全56件 (56件中 1-50件目)
欧州菅はソケットの入手だけでエネルギーを消耗する。音が出る状態にするまでに厭になってくる。以前作製したRCA50シングルアンプをDA30シングルアンプに仕立て直した。作製にあたり、イィヴィ平野さんのブログの特性図を使わせていただきました。感謝致します。DC点火で、手持ち全ての球において入力ショート 残留雑音0.5mV以下AC点火では、1.4mVが4本、あと2本は0.8mVと1.1mV(5KΩ:8Ω)このアンプでは0.8mVと1.1mVの個体を使用しAC点火とした。残りはいつになるか判らないがPPアンプに使いたい。DC点火の方法や使用するコンデンサの影響もあるので断言できないが、DA30においてDC点火とAC点火では、かなり音の違いが大きいという所感ではある。以前試したPSVANE300Bでは点火方法による音は違いは、ほとんど感じとれなかった。
2024.10.10
コメント(0)
30年ほど前は、売っているのをほとんど見たことがなかった。最近は頻繁にオークションに出品されているのを見かけるようになっている。出品者はリサイクル屋さんが多いことから前所有者の方々の手元を離れた事情がなんとなく察せられる。あまり使ってなさそうに見える物が多い。余計なお世話ではあるが、前所有者の方々はDA30の音を十分に堪能できたのだろうか。終着駅みたいな球だ。WE300Bと違い、アンプを自作する人以外は用事がないのか、以前入手した頃よりも割安である。参考:ヒーターのDCRは所有する正常なDA30は6本とも約0.4Ω、ヒーター半切れ2本は約0.8Ω。 (サンワのテスターCD771)
2024.10.06
コメント(1)
自己バイアスで使用する予定なので、あまり気にする必要はないとは思うが 限度はあるのだろう。規格表の低いグリッド抵抗の制限値が気になったので手持ちの雑誌で先人の使用値を調べた。1981年11月号 無線と実験 安斉 勝太郎氏 220K(自己バイアス)1987年 7月号 ラジオ技術 佐藤 定宏氏 100K(固定バイアス)1987年 8月号 ラジオ技術 〃1992年 9月号 無線と実験 松並 希活氏 200K(自己バイアス・三結)1992年11月号 無線と実験 宍戸 公一氏 390K(自己バイアス)1992年12月号 無線と実験 〃1993年 1月号 無線と実験 〃1993年 2月号 無線と実験 〃 (この件に関して氏の見解の記述あり)1993年 3月号 無線と実験 〃・・・・・安斉氏のアンプはピーターキャット(村上春樹氏がやってたジャズ喫茶)で業務使用されたようだ。前段との兼合いもあるが、この辺りの値以下にしとけば問題ないのだろう。 (無線と実験1981年11月号)
2023.06.24
コメント(0)
1619PPステレオアンプ用で1枚、809PPモノで2枚の計3枚の天板の替え板が必要。いつも替え板の購入とカットをお願いしてる 小口シャーリングさんの販売サイズだと今回の場合、端材が多くなるのでもったいない。他の切売りしてくれる通販ショップでアルマイト加工された2mmアルミ板を購入してみた。今回注文した店は許容誤差±0.5mmということなので問題ないだろう。と、思って純正板を計測し、オーダーしたのだが・・・本当に+0.5mm。よく見るとカットも甘い。直角も出ていないようで微妙に平行四辺形。こういう状態なのでケースにも装着不可。タカチのOSシリーズは精密なので余所者への寛容さがほとんどない。無理にはめてしまうと何処かのネジが装着できなくなる。HOZANのバリ取りカッターで少しずつ削って修正した。金属板のカットはどこに注文しても同じというものではないようだ。下画像は小口シャーリングさんのカット面・・・・・1619PP作製のために解体するアンプ。実家に置かせてもらっていた物を連休に回収してきた。電源トランスが目的。これに6A3,2A3PP用の電源トランスを装着してるのを思い出した。横浜ウェルカムさんが販売していた菅野電機研究所(S.E.L)製のトランス。
2023.06.09
コメント(0)
タイタニック号遭難推測海域に急行中のカルパチア号。スターバーストロケットを使っているので到着まであと約一時間の場面か?氷山をキックで かわした所が描かれている。よく見る絵だが、だれが描いたのだろう?本の挿絵みたいな絵だが緊迫感が伝わってくる。闇夜の氷海域である。レーダーなしで星明りのみだ。この状況で13,000トンの客船を17.5ノットで航走させるのを想像するだけで身がすくむ。
2023.04.14
コメント(0)
ヒーターが6.3V、1.2A。6L6などの2倍近くある幅広のカソード。 欧州管みたいだ。ALTEC 1570Bアンプでは終段811Aにパワーと+4V弱のバイアス、グリッド電流の供給役。形状は至って簡素。見ばえのする球ではない。左RAYTHEON(SYLVANIA製と思われる)、右GE15年程前だろうか、今はもう閉鎖されてしまい閲覧できないが、カソードチョークドライブを熱心に試みておられる方のHPがあった。その方のHPの影響でカソード・チョークを試していた時期があり、十数種のドライブ管を試した。ドライブ管としてEL34が最も使いやすく音も良いという所感。ブランドを問わなければ豊富にある。その中でALTEC が採用しているのだから悪くはないだろう と思い6W6も使ってみた。組み合わせる出力管によっては6W6の方が EL34を上回る音が出てくる。カソフォロのドライブ管としてなら名球EL34と互角の勝負になるようだ。幅広のカソードとヒーター電力のおかげかな?と思ったが、そう単純なものでもないのだろう。(追及はしておりません) (あくまで個人の感想です)
2023.04.07
コメント(0)
1619PPアンプ用のドライブトランスをゼネラルトランスさんのHPで探した。変圧比2:1+1の PMF-14D に決めた後、あまり見たことがなかったライントランスのページを見てると PMF5P-10K600CT と PMF5P-10K600CT-W というのが並んでいる。W ? と見てみると 旧タンゴの特注トランス No.10487 に似ていた。一次側がスプリットされていないのが大きな違い。二次側のDC抵抗値がやや高い。出力5Wなので809や1623の60W程度のB級に近いPPのドライブに使えるかも?(1623標準動作)長年、この手のトランスを探していたので確認のため、ゼネラルトランスさんに問合わせた。 ・このトランスはPP用 ・一次、二次ともPP使用ならばB級用ドライバーとして使用可能との返 ・・・本来の用途は聞き忘れた。B級用に設計された物ではないだろうが面白そう。PMF-14Dはやめてこちらを購入。1619PPアンプはドライブトランスの使用を中止し、AB1に計画変更した。予算は限られている。 (平田電機広告)No.10487は、故宍戸公一氏が 6N7 B級PPのため平田電機(タンゴ)に特注した物でカットコア。こちらは一次シングルで使用可能。二次側DC抵抗が低く作られている。氏の8012Aや800イントラ反転アンプでも使用されている。平田電機が廃業してしまったので買いそびれてしまった。ヤフオクでも滅多に出てこないし、出ても 探している人がけっこういるみたいで高額。オーディオ目的のB級用ステップダウン・トランスはこれぐらいしかないんじゃないだろうか?米国 UTC、Triad、Stancore、Thorderson 各社には 変調器用のドライブトランスが存在した。eBay に網を張ってみたが ほとんどひっかからない。出てきても当然のことながら1個での出品。ドライブトランスを使った B級PPの音を聴いたことがない。一度は自分で作って聴いてみたいと思うも、ほとんど あきらめていた。(UTCカタログ:興味ある方は別画像で開いてください)PMF5P-10K600CT-Wの一次側はインダクタンスが大きそう。ALTEC 1570B(811A B級PPアンプ)のミトコンドリアみたいな ドライブ段のカソードチョークで 使ってみるのも試してみたい。真空管809は、PALさんで購入。注文するときメールで何も伝えなかったのだが、こちらが予定しているプレート電圧とアイドリング電流付近でクワッドを組んで送ってきて下さった。 (あくまで個人の妄想です)
