、遺伝子操作していないものだ 安心したまえ」と男をなだめすかした「意地の悪いお人だ そんな事をおっしゃると、折角持ってきた資料を また持って帰る事になりますよ」「子供ではないだろう?そう機嫌を悪くするな ちょっと茶化しただけだ」「いつも茶化されてますけどね」そう言いながら鞄の中から資料の入った袋を取り出して男は机の上に置いた「この間来た時に話をするタイミングがなくて、 渡し忘れてしまっていた資料です」タムンズは男の話しを聞きながら袋を開け、中から取り出した記憶媒体をコンピューターに差し込みデーターを確認しはじめた「アナハイムの古い資料を調べていたら ν(ニュー)ガンダムという機体のデーターが出てきましてね・・・ それで、そのガンダム・・・ 一年戦争で大活躍した連邦のパイロットが開発協力 していたそうです まあ・・・今では信じがたい話しですが、 その人物、 ニュータープ能力を持ち合わせていたとかなんだとか・・・」「ニュータイプか・・・」「それで、そのファイルの中には、 その人の、戦闘、思考の脳波パターンの 情報がかなり入っているんです」「脳波は私の専門と少し離れているが・・・?」「で、話しはこれだけじゃないんですよドイル博士、 前回ここへくる少し前に、 簡易的に作製したEXAMシステムの試行運転を兼ねて、 被験者らの脳波パターンの解析をしてみたんですよ すると、その中に、その資料に載っているパイロットと 同調する脳波パターンを持った女性がいまして・・・」「それは、面白いな・・・」「ええ、それで、脳科学者専門の博士が、 ドイル博士の見解を仰ぎたいとおっしゃっているのですが、 こちらにお招きしてもよろしいですよね?博士」「それは、かまわないが、私はその学者よりも、 その被験者の女性の方に興味を覚えてね その際に、その女性も連れて来れないだろうか?」「それは、彼女自身が志願兵でありますから 問題はないと思われますが・・・ どうするおつもりなんです?」「まだ解らんよ、その時のデーターの状態によって と言う事になる」「これから、また忙しくなりそうですねドイル博士」「ああ、あと、もう一つ、 レジスタンスの情報から その同時期に、 ジオン.ダイクン氏のご子息がニュータイプ研究所に 携わっていたそうで、その時に遺伝子が残されていると いう噂があるそうです まだ、見つかってないんですけれどね まあ、これから、僕は地球圏まで行って、ちょっと 調べてこようと思うんですよ」「大丈夫かね?そんな事をして」「ここに来る前も今もアナハイムの営業ですよ? 僕は、 そんなわけで、当分来れなくなるかもしれませんが、 まあ、何か情報をつかんだらご連絡しますよ」タムンズは男の顔を見て呟いた「シルバー・ブレッドか・・・」男は不思議そうな顔をしてタムンズを覗き込んだ「何か言いました?」「いや、何でもない、ただの独り言だよ」「もう、その年でもうろくとか勘弁してくださいよ ドイル博士」「君は失礼なことを言うな」「いつもの事ですから」続きを読む>> <<戻る
2009/08/03
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章17「お久しぶりですドイル博士・・・」「やあ、もう来ないかと思っていたよ」「言ったじゃありませんか、僕には後にも先にも 引けない事があると」「そうだったな・・・」「それにしても、ここに入るのは 施設の建設以来です・・・どうですか? コンピューターの調子は・・・」「機械の調子云々以前の問題でね・・・ 見ての通り、今は、がらんどうになってしまっているよ」そう言われて、男はカプセルが並ぶ空間を見渡した 「こうやって見渡すと、 このカプセルから人間が生まれるなんて、 信じがたい光景です、ドイル博士」「それが、今の科学では可能になった・・・」椅子から立ち上がるとメインコンピューターの裏の方へと向かうタムンズに、 男は何も言わずその後を付いていったコンピューターの後ろの隠し扉からエレベーターに乗り、着いた先にある巨大なホールの中に入ると、男は驚いた表情でタムンズに話しかけた「これはすごい、何かあった時の為に用意した シェルターの中がわずかの間に、 ここまで緑豊かな居住空間となっているなんて」 「そうか・・・ サイド3は密閉型のコロニーが主流だったのでな その技術に長けているのも多かった・・・ それに、私の技術を組み合わせて育てた植物達だよ」表情を変えず飄々とした様子で答えるタムンズの後ろ姿を見ながら後を付いて歩く男は、その先に小さくみえる小屋に気がついた予想だにしなかった光景に男はタムンズの横に並ぶとイタズラっぽく笑いながら話しかけた 「遠くに見えるのは小屋じゃありませんか? ドイル博士もすみおけないお人だ・・・」「変な想像をしないでくれたまえよ」「私が変な想像をしていると思ったら ドイル博士だって、そう思ったって事じゃありませんか」男が面白がって言うとタムンズもフフッと笑って 「この年で私のういた話し等を聞いたところで 何も面白くないだろう?」「いえいえ、面白いですよ 人の秘密を知るって事は、なんだか、 自分の知らない場所で宝物でも見つけた様な 淡い興奮を覚えます」タムンズはハハッと少し笑うと少し飽きれつつもニヤけながら話した「好奇心おう盛なのだな・・・君は」「そうした事を好きなのは人類共通の事かと 思ってました」「君は特にだよ」「ひどいなドイル博士・・・そんな事はないですよ」「そうかね?」「そうですとも・・・それで、あそこには 本当に誰か住んでいるんですか?」「住んでいるには住んでいるが・・・ 君の言った様なもんじゃないよ」「それじゃあ、血縁者の方ですか?」「ああ、それに近いかもしれんな・・・ 私の妹と、その世話役の家族だ」「妹!?って血縁者じゃないですか ドイル博士には妹がいたんですね レディーの失礼のないようにしないと」ニヤケながら男の様子をみていたタムンズは、遠くに目をやった「昔の話しだよ」「昔の話し?」男の顔がいまいち話しが解せないと言った表情になるとタムンズは静かに話しだした 「今生きているのは 遺骨から採取したDNAで作ったクローン なのだよ」「それは驚きですよドイル博士、 何も別に隠さずともいいものを今になって言われるなんて」「私個人の私情で施設を使ったとあっては、 組織の者達に面目がないのではないか?」「それは、そうですが、 こんなところに隠して育てなくとも 貴方のご子息と理由を付ければ誰も文句の言う人間は いませんよ」「実験体に思い入れがあった君には言いにくい事だが、 あの子と、他のクローンと一緒にしたくないのだよ あれは軍事用ではない・・・ 勝手な言い分と思うだろう?」「私には軍事用とそうでないクローンの差も クローンと人間の差も私にはわからない事ですよ 博士・・・」「思い入れの問題とても言うべきかな・・・違うかね?君、 どれだけ人命尊重と謳ったところで、 人と言うのは思い入れのない相手に対しては 何とも思わないものだ 時として人よりも物が価値のあるものになる事もある 私に取って、あれは償いなのだよ・・・ 両親に対してもな・・・」「償い・・・ですか?」「両親とは一年戦争以前から疎遠になってしまってね 元々ジオン国防大学への進学に反対していた両親だが ジオン軍の研究施設への就職が決まると ますます折り合いがつかなくなって帰省するのも はばかられるようになってしまってな そして、その後の戦争で、 ジオンが敗走し研究団ともアクシズへと逃れる事になってしまうと、 全く連絡をつけられなくなってしまってね アクシズ内部が落ち着いて この要塞が地球圏内へ一時的に帰還した時に、 私も軍人らと一緒に地球に出向く機会ができたのだが、 故郷に帰ったからといって、 その当時もまたジオン弾圧の動きが激しい時代だっただけに、 会いにいけばジオンとは関係ない家族を巻き込む事は必至でね 近くまできたものの、帰る事をためらっていたのだが、 たまたま同僚らに誘われて行ったコロニー先で 偶然、妹と再会してね・・・・」「妹さん喜んでいたでしょう?」