PR

×

Calendar

Profile

北 博典

北 博典

Comments

坂東太郎G @ チャンプルーの舞台(04/27) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
2012年02月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
1月30日(月)に発売された『週刊現代』で
「これからの日本を考えるヒント」という特集が
組まれました。日本がずるずると衰退していく、
という悲観一色の記事の中で、下記のように私の
コメントが引用されました。

 「ソニーの設立趣意書には『自由闊達にして
愉快なる理想工場』という一節があり、創業期には、
従業員がハッピーで夢中になって仕事に取り組む
『フロー状態』が大切にされた。 経営者も数字を

自己研鑽を続け、従業員のお手本になっていた。
その中から、多くの画期的な商品も生み出された。
日本は、いまさら高い成長を望んでも無理。
企業は原点に立ち返り、経営の質を見つめ、
内面的充実を目指すべきです」

 限られた紙面の中でやむを得なかった、とは
思いますが、これでは私の語った主旨がまったく
反映されていません。以下に思いのたけを
述べさせて下さい。

 ただでさえ競争力をなくしてきた日本の産業界に、
激しい円高が直撃し、多くの人が絶望的な気分に

いけないので、そういう人々の気持ちに迎合する
ように、「このまま日本は沈んでいくのか!」という
記事が好まれるのでしょう。

 私は、根本的に物事のとらえ方が少しおかしいと
思います。


「質的充実の時代」に変容しつつあります。
 その変容は、20年以上前から密かに進行して
いましたが、3.11以降、より明確になりました。

 ひと言でいえば「GDPからGNHへ」です。
いままで、国はGDP(*1)だけで評価されて
きましたが、これからは先ごろ国王夫妻が来日
していたブータンで始まったGNH(*2)が
重視される、という事です。

 電力不足で東京の街が暗くなりましたが、
それまでいかに無駄にギンギンギラギラ明るく
していたか、気づいた人は多かったと思います。
 無駄に明るくした方がGDPは上がります。

 大震災のニュースに紛れてしまいましたが、
同じ頃にホリエモンの裁判が報道されていました。
 彼は自家用ジェット機にガールフレンドを
乗せて海外のリゾートに行っていましたね。
 そういう人生を目指す人が多いほど、日本の
GDPは上がります。

 ところが日本の若者の多くは、そういう人生
より、被災地で泥にまみれて瓦礫と格闘する人生
に意義を感じています。つまり、未来を担う若者たちは
すでにGDP至上主義から離れているのです。

 ギンギンにエゴを追求ばかりをしている人より、
瓦礫と格闘している人の方が人間として一皮むけて
いるようにも思えます。

 いまの社会の指導者層は、まだまだGDP至上主義者
がほとんどです。つまり、若者たちより遅れた人たちが
国や企業を牛耳っています。人類はどんどん進化して
いますので、いつの時代でも若者の方が先に行っています。

 古今東西あらゆる賢人たちは、質素で謙虚でつつましい
生き方を理想的な人間として説いてきました。
 そういう人は、あまりモノを買わないでしょうから、
国がそういう人だらけになれば、GDPは見るも無残に
下がるはずです。

 逆にGDPが高い国は、贅沢をし、無駄使いをし、
エゴを徹底的に追及する人にあふれているはずです。
ついでに言えば、高度成長期には私腹を肥やす汚職が
盛んになります。昔の日本や、いまの中国がそうです。

 つまり、国民の精神的レベルが向上すると、
自動的にGDPは下がるというというのが、社会と
経済の基本的な原理です。

 経済学の始祖といわれるアダム・スミスは、
もともとは倫理学が専門の哲学者であり、この矛盾に
深く悩んだ、と伝えられています。

 GDPで中国に抜かれ、産業界が競争力を失いつつ
ある日本の現状は「ああ、沈んでいく!」と嘆くような
話ではなく、「社会が進化しているな」と、喜んでも
いいのです。