2023.03.31
コメント(3)
MJ誌にかつて連載されていた「現代版真空管活用ガイド」黒川達夫氏の執筆だが、単行本になっていない。あまりオーディオに利用されていない真空管を 実測データと共に紹介するシリーズ。真空管時代における掉尾、終焉期の使えそうな高性能管が数多く取りあげられている。MJの2001年1月号から2010年12月号までの連載で、10年間で118回の掲載があった。このあたりの真空管は管種により 用途が細分化されていたのか、汎用データが少ないことが多い。作りたいアンプの計画段階で、都合のよい真空管を探す時に貴重な資料だ。その「現代版真空管活用ガイド」第2回は、高Gm 5極管6EJ7/EF184。・5極管接続、3極管接続 ともに優れた直線性・3結では 増幅率約60 (実装利得約47倍:負荷抵抗20KΩ)、内部抵抗2.4KΩ付近・5結では 増幅率約125(プレート負荷抵抗6.2KΩ)・5結、3結とも 良好な歪率特性と大きな出力電圧を得るには常識よりかなり低めの負荷抵抗値が良・歪率特性から、シングルでは出力段との 歪みキャンセルが期待できる・初段使用の適正十分とある。……なんだか都合が良すぎる。面白そうなので 製作予定の1619PPパワーアンプ(ビーム管接続)用にオクで購入した。スパーク アレスターみたいなシールドが施されてストーブっぽい。落とし穴があったらいけないので、6EJ7の使用例を 手持ちの書籍・雑誌で探してみたが フッターマンH-3関連の記事のみだ。飢餓回路での使用で、こちらの思惑とは真逆の使用方法なので参考にならない。やっと見付けられたのは 1997年発行の管球王国No.5 に掲載、是枝重治氏の6384PP A級アンプ。アルテック型の設計テクニック関連の記述部分で、低い負荷抵抗値で十分な利得を得られる6EJ7を 採用した理由が詳述されている。
2023.02.05
コメント(2)
SCR-508:米陸軍 M4シャーマン戦車などの装甲車両用 通信セットHF帯(20~27.9MHz) の FM(F3E)M4だと、砲塔内の後部に設置されている。写真のセットは、左側: BC-604送信器、右側: BC-603受信器x2 (WE社冊子:OSCILLATOR '44 9月号)「この通信セットは、ベル研究所の技術者による ”新機軸” であり、US.ARMY SIGNAL CORPS の支援を受けて設計・開発され、ウェスタン・エレクトリックにより製造された」と、写真の出典元の冊子に記述されている。下のブロック・ダイヤグラムは、送信器 BC-604の TECHNICAL MANUAL からの抜粋。発振器から 3逓倍器までのプロセスにおける真空管7本、全て 1619 を使用。七変化だ。終段の電力増幅1本のみが、807の直熱バージョンである 1624 となっている。内部の部品密度も合わせ見ると、BC-604の開発は 1619 の存在が前提の様にも見える。このあたりが、真空管1619 の 「WEが設計もしくは設計関与」説の出処なのか?いずれにしても 音の良い真空管で、プッシュプルで使うとキレキレの音が出てくる。AB2動作でステレオ構成のアンプを作りたいのだが、適当な電源トランスを見つけられていない。KEN-RAD製の箱左2本RCA製、右1本KEN-RAD製
2022.11.09
コメント(2)
完成した真空管アンプのカップリング・コンの選定や交換は、楽しい作業。アンプが完成すると容量値が豊富なSOLENのMKPでカップリング・コンの容量を決め、その後、他の物に交換して楽しんでいる。PHILIPS、ERO(ROEDERSTEIN)、WIMA、SIEMENS、SOLEN等々のコンデンサ。追究はしてないが、欧州系メーカー同士の申し合わせか?慣習か?フィルムコンデンサの品番に”MKP”とか”MKT”と付いている物が多い。電極の種類と使用されている誘電体の種類が判るようになっているのだと以前聞いた。頭に”M”が付いているとメタライズド(蒸着)、付いてないと金属箔。”P”がポリプロピレン、”T”や”H”がポリエステル、”C”はポリカーボネート、”S”がポリスチレンといった具合。ポリカーボネートの物は現在ほとんど生産されてないが、市場にはストックがまだある様子で比較的に安価。オイルコンとフィルムコンをパラにした様な音が出てくる。(個人の感想)今まで試したMKCではPHILIPS、WIMAがオイル寄り、EROがフィルム寄りという所感。EROのMKCが、透明度が高く、スピーカーのNWやアンプに多用している。300Bアンプと50アンプに使ってみたのは米国SPRAGUE社のHI-RELとプリントされたポリカーボ・コン。JAN物のハーメチック。取り付けてまだ日は浅いが、これはちょっと別格のようだ。
2022.08.20
コメント(0)
3年前から夏になると隣地の小学校の金網にカラスウリが絡むようになった。「まっかな秋」の2番に出てくる植物。8月になると、夜に花を咲かせ、朝にはしぼんでる。夜になるとまた開くのかと思っていたが開かないらしい。あまりに呆気ない。試しに開花時、子房部分から摘み取り剣山にさして水に活けたら2日程度 開花状態を保った。ヘンな形をしているので見飽きない。ヒマな人におすすめ。
2022.08.11
コメント(0)
300Bアンプの試作に使用したシャーシが空いたので、RCA50シングルアンプに仕立てた。構成は先に完成した300Bアンプとほぼ同じ。最近、聴く事がなくなった4P55 2チャンネルアンプを解体、トランス類を移し替えた。300Bアンプと違うのは出力トランスで、F-2004C。バイアスが、やや深くなるので整流管はGZ-37 → GZ-33。RCA50は、佐久間アンプに凝っていた頃に購入した中古良品。50は、やはり昔からの評価通り独特の音の出方だ。音に力が漲っており、音楽のテンポが上がったかの様に錯覚してしまう。トルクの太い車で登り坂を運転しているよう。見当違いの例かもしれないが、MJ誌主催のヒアリング会で、金田明彦氏のバッチリ調整されたターンテーブル・アンプにより制御されたSP-10を聴いた時の感覚と似ている。電源から前段まで300Bアンプと全く同じなので、これが50の音と考えてよいのだろう。
2022.07.23
コメント(0)
300Bシングルアンプ(グリッドチョーク結合)が、ほぼ完成。友人用の物。30年近くストックしていたトランスをようやく活かすことができた。挿しているのはPSVANEの300B。これでペア\16K弱なのは驚き。あと残った作業はカップリングコンの容量を決めるだけ。ステレオ構成なのでチョーク2個使用し、B電源の途中からLRを分けている。重量が増えてしまうが効果は大きい。一聴して定位感が違うのが判る。入力は前後の2系統用意した。前面にもあると何かと便利。その他、初段のC3Gは5極管接続。雑誌などの使用例よりも低い負荷抵抗値に設定。ネジ頭は出来るだけ表面に出さない様に配慮した。自分が使うアンプであれば隅田川にかかる鉄橋状態が好みなのだが、それは少数派だろう。
2022.07.20
コメント(0)
Microchip社製品に「MIC29500-5.0WT(+5V出力、5A)」というLDOがある。カタログスペックでドロップアウト電圧が370mVと他社製と比較してかなり小さい。TO-220-3パッケージ。AC5.0Vを整流して使えそうなので、PSVANE300BのDC点火に使ってみた。PSVANE300Bのヒーター電流は1.40~1.45A程度。この地域は50Hz。6.3V端子に接続しても出てくる電圧は大体同じなので、ちゃんとレギュレートしてくれてる様だ。このシリーズ、TO-220-3パッケージ品のRθ-JAはカタログに明記されていない。Rθ-JCのみ記載されている。ちゃんとヒートシンクなど使って熱管理しろ、という事か?同じMicrochip社製品に「MIC29510-5.0WT」という型番がある。形状は同じでドロップアウト電圧が700mVの製品。そちらのRθ-JAは55℃/Wと明記してある。なのでRθ-JAが55℃/Wだと仮定し、MIC29500-5.0WTの損失が約0.7Wなので39℃。周囲温度50~60℃を加えても、最高使用温度125℃には若干余裕がある。ヒートシンクなしでもいけそうだ。(あくまで個人の見解です)
2022.06.03
コメント(0)
製作中のアンプは自分用ではなく友人用の物だ。各スイッチ、端子類は機能表示の文字入れをする必要がある。入れないと使いづらいだろう。ネット情報を参考にして・インレタ・透明ラベルシートに印刷して貼り付ける方法・パネルとアクリル板の間に印刷したシートを挟み込むの方法を組み合わせる事にした。ラベルシートはツヤあり、なしの2種類を購入し試行。ツヤなしの方がアルミ板になじんで目立たない。印刷したラベルシートの文字を切り出すのではなく、アルミパネル全体に貼ってみた。今回は貼りつけたが、OHPシートに印刷したものを挟むだけでもいいかもしれない。下の画像は、楽天にも出店されている「はざい屋」さんにデータを送って加工して頂いた物。3mm厚アクリル板のガラス色。この程度の加工だと材料費、送料込でキャストだと¥8K台、押し出しで¥4K台。決済して4日で届いた。フロントパネル完成
2022.03.06
コメント(0)
いつの間にか見なくなった、インスタントレタリング。20世紀の頃は町の文具屋さんで色々な字体や装飾図形の物が売られていた。自作オーディオ用の物はラジオデパート3Fの門田無線、2Fの鈴蘭堂の店先にぶらさがっていた。店の前を通ると素通り出来ずに各種購入していたので探せば画像以外にも結構ある。アンプのスイッチや端子の機能表示の文字入れに使っている。きれいに転写するのは結構手間が掛かる。出来ればやりたくない作業。自分用アンプの場合は無精してノッペラボウだ。記入していないと後々困ることが明白な場合に、やむを得ず施している。例えば、たまに調整が必要なアンプや使用する球の種類が多い物、スピーカー端子を4Ω、8Ω、16Ωの3系統出している場合等々。マジックで書いとけば事は足りるのだが、ヤッツケ感がアリアリになってしまうので止している。そんな事をすれば、電源をいれる度に自分の汚い字を見て嫌な気分になる。真空管アンプはビジュアルも楽しむモノだから台無しにはしたくない。
2022.03.05
コメント(0)
KNIPEX(クニペックス) 9055-280 鉄板カッター。厚さ1.2mmまでの鉄・銅・アルミ板、厚さ2.0mmまでのプラスチック板の切断が可能との事。2.0mmまでは噛み込むので今回、アンプのアルミ・シャーシ加工に使用した。下画像の左側が2.0mm、右側は1.5mm。双方ともアルミA1050P。ただ2.0mmの場合、切ると言うよりも、喰い切る形になるので時間がかかる。一般的なハンドニブラーよりかなり楽だ。真空管アンプを作製する場合、角穴の打抜加工が最低1か所はある。丸穴は、どうにかなる。角穴は難関で、なかなか上手く出来ない。今までに電動糸鋸やジグソーなどの工具を使用してみた。どちらの工具もカットした後のヤスリがけで時間がかかり嫌になる。アルミのヤスリがけの感触と黒板を爪で引っ掻く感触が似ているので生理的に受け付けない。木工DIYに於ける最強工具であるマルチツールを使えば短時間でカット出来る。しかし、ハンドツールなので正確性にやや欠ける。よく切れる分、手元が狂った場合の被害が甚大である。ガイド用のあて木をしても制御が難しい。KNIPEXの鉄板カッターは、切り口がきれいなのでバリ取り程度のヤスリがけで済んだ。カットに時間はかかるが正確な直線が出る上に、素材に歪みが出ない。アルミA1050P 厚さ2.0mmの天板オリジナルマインド社のGOIGOIが角穴加工にピッタリなのだが、フトコロ長が98mmなのが残念。 (オリジナルマインド社HPから商品写真を拝借)
2021.07.31
コメント(0)
ノグチトランスの広告(MJ誌1992年12月号)タムラの出力トランスF-2000シリーズで型番の最後にCがついている物は、コアにオリエントHi-B材が使用されインダクタンスが増強されている。添付されていた検査表を見ると、購入した時点(94年2月頃)でF-2007Cは31個生産されている。
2021.07.21
コメント(2)
自作アンプの筐体は、もっぱらタカチ電機のOSシリーズとWOシリーズを使っている。各面、個別部品になっているので加工しやすい。代理店に注文しても必ずメーカーから直送してくる。このシリーズは部品点数が多くサイズ設定が細かい。注文内容によって在庫部品を組み合わせて梱包し、発送しているのだろう。 (写真:タカチ電機HPより)アンプを作製する場合、上図①②③の部品に加工することが多い。出来が悪かったり、あきてしまってリニューアルする場合、①②③を交換すれば他の部品の再利用が可能で経済的だ。このケースは高価である。だが、タカチ電機では、この部分の交換部品をカタログラインナップしていない。バラ売りなどしていたら各部品の在庫計画と生産計画のバランスが、おかしな事になるのかもしれない。アルマイトでヘアーライン加工されたA1050Pアルミ板は、タカチ電機のカタログにはある。これを購入してもシャーリングマシンなど所有していないし、所有する知人もいないので手に余る。楽天に「Shop O・S」さんという金属板専門のお店がある。自宅でパンを焼く趣味を持つ方々に人気がある様子。購入した金属板を無料カットしてくれるのがありがたい。サイズも豊富。シャーシの交換板はいつもここにお願いしている。購入履歴を見ると、この10年間で10回の履歴が残っている。サイズ指定はミリ単位の少数一位まで可能で、誤差±0.2mm。他にも同じような店はあるが、このお店ではヘアーライン加工されていないものの、アルマイト加工されたA1100Pアルミ板が販売されている。通販で売ってそうで、売ってない物だ。生地のアルミ板だと錆びるし汚れやすい。A1050Pより硬めでトランスを載せる真空管アンプにはこちらの方が具合が良い。このお店は、たまに改装中で店を閉じてしまうので注意が必要。楽天市場でこのパターンは店じまいの事が多いが、ここは後日、何事もなかった様に再開する。改装した気配がないので、本業が忙しいと閉めてしまうのかもしれない。アンプの製作を計画した場合、まずはこの店が営業しているかどうかを確認する。今回は開いてた。・・・OSシリーズとWOシリーズの難点として②③のパネルは、はめ込むだけの構造である点。放っておくとアースから浮きやすく、ノイズの原因になる事が多い。下画像の矢印部分にネジ穴等を開けるなどして、内部の固定部品と結合させる工作が必要。このアンプは並列給電SEPP、解体済み。(追記)送られてきたタカチのカタログを見ていたら、ヘアライン付アルミフリーサイズパネルのHLFシリーズが、いつの間にか簡単にオンライン見積が出来るようになっていた。以前は、引き合いフォーマットに記入してFAXでの見積注文だったので敬遠していたが次回はこれでオーダーしてみたいと思っている。
