2010.01.10
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「地下鉄のザジ」 を見てきました。

"作品生誕50年"とやらで、"完全修復ニュープリント版"での再上映です。

(上映館が黄金町の 「ジャック&ベティ」 なのも、贔屓のワタシには嬉しいことでした。)





この映画は、「死刑台のエレベーター」、「恋人たち」に続くルイ・マル監督の3作目ですが、

小さな女の子を主人公にしたスラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇)なんです。


映画が封切られた1960年は、チャップリン、キートンといった喜劇人が姿を消して、

スラップスティック・コメディの灯が消えかかった時期ですが、

ルイ・マルは、時代の混乱を表現する<方法>として、このスタイルを復活させたそうです。


小林信彦さんは「世界の喜劇人」とゆー本で、スラップスティック・コメディの現代版として

この映画を絶賛し、そのギャグを紹介する為に10ページも費やしています。

「『地下鉄のザジ』を見たあと数日、私は実に幸福だった。単に傑作だというだけでなく、

これは、スラップスティック・コメディの現代版として最高の達成の一つである。」



この本を読んだ20歳頃のワタシは、恋焦がれて何とか見たいと思ってたんですが、

なんとまあ、35年ぶりに夢がかなったとゆーわけです。



100111



やっと見た「地下鉄のザジ」は、驚くほど"お転婆な"映画でした。


フランス映画なので、ついジャック・タチ風のノホホンとした喜劇を想像したんですが、

物凄くテンポのいい、矢継ぎ早にギャグが繰り出されてくる正統派ドタバタ喜劇でした。

(最初はフィルムのコマ数が足りないのかと疑ったくらいです。)


ただ、残念ながら、劇場全体が大笑いするほどの爆笑ギャグはありませんでした。

それは、50年経って、こうした笑いに免疫がついた観客側の変容が理由でしょうけど・・・。





逆に、当時のパリのファッションや自動車の近未来的デザインなんかが新鮮な驚きでした。

再上映にあたってのプロモーションも、もっぱらオシャレな映画とゆー観点のようです。


監督の制作意図やギャグは風化してしまい、

ファッションだけが生き永らえるとは思いもしませんでした。皮肉なもんですね(笑)




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映画に登場する近未来的デザインの観光バス






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Last updated  2010.01.11 21:48:52
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