「逆に、それが悔われてならんのだよ」そういって口を閉ざしてしまったタムンズの後ろを歩く男は、珍しく自分の素性を語るタムンズの昔話に興味を持ちつつも、この重たい空気にばつが悪そうにしていたそして不謹慎と思いながらも男の好奇心は耐えられず 口をついた 「妹さんは何故そこにいたんです?」少し後ろを振り返って男を見るとタムンズはまた再び話しだした 「妹と再会した観光コロニーでは、 何でも大学のサークルが集まったスキー大会が 催されていてね 妹はその応援の為に集まった大学OB一団に 参加した一人だった その一行が帰る時に港で出会ったのだよ」「へー、スキーですか僕は画像や動画でしか見た事ないですよ」「まあ、コロニーの中に山と雪があると言うのも 珍しい事だからな」「ええ」「あの時、私は妹に食事に誘われたのだのだが それを断ってしまってね それを断ってなかったら妹の運命は全く違うものに なっていただろうと今でも時折、思い出すのだ」「ドイル博士・・・」「港でその一行が別れて、 それぞれ住んでいるコロニーへ向かう船に乗りこんでいた・・・ 私が妹を乗せた船を見送り、 コロニーの中に入ってしばらくしてからの事だ サイド内のコロニーの一基がレーザーで破壊される 事件が起こってね その週域を回遊していた船も、 その爆風に巻き込まれて殆どが沈没し、 妹の乗った船も巻き込まれてしまってな・・・ 他のとは違い、かろうじて、 形こそは残っていたものの結局助からなかったのだよ・・・ 後から聞いた話しでは 連邦政府内に作られた反連邦政府討伐組織が独自に 開発していたコロニーレーザーの 試射標的になったのだという」「それは・・・」「私は、この事で故郷も家族もなくしたのだ・・・ 手元に残ったのは妹の遺骨だけになってしまった 人間と言うのは皮肉なものだよ君・・・ 出会いと言う偶然がありながら、 あと少しと言うところで、すれ違ってしまったよ・・・ キャンセルしてもいいと言っていた船に、 私はそれに乗せて死なせてしまった・・・」「しかし、それはドイル博士のせいじゃない 兵器の威力を試す為に一般人を犠牲にした 人間の責任ではないですか?」「君・・・それを今の私に言えるのか・・・?」「それは・・・」返す言葉が見つからなかった男は 歩く事を忘れ、そこに立ち止まって考えてしまったタムンズもまた立ち止まって上を仰ぎ木々の木漏れ日の隙間から漏れる光を見て静かに呟いた「人は何故、こうも試したくなる生き物なのだろうか・・・ 君は、そう感じた事はないかね?」下向き加減に顔を向けて返す言葉を考えていた男は タムンズの方を見た 「自分の力量以上のものを手にすると、 必ず、それを使いたくなるというのは厄介な事だよ 例え、その結果、大量の殺戮を生むとわかっていても、 人は人の好奇心で他人を平気で殺せてしまう これから先も、こうした事は世界のどこかで起こり続けるだろう・・・ 地球時代から人は何も変わっていないのだ ただ、見栄えや名称が変わっただけでな・・・ 私も、そうなってしまったよ・・・」(違うそうじゃない)男はこの言葉にどんな言葉でもいい何かの言葉を投げかけたくなる衝動に駆られたが、今の現状を考えた時に何も言い返えす事が出来なかったそして、タムンズが再び歩き出すと、その背中を見ながら 男もまた静かに歩きだし、ただひたすらに付いていっていた森林の景色を見渡しながらゆっくりと歩くタムンズは、遠くを見ながら独り言のように話しだした「ジオンも相当な事をしていたが・・・ 武力と科学力を持った組織は どれだけ自分の正義を掲げても、 最後に行き着く先は殺戮でしかない事を思い知らされる」そして不意に立ち止まると 「君は、それをどう思って私に付いてくるのか?」そう言ってタムンズは男の方を見た 予想のつかない質問に一瞬ひるんだ男であったが、少し考え、その質問の答えをタムンズも、また持っている事に男は気がついた 「貴方は、どうしてですか?ドイル博士・・・ 家族がそうして死んでいるのに、 それを自分もしようとおっしゃる」その言葉にタムンズは正面にむき変えると、また再び小屋へ向かってゆっくりと歩きだした 「人は目の前にある目先の事に弱いらしくてね・・・ 人というのは人の展望という大いなる目線の先以前に、 目の前にいる現状、人との対峙による感情で 動かされていると言う事に気がつかされた・・・ そして、この経験で生まれたのは、 どうしようもない殺意なのだよ おかしいだろう? ジオニズムに感銘し人の神秘を探究していた私が、 それらの壮大な研究以上に、 目の前にあった人の死に固執しているのだ 他にも沢山の人間が犠牲になっているというのにな・・・ 私の事を小さい人間と思うかね?」「いえ・・・私も同じですよ、ドイル博士・・・ 他人から見れば他人の命の事は、 忘れてしまう事かもしれませんが それを許せない事もあるんです 私の答えとして、今の話しを受け取ってもらえますか?」「そうか・・・」話しをしながら歩くうちに もう小屋の近くまでやってきたいた 話し声に気がついたのだろう 5歳程の少女が窓から顔を出した そして2人の姿を確認すると大きな笑みを浮かべて 手を振っていた 「この話しは、ここまでにしようか・・・」タムンズはそう言って 表情を緩めて少女に手を振り替えした続きを読む>> <<戻る
2009/07/27
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章16タムンズは窮地に追いやられていた 連邦政府のレジスタンスによる弾圧で、思うように集まらない要員の確保の為に、短期間で戦闘に突起した人間を量産するという研究は、その肉体に大きな負担を与え、死に至らしめる結果を招いていた 研究の一切を一から検討する必要性に迫られたタムンズは、膨大な資料を読みふけるうちに 浅い眠りについてしまった そして夢を見ていた夢の中でも、相変わらず興味本位に軽々しく話しかけてくる男に、 タムンズも相変わらずの抗弁を聞かせている「君は狼男って知っているかね?」「ええ、地球時代の童話に出てくる怪物でしょう? 月を見たら凶暴に変身するんです 月を見て強くなれたらと子供の頃にうらやましかった 記憶がありますよ」「しかし、強くなっても、所詮、怪物では 意味がないじゃないのかね?」「なぜ、そう思うのです?」「結局、世の中から阻害され、 そして死ぬ運命にあるからだよ」「簡単に阻害する方もどうか?と思いますよ 私だったら狼男のその能力利用しようと試みまがね」「君は自信過剰だな・・・ 現実に、そんな者が存在したら、 大抵の人間は太刀打ちできないだろう? 飼い犬にかみ殺されてしまうよ」「ははっ、そうかも知れませんねぇ それにしても何でそんな話しをするんです? ドイル博士」「この話しを例えて地球時代に論文を書いた人がいるのだが、 元々ソフトウェア工学で言われていた事で、 開発では常に狼男の様な怪物を作り出す危険を 抱えいると言う話しなのだが 研究者として共感する部分を感じてね・・・」「・・・・・・」「そして、この論文では技術の向上において、 ”銀の弾丸” の様に狼男を一撃で倒せるような有意義なものは、 この世に無いと謳っているのだよ」 「耳が痛いですよドイル博士」「それでも、私は銀の弾がどうしてもほしいのだ・・・ 君は私の銀の弾丸になってみようと思いはせんか?」