2021.07.15
コメント(0)
うちにはネコが2匹いる。1匹は白黒♂、保護ネコを引き取った。もう1匹は家の周辺を1年位ウロウロしていたのを捕獲した茶色♂。ある日ケガをしていたので捕獲して病院に連れて行った後、そのまま居ついてしまった。ネコのトイレは家の何処においても目障りだ。各通販サイトで、トイレを隠す家具を探したが、5年前は種類が少なくどれもしっくりこなかった。で、上の画像のネコトイレ収納キャビネットを作った。材料は外部は米松、内部は消臭の為にウェスタンレッドシダー、背面がパイン。スライドレールを使用し、トイレを引っ張り出しやすいようにした。ネコ砂を入れると結構な重量になるので、これがあると腰への負担が少なくなる。片面ガラス張りにしたのは、暗かったら困るだろうというネコへの配慮だったのだが、却って迷惑だったかもしれない。用を足す前に、必ずマヌケな顔をガラスに近づけて外を警戒している。先日、パソコン机を楽天で探していたら、これと同じような形のパソコン机があった。外寸も全く同じだ。本来、プリンターを置く下部の引き出しトレーのサイズも同サイズ。まあ、木材を無駄なく使用するとおなじようなサイズになる。アイリスオーヤマのシステムトイレが丁度収納できる大きさ。 (商品写真はリコメン堂さんのページから拝借)①、②に丸穴を開けて、③に滑り止めを付ければネコトイレ兼パソコン机が出来上がりそうだ。異色の組み合わせだが、単機能でないのがうれしい(あくまで想像です)。①の部分はペットドアを取り付けた方が見てくれが良いかもしれない。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・全く関係ないが、パソコン机の商品写真イメージコピー1986 STYLEとは如何なるものなのだろう。
2021.07.07
コメント(0)
新藤ラボラトリーのプリアンプCLARET KITのレストアが完了した。引っぱり出した測定器類をロッカーに片づける前に、常用機であるOTLアンプのACバランス調整をした。このアンプは宮崎良三郎氏の回路のデッドコピー。構成は差動2段(直結)+ SEPP OTL、宮崎氏式の帰還型打消し回路。完全なACバランスを、歪率計がなくてもとれる。この打消し回路の利点、注意点、調整方法は、宮崎氏の記事よりもMJ誌1993年4月号の森川氏の製作記事に判りやすく解説されている。宮崎氏のOTL研究シリーズは上級者向けで、製作面での記述が少なかった。見かねた? 森川氏が実践派の為に、久々に筆をとったのではないかと勝手に想像している。ありがたいことである。40KG6Aのヒーターは、MJ誌94年12月号で金田明彦氏が提示された方法での点火。家のAC電源では下の画像の数値になった。下の画像、中央の銀色がEPCOS/TDK製ポリプロピレン・コンデンサ(@\2,300-)。マイナス出力端子とケミコンは銅ブスバーで連結させている。
2021.07.04
コメント(0)
水平偏向出力管 40KG6A(SYLVANIA)玄人臭がフンプンとするトッププレート管に魅力を感じ、自分用のアンプには必ず使用している。プレートキャップの着脱は緊張する。管頂の電極金具は、接着剤の経年劣化か、慎重に抜き差しをしても、時にボロリとやってしまう。アルコールが入っている時だと必ずやる。特にGE製の物が弱い。26HU5などは、購入した20本全部とれた。一々、カウントはしていないが、今まで40本以上はボロっとやって「ア゛ー」と叫んだ。修理は可能だが見て呉れが悪い。修理跡を見ると、なんともやるせない。楽天市場に「Oリング総研」というお店がある。(⇒リンク)金融系シンクタンクのようなネーミングだが、それ系ではない。桜シールさんという会社がやっている、Oリング専門のお店だ。何かが漏れ出した時、Oリングさえ換えれば直る事態はよくある。しかし素人は、サイズは判ってもどこで買えばいいのか判らない。そんな時の強い味方。その「Oリング総研」でみつけたのは、このテフロンOリング。このサイズのOリングは、プレート電極にピッタリとはまる。更に、電極下部のフランジで止まり、ガラス部分に接触しない。このサイズのテフロンOリングが、ピッタリはまるプレート電極は以下の3種類。紫の線が、このテフロンOリングに該当。 5B/254M 35LR6 1624このリングとプレートキャップの間隙にマイナスドライバーを挿しこんでコジれば、Oリングがフランジで止まっているので、本体側に力が加わることなく離脱させる事が可能。クリップ・プライヤーだと、なお簡単。これをやり始めて以降、破損はない。また、プレートキャップと本体の間にできる隙間(黄色矢印部分)がなくなるのでキャップが安定し、傾いてしまう事もない。森川忠勇氏の著書では、300Bの管頂の温度は120℃強との事。このテフロンOリングの指定使用温度は、-150℃~250℃なので普通の球なら問題なさそう。トリタン球だと、まずいかもしれない。
2021.07.03
コメント(2)
(スイングジャーナル別冊から写真を拝借)フォノイコ部出力で、各種イコライザーカーブからの偏差をとってみた。イコライザー素子は純正品の再使用。1kHz利得は59倍。① RIAA② NAB③ LP/COLUMBIAこのフォノイコが再生対象としているレコードの種類が何となく判った気がする。あくまで私見だが、新藤ラボラトリー、流石だ。マニアック過ぎる。泥沼にハマりたくないので、このまま元の時定数で今回のレストアを完了する事にした。下の画像はフラットアンプのF特。利得は16倍。トランス出力プリアンプの様な中域を送り出してくれる。定位感も素晴らしい。所有のレコードは日本プレス盤がほとんど。数少ない手持ちの50年代、60年代の米国プレス盤をかけると、レコードが本来の音を出しているのが判る。CLARETのフォノイコも30年目にして初めて本領を発揮している。時定数が独特なのに、なぜ今まで気づかなかったのだろう?日本プレス盤をかけて、しっくりこないので魔改造を繰り返していた訳だ。 不覚である。BOOKER ERVIN/THE SONG BOOK(PR 7318)JO STAFFORD/SONGS OF SCOTLAND(CL 1043)
2021.06.29
コメント(0)
組みあがった。・Lチャンネル側・Rチャンネル側・交換済み電源トランス。シャーシの元穴にあわせてベースにネジ穴を作った。電源周りはスッキリしたが容量はギリギリ。スパークキラーの近くにあるラグが電源部アース・ポイント(真鍮ネジ)。・背面端子類PHONO用アース端子は、バナナプラグも使える様に、EBYからHH.Smithの物に交換。・LINE入出力内部・PHONO入力2系統内部100KΩと47KΩ。切り替えスイッチ横のラグが増幅部アース・ポイント。・電源スイッチ新藤ラボラトリー製プリアンプに採用されているスイスeao社の照光スイッチは感触が良い。高級感がある。価格と端子穴が小さいのが難。三栄電波さんで取り扱っている。・移動させたヒーター電源整流用ブリッジダイオード
2021.06.22
コメント(0)
