栃木の花旅

栃木の花旅

2020.08.03
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カテゴリ: 日光
8月に入ったとたんに関東地方の梅雨明けが発表され、ようやく青空が戻ってきました!

晴れていると一気に気分も明るくなり、動きも少しは軽やかになるような気がします。

青空にも慣れてきてさらに気温が上昇すると、今度は暑い!暑い!とぜいたくを言うようになるのはわかっているのですが、今は汗をかくことも気持ちがいいのです!

暑くなったら私たちが避暑に行くのは奥日光。
我が家から日光道を利用していろは坂を登りきるのに約1時間。
標高差が約 1,000mあるので気温差は 8℃から10℃くらい。
まして、中禅寺湖畔のボートハウスあたりで湖から吹いてくる風の中に立てば一気に汗も引いてさわやかな心地になれます。

花旅の仲間と出かけるときはボートハウスで一休みして赤沼の駐車場から戦場ヶ原に入り、青木橋、泉門池(いずみやど)と経由して小田代ヶ原に入るのが定番コースでした。

戦場ヶ原の木道沿いに咲く色々な花を確認しながら歩くのが楽しかったです。


花とは思えないような地味な色なので、意識して探さないと見落としてしまうのです。



ナラタケに寄生する腐生植物ですが、これでもラン科というのが素人には不思議です。

良く目立つ黄色い花は「トモエソウ」。



戦場ヶ原でよく見かけるもう一つの黄色い花は「クサレダマ」。



腐っているわけではありません。
漢字で書くと「草連玉」。

7月末から8月にかけて戦場ヶ原から小田代ヶ原にかけてどこにでも咲いているのが「ホザキシモツケ」。

湯川沿いにも・・・



近くで見ると小さな花の集まった可愛い花です。



「クサレダマ」と一緒に・・・。







小田代ヶ原にも「ホザキシモツケ」がたくさん咲いています。



手前の紫色が「ノアザミ」、その奥のピンク色が「ホザキシモツケ」。

真ん中にすっくと立っているのが、通称「貴婦人」と呼ばれる小田代ヶ原のシンボルのシラカバの木です。
以前は小田代ヶ原に咲く花といえば「ノアザミ」だったのですが、近年は「ホザキシモツケ」が増えてきたために少なくなっていると聞いていますが、どうなのでしょう?

下の写真は2010年の小田代ヶ原の「ノアザミ」です。



頭部に一個だけ咲くきれいなアザミなのでなくなってほしくないのですが・・・。



魅力的な花がたくさんあってきりがないなあ・・・。

もうひとつ大好きな「クガイソウ」だけアップしておきます。




奥日光を歩いていると思いがけない生き物との出会いもあります。

出会えてうれしいのは「アサギマダラ」。



時間帯によっては「鹿」に出会うことも珍しくありません。



背中にWの文字が鮮やかな「コエゾゼミ」は動きが遅いので、簡単にモデルになってくれます。



いつ行っても楽しい奥日光ですが、命の輝く夏の奥日光は動物も植物も力強く感じられるのが魅力です。

今年は戦場ヶ原の木道工事がまだ終わっていないようですが、ハイブリットバスを利用すれば私でも行ってみることが出来そうです。

今年の小田代ヶ原はどんな顔を見せているのかしら?






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Last updated  2020.08.03 00:15:54
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