「僕はそれほど知識人でもないし そんな大層なものには到底なれませんよ」「只の気休めでもいいのだよ 倒せずともいいのだ その狼男が現れた時の力となってくれれば」「僕は願担ぎみたいじゃないですね ドイル博士」「そうだな・・・ 人に神力を見出すようでは私も相当老いたようだ・・・」「ドイル博士らしくもない けれど、僕ごときが力になれる事があるのでしたら その時は喜んで協力致しますよ」「ありがたいな・・・ ところで、 君は本名を隠しているだろう? どうかね、コードネームをシルバー・ブリッド と変えてみては・・」「それこそ、そのまま銀の弾丸ではないですか・・・ 僕には、なにか似合わない気がします」「呼ばれていれば時期に気にならなくなる・・・」「そう言うもんですかね・・・・」プルルルルル遠くから何響く音にタムンズは目を覚ましたリモコンのボタンを押すと 研究室の中に女性の声が響き渡った 「ドイル博士、そこにおいででしたか」「何のようかね?」「いつもの方が、お見えになっていますが、 お断りした方がよろしいでしょうか?」いつになく応答までの時間が長かった事で、タムンズを心配しての事のようだった「いや・・・通してくれ」「わかりました、それでは書斎の方へ」「いや、ここでいい」「しかし、そこは・・・」「いいんだ、こっちへ通してくれ」「わかりました、それでは、そちらにお通しします」「ああ頼むよ」そいって内線を切った続きを読む>> <<戻る
2009/07/20
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ー機動戦士ガンダムMimesis(ミメシス)ーガンダムミュー序章15NT強化人間研究施設のミュリタリアをでると、木々がうっそうと茂り、その中を(ミノフスキー)クラフトバイクでしばらくいくと、 目の前が突然開けて白い砂浜と青く輝く水辺が広がっている 人工的に作られた、この海は、コロニー内の土嚢を高くする事で、人が潜れる限界の水深80メートルが最深部となるように設けられている そして砂浜は太陽光を取り入得る窓に挟まれた幅、約3キロメートルの(周囲、約18メートルあるコロニーは、 3キロメートルずつに6分割されていて、 陸地としての機能を果たす部分3つと、 太陽光を取り入れる窓3つが交互に成り立っている)住空間区域の両端を繋ぐように続かり浜辺の両端には漁港と監視塔が建設され、その片側から宇宙船が着岸する宇宙港へと向かうリニアモーターカーの駅が存在していた この辺りの海辺を含んで、ミュリタリアを囲んでいる敷地は、連邦政府の目を欺く為に、建前上、植物海洋研究施設として存在し、関係者以外は立ち入る事が出来なくなっていていたが、それでも、この浜辺に海産物採取の為に潜り込んでくるコロニー住人の存在にかこつけて、その場所に似つかわしくない格好をした男らが、銃器を持って歩いている どうやら、これは、連邦政府からのスパイの侵入を警戒しての事のようだが、他にも完全でない実験体が敷地の外へと抜け出さないようにする重要な意味もそこにあった ミュリタリア周辺は緑と海に囲まれ、一見すると誰もが羨む様な、別荘地帯の雰囲気を漂わせているが、その実、裏を返せば、それらを演出している森も海も、中と外の人の出入りを制限する自然のよう壁として存在していた そういう事から、男が、ここへやってくるのも、ただの興味本位ばかりでなく、よほどの理由があっての事なのだが、この日はタムンズの、あの様子に手にした資料を渡す事をためらって、そのまま監視塔まで戻ってきてしまっていたそして監視センターから借りていたバイクを返し、警備官にボディチェックを受けた後ゲートを抜けて、隣接している駅のプラットホームへ入り、そのベンチに座って、ガラス越しに見える海辺を眺めて昔を思い出していた宇宙歴093年の「第二次ネオ・ジオン抗争」終結後、以前より軍内で戦略兵器研究につとめていた戦略戦術研究所は、海軍戦略研究所サナリィとして再編され、それまで携わっていなかった戦術機動兵機部門にまで手を出すようになっていた この事は連邦政府から、機動兵器の一切を委託されていたアナハイム・エレクトル社にとって、企業存亡という死活問題となった 連邦政府にとっては企業に競争相手が出来た事で、軍機の価格相場を操れる立場になり、ぬれ手に粟と言ったところなのだろうが、企業のみならずエンジニア、研究者に取っては、そうとうの軋轢となっていた