電源部のブロックを組み立てた。矢印部分にあったDC点火用ブリッジダイオードは下の画像の○印の所に移動させる予定。セメント抵抗はDC点火回路の平滑と電圧調整用の抵抗。下の画像は電源部ブロック表側。オリジナル回路ではB電源の整流は、1N4007 1本による半波整流だった。シリコンダイオード程度で新藤ラボが ケチる事は考えにくいので、音質的に狙ったものと思える。電源ハムは全く出ていなかった。現在の電力事情もあるし、何より交換するトランスの容量が小さい。1N4007 4本でのブリッジ整流に変更した。平滑用の抵抗も全てA&Bで、1KΩ/1Wが使用されている。この1KΩ/1Wは選別品らしく、A&Bの抵抗にしては珍しく誤差が1%以下になっている。ターミナル・ストリップは、絶縁が悪くなっている虞があるので全て交換。HH.Smith、CINCHなどの米国製が使用されていたが、この辺りは手持ちがあるので大丈夫。
2021.06.15
コメント(0)
上の画像は部品を取りつけ終わったターレット・ボード。新藤ラボの本物のアンプの様に、リード線に微妙に余裕を持たせた取付方法にトライしたが無理。不揃いになって見苦しいものとなったので、あきらめて普通に取りつけ。注文していた電解コンデンサ、その他のパーツが届いた。販売店側でエージングをしてくれているようで、4個とも漏れ電流は、ほとんどない。購入先は、「VIVA TUBES 」というお店。ビンテージ部品や真空管が豊富。今までハズレた事がない。VIVA TUBEで検索してしまうとエロ系サイトに辿り着くので要注意。
2021.06.14
コメント(0)
これは松下電器が何かの記念に国内外で配ったものだろうか?製造途中の6EJ7がレジン漬けにされている。箱には、SHOBIDO-OSAKA と書かれている。 大阪の尚美堂のことか?昆虫や植物をレジンで固めて、アクセサリーとかオブジェにする趣味の方が結構いるらしい。YouTubeに作製過程の動画が複数あがっており、再生回数も多い。30年間で溜まった使えない真空管が瓶いっぱいになっている。なんとなく捨てられず、とっておいた。何か使用方法がないかと考えている時、松下電器の記念品を見てレジン漬けの素材にしたらどうかと思いついた。動画を見る限り、楽しそうではある。でも難しい上に時間が掛かりそう。カミさんを、そそのかしてやらす事も検討したが、素材として真空管は選ばないと思われる。
2021.06.12
コメント(0)
その後、SIEMENSの10センチ・ツイーターを入手。サブバッフルを交換し、2WAYに改造した。ネットワーク部品は、Uchida というネット・ショップで購入。手頃な価格で、品物も良質。自作アンプでも家でも空いたスペースを見ると、何か作ってでも設置したくなる性分。サブバッフル上の空いたスペースに、AEGの重厚な真鍮製プラークを貼ってみた。詳しくない人へのハッタリの為。オークションで入手した物だ。高周波発電機関連の機械にとりつけてあった物だろうか?
2021.06.11
コメント(0)
真空管の素性や特性を調べる際、"Frank's Electron tube page" というHPにお世話になる。主宰者の方や協力者の方々には感謝しかない。現在、進めている新藤ラボのCLARET KITのレストアなどに使用するビンテージ部品のスペック、材質、サイズを確認する為にお世話になっているサイトは「World Radio History」というサイト。(⇒リンク)David Gleasonさんという方が個人でやられているサイトで、ラジオや放送に関する膨大な資料を閲覧することが可能。私財を使い、資料の伝承のみを目的にやっておられるので、おかしなリンクや広告も一切ない。また、寄付も全く受け付けない。サイトへの国別訪問者カウンターで日本からは今日現在408人。雑誌、カタログ、技術資料各種あり、真空管関連の例ではRCAの受信菅マニュアル18冊、送信管マニュアル6冊など驚き。送信管RCA808は、プレートだけでなく、グリッドもタンタルが使用されている事なども1941年版の送信管マニュアルに載っている。ウエスタン・エレクトリックの機材資料のページもある。このサイトで頻繁に訪問しているのが昔のAllied Electronics(現Allied Electronics & Automation)のカタログページ。(⇒カタログページ)昔のコンデンサやトランス、抵抗などの資料が豊富だ。下の画像は今回、アメリカのショップから購入したツイスト・プロング型電解の資料。サイズ確認に使用した。1960年度版カタログから。
2021.06.08
コメント(0)
トランス以外で変更を予定している部品は、1.ボリューム 東京コスモス RV-24 500KΩ(A) 2連 → A&B 500KΩ(B) 2連(海軍仕様)2.セレクター セイデン 32NEG 1-2-2~6 → セイデン 32NEG 1-2-2~6 出力側端子破損3.フォノ・セレクター 日本開閉器 M-2022 → 日本開閉器 M-2022(G)微小電流用金メッキ接点4.セメント抵抗 ミクロン電器 → OHMITE 200シリーズ(巻き線)現行品5.電源コード ? → 昔、オーディオ専科で買ったプラグ付きヒーターコード(BELDEN 19328)
2021.06.06
コメント(0)
ターレット・ボードが完成した。端子はKEYSTONE製中空端子を使用。部品を絡げず、穴にリード線を入れてハンダ付けするつもり。部品交換が容易。部品のリード線の太さに合わせ、2種類の端子を使用。穴をあける時は普通のドリル・ビットではなくプレートパルを使用した。下の画像は、取り外した電源トランス。中身は普通のEIコアトランスでビンテージ物ではない。動作自体は何も問題ないが、ゼネラルトランスのカットコアオープンタイプ電源トランスPMC-C1に交換する。PMC-C1のベースに純正と同位置にネジ穴を切る予定。純正の物は鉄ケースに入っておりカッコイイのだが、嵩張って電源部分への配線がしづらい。また、ACコード導入部分とヒューズ・ホルダー周りにトランスから出るリード線が重なるので清掃が難しく、ホコリが溜まりやすいというのも理由としてある。
2021.06.05
コメント(0)
アメリカのビンテージ・パーツを取り扱っているショップにCORNELL製ではあるが、1インチ径のプロング・ツイスト型電解の在庫があったので注文した。未使用品4個1組で$130。BELDEN 9535は、e-bayでイスラエルの産業機器のジャンク屋さんが出品していた。得体のしれない接続用コネクターが装着された物で未使用品。3m位ありそうだったので購入。送料込みで$32。到着まで時間がかかりそう。元のプリント基板はボロボロで、銅箔が浮いている箇所もあり見っともない。複雑な回路ではないので、新藤ラボの上位機種と同じようにターレット・ボード式に変えることにした。純正プリント基板と同じくガラエポ板を購入。手持ちのターレットの関係で3mm厚の物を選んだが、すぐに後悔した。切りづらい事、この上ない。フェノール積層板にしとけばよかった。2mmの銅板でも楽に切れる卓上丸ノコが、歯が立たない。モーターのトルクが足らないのか、板をあてると回転しなくなる。FRPが切れる「ピラニア畔引き刃付鋸PS-5」というノコを買ってきて、畔引きでガイド線を掘り、ある程度薄くなったところで切る作戦をとった。大汗をかいてなんとか正確に2枚分切り終わった。上の画像は、切り取ったガラエポ板にターレット用の穴位置を印刷した紙を糊で貼りつけたもの。
2021.06.04
コメント(0)
