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2006年01月30日
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昨日深夜のTVであるドキュメンタリー番組を観て半分しか観てないけど久々に心が震えた。

脳性麻痺という障害を持った青年の事なんだけど、一番共感でき、一番最初に見た場面が中学の頃のいじめについて「絶対に、絶対にこいつ等を見返してやる」という気持ちを持っているという場面で、彼の脳性麻痺がどれくらいかというと、もう言葉もよく聞き取れない、、歩きかたも一発でそれとわかるゾンビみたいな歩き方、声を出すたびに顔面がくしゃくしゃになる、かなり重度のものなんだけど、

その見返してやると思ったという気持ちは僕にとってはもう忘れかけていたもので、なんとなく示唆的だった。

彼は今、従業員彼一人だけだけど自分で会社を創り、名刺に点字を打ち込むという仕事をしている。

あともう一人の障害者を一緒にハンディ&キャップというマジシャンもやっている。

たぶんその中学時代の思いを胸に秘め、

その姿は僕が高校の時のコンクール?、あまり憶えていないがクラス対抗で出しものをするときに、あるクラスの生徒がたった一人で全校生徒と向かい合いブルーハーツの「リンダ、リンダ」をフルスロットルで歌いきったのを思い出した。

その時僕は感動し、クラスが一緒の奴にそいつの事を聞いたら、「あいつは馬鹿だ」と言ったので、僕は普段あまり発言はしないタイプだったが「いや、凄い事だ」と思わず反論した。

どちらにもいえるのは「自尊心を失わなかったこと」だと思う。



障害者の保障が一割減ることの説明会の時に彼は終わった後市の職員を捕まえて抗議して、去り際に「障害者不公平法バンザイ!!」と怒りを込め皮肉を言って去った。

決して失わなかった自尊心の表れが番組の最後に「もう一度生まれ変わっても脳性麻痺として生まれてこの障害を楽しみたい」と言った言葉に震えたのと同時に理解が出来なかった。

それは世界がもしも「百人の村だったら」に出てくるこんな最悪の状況で何であんなに笑えるんだろうと思った時との不思議さと同じだった。

僕の小学校三年くらいからいじめもあったし「辛いは辛いがTV、漫画、妄想、弟をはけ口になんとか誤魔化していく」学生時代がずっとあった。

「自尊心が損失した」その事自体から逃げていた。
そのままでいても「周りが認めてくれること」もときたまあった。

この時からか?「自分が生きているという感」がしなくなっていった。
「別に今死んでもいいし、でも生きてもいいし」と寿命を他者(神)が決めることになんの抵抗もなかった、あがくほど生きたいとは思わなかった。

自分という存在が喪失していく感覚。

多分障害者の彼はその事を決して誤魔化さなかった。
怒りや、憎悪をしょうがない、持っていてもきついだけと思っていも投げ出さなかった。



彼のマジックは正直言ってなんてことはない「誰にでもできる手品」だ。
その事を象徴するかのように、老人ホームでは同情感、老婆心からか好評そうだが、小学校での反応は悪く、画面にも伝わっていた。

名刺だって大体が必要性というよりも同情から買っている様に思う(個人的には点字名刺は僕はイイ人ですよというアピールにもなるから結構買う所は買うんじゃないかと思うけど)

彼が社会的に役に立つか、立たないかといえば立たないだろう、
けど彼が彼自身であることに大きく意味はある。


何人か社会的に自立をしている障害者とあったことがあるが一様に彼等は「プライドが高い」ように思える。

それが無意味な自己主張に繋がっている人もいたけど

別の障害者の特集番組で障害者の犯罪についてやっていて、刑務所にすぐ戻ってくる事が問題にされていたけど、「周りから自尊心を汚されてそれを受け入れてしまうか、それらをすべて否定して悔しさをばねにするか」でこんなに違うのかと思った。





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最終更新日  2006年01月30日 15時28分43秒
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