そして競争相手ができたことで、特許獲得は今後の社の開発の命運をわける重要な要点となり、それらを先取するための無謀な開発が進められるようになっていた そして、そんな中で、MS開発の実験中に事故が起こった その時の事故で私の父は、この世を去った 逆恨みと言われてしまうかもしれないが、父は連邦政府に殺されたのと同じだ あの時、連邦政府が戦略戦術研究所を再編しなければ、そんな事には絶対にならなかったはずなのだから・・・プルルルル・・・ 「間もなく宇宙港行き発信します お乗りの方はお急ぎください」ホーム全体に響くように、けたたましい音が聞こえ男は我に返ったおして駅のアナウンスで男は初めて、そこにリニアが到着していた事に気がつき、急いで乗り込むと車内には全く人の気配がなかく静まり返っていた 誰もいないリニアに乗り込んで男が席に着くいて少しすると、それは発車し、約7kmにわたって存在していた海は、あっという間になくなり、牧草地帯、住宅地へと景色が移っていった その間に男はポケットから少女から返されたキーボルダーを取り出し、鞄につけていた鍵を外して、それに付け替えた「ドイル博士は鍵っていったけれど、 これネジ?なのかな・・・」あの時の事故で、エンジニアだった祖父は物作りを辞めてしまった 「おじいちゃん、これ何?」「これかい?ずっと昔の人達が、 作った、からくり人形だよ ここに、この鍵を差し込んで回すと 動くようになるんだ」「僕、そんなのよりももっと、いいの持ってるよ つまんないよ、それ これ、すごいんだよ僕の言う事いて動くんだ それ、僕の言う事全然、きかないもん」「そのロボットは言う事を聞くのかい」「うん」「壊れちゃったらどうなるかな?」「わかんない」「勝手に動き出したりするだろう? ロボットは言う事を聞いているうちは、 いいけれど、 壊れちゃうと人間の手に負えなくなってしまう ものなんだよ この人形は壊れても、ただ止まるだけだから 安全なんだ この事はよく覚えておいで」「よくわからないけれど、 覚えておけばいいんだね」「ああ、ただ覚えておけばいいんだよ」アナハイム・エレクトロニック社に入社して、そこで初めて知ったのは、祖父が設計して完成させたモビルスーツが、試運転中に暴走し、それに乗っていたのが父だったと言う事だった そして、そのモビルスーツが何故、制御不能を起こしたのかは今でも、わかっていない 只一つ、この事故で、開発の一切が闇に葬られ、この時、祖父が開発、研究していた内容は サナリィの技術者によって特許を取られていた と言う事だった 「間もなく宇宙港へ到着します ご利用のお客様は、 お忘れ物等にご注意ください 本日は、ご利用いただきましてありがとうございます」「もう着いたのか」リニアの中でアナウンスが入り、男が上を仰ぐと、途中いくつかの駅で乗ってきた人達で混雑していた(こんなに人がいたなんて気がつかなかったな)リニアが駅に着いて、外に出ると、そのまま、宇宙港のロビーに向かいコロニーバルカンへと向かう小型シャトルに乗り込んだ 男は宇宙を眺めながら、ふとした事を思い出し男はフフッと笑って呟いた 「嫌だなぁドイル博士がいったんじゃないですか」金星の開発責任者に連れてこられ 初めてタムンズとあった時だった 「君かい?軍需関係者と、いうのは・・・」「今名刺を」 こうした活動は危険な事は君もわかっているだろう? ここで名前を教えた事で、 万が一にでも社の方で君の立場が危険になると 思うのだったら、やめておいた方がいいな」その言葉を言われて名刺を差し出したハズの手を引いた 怖くなったからだ(私は意気地がなかった) 男は両手の手のひらを後頭部でくませて 椅子にもたれかかり顔を上に上げて白い天井を一点に見つめた続きを読む>> <<戻る
2009/07/12
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