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alterd1953

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聖書預言@ Re:ハイデガー「存在と時間3」" 共同存在 "(12/13) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
2017/11/28
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カテゴリ: 映画


彼は、文学専攻だったが、必修の数学が苦手だったので大学を1年で退学していた。
この辺りは、同じく数学が苦手で、精神分析の講義をやっていた国立へ行けなかった私に似ている。
その後、病院の書類係という、これまた、冴えない仕事に就いた。
これも、三流飲食会社に勤めていた私と似たようなものだ。
彼の楽しみはコミックとジャズだった。
これも、私と全く同じだ。
そもそも、子供の頃から子供らしくない変わり者だった。
これも全く同じ。

だが、アングラコミックの旗手で「フリッツ・ザ・キャット」の作者クラムと出会い、人生に転機が訪れる。
普通のアメリカ人の冴えない日常を描くコミックの原作をハービーが書き、クラムに絵を描いて貰いヒットする。
有名になったハービーにオタクの女性からファンレターが届く。
既に2回離婚していたハービーは彼女に飛び付く。
会っていきなり「僕はパイプカットをしている」という性急さだった。
そんなトホホなハービーを彼女は受け入れる。
彼女も健康に問題のある神経質な女性だった。
所謂、似た者同士だ。
うちの嫁さんは健康だったが変わり者は一緒だ。

やがて、テレビにも出る人気者になっていたハービーにガンが見つかる。
動転するハービーを妻は励まし、闘病体験をコミックにしようと発案する。
友人の作家に描いて貰ったコミックは全米図書館賞を貰う。
そして、離婚していた友人の作家が連れていた娘がハービー夫婦になつき養女にする。
ハービーの妻は、前から子供を欲しがっていた。
その後、辛い抗ガン治療の末、検査に合格する。

全体に、マイルス・デイヴィスの「Blue In Green」風のBGMが掛かっていたが、検査合格後、3人でスケートに行ったシーンで掛かったジョン・コルトレーンの「My Favorite Things」では嗚咽してしまった。

その他、偶々、店で再会した大学の同窓生がハービーに言った、「あなたはコミックの原作とジャズの評論で成功している。私なんか家事と子供の世話で好きな本も読むヒマもないわ」や、ハービーが歩道橋を歩きながら独白した、「人生は愛おしくも悲しく、去りがたい未練の場だ」あるいは、コミックに出て来た、「普通なんてバカと同じだ」等のセリフが印象的だった。

おそらく、一部の成功者を除き、一般人の人生は、あまりパッとしないものだろう。
だが、時として純粋な喜びも訪れる。





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Last updated  2017/12/09 12:06:15 PM
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