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のんたっくぅ

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Aug 4, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今、小雨が降っている。肌に当たると心地よく,窓を開けると涼しい風がはいってくる.ちょうどいい具合だ.しとしとと降る雨は,自然にも人にもやさしい.

中山道奈良井宿をあとにし,この日の宿泊地,白骨温泉に向かう.白骨温泉には、この奈良井宿から割に細い道を抜けていく近道と,広い道を走り遠回りしていく道があると聞いた.観光バスでは,到底いける道じゃないそうで,もしその道が通れたとしたら,半分くらいの時間でいける、とガイドさんは言っていた.

ここからは,手元に,あったはずの資料(行路を示した地図)がないため,少し省く.

宿までHが2時間半ほどかかったが,その間,野麦街道を通るから、ということで,ガイドさんが,テープをかけてくれた.山本茂実の『あゝ野麦峠』で読んだことがあり,どういったところかどんなことがあったか,知ってはいたが,テープの声と歌とで,涙が出そうになった.

ちなみに・・・
野麦峠は飛騨と信濃を結ぶ古くからの峠道である。明治のころ、何千、何万人ともいわれる製糸工女たちがこの峠を越えた。クマザサが生い茂った細い山道には、地蔵堂だけがいまもひっそり立っている。山本茂実の『あゝ野麦峠』は、この峠を越えた飛騨の糸引きたちの証言をもとに、明治の時代を写した「記録文学」である。野麦峠がにぎわったころ、日本は生糸を輸出、その外貨を軍艦に代えて富国強兵策を進めていた。それを支えたのがまだ幼顔の娘さんたちだった。口減らしのために出稼ぎに行く心細さ、過酷な労働と折檻に耐える工女たちの悲しみが心をうつ.

松本市から野麦街道を通り,上高地乗鞍スーパー林道を走る.白骨温泉へは,この林道から細道にずぅっと入ったところにある.道路の幅は,ちょうどバスが通れるくらいで,対向車がきたら,よけることはできなかっただろう.本当に山奥目指してバスは走るのだ.あたりが暗くて,よく風景が見られなくなった頃,バスは白骨温泉に到着する.18時ごろだった・・・











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Last updated  Aug 4, 2004 07:05:08 PM
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