CLARETから取り外した電解コンデンサのエージングを終えた。プロング・ツイスト型電解コンデンサ5個のうち、上の画像の3個が使えない。1個が容量抜け、2個は漏れ電流が2mA程度ある。3時間程やってみたが、これ以下にならないのであきらめた。B電源用は全滅だ。これらRCAの古いロゴが入った電解コンデンサはどこのOEMなのだろう?新藤ラボのアンプに装着されている物以外、見たことがない。在庫処分の際に新藤ラボが買い占めをしたのだろうか?救いは、デカップリング用のMALLORY製10+20+30uF/350Vの2個が元気だった事。30分程度で漏れ電流は、0.1mA以下になったので安堵。これの代替品の入手が一番難しそうだから。下の画像は、ダメになった3本が実装されていた時のもの。ヒーター電源整流用のFAGOR製ブリッジ・ダイオードが近接している。これが寿命に影響しているのかどうかは判らないが、他所に移すことにした。その他のアキシアル・リード型の電解コンデンサは下の画像のカソード・パスコン35uF/15Vが6個中、5個、漏れ電流が減らないので交換予定。これはMALLORY製だ。ヒーター電源平滑用のMALLORY製1000uF/35V 3個は問題なし。これも入手が難しそうなので助かった。
2021.06.03
コメント(0)
これは、電解コンデンサをエージングする為に作った簡単な装置。森川忠勇氏の「オーディオ真空管アンプ製作ブック」の125ページを参考に作った物。スライダックを接続して使う。中に昇圧用のトランスと整流用のブリッジが入っている。コンデンサに650Vまでかけられる。CLARETから取り外した電解コンデンサは10年以上使用していない40年以上前に製造された物。コンデンサに印刷されたRCAのロゴを見るともっと古いかもしれない。容量チェックで既にプロング・ツイスト型電解が1本、容量抜けで使えない事が判っている。残りの物も、漏れ電流が減らなければ使えない。1インチ径の物は、オークションでも滅多に見ないので困った事になりつつある。これはライン入力に使われていたシールド線のBELDEN 9535。24AWGの8504の様な撚り線が5本まとめてシールドされた多芯シールド線。新藤ラボの上位機種でも使われている。以前取り外した際、無神経に切り取ったものだから長さが足りない。困った事に日本国内で売っている所がない。MOUSERでは最小単位が100フィート。そんなに要らない。
2021.06.02
コメント(0)
このキットの回路図は、新藤氏の署名入り手書き回路図のコピー。B4サイズ。公開されていないので、そのまま貼り付ける事は差し控える。一見、簡素で何の変哲もない回路の様だが、マニアの方は二度見するかと思う。当然ながら、難しい事や危険な事はやられていない。ビンテージ部品の音を積極的に出させている。興味ある方はネット上にある画像を探してカラーコードやプリントパターンから推察して下さい。プリントパターンは購入者が部品交換を簡単に楽しめるように上側についているので判りやすい。パターンが銀色なのはハンダを塗りたくっているのではなく銀メッキが施してあるから。おそらくCool-Ampだと思う。手間のかかる事をやっている。(やってみたい方はこちら⇒にへるつおるぐさんのHP)上位機種がプリアンプもモノーラルになっている事から判るように、ステレオの当機種でもチャンネル・セパレーションは重視された設計になっている。バージョンがいくつかあるらしい。所有している物は5球バージョンで構成と所感は以下。あくまで私見です。フォノイコ部分は、12AX7による2段NF型EQ。一般的な構成だが12AX7の動作設定が一般的でなく、かなり特殊。EMT 139st bを範としている様にみえるがアレンジされている。5極管と3極管の中間の様な音が出てくる。時定数は独特。仕上げにRIAAイコ素子にあまり使われないセラコンも挿入し、独特の立体感を出している。フラットアンプは、12AU7の1段 + 12AT7カソフォロ出力12AU7の片側は使用されていない。カソフォロは、自己バイアス式で5mA程度、一般的でないポイントから出力信号を取り出している。ここから出力信号を取り出している作例を雑誌やネットであまり見かけない。それに依ってか、依らずか、カソフォロ出力とは思えないトランス出力のように図太い音。明瞭さも兼ね備えている。目からウロコ。電解コンデンサの音を聴いているのかもしれない。 (スイングジャーナル別冊から写真を拝借) (スイングジャーナル別冊から写真を拝借)
2021.06.02
コメント(0)
シャーシを分解し、外せる部品は全て取り外した。CINCH製MT9ソケットとプロング・ツイスト型電解の取付ベーク板は、リベットでカシメてあるので取り外せない。SWICHCRAFT製RCAジャックもアース側をシャーシにカシメてあるので取り外し不可。分解後、アルカリ性洗剤を使用して30年分の汚れを洗浄。洗剤が濃い茶色になった。鉄製のシャーシにブリティッシュ・グリーンの塗装がしてある。強力な塗膜で、かなり乱暴に扱ってきたのに傷がほとんどついていない。RCAジャックはアース側をカシメてあるが、塗膜が分厚いのでシャーシには直接は落ちていない。別の場所にアースポイントが設けられている。このアンプのアースポイントは電源部で一か所、信号部で一か所の2点アースとなっている。
2021.06.01
コメント(0)
1990年代初頭、新藤ラボラトリーはキットも販売していた。プリアンプ1機種、パワーアンプが2機種あった。パワーアンプを何台か作れば次はプリアンプと行きたいところだが、フォノイコ付きの場合、実装の勘所を会得していない初心者にはハードルが高い。その上、当時は九州に住んでおり部品調達も、ままにならなかった。パワーアンプ作製の際は、世田谷のKEN AUDIOさんにお願いして真空管や部品全て調達し、揃えてもらっていた。で、プリアンプは、手っ取り早くキットを購入する事にした。MJ誌の広告を見ると三栄無線、オーディオ専科、サンオーディオなどのキットが充実しプリアンプもラインナップされていた。信じがたいことに新藤ラボラトリーもキットを出していた。真空管アンプ初心者でも知っている名門。プリアンプ・キットの価格は他社と大差ない税込み¥154.000ー。MCトランスや出力トランスがないにしても、上位機の価格からは考えられない。販売代理店に問い合わせると、”このキットは破格であり新藤ラボは全く儲かっていない。””部品代だけで採算割れのはずだ。””ディスコンにならないうちに買った方が良い。””これの存在を知ったからには買わなきゃ後悔する。””特にフラット・アンプの出来が素晴らしい。”と、まくしたてられ、うまくのせられた形で慌てて買ってしまった。販売代理店の方の言葉に嘘はなかった。カップリング・コンデンサの交換とRIAAイコライザー素子の数値の変更をしたのみで十数年使用。作製するパワーアンプにフラット・アンプを組み込む様になってからは、出番がなくなった。全く使用しなくなって10年以上たっている。自作プリアンプを作製する際に何度もバラック組みに使用していたのでプリント基板はボロボロ。基板上の部品は、ほとんど取り外してある。友人用の300Bシングル・パワーアンプの作製を開始する前に復活させる事にした。というのも、フォノイコアンプしか所有しておらず単体のパワーアンプが完成しても試聴に不便だから。
2021.05.31
コメント(0)
ジャンク部品箱を整理していたらビクター製スピーカーSX-9のネットワーク部品が出てきた。15年前、仕事でつきあいのある方から頼まれて、彼の所有しているSX-9から取り外した物だ。SX-9は、SX-7と同じユニットを使い、北欧家具の様なエンクロージャに収めた密閉型3WAYスピーカーシステム。 受注生産品だったレア物。RCAのLC-1Aの様なコニカルドームがウーファーに付いていてカッコいい。SX-7は手の込んだ高級機だが、オークションなどで手頃な価格で売られている。素性が良いのでコーンが破れていなければ、レストアや改造にはうってつけのスピーカーに思える。件のSX-9はネットワークのコンデンサと内部ケーブルの交換のみだったが、音はかなり変化した。一言で言えば眠たい音ではなくなった。高域はフィルムコン、中域はフィルムとバイポーラ電解のミックス、低域はバイポーラ電解。持ち主が喜んでいたから良い方向に変わったのだろう。現在も使っているらしい。やってみようと思われてる方がいらっしゃるかもしれないので、参考までに当該機の配線から起こしたネットワーク回路図が残っていたので貼っておきます。当時、残念ながらマルチメータを所有していなかったので4つあるコイルのインダクタンスは不明。コイルはEIコア、抵抗類はセメントだった。ユニットのインピーダンスは表示してあった数値。アッテネータ以外のネットワーク部品は23x18㎝のハードボード上に組み付けられ、背面裏に木ネジで固定してあった。TONE QUALITYさんのブログにSX-7のメインテナンスの方法が丁寧に書かれております。
2021.05.29
コメント(0)
試聴に使うCDは、ペギー・リーの「貝がら」。長年の愛聴盤。作ったアンプやスピーカーの出来にかかわらず、最後まで我慢して聴くことができる。もう一枚は ’95年に無線と実験誌が読者に頒布した「MJ Technical Disk No.1」。楽しめる部分が多いテストCD。予想通り高音が出ていない事により、楽器の数が増えると音の輪郭がボケるときがある。人間の声、ベースの音の浸透力は、マグネット・スピーカーでは聴くことが出来ない種類のものだ。うちのカミさんは、こんな物には興味がなく、普段は無視して横を通り過ぎる。しかし、今日は足を止めて感心して聴いている。裏蓋を取り外して後面開放してやると音のバランスが良くなる。やはりこの手のユニットは、平面か後面開放でないとダメなのか?家の白黒ネコが、爪研ぎしながら待っている。なんとかして後面開放は避けたい。
2020.05.11
コメント(0)
スピーカーの箱が完成。サブバッフルボードは、シナ・ラワン合板を使用。塗料は、カンペパピオの油性ウレタンニス。ラワン部分がクリアーで、アピトン部分がケヤキ近似色。裏ブタは、元の塗装のままワトコのウォルナット。励磁電源の導入用に、サンワのBTSコネクタ2Pを新規に取り付た。ユニットの取付は、KOZY STUDIOさんで購入したクランプに2mmのテフロンシートをカットして噛ませ、しっかりと固定。
2020.05.09
コメント(0)
スピーカー台が完成した。オークとアピトン合板なので見掛けより重量がある。下の棚は、励磁電源を置く場所。アピトンはもともと赤い木材なので、赤系の着色ニスできれいな色が出る。スピーカー素材でよく使われるシナ・アピトン合板よりも音がデッドになる。指ではじいてもほとんど響かない。これらは横浜のKOZY STUDIOさんで購入したスピーカーユニットの取付クランプ。頑丈そうだ。JBL等のユニットの取付用らしい。20cmユニットには少々大げさだが、他に適当な形の金具が見当たらないので流用することにした。取付の際に2mm厚のテフロンシートを噛ませてやれば、しっかり固定できるだろう。
2020.05.06
コメント(0)
箱の塗装を開始した。塗装が乾くのを待っている間、時間を持て余す。スピーカースタンドも作ることにした。コロナのおかげで外出もままならない。遠方の僻地で医者をやっている友人が、滅多によこさないメールで「感染症をなめるなよ。気をつけろ」と短い文章で脅かしてきたものだから、このところ家でおとなしくしている。スタンドの材料は、端材のアピトン合板とホワイト・オークを使用する。
2020.05.02
コメント(0)
このスピーカーは、7年前にDIATONEの銘機 P-610用に製作したものだ。ネットで見かけた、2S-305用補助モニターと思しき図面を基に作った40ℓバスレフ。新品ユニットについてくる図面のバスレフ標準箱よりスケール感の大きい音が楽しめる。材料は楽天に出店されているハンディーウッドカンパニーさんのプロパーHPで3mm厚の「曲げ合板」を購入し、カットもお願いした。カットして頂いた板を5枚、積層してバッフル面を作製。天板、底板、背面板は、ガレージにあったトラックの荷台用アピトン合板を使用。コーナーRは指定で75mm。「曲げ合板」の曲げ可能半径より小さかったが、スチームアイロンを使用して強引に曲げながら接着していった。難しくはなかったが、時間はやたらにかかったのは覚えている。不注意でP-610を断線させた後釜として、パイオニアPE-16を装着した。相性が悪かったのか、まったく面白くない音だったので4年前から物置に放置している。もう使うことはないので、片チャンネルを励磁型スピーカーユニット用に改造する事にした。バスレフ型にするつもりではある。背面板が脱着可能にしてあるので、後面開放との比較もできる。現状開けている丸穴は、ロクハン・ユニット用の14cm。20㎝ユニットは装着できない。もう既に開いている丸穴を正確に拡げるのは結構やっかいなので、サブバッフル式にする事にした。端材でジグを作ってトリマーで切り抜いたあと、サンダポリッシャーで塗装を削りとった。
2020.04.27
コメント(0)
このスピーカーユニットのボイスコイルの直流抵抗は、15.3Ωとの事。手持ちのデジタルLCRメータのLCR-9183は、交流測定なのでインピーダンスがある程度判る。測定周波数は、100Hz,120Hz,1kHz,10kHz,100kHzと切り替え可能。励磁電圧DC65Vで問題ないことが判ったので、電源をONにして測定を開始する。1kHzの「ピー」という音が聴こえ、測定値は17.7Ω。周波数を切り替えながら測定した結果は100Hz - 22.9Ω120Hz - 16.9Ω1kHz - 17.7Ω10kHz - 29.8Ω100kHz - 94.8Ω接続端子は、16ΩでOKのようだ。ただ、他のフルレンジスピーカーで聞こえる10kHzの「チー」という音が、耳を近付けても聴こえない。最終的にはツイーターが必要みたいだ。能率は、パイオニアのPE-16と同程度の音量だったので90~92dB位か?まとめると、このユニットの独断仕様はインピーダンス:16Ω最低共振周波数(fo):不明(40Hzとする)再生周波数特性:fo~10kHz最大入力:5W出力音圧:90dBと決めた。ここまで判った後、裸の状態で、手持ちのモノラルアンプの一つ「カソードチョーク実験用コンパチプリメインアンプ」につなぎ音出しした。出力管は808、励振管は6AR6が挿してある。入力でタムラのTN-347を使用してステレオをモノラル合成している。どのスピーカーユニットも裸の状態で鳴らせば素直な良い音を出すが、このユニットは出色だ。以前マニアの方々の励磁型スピーカーを聴いた時と同じ傾向の音である。中音がやや引っ込んだ印象だが、このあたりはアンプでどうにでも出来るだろう。俄然やる気になっていきた。
2020.04.26
コメント(0)
