「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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ろいろい0822
@
Re:セパハン(11/17)
セパハン?ん?なになになに何??? ・…
ぐっちゃんZ
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よみとさんへ
マジです。 もう要領をえずに温厚な俺も…
よみと
@
ぎゃはははは!
コレはマジ話デスカ!? 大概どこのサポ…
ぐっちゃんZ
@
ろいろいさんへ
忘れた財布は取りに戻ればいい。 しかし…
ろいろい\( ̄0 ̄)/@
兄さん…
ところで財布忘れてない?って(´-ω-`)…ち…
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June 30, 2010
ハア・・・
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日常生活なら好きな作家の新刊を本屋で見つけ、それを買って帰る時。
それと最近で言えば、バイト代が入って牛皿をオカズに牛丼を食った時も鼻歌がでたっけ。
我ながら安上がりな性格だが、今回ばかりはそんな安すっぽい状況ではない。
昨日・・・皆さんから距離を置かれた昨日、帰る時に彼女が明日はどうやって来るのか聞かれた。
距離的に言えばバイクで来るのが近いが、夜にバイトが入っているので電車で来て、そのまま電車でバイトに行くと言うと。
「じゃあ明日駅で待っててください。一緒にバスで行きましょう」
なんでわざわざ一緒にバスで?と思ったが、断る理由は欠片もないので駅で待っているといつもの様に
「待ちました?じゃあ行きましょう」
あれ?バス停ってこっちじゃない?
彼女に付いて行くと、そこに待っていた物は・・・T学院大のスクールバス。
俺は蒼ざめながらバスを見つめて佇んでいると
「バス代もバカにならないでしょ?これならタダですから」
彼女はしたり顔で言うが、俺は蒼ざめた顔で彼女を見つめている。
「・・・君・・・俺を犯罪者にするつもりか・・・」
「大丈夫です。大学の許可取ってますから」
俺は大きく首を横に振り
「いや、そうじゃなくて・・・例えばだ、羊の群れに狼が放り込まれたとしよう。この場合狼が悪いのか放り込んだ奴か悪いのか・・・ふふふふ」
「ふふふふ」
俺の笑いに彼女の笑いが低く被せられる。
「そんな事出来る訳有りません。だって、もしそんな事したら・・・ふふふふふ」
気温が3度ばかり下がった。決して比喩ではなく下がった。
「え?何なの?もしそんな事をしたら何なの!」
「ふふふふ。ですからお痛したらダメですよ。」
俺に背を向けバスに向かう彼女。
「♪杭打て死なぬのは悪い魔女~♪」
何だが薄気味悪い歌を口ずさんでいる。
「だ、だからお痛したら何なんですか!気になって今日眠れないでしょ!」
あわてて彼女を追う俺の頬に冷たい汗が伝わった。
妙な緊張感を張り廻らしながらバスに乗り込んだが、根っからポジティブに出来ている俺の性根がそれを許さない。
なんせ運転手以外の乗客は全て女性。しかも100%女子大生で構成されている。
かと言って何かイケナイコトを起こせるわけじゃないが、それでも窓の外で暑い中自転車を走らせている奴らを見ると「見ろ人がゴミのようだ」とほくそ笑みたくなる。
「フンフフフフンフフ~」
ニコニコしながら鼻歌を歌う俺に彼女が
「本当にあなたって無邪気なのかヤラシイのか判断に困る人ですね」
と溜息と共に愚痴がこぼれるので。
「もしも心の中が見れるなら・・・・」
「なんですか?」
「どれだけ俺の心が薄汚い欲望に満ち溢れてるか見せてやれるのに」
「結構です!心の中どころか顔さえ見たくなくなります」
「そんな事言わずに・・・あ!」
急に声を上げる俺に彼女が驚いた。
「な、何ですか?」
「・・・なんかそんな歌詞無かったっけ?」
「ありません!そんな薄汚れた歌詞は即座に発禁です」
「いや、浜田省吾あたりが・・・」
「浜ショーファンを敵に回す発言は止めてください!」
それでも俺が能天気に鼻歌を歌っていると
「いいんですか?」
「え?なにが?」
と聞くと彼女はちょっと言い辛いように
「昨日の事です・・・あんな言い方して・・・」
ああ、あの事か
「いいんじゃない?俺のファーストインプレッションなんて無愛想とか怖そうとか何考えてるか分からない人ってのが殆んどだぞ」
「わたしはそうじゃありませんでしたよ?」
「変わり者ってのはどこの世界にもいるもんさ」
カッ!
俺が避けた靴先があった場所に彼女のヒールがヒットした音だ。
「あんなの、うちのクラブでの第一印象に比べたらファンに手を振られるアイドル並みの扱いさ」
「・・・何したんです?・・・」
聞きたいような聞きたくないような、そんな感じで恐る恐る彼女が聞いてくる。
「一回の夏休みが終わって、あまりに暇だったから見学に行ってさ、ちょうど一回生の新人公演の練習してて、スラップスティック・・・ドタバタ喜劇なんだけど」
「どうでした?」
「死ぬほど面白くなかった」
「・・・ああそですか」
「ああ、早く帰りてぇ、なんて思ってたら途中で議論しだすの。社会への皮肉だの、現代の貧富の縮図だの言い出して、面倒臭くなって適当に喧嘩売って帰っちゃおって思って」
「それはもう第一印象の話じゃなくなってますよ。故意でしょ?何をしたかは知りませんが故意的にしようと思ったんでしょ?」
「でさあ」
「聞いてます?」
都合の悪い事には俺のオプション機能の機能性難聴がONになる。
「「何やってんの?」って聞いたらテーマがどうたらっていいだすから「テーマ?こんなスラップスティックにそんな物コジつける暇があるなら笑えない喜劇を何とかした方が時間の有効利用じゃねえ?」って言って帰っちゃった」
「ハア・・・」
彼女が深い溜息をつく
「あなたの方こそ「何やってんの?」ですね」
「だって初めから入る気なんてサラサラ無かったもん。暗いのって俺嫌いだから」
「でも入部したんでしょ?」
「その後一回生がバタバタと辞めちゃって3人だけになったのと、当時の二回生の先輩が面白がって入ってくれって言われた」
どこでどうなるか世の中分からないものだ。
「それに比べたら全然問題ないだろ?て言うか、むしろ好意を持ってくれてると考えてもいいぐらいだと思わない?」
「ハア・・・呆れて笑いたい所ですけど、これが自分の彼氏だと思うと溜息しかでません」
またも深いため息をつく彼女
「始めに無理していい人ぶったって人との距離が縮まる訳じゃないさ。とことん付き合ってお互いを刷り合わせるしか人との距離を縮める方法はないからな」
それがクラブを関して学んだ事だ。もっとももう関係なくなったけど・・・
「紀美?」
あやうくブルーが入りそうになった時、後ろの席から彼女を呼ぶ声が聞こえた。
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Last updated June 30, 2010 11:02:01 PM
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