 ただし、うつ病だらけのいまのほとんどの企業の
経営は抜本的に改めるべきでしょう。このままでは、
優秀な若者は企業には入らず、NPO,NGOで活躍
する方向に行きます。

 もっと従業員が喜びにあふれ、元気に自己実現に
向うようなマネジメントが求められます。それが、
企業のレベルのGNHです。そのキーが「フロー」
です。

 もちろん、「フロー経営」は会社の業績も飛躍的に
伸ばしますから、それは単に従業員の幸福だけではなく、
GDPにも貢献することになります。これは無理矢理
押し上げられたバブル的なGDPではなく、付加価値を
創造することによる、実質的で健全な繁栄です。

 「GDPからGNHへ」ということを、企業のレベル
で語るなら、「売上・利益至上主義から、従業員の幸福度
を最優先にした経営へ」ということになります。
 企業の場合には、それがしっかりできれば売り上げも
利益も自然に上がるので、GDPをないがしろに
している事にはなりません。

 いま天外塾でお伝えしているのは、結局「GNHの
大切さ」ということであり、社会全体の進化の流れに
沿った企業経営になります。

 これからの社会の進化と、その中でどう生きていくかは
『GNHへ』(ビジネス社)に書きましたので、ご参照
いただければ幸いです。この本が3.11以降の日本の進路
を考える上で皆さまのお役にたつことを願っています。


 *1.GDP(Gross Domestic Product)国内総生産。
一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額。

 *2.GNH(Gross National Happiness)国民総幸福感。
(Wikipedia)


 さて、以下はお知らせです。


1.ホロトロピック・ネットワークの年大会です
ホロトロピック・ワールド 2012
  「生きる力」
  -日本の未来へ! 親も子どももたくましく! -
  2012年3月4日(日)11時
(浜離宮朝日小ホール)
  講師:船戸崇史さん(船戸クリニック院長)
     高野孝子さん(冒険家)
     衛藤信之さん(心理カウンセラー)
     天外伺朗

  こちらのお申込み、お問合せは下記です。
  http://www.holotropic-net.org
info@holotropic-net.org


2.Flow Institute 主催のイベントです。
   「第5回 フロー・シンポジウム」
    2012年3月17日(土)13時
    (千駄ヶ谷の東京体育館の第一会議室)
    講師:小森谷浩志さん(組織開発コンサルタント)
       中土井僚さん(U理論布教者)
       鈴木規夫さん(インテグラル・ジャパン代表)
       天外伺朗
  こちらのお問合せは下記です。
  info@flowinstitute.jp


3.オフィスJK で現在募集中のセミナーが3つあります

1 ネッツトヨタ南国の横田英毅さんの
特別セミナー4期生。
日程は、2012年7月27日、8月31日、
9月28日の全3回(いずれも金曜日)。

2 瞑想のワークを中心とした「運力強化
特別セミナー」の2期生。
こちらは2009年以降の天外塾卒業生
のみが対象です。
日程は、2012年10月12日、11月9日、
12月14日の全3回(いずれも金曜日)。

3 天外塾は、2012年度後期生を募集中です。
日程は、2012年10月5日、11月2日、
12月7日、2013年1月11日、2月8日、
3月8日の全6回(いずれも金曜日)。

上記、3つのセミナーの「お申込みフォーム」です。
http://www.officejk.jp/category/1327009.html


4.2012年の札幌天外塾の日程が決まりました。
  4月7日、5月11日、6月8日、7月6日、
8月3日、9月7日  (いずれも金曜日)

  こちらのお申込み、お問合せは オフィスJK
ではなく、下記です。
 太田綜合法律事務所( 担当者 森祥子)
http://oota-law.com/tenge-page.html
 tenge.sap@gmail.com
  札幌市中央区大通西4丁目道銀ビル7階 
  電話011-222-3251 FAX011-222-5127



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上


天外伺朗
(どうぞご自由に転送、引用して下さい)
http://www.officejk.jp
officejk@onyx.ocn.ne.jp







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年02月02日 10時48分18秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: