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サイド自由欄
ふと23年前のことを思い出してみたくなった
(あっ、今の人生の半分の時だ!)
当時の僕はこの仕事を始めて3年目
全くつながりのなかった塾に
友達の紹介で塾講師として働き始めて
何の因果か(いや理由ははっきりしていた)
何の縁もなかった塾が僕の地元に新校舎を開校した
正直嬉しかった
この塾で働きだし
そこで付くことになった専任講師にものすごくかわいがっていただいた
その専任講師は
実は桜井にあった大きな個人名の塾で働いていた人である
その方と一緒に
桜井にその塾を根付かせようと
少なくとも僕はその気持ちで一生懸命頑張った
無給でもいいから塾で何か仕事をしていたかった
とにかく
塾の名前を轟かせ
生徒をたくさん集め
既存の塾を脅かせたかった
一生懸命仕事をし
仕事が終われば
講師のみんなで食事に行ったり
遊びに行くのも楽しかった
チームという感じだった
僕はアルバイトという身分ながら
その専任講師の一番弟子のように仕事をさせてもらった
しかし
その専任講師を含め他3名の専任が
もう一つの個人名の塾へ移籍することになった
もちろん僕も誘われた
いや誘われたというようなものではない
引き連れてという感じである
一緒に連れて行くつもりでおられたし
ついてくるものだと思われていた
それぐらいの存在だと認めていただいていた
しかし
僕は断った
移籍される半年前のことである
さらに移籍直前の年度末に
もう一度誘われた
いや誘われたと言うよりも
あちら様の塾の人事と顔合わせをする段取りをつけてあるから
とりあえず話を聞きに行けということだった
何かもう僕を含め5人まとめてお世話になるという段取りが組まれている
という感じだった
決意は変わらなかったが
顔は見せにいくことにした
どんな話が出るのか
もしかしたら凄い条件でも提示してくれるのか
ちょっと興味があった
たしか当時教えていた社会科の教科チーフみたいなのを任せたい
みたいなことと
もう一つの個人名の塾を引き合いに出しながら
どんな塾にしていきたいから力になってほしいみたいなことを言われた
決心に揺らぎがない僕は
それって移籍してきたばかりの人間に簡単に任せてしまえる仕事?
って心の中で笑いながら
待遇面のことも聞かれたので
凄いことをふっかけてやろうかと思いながら
馬鹿馬鹿しく思えたので言わないでいた
結局
僕は初志貫徹で移籍しなかったのであるが
残った塾の校舎は次の一年で閉校になってしまった
移籍された専任講師は今だ2人が残っておられ
僕を凄くかわいがってくださった専任講師を含む2人は数年で辞められた
そして
僕は今
当時のその塾の場所で自らの塾を開いている
23歳の時の出来事である
あれから23年
あの時の気持ちを思い出して
この城を大きくしてやる