励磁型スピーカーを取り扱うのは初めてである。いくら電源付きとはいえ、いきなりアンプにつなぎ付属の励磁電源ONは怖い。冷戦時代初頭に生産された物だ。70年近く大切に使用されてきた機器を、我が手でオシャカにしたら寝覚めが悪い。まずユニットの素性から調べる事にした。出品者の方の説明書きから判っていることは以下。・1950年頃のドイツEAK社製ラジオに使用されていた。・励磁コイルの大きさと抵抗値から励磁電圧は60~70Vと思われる・依って専用励磁電源はDC65Vに設定している・ボイスコイルの直流抵抗値は15.3Ω・励磁コイルの直流抵抗値は757Ω・部品番号からKOERTING社がEAK社にOEM供給していたものである可能性もある今の時代、図書館に行ったり その筋のサークルに所属して資料を見せてもらうまでもない。これ位のヒントがあれば素人が必要な程度の知識はネットで収集できる。RADIO MUSEUMというサイトにこのユニットと同じものが装着されたEAK社のラジオがあった。1949~50年に生産された64/49WKSと65/49WKSの2つのモデルだ。ラジオの回路図も他のサイトで見つけた。感謝。便利な世である。65/49WKSの回路図には、各部分の電圧と電流値が記載されている。この回路図に記載されている励磁コイルの電圧は、DC70Vと読みとれる。電源回路の平滑コイルとしての役割もあるようだ。専用励磁電源は、DC65Vなので安全マージンをとって出品者の方は設定されたのであろう。低周波増幅部分は、EF11とEL12の2本の真空管による2段構成のシングルアンプだ。5極管結合での使用なので5W位の出力か?段間に入っているPG帰還の様な怪しげな回路は、こちらのHPによると「BAX型トーンコントロール」と云うらしい(ありがとうございます!)。ユニット1本で色々と勉強になるし当面楽しめそうだ。EL12は所有していないが、EL3N, AL4, EL33など同系統の欧州管を複数ストックしてあるので、後々このユニットを使用したスピーカーを鳴らすモノラルアンプも計画したい。
2020.04.25
コメント(0)
現在までにメインで使用したスピーカーは、ヤマハのNS-1000M, パイオニアのEXCLISIVE S5。そして1993年以降は、現在まで自作の長岡式D-55。ユニットを交換しながら使い続けている。S5は素晴らしかったがアンプ製作の資金に変わってしまった。D-55は、低音の伸びが今一つという以外は、FOSTEXのユニットの優秀さも相俟って楽しい音を出してくれる。メーカー製スピーカーで良い物があっても、予算やスペースの面で折り合いがつかない事が多く、メインを変えるまでに至らずに27年たってしまった。レコードやCDの購入、アンプ製作に資金を使いたかった。何よりもD‐55には、これでいいやと思わせる何かがある。数年前、2人のマニアの方に励磁型のスピーカーユニットを使用したシステムを聴かせていただいた事がある。それらのまさに、しみ入る様な音にシビれた。家にも導入したいと思った。しかし、予算面だけでなく、励磁電源が必要な事が心理的ハードルが上げてしまい思い留まった。その後、あの音を聴かなかった事として過ごしていた。先日ヤフオクをのぞいていたら、東ドイツ製の励磁型スピーカーが電源付きで1本出品されていた。即決価格は、写真にあるユニットの状態と、出品者の方が製作された励磁電源のクオリティーからみて安いと感じた。が、ラジオ用であり、1本のみである事から安く落ちる可能性もある。そう考え、即決せずに即決価格に近いキリの良い価格で入札しておいたら、幸運なことに半値以下で落札出来てしまった。20㎝フルレンジユニット 取付用のフランジとボルト穴がない。届いた商品の励磁電源の中身。AEGのセレン整流器(どこで売ってるんだ?)、ROEDERSTEINのケミコン、ドイツ製でかためている。シブい。電源製作費だけで落札価格を上回ると思われる。配線、部品配置もプロだ。
2020.04.23
コメント(0)
扉を取り付けて「出窓ベンチ+犬のトイレ+ペット用品戸棚」がほぼ完成した。あとは腰見切り板を取り付けるだけだ。明日、ジョイフル本田に材料を物色しに行こう。天板のみ、ネコの爪対策として油性ウレタン塗装にした。その他はネオステイン+BRIWAX。和信の水系ネオステインはスグレ物で、上からクリヤーニスなどで抑える必要がない。問題は、やや高価な事と楽天市場やアマゾンで取り扱っているのは、容量3.5KG入りの物が最小という事。素人はこんなに必要ない。ジョイフル本田には、300mlボトルが販売されているので助かっている。今回も1本で十分だった。出窓ベンチNo.1の方は、南側にあるので早速ネコの昼寝ベッドになっている。
2020.03.08
コメント(0)
出窓ベンチ兼戸棚の扉が完成した。明日、取り付ける。コーワさんで以前 購入したその他のガラス モールガラス(このタイプはディスコン) チェッカーガラス スリガラス(強化ガラス) 高透過ガラス 強化ガラスの角丸カット残念なことにコーワさんは、レトロガラスとカラーガラスの取り扱いがない。
2020.03.07
コメント(0)
出窓ベンチ兼戸棚用のガラスがコーワ ガラスショップさんから届いた。こちらのお店はHPに自動見積もり機能があるのでとても便利。何度もお世話になっている、素人にもやさしいお店だ。今回の注文はスリガラスを強化仕様にしたものだから2週間と時間がかかった。 早速、枠にはめてみる。 いつも通り、ピタリはまった。 抑えの木材をセットして本日は終了。
2020.03.06
コメント(0)
佐久間アンプ作製顛末以前、佐久間氏の回路をマネて何台か作った。「何台作った」と明確に言えないのは、 バラしたり、組んだりして正確な台数が判然としないから。最初の2台だけは判る。ほぼデッドコピーだからだ。1台目ー4P55シングル・6550バッファーアンプ付きモノラルアンプ TN-347(モノ変換) → 6550三結 → A4714 → VR → STU-001 → 4P55 → F2004 電源 PC3004,PMC-131, A4004 X 3, GZ-34 X 3 コンデンサ:全てSPRAGUE ATOM 抵抗:タクマンの酸金とセメント、ブリーダーのみDALE 配線材:DC500V以上の部分があるのにACコードはいやだったのでBELDEN+3㎜銅単線 半田:タムラ化成の共晶半田 佐久間氏の手法を踏襲してアース母線、2点アース、SG別電源、半田ガバ盛りチェック後にCDプレーヤーとスピーカーにつなぎ、ジャニスジョプリンのパールをかけた瞬間に佐久間アンプのファンになってしまった。モノーラルなのに実在感や音場の広がりがすごい。故・宍戸公一氏が著書で述べられた通りだ。適度?な歪のある音の出方なのか?中音が強調されたカマボコ型だが、「これはこれでアリだ」と思った。これでステレオにしたら、どういう事になってしまうんだ? ・・・で、ステレオ構成の2台目を作った。2台目ーKT-88シングル・6SN7バッファーアンプ付きステレオアンプ(MJ誌2005年5月号) 使用真空管のみKT-88ではなくRCA6550に変更。あとはデッドコピーで作製。きれいな音だが、モノーラルである1台目のような音の出方は全く失せてしまった。なんだか期待外れ。しかも音量を上げてゆくにつれて、なんだか体がゾワゾワして気持ち悪い。大音量にすると・・・ドラムの音が出る度に、スピーカーとスピーカーの間の空間が、ブレて見え始めた。重力波が発生しているのか??気のせいかと思い、当時近所に住んでいた姪を呼んで聞いてもらった。やはり私と同じ様に感じると言い 気味悪がって帰ってしまった。・・・何が起こっているのか??佐久間アンプでは御法度だが、やむを得ず測定をした。測定結果の数値やグラフ、波形の写真を貼るような野暮な事はしない。製品として販売するのではないので 何が問題かは人それぞれなのだが、私的には何も問題はない。その後、片チャンネルのみの音出しだと4P55アンプには劣るが同じような心地よい音になる事に気付いた。自分なりの結論佐久間アンプはモノーラルでは心地よいが、ステレオにすると何やら得体のしれない波動が、十字砲火を形成し音がつまらなくなる。そのうえ不快。佐久間アンプを作るならモノーラルで。佐久間氏が目指していた音というのは自分の店のどこに座っていても耳元で聴こえるような音、南部風鈴のような通りの良い音なのかな? と勝手に解釈している。1号、2号を解体し4P55 2チャンネルアンプに組みなおした1台のみが現役であり、たまに聴いている。
2020.03.05
コメント(0)
全56件 (56件